IS~嫌われた世界で生き抜く~   作:とあるP

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とあるPです。

さぁ今回からヒロインの登場です。アーキタイプ・ブレイカー未プレイの為口調とか合っているか不安ですが…大丈夫でしょう

ここで謝辞を、UA3000越え、お気に入り登録も40人越えありがとうございます。

これからも粉骨砕身の努力で頑張って参りますので、どうかよろしくお願いします。



第4話

ちょっとした騒動が起きた放課後。俺と一夏は教室に残ってもらうように山田先生に言われた。教室の中央では一夏が頭を抱えながら、捨てたと言った参考書と戦っている。自業自得なので手を出さない様にしている。

 

俺は明日の授業の予習でもしようかと思ったら、山田先生が走りながら教室に入って来た。

 

「良かった。2人ともまだ残っていましたね」

 

「どうしたんですか?」

 

「2人に寮の鍵を渡そうと思いまして持ってきました」

 

「え?当分はホテル通いだと思っていましたけど」

 

「事情が事情なんでな、今日からここで暮らしてもらう」

 

確かに世界で2人だけのIS操縦者だ。どこに敵が潜んでいるかもしれない。その面IS学園のセキュリティ対策は良くできている。本島に来るルートはモノレール1本しかない。

 

更に受付にいるガードマンは屈強な猛者と来た。たとえその二つを突破しても教師陣によるIS部隊がいる。ここを突破しない限り俺達に手を出すのは難しいだろう。

 

そんな風に考えていると、山田先生が2枚のカードキーを差し出してきた。どうやら、俺と一夏は別々の部屋になるらしい。その方が俺としてはありがたいがな…

 

「はい、これが2人の寮のカードキーになります。織斑君は1025号室になります。成宮君は1235号です。それと、お風呂には入れませんよ」

 

「え?なんで?」

 

スパーーン!

 

一夏がとんでもないことを言い出してきたので、千冬姉は伝家の宝刀「出席簿」を取り出して、躊躇なく殴りだした。これ(一夏)が兄だと思うと頭が痛くなってくる。

 

「はぁ~織斑。お前は犯罪者になりたいのか?」

 

「えっと…なりたくないです」

 

「あの大丈夫ですよ!今は調整中ですが、いつかお風呂に入れる日が来ますよ」

 

「そうだよな。それまでは我慢するか」

 

そんな風に思っていると、千冬姉が2つのボストンバッグと1つのスポーツバッグを持って来た。

 

「あ!そう言えば、着替えとかどうするんですか?」

 

「安心しろ、お前たちの分はこちらで用意している。織斑は1週間分の着替えと携帯電話の充電器が有れば充分だろ。成宮のはご家族が準備してくださったぞ」

 

「ちょっと待ってくれ千冬姉!明らかに亜希の方が多いだろう!」

 

スパーーン!

 

「織斑先生だ。それに、成宮は海外暮らしなんだ。おいそれと帰れる訳ないだろう。それを見越して荷物を出してきたんだ」

 

「話しはそれだけですか?そろそろ部屋に行きたいんですけど…」

 

「あ、はい。あとは、朝食は7時からです。それじゃあ明日は遅れないように来てくださいね」

 

そう言って、山田先生から部屋のカードキーを受け取って自分の部屋に向かって行った。後ろから来た一夏が色々言っているが無視しながら、必死に部屋のルートを覚えて行くのであった。

 

そして、「1235」と書かれたプレートが飾ってある部屋の前にたどり着いた。とりあえず、ノックして同居人がいるか確認する。

 

コンコンコン

 

『ハーイ?』

 

一人部屋だと思っていたが、その夢は打ちひしがれてしまった。無視するのは不味いと思った俺は意を決して同居人と顔を合わせることになった。

 

「突然すみません。今日から同室になった成宮・ミューゼル・亜希です。開けてもらえませんか?」

 

『え!噓!ちょっと待って~!』

 

ドタバタドタバタ

 

どうやら、同居人も俺が来たことに驚いて部屋の中で騒いでいる事が分かる。10分後。急ごしらえだろうか、着ていたジャージが脱げそうな格好で同居人が現れた。

 

「ど、どうも~。貴方が2人目の男性操縦者ね。私は凰 乱音(ふぁん らんいん)と言います」

 

「成宮・ミューゼル・亜希です。すみません。中に入れてくれるかな?」

 

「はい、どうぞ」

 

「失礼します」

 

そう言って、亜希が部屋に入ると、既にドアに近いベットは使われていた。乱音は亜希と向かい合って自己紹介をするのであった。

 

「それじゃあ、改めまして、凰 乱音です。台湾代表候補生で15歳。気軽に乱って呼んでください」

 

「成宮・ミューゼル・亜希です。世間では2人目の男性操縦者となっている。歳は16歳。俺の事も気軽に亜希って呼んでくれ」

 

そう言って、亜希は右手を出して握手を求めた。それに対して乱は片手をもう片方の手で包んで、やや振った。これは拱手の礼(こうしゅのれい)と言う挨拶の方法だと以前読んだ文献に書かれていたのを思い出した。

 

「あれ?ごめんなさい…ちょっと待って「いいですよ」え?」

 

そう言って、亜希も同じように片手をもう片方の手で包んで、やや振った。それを見た乱はおおいに喜んでいた。

 

「こちらこそよろしくお願いしますね。乱さん」

 

「は、はい!よろしくお願いします///」

 

それから、亜希の荷解きと部屋割りのルールを決めていた。そして、乱は「もう一人の友達を連れてくるね~」と言いい、出て行ってしまった。

 

何でも乱は中等部ながらも、飛び級で代表候補生に選抜された。それにしてもあの姿は中学の時に中国へ引っ越した幼馴染に似ていた。違う点と言えばあっちはツインテールに対して、乱はサイドテール。

 

それに出てる所は出ており、とても中等部ではない身体つきになっていた。だが、下心を出してはいけないと自制し、もう一人の友達を連れて来るのを待つのであった。

 

乱が出て行って10分後。乱が友達を連れて帰ってきた。その子は緑色のボブカットで薄い褐色スタイルは抜群で、豊満なバストとしなやかな脚線美の持ち主の美人だった。どうやら、ここに連れてこられて少し戸惑っている様子だった。

 

「ちょっと乱!どう事なんですか?」

 

「あれ?言ってなかったけ?アタシの同居人が2人目の男性操縦者だってこと?」

 

「聞かれてないですし、言ってないです…」

 

「すまないな。同居人がやらかしたみたいで…」

 

亜希は乱が連れてきた友達に同情しつつ、自己紹介をするのであった。

 

「成宮・ミューゼル・亜希だ。16歳。世間では2人目の男性操縦者と言われている」

 

「ヴィシュヌ・イサ・ギャラクシーです。タイの代表候補生です。よろしくお願いします」

 

そう言って、合掌してきたので亜希も同じように合掌するのであった。

 

「とりあえず…部屋に入る?」

 

「いいのですか?」

 

「ちょっと俺の荷物で散らかっていると思うけどね」

 

そう言いつつも、既にあらかた片付いていた。そして3人で慎ましいお茶会を始めるのであった。

 

「成宮さんって、ハーフ何ですか?」

 

「亜希でいいですよ。見たところ同級生っぽいですし。そうだね…母がスウェーデン人、父が日本人のハーフです。訳あって2人の姉と妹とスウェーデンで住んでいました。趣味は料理や掃除ですね」

 

「なら、私のことはヴィシュヌでお願いします。今は母の2人暮らしなので、お姉さんがいる亜希が羨ましいですね」

 

「アタシも一人っ子だから、亜希さんが羨ましいよ」

 

「…姉を持つと大変だよ」

 

『?』

 

 

 

 

 

 

 

~スウェーデン~

 

同日スウェーデンにある田舎町。スコールとオータムはそれぞれ書類作成と武器の手入れをしていた。すると、突然くしゃみをしてしまった。

 

『へっくしょん!』

 

「どうしたんだ?」

 

「何でもないわ」

 

「何でもねぇよ…もしかしたら亜希のやつ俺達のこと噂しているのか…」

 

 

 

~IS学園~

 

「へっくしょん!」

 

「どうしたんですか!?」

 

「風邪でも引いたんですか?」

 

「あ~違う。違う。多分大丈夫だと思うよ」

 

そう言って、お茶を濁したのであった。話しは弾み、就寝時間も近くなってきたので、ヴィシュヌが部屋を出ようとした時に事件が起きた…

 

「では、私はこれで失礼しますね」

 

「ああ、明日から宜しく」

 

「じゃあね~!」

 

「あ!危ない!」

 

「きゃ!」

 

そう言って、ヴィシュヌが立ち上がると彼女が使っていたマグカップが落ちそうになったので、亜希が手を伸ばしてキャッチしようとしたが、遅くその手がヴィシュヌの豊満な胸へと吸い寄せられてしまった。

 

 

ボヨヨン

 

 

「~~~!///」

 

「あ!」

 

「あ~あ…」

 

「き、キャーーーー!」

 

「ごめんなさい!」

 

気が動転したヴィシュヌは一目瞭然に亜希達の部屋を出て行ってしまった。亜希は謝ることが出来ずただ茫然とするしかなかった…

 

「あ~あ…アタシしーらないっと」

 

「終わった…ちょっと出てくる」

 

「今日はもう遅いし、明日話してみたら。アタシも付き合ってあげるからさぁ」

 

「そうだよな…すまない乱。助かるよ」

 

そう言って、亜希はモヤモヤした気持ちでベットに入るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏とオルコットさんとクラス代表決定戦をする事になって2日目。朝のトレーニングを欠かさず行って俺はヴィシュヌの所に向かった。しかし…

 

「え?いない?」

 

「うん。ヴィシュヌったら体調が悪いって言うから朝から保健室に言っているんだと思う」

 

「そうか…ありがとうございます」

 

ヴィシュヌと同室の子に聞いて俺は保健室に向かうのであった。すると、1つだけカーテンレールで囲っているベットを見つけた。俺は養護教諭のナイチンゲール先生に断わりを入れた。

 

「失礼します。成宮・ミューゼル・亜希です」

 

「あら、ミューゼル君も体調不良ですか?」

 

「いえ、いえ、ギャラクシーさんがここに居ると聞いて来たんですけど…」

 

「!!」ガタ!

 

「…ギャラクシーさんならそこで寝ていますよ。何でも朝から体調が優れないと言ってきたので」

 

「そうですか。ちょっと昨日の事で話しがあって…」

 

「わかりました。時に成宮君、ここに来る前に消毒は済んでいますか?」

 

「え?ああ、手洗い・うがいは済ませてきましたよ」

 

「よろしい。していなければ私が実力行使をしていたところでしたので…それでは、私は席を外しますね。終わったら、職員室に来てください」

 

そう言うとナイチンゲール先生は保健室から出て行ってしまった。俺はカーテンがしてあるベットの前まで来ると昨日の事について謝りだした。

 

「ヴィシュヌ昨日はあんな事(胸を揉んでしまった)をしてごめんなさい!デリカシーが欠けていたと思う。だけど、故意じゃないんだ…」

 

「…」

 

「謝って済む問題じゃないのはわかっている。けど、こうしないとケジメがつかないと言うか…」

 

「…ケジメですか」

 

「ああ、だからヴィシュヌが納得するケジメの付け方でいいからやってくれ」

 

そう言って、亜希は目を閉じた。すると、カーテンが開きヴィシュヌが目の前まで来ているのが分かる。そして、あと数センチと言うところまで来た。

 

「それじゃあ…行きますね」

 

「ああ…」

 

 

パチン

 

 

「え?」

 

そこには、デコピンをして満足げなヴィシュヌがいた。どうやら、これが彼女なりのケジメの付け方らしい。

 

「はい、これで満足です」

 

「ちょっと待ってよ!俺はこれ以上の事を君にしたんだよ。張り手の1発でもかくごしていたのに」

 

「良いんです。私が思い付くケジメの付けなので…」

 

「まぁヴィシュヌがそれでいいのなら止めないけどね…」

 

 

クゥゥゥ~

 

 

そう言って、いると2人のお腹から可愛い音が鳴りだした。そう言えば、トレーニングの後から何も口にしていなかった。互いに顔を見て笑い出し朝食を取りに食堂へと向かうのであった。

 

『プ…アハハ!』

 

「それじゃあ行こうか」

 

「ええ、そうですね」

 

食堂へと着くと既に人でごった返していたが、乱が席を取っておいたので直ぐに座って朝食を取った。

 




というわけでヒロインの乱ちゃんとヴィシュヌです。皆さんが予想していた神楽はサブヒロインとして登場する予定です。

(もしかしたら、ヒロイン化するかも…)

次からはクラス代表決定戦になります。

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ifルートはどれがいい?

  • 秋が死なずにそのままIS学園で生活
  • 秋が死なずに亡国企業でIS学園と退対立
  • 秋が死んでその後の話し
  • 秋が死んで何処かの世界に転生する
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