理想家トレーナーと叶えてくれるウマ娘   作:ハルのキノナカ

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ウマ娘面白すぎて
アニメ一気見したら
愛情爆発しました

衝動的に描いた作品なので継続可能性は
限りなく0

あきるまでやると思います

最愛馬は複数です、ごめんなさい

初めがタイシンなのは初星3だからです

ではどうぞ



第1R  きっかけ

「俺には、これ以上ウマ娘を

育てる資格なんてありませんよ」

 

「否定ッ!

君には、まだ熱意が残っているだろう!?ならば!」

 

「秋川理事長、すみません」

 

俺は頭を下げる。それを見たオレンジ色の髪を

長く伸ばした小柄な女性、

知らない人が見れば10代と

勘違いしてしまいそうなほど小柄な人が、

俺の所属している職場の理事長。一番えらい人だ

 

 

 

 

国立日本ウマ娘トレーニングセンター学園

通称、トレセン学園

 

ここでは日本全国から優駿なウマ娘達が集い、

競い合う場所トゥインクルシリーズでの

活躍を夢みて地方から名門からところ問わずに

己の力を試しに来る。

学舎であり夢への最短ルートでもある

 

普通の人間の学校と違って

ここはウマ娘たちのための学校ということで

通常ではありえない規模の資金が投資されており、

そのぶん期待も高い

というのも、今やウマ娘たちによって

行われるレースとそのあとに行われるウイニングライブは

日本経済の一角を担う一大エンターテイメントだからだ。

 

そんな学園の教員だのトレーナーは当然、

狭き門をくぐってきたエリートなわけだが

俺はそんなエリート街道を自ら辞退しようとしている

 

 

 

 「俺にはあの子たちの未来に責任が持てるほどの資格がなかった、ただそれだけですよ」

 

 「疑問、なぜそんなことを思うのだ?君の採用試験の結果は知っているが

 決して卑下するものではない」

 

 「そう言っていただけると嬉しいですが、何と言いますかね...」

 

 「トレーナーさん、本当にいいんですか?事務員さんになってしまって」

 

 「駿川さんまで...]

 

 理事長秘書の駿川たづなさんまで俺の転職を止めようとしてくる

 俺は別にウマ娘が嫌いになったわけでもないし、トレーナーが嫌なわけでもない

 もっとしょうもなくて、あきれられる理由というだけだ

 

 「この学園に勤めさせていただいて、1年半になりますが俺ではやはりダメだと感じているんです」

 

 「質問、ならばなにがいけないというのだ」

 

 「()()()()。俺には彼女たちにこたえられるだけの覚悟が足りない」

 

 そう、それこそが俺がトレーナーから転職しようとする理由だ

 

 

 

 

 日本最高峰のウマ娘育成機関であるトレセン学園に入るということはすなわち

 ウマ娘たちの未来をきめる場所であるということ

 それぞれが、夢と野望を持ち

 同じくして、トレーナーも野心と理想を求めて行動する。

 

 それはもちろん俺も同じだ

 最初はサブトレーナーとして、あるチームのもとで勉強させてもらった

 最初は懸命に、しかし楽しく充実した日々を

 だからだろうか

 

 俺にはチームの中で思う通りにいかず、悔しさに涙を見せている娘と

 結果を出して、トレーナーから褒められている娘を見て、考えてしまった。聞いてしまった

 

 ―先生は担当の娘たちとどう向き合っているのでしょうか― と

 

 先生のあのとき仰った言葉は俺の人生訓になった

 

 あの日以来俺は、自分を慕ってくれるウマ娘たちに負い目を感じてしまうようになった

 

 

 

 「俺には覚悟が足りなかった、ウマ娘たちがどんな思いでレースにでているのか

  なにも考えていなかったことに今更気づかされたんです」

 

 「思案、それは・・・」

 

 「トレーナーさん・・・」

 

 俺にも理想はある、けどそれは相棒になるウマ娘にもチームになるとなれば

 仲間のウマ娘にも残酷な仕打ちになってしまう

 

 俺にはそんなこと絶対に許せない

  

 「…提案、トレーナー。逢ってほしいウマ娘がいる」

 

 「…? 俺にですか、何度も言いますが―」

 

 「交渉!もし君がその子をみて()()()()()()その子のトレーナーになってほしい!」

 

 ―――へぇ

 俺は思わず笑ってしまった

 たづなさんは驚いた顔で理事長を見ているが、俺を見ている秋川理事長の目は真剣そのものだ

 理事長は、俺のことを直接面接したため俺の理想は知っている

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 俺の理想は覚悟が足りていると

 ここまで正面からたたきつけられると俺も黙ってはいられない

 

 「わかりました、すべてはその子に委ねましょう――」

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 「安堵…ひとまず引き留められたな」

 

 私、駿川たづなは理事長の言葉にうなづいて返した

 

 先ほどまでいた彼は、例のウマ娘に会うために練習コース場へ向かっているだろう

 先ほど彼から聞いた先生といわれていたトレーナーは、学園でも最強と名高いチームのトレーナーだ

 そんな人物からの言葉は、彼にはとても受け入れられないものだったのだろう

 だから自分の()()を許せなかった、だから転職を、覚悟がないといいに来たのだろう

 

 そんなありえないことを

 

 「たづな…私は嬉しい」

 

 「理事長……はい私もです。」

 

 「彼のような人間がこのトレセン学園に入ってくれたことがどれだけの幸運か」

 

 そう、これは幸運なことです。

 

 大半のトレーナーが勝ったウマ娘にしか目がいかないように

 そんな中でも、一流といわれるトレーナーは可能な限り、自分のチームの

 1度担当したウマ娘のことを気にかけてくれる

 それでも、日の光に当たることなくいなくなってしまう子はいる

 でもそれは競技という世界ではどうしようもないことでもある

 それに気づく人間がどれだけいるか

 

 「彼は立ち直るでしょうか」

 

 「不明、だがあの子の炎ならもしかするかもしれない

  それに彼は甘ちゃんだ、彼ならばきっと―――」

 

 そういう理事長はどこか確信めいていて

 だから私も笑ってうなずいた、彼なら立ち上がると信じて

 

 

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 「ここか」

 

 時刻は17時を過ぎたころ、トレセン学園自慢の芝ターフのレース場

その最上段の観客席で俺は理事長から聞いた特徴のウマ娘を探す

 

聞いた話だと1回り小柄だという話だが―

 

視線を巡らせると、すぐに見つかった

 

理事長から言われたウマ娘の名前は、ナリタタイシン

 

なるほど、他人から見てもわかりやすいほど小柄だ。

さらに華奢だ、あれではレースでのパワー勝負は勝てないだろう

 

だけど、見るべきはそんな表面的な部分ではない

 

もうしばらく、彼女の様子を見ていよう

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

あれから2時間

ナリタタイシンは一切休まずに走り続けている

速度は衰えずに淡々と走り続けている

 

ほかのウマ娘たちが帰っていくなかでもひたすら走る

近くで見るためにレース場に降りていた俺の耳に

帰るウマ娘たちの声が聞こえてきた

 

「あの子まだ諦めないの?」

 

「いい加減にして欲しい」

 

........彼女、ナリタタイシンの練習を見ながら

これまでの経歴をスマホで調べた。

 

ウマ娘にはメイクデビュー戦というものがある。

この初勝利と共に華々しいデビューを飾る

ウマ娘だが、彼女はこのデビュー戦に勝てていない

焦る気持ちからか序盤からくらいつこうと必死に前に出ようとする

そのため、位置取り争いでパワーを消耗してしまい

終盤にスタミナ切れをするというような動きが多い

ナリタタイシンはその分を練習で埋めようと

規則破りまでして身体の限界ギリギリまでトレーニングを

止めない。そんな日々を毎日繰り返しているそうだ

 

(妬みと嫌悪は人間もウマ娘も変わらねぇな)

 

ナリタタイシンが周囲からなんと言われているか

そんな事はSNSを見れば直ぐに分かる

去り際の彼女たちの言葉は諦めの悪い、目につく虫に

嫌悪を向けるような不快感を表す発言だ

 

だからこれは俺のエゴだろう

俺自身が気に入らない、気に食わないという

感情から来る勝手な行動だ

 

「君に必要なのはスタミナじゃないよ、瞬発力と加速力だ」

 

「!?.....あんたなに?」

 

いきなり話しかけられた彼女は俺を訝しげに見る

 

「君のスタミナは充分だ、君に必要なのは疲れて速度が上がらない先頭集団を抜けさって行く加速力と瞬発力だ」

 

「....あんた、いきなり話しかけてきて何様のつもり?」

 

「いいから聞けって君の走りはここでも映像でも見せてもらった、そのうえで言いたいのは君ではぶつかり合いは無理だ」

 

「ッ!!、......あんたも....」

 

「?!」

 

説明を続けようとした瞬間彼女から凄まじい怒りを

感じた、と思った次の瞬間にはナリタタイシンは

顔を真っ赤にして俺の顔を睨んだ

 

「あんたも!!!そうやってあたしのこと馬鹿にすんのか!!!」

 

「いや!俺はそんなつもりは―――」

 

 「うっさい!どいつもこいつもあたしのこと見下しやがって!!

あたしは走れる!あたしはやれるんだ!あたしがマジだってこと証明してやるんだ!」

 

「――――」

 

ああ、なるほど

俺はまんまと理事長にしてやられたわけだ

挫折して苦しんで、泣きながらこの学園を去っていくウマ娘たちを見て

俺には覚悟が足りないと思っていた、けど

ああ、それだけだ

覚悟なんて必要とともに決まってしまうんだ

だってこんなにも――――――

 

「なあ、君は何のために走るんだ?」

 

「は?なに、いきなり」

 

「頼む答えてくれ」

 

俺の真剣さが伝わったのか

彼女は一言答えてくれた

 

「見返してやりたいだけ」

 

激しく炎が燃えている

諦めるものかと、負けるものかと

強い意志で、何よりも

周囲まで焼き尽くすように、周囲にもらい火をするように

 

資格なんかないと思ってた

覚悟が足りないと思っていた

けど、それは俺が甘く、知らなかっただけだ

ここ、トレセン学園の生徒たちの覚悟と思いの恐ろしさを

 

まったく、都合のいい話だ

転職しようとか言っていたくせに、勝手に諦めていたくせに

こうして目の前で死にそうになっている火を見ると

 

「なあ、まだ決まってないなら俺を―――」

 

救わずにはいられないのだから―

 

 

俺の理想は、

【俺の担当が誰よりも楽しそうに走る姿です

それを隣で一緒に笑いあえれば最高です】

 

 

 

 




文章かんがえるの難しくて
ほとんどタイシンでなかった

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