IS~嫌われた世界で生き抜く~   作:とあるP

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第11話

神楽がクラスの皆に慕われてから数日が過ぎだ。これといった動きはなく静かな日々を過ごしているが、今日になってからそれは破られた。

 

「皆さん!なんと今日このクラスに転校生が来ることになりました!」

 

『え~!』

 

「転校生…この時期にしては珍しいな」

 

「…そうだな」

 

「どうした箒?」

 

「…別になんでもない」

 

(転校生か…そんな情報スコール姉さんから来てないが。一応警戒しておくか)

 

秋が警戒している中、山田先生が転校生の紹介をするのであった。

 

「それじゃあ登場してもらいましょう。どうぞ~!」

 

そこに現れたのは、金髪にアメジストの瞳。スラッとした骨格をしているが、長身が印象的な子と銀髪に眼帯、更に背は低いが隙が一切ない子が現れた。

 

そして、一番の驚きは金髪の子が俺や一夏と一緒の男性操縦者の制服を着ていることである。

 

「えっと…初めましてシャルル・デュノアと言います。フランスから来ました。ここに、僕と同じ男性操縦者が居るって聞いたんですけど…」

 

「えっと…男の人…」

 

「はい…そうですけど」

 

この時秋は感じた。耳を塞がないと不味いと…

 

そして、その予想は的中した。

 

『キャーーーーーーーーー!』

 

「うぉ!」

 

「…」

 

案の定耳を塞がなかった一夏は、女子達の拡声機並みの声にびっくりした。そこからはカオスワールドが始まった。

 

「待って!可愛いんだけど!なにその可愛さ!反則じゃない!」

 

「ブロンドの守ってあげたい系、王子様が来たー!」

 

「織斑君が熱血系なら、成宮君はクール系、そして、デュノア君は守ってあげたい系だよね~」

 

「ああ、お母さん産んでくれてありがとう~」

 

そんなバカ騒ぎをしている女子生徒達を千冬は一喝して鎮めさせた。

 

「静かにしろ!まだ居るだろうが!」

 

銀髪の子は、この騒ぎの中微動だにせずずっと待っていた。そして、千冬から挨拶をする様に指示された。

 

「ラウラ挨拶しろ」

 

「は!教官!」

 

「私はお前の教官ではない。ここでは、織斑先生と言え」

 

「わかりました」

 

そう言って、ラウラと言う少女は自己紹介を始めた。

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ!」

 

「それだけですか」

 

「以上だ」

 

そう言って、ラウラは一夏の前まで来て睨み、左手を上げて右頬を引っ叩いた。

 

「お前さえいなければ…」

 

「うん?」パン!

 

「何すんだよ!」

 

「認めない!私は、あの人の弟だと認めない!」

 

そんな行動を千冬が見過ごす訳なかった。

 

「ボーデヴィッヒ。どういうことか説明しろ」

 

「はっ!この男、織斑一夏がいなければ、織斑教官のモンドグロッソ二連覇は確実だった。ですが、この男せいで…」

 

「違うぞ、ボーデヴィッヒ。確かに弟が誘拐されたことがあったが、それは2人目の方だ。それに、私はしっかり出場(・・・・・・)して優勝したはずだ」

 

「……」

 

そこの言葉に秋は胸が締め付けられる思いになった。あの時千冬が助けに来てくれれば、少しは見方が変わっていたかもしれない。

 

だが、結果は秋を捨てモンドグロッソ二連覇を取ってしまった。

 

「だから、お前が殴ったのは違う私の弟だ。悪い事をしたらどうするか教えたはずだが…」

 

「そうだったか…すまなかった」

 

「…ああ、気を付けてくれよ」

 

そう言って、自分の席に座るのであった。亜希はこれで完全に千冬と縁を切られた瞬間だと思った。そんな事を考えているとSHR終了のチャイムが鳴り響いた。

 

キーンコーンカーンコーン

 

「これより2組とのIS実習に移る。ISスーツに着替えて第2アリーナに集合する事。解散!」

 

千冬の授業の重要性を知っているクラスメイト達は急いで準備するのであった。しかし、シャルルはその重要性を分かっておらず、一夏と亜希に話し込むのであった。

 

「初めまして、僕の名前は…」

 

「あ~自己紹介は後にしてくれ。千冬姉の授業遅れると大変なんだよ」

 

「そうなんだ。じゃあボクたちは何処で着替えればいいの?」

 

「俺たちはアリーナの更衣室で着替えないと行けない。だから、IS授業の時は、アリーナの更衣室まで行かないといけないんだ。だから、早く行くぞ」

 

「あ///」

 

そう言って一夏はシャルルの手を取って更衣室に向かうのであった。だがシャルルは亜希を探すのであった。

 

「あれ?もう1人の子は?」

 

「あ?亜希の事か?」

 

「うん。もういないみたいだけど…」

 

「え?」

 

シャルルと一夏は必死に亜希を探すのであったが、既に亜希の姿はなく女子達が着替え始めていた。

 

「…一夏。早く出て行かないと織斑先生に言いつけるぞ」

 

「分かったよ箒。ほら、シャルルも行くぞ」

 

そう言って、教室を出て行くのだったが、騒ぎを聞きつけた他の女子生徒が大挙して廊下に現れた。

 

「あー!噂の転校生君発見!」

 

「しかも、織斑君と手を繋いでる~!」

 

「キャーーー!羨ましい~~!」

 

「者共であえ!であえ!」

 

「マズイな…どうする…」

 

「どうしよう…」

 

シャルルが困っていると、別方向から声が聞こえてくるのであった。

 

「あー!あそこに織斑先生が鬼の形相でこっちを睨んでいるぞ!」

 

「え!ちょっとまずいって!」

 

「早く戻らないと!」

 

そう言って、女子生徒達は蜘蛛の子を散らす様に逃げ、その隙にシャルルと一夏はアリーナ横にある男子更衣室へと向かうのであった。

 

更衣室では既に亜希の着替えが終わりアリーナに出ようとしていた。そこに遅れること数分後。一夏とシャルルもISスーツに着替えて来るのであった。

 

「さっきは悪かったな。俺は織斑一夏。気軽に一夏って呼んでくれ」

 

「ううん、僕の方こそごめんね。改めて、シャルル・デュノアって言うよ。僕も気軽にシャルルって呼んでよ」

 

「ああ、こっちこそよろしくなシャルル!」

 

そう言って、シャルルと一夏は握手をするのであった。

 

「…」

 

「オイ、せっかくシャルルが言ってるんだ。お前も返したらどうだ?」

 

一夏から自己紹介をする様に言われたので、亜希はフランス語で自己紹介をするのであった。

 

『初めまして、シャルル・デュノア。僕の名前は成宮・ミューゼル・亜希だ。宜しく』

 

『驚いた。フランス語喋れるんだね』

 

『ああ、母がスウェーデン人で、向こうで過ごしていたから勝手にフランス語も勉強したんだ』

 

『へぇ~凄いね!成宮君』

 

『僕の事は亜希でいい』

 

『それじゃあ、僕の事もシャルルでいいよ』

 

「よろしくだシャルル」

 

「こちらこそよろしくね亜希」

 

そう言って、一夏同様に亜希は握手で返した。一夏はさっきまでの会話が何なのかさっぱりわからない顔をしているが、時間が無いので説明する暇もなく、アリーナに向かうのであった。

 

アリーナでは1組と2組が交互に座っていた。そして、ジャージ姿の千冬が来ると、女子生徒達のテンションはMAXになっていた。

 

「キャー千冬様のジャージ姿よ!」

 

「私、IS学園に入って来れてよかった」

 

「静かにせんか!それでは、授業に入る前に模擬戦を行ってもらう。オルコット、凰前に出ろ」

 

そう言うと、セシリアと鈴は渋々前に出るのであった。そんな2人に対して千冬はある言葉でやる気満々にさせるのであった。

 

「え~何でアタシ達なのよ」

 

「これでは、見世物みたいで嫌ですわね…」

 

「いいのか…あいつ等にイイ所見せたいんだろ」

 

『!』

 

つまり、セシリアは一夏に、鈴は亜希にイイ所を見せられると思い込み、一層張り切るのであった。

 

「し、仕方ないわね!やってやろうじゃない!」

 

「ええ、致し方ありませんがね!」

 

「それで、アタシはセシリアと戦えばいいのかしら?」

 

「でしたら、直ぐにでもカタがつきそうですわ」

 

「安心しろ。お前たちの相手はすぐ来る…ほら」

 

そう言って、見えてきたのはラファール・リバイブを纏った山田先生が、こっちに来るのが見えてきた。だが様子がおかしい。

 

「わぁぁぁ~だ、誰か~止めてください~!」

 

如何やらエンジントラブルで制御が出来ないようになっていた。このままでは不味いと思った亜希は【(ユエ)】を纏って山田先生を助けるのであった。

 

ユエいるかい?

 

(ここに、主殿)

 

このままだと山田先生が危ない。助けるから直ぐに纏える様にしてくれ

 

(承知)

 

行くぞ

 

そう言って、亜希は【月】を纏って、山田先生の傍に行き、何とかラファールを解除する様に伝えるのであった。

 

「も、もうダメです~!」

 

「山田先生大丈夫ですか!」

 

「あ!な、成宮君~!助けてください~!」

 

「山田先生。一度ラファールを解除してください!早く!」

 

「で、でも…「大丈夫です!」え?」

 

「俺が受け止めます!だから!」

 

「わ、わかりました~!」

 

そう言って、山田先生がラファールを解除する。そして、すぐさま亜希は受け止めるのであった。

 

「よっと…山田先生大丈夫ですか?」

 

「ええ、助かりました」

 

「今降ろしますからね」

 

そう言って、山田先生を地上に降ろすと、鈴と神楽から質問攻めに合うのであった。

 

「よっと。これで大丈夫だと思います。あとで、整備課の人達に見てもらってください」

 

「はい!成宮君ありがとうございました」

 

「いえいえ『秋(亜希さん)~!』え?」

 

「なに山田先生に、デレデレしてるのよ!」

 

「そ、そうです!不純ですよ!」

 

「いや、俺はただ『問答無用!』え~!」

 

これを見かねた千冬は急遽セシリアと鈴の対戦相手を変更するのであった。

 

「やめんか馬鹿どもが…山田先生のラファールが使えなくなった以上、オルコットと凰の相手は成宮。お前が相手しろ」

 

「…何故です?」

 

「お前は、クラス代表決定戦で織斑とオルコットを倒している。それに、あの(・・)無人機も倒したそうじゃないか…それくらいの実力であれば、代表候補生2人でも簡単だろ」

 

「…」

 

これに異を唱えたのは山田先生と静寐、神楽、清香、本音の4人だった。

 

「な!織斑先生、それは言い過ぎです!仮にも代表候補生2人とIS学園に入学して間もない子ですよ!技量が違いすぎます」

 

「そうです!いくら成宮君でもそれは無茶です!」

 

「私もそう思います」

 

「それじゃあ、アッキーが可哀想過ぎる!」

 

「そうだ!そうだ!」

 

「黙れ!元はと言えば山田先生が、ラファールの整備を怠っていたからこうなってしまったんですよ。間違えれば怪我では済まされません」

 

「そ、それは…」

 

「それに、成宮はここに来る前に2人の姉からIS訓練を受けていたと、言っていたではないか」

 

『…』

 

千冬の反論に何も言えない4人。これ以上被害が出る前に、亜希は2人と対戦するのであった。

 

「どうだ成宮。時間も惜しい。さっさと始めろ」

 

「…わかりました。それじゃあ、条件があります」

 

「条件だと?」

 

「もし、僕が勝ったら…さっきの発言を撤回するのと、4人に謝罪してください」

 

「なっ!なぜだ!」

 

「確かに山田先生のラファールの不備はありました。しかし、それを山田先生1人に押し付けるのはお門違いだ。それに、姉2人からIS訓練を受けていたましたが、それは基礎知識であって実践経験はないです。だから、ISを使うのはここに来て始めてですよ」

 

「!」

 

「それで?さっきの条件受けますか?」

 

ここで出て来たのは今まで黙っていた一夏だった。しかし、彼の要求は無惨にも姉によって拒まれるのであった。

 

「そんな奴の要求なんか呑む必要なんかないぜ千冬姉!どうせ負けるのが怖いんだろう!」

 

「織斑先生だ!…いいだろう。その条件呑もうではないか」

 

「千冬姉!?」

 

「へぇ~てっきり断ると思っていた」

 

「但し、こちらの要求は負けたら即刻IS学園から退学してもらうぞ!」

 

理不尽だ!横暴だ!と外野から声が出て来たが亜希は始めるのであった。

 

「…まぁいいや。それじゃあ始めるか」

 

「秋…」

 

「亜希さん…」

 

「時間も惜しい、さっさと始めようか。言っておくが全力で来いよ。さもないと…どうなっても知らないぞ

 

『ッ!』

 

一瞬鬼の様な殺気が溢れだしセシリアと鈴はびくついてしまった。他のクラスメイト達も驚いている。

 

「それじゃあ行くぜ!」

 

ユエ、最初から最後まで全力で行くぜ!

 

(承知!)

 

亜希のISは【打鉄】の様なゴツゴツした形ではなく、流線型なシャープな形をしている。

 

色はホワイトパールを基調とし、金色のラインが入っており、腰には2本の日本刀が差さっている。

 

大きさは太刀が1振り、脇差が1振り。脚部に至っては、空気抵抗を極限まで減らす形になっていた。

 

そして、最大の特徴は月型のバインダーを背中に背負っていることである。

 

「さて、どっちから来る?」

 

「せ、セシリア、アンタ先に行きなさいよ」

 

「鈴さんこそ、先手を譲ってさしあげますわ」

 

2人がアタフタしている中、亜希の方から仕掛けるのであった。

 

「そっちから来ないなら、こっちから行くぞ!」

 

腰に差してあった、大業物「高天神兼明」を模した刀が2つに割れて双剣に変わった。

 

「え!刀が双剣に変わった!?」

 

「亜希さんの能力ですの!?」

 

「行くぜ~行くぜ!」

 

亜希はセシリアのスターライトmkⅢを放つビーム光線を双剣によって、軌道を変えて避ける。鈴は近接攻撃で双天牙月を振るっていたが、双剣にいなされて亜希にはダメージすら与えられない。

 

そんな事をしていると脇差「出羽大掾藤原国路」を模した刀を取り出し、鈴にダメージを与えているのであった。

 

「ちょうどいい。鈴あの時出来なかった事をしようじゃないか」

 

「あの時?」

 

「クラス対抗戦の時一緒だったから戦えなかったからな」

 

「ええ、そうだったわね…いいわ、全力で相手してあげる!」

 

「来い!」

 

「私もいる事を忘れないでくださる!」

 

鈴と対峙していると、どこからともなくセシリアも迫って来た。3人は混戦になりながらも、互いの長所を伸ばすのであった。

 

試合?が開始してから20分。そろそろ決着を付けたいと思った亜希は2人から距離をとり詠唱をする準備をしていた。

 

ユエ、そろそろ決着(かた)を付けようと思う

 

(うむ。いい具合に魔力が溜まっておる。これだったら2人同時に攻撃も出来るだろう)

 

そんな事も出来るの?

 

(ああ、ある程度魔力が溜まると、『全体攻撃』が可能になる。じゃが…ちと威力は弱まるがな)

 

何も全力で潰そうとか考えていないから大丈夫だよ

 

(なら、安心じゃな…それでは行くかの!)

 

行こうか

 

料理人(エミヤ)さん。お力お借りいたします。

 

「さぁ行こうか!」

 

「?何ですの?」

 

「!マズイ!セシリアはやく…」

 

いち早く気が付いた鈴であったが、既に亜希の攻撃圏内に入っていた2人は逃げることは出来なかった…

 

そして、亜希は双剣を収納すると詠唱をするのであった。すると、至る所に朽ち果てた剣が刺さっており、後ろには歯車も現れた。

 

その瞬間無数の剣が、セシリアと鈴の間に現れ、降り注ぐ。

 

I am the bone of my sword.——So as I pray, 『unlimited blade works』.

 

「え、え、え!?ちょっと待って!秋~!」

 

「亜希さん!?」

 

ドガガガ~!

 

『キャーー!』

 

それをまともに受けたセシリアと鈴は目を回して、その場に倒れこんでしまった。そして、【ブルー・ティアーズ】と【甲龍】は解除されてしまった。

 

代表候補生2人に勝ってしまった亜希を1組、2組のクラスメイト達は、呆然と見るしかなかった。

 

「おし、こんなもんかな」

 

「…」

 

「あれ?どうしたんだ皆さん?」

 

「…いや、亜希君が強すぎて」

 

「あははは…」

 

「…コホン。とりあえず、オルコットと凰は休憩させておく。それと、成宮…すまなかった」

 

そう言って、千冬は素直に頭を下げた。これには、一夏と「教官」と慕っていたラウラが驚きを隠せなかった。

 

「ち、千冬姉!?」

 

「教官!?」

 

「…僕にではなくて、山田先生と静寐達に謝ってください」

 

「…そうだったな。山田先生。鷹月、四十院、相川、布仏…すまなかった」

 

「…織斑先生。大丈夫です」

 

「うん。亜希君が私達の為に戦ってくれただけで、充分ですよ」

 

「…そうか…なら、いいのだが」

 

「そうです!だから、早く授業を再開してください」

 

「ああ、分かった。…よし!代表候補生と織斑、デュノア、成宮で班を作れ。先程の者達は、他の生徒達にISの基本操作を教える様に。開始!」

 

そう言って、5組の班が出来上がったが、一夏とシャルルと亜希の所に人数が殺到し、仕方なく千冬が班割をするのであった。

 

 

 

そして、その日の夜。シャルルとラウラの歓迎会をやる話しが持ち上がった。主役のシャルルとラウラは参加する予定だったが、亜希はこれを辞退するのであった。

 

「ねぇねぇ!今日デュノア君とボーデヴィッヒさんの歓迎会やるんだけどどうする?」

 

「僕は構わないよ」

 

「ああ、シャルルが参加するなら俺も出るぜ!」

 

「…前向きに検討する」

 

「…すまないが、僕は用事があるから参加できない」

 

「オイ!シャルルやボーデヴィッヒが来るって言ってるんだ!お前も参加しろよ」

 

「一夏!…僕は大丈夫だよ」

 

「そうか…なら、これで失礼するよ」

 

そう言って、亜希は教室を出て行くのであった。この騒動にクラスメイト達はある人物に集中するのである。

 

「亜希君行っちゃった…ねぇ何か話しを聞いている?神楽さん?」

 

「ふぇ!?どうして私なんですの?」

 

「だって、亜希君と仲いいの神楽さんくらいだしね」

 

「うんうん。いつも亜希君のこと目で追っているからね~」

 

「そ、そんなこと…ないですわ///」

 

「あれは、恋する乙女の目だったね」

 

「確かにかぐっち、いつもアッキーの事見てるもんね。この前もアッキーと「本音さん!」」

 

「おや、おや~聞き捨てならないことを聞いたね~」

 

「これは、是非とも話して欲しいねぇ~」

 

「あの…その…」

 

神楽がクラスメイト達からの質問攻めにあっている中、亜希は自室に戻りベランダに出た。そして、周囲に人がいないことを確認して、電話をかける。

 

その相手は…

 

「もしもし、スコール姉さん。秋だけど。ちょっと調べて欲しい事があるんだ。うん、フランスのデュノア社について」

 

だが、この会話を偶然にも聞いていた人物がいた…その者は銀髪に赤い目をしており、片方を眼帯で隠していた。動きやすさを重視したIS制服を纏っているラウラ・ボーデヴィッヒその人だった。

 

「成宮・ミューゼル・亜希…貴様は何者なんだ…」

 

その鋭い眼光は、電話をしている亜希をずっと睨んでいたそうな…

 

ifルートはどれがいい?

  • 秋が死なずにそのままIS学園で生活
  • 秋が死なずに亡国企業でIS学園と退対立
  • 秋が死んでその後の話し
  • 秋が死んで何処かの世界に転生する
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