今回はクラス対抗戦の前哨戦見たいな感じになってます。
それでは本編どうぞ!
一夏との模擬戦という名の鈴の憂さ晴らしを終えた亜希は、自室で考えていた。先程の模擬戦についてである。鈴の為とはいえアイツが好きなのは一夏であって俺じゃあない。
そんな事をした鈴が俺を受け入れてくれるのだろうか…
「まぁ考えていても仕方ないか…」
「何考えているんですか?」
「…何でもないよ。それより乱ちゃんは夕飯行かないのかい?そろそろ食堂閉まっちゃうよ」
「いいんです。私お腹すいてないんで!」
クゥゥ~
すると乱のお腹から可愛らしい音が響き渡った。それに気づいた乱は慌ててお腹を隠したが時すでに遅し…彼女は顔を真っ赤にしているのであった。
「あ!うう///」
「ハハ。僕は良いから食べてきなよ」
「わ、分かりました///」
そう言って、トボトボと部屋を出て行く。それを確認すると亜希は鈴に連絡した。
「もしもし鈴。俺だ秋だ」
『秋?どうしたの?』
「いや、落ち込んでいないかなぁと…」
『アタシが?アハハ!大丈夫よ!寧ろスッキリした気分よ』
「どうしてだ?あんなに一夏を俺がボコボコにしたんだぞ」
『アタシの恋心を踏みにじる行為をした罰よ。それと…ありがとうね秋』
「どうしてだ?」
『…アタシの為にやってくれたんだよね。それが嬉しかったわ。だからありがとうね///』
「鈴…」
『それに、アタシの初恋はもう終わったのよ…あの瞬間からね』
「…」
『だから、アンタが気に病む事ないわよ。これからは友人として付き合っていくわよ』
「…わかったよ」
『うん。それじゃあまた明日ね』
「ああ、おやすみだ」
そう言って、鈴との電話を終えるのであった。
~鈴side~
「はぁ…」
「うん?どうしたの鈴?」
アタシは秋との電話を終えると同室のティナ・ハミルトンが心配しそうに尋ねてきた。アタシは秋との電話がバレたくない思いで、咄嗟に嘘をついてしまった。
「あ、あ~!大丈夫よ。大丈夫!アイツも元気そうだったし!」
「アイツって織斑一夏の事?」
「え、え…そうよ!」
「あれ?でも織斑君って今日の成宮君との模擬戦でやられたって言ってなかったけ?」
「あ~アイツ元気だけが取り柄だから。大丈夫でしょよ!」
「そうだよね。いゃ~けどいいなぁ」
「な、何がよ?」
「だってさ、幼馴染で初恋の相手からの電話でしょ~羨ましいわよね~」
「アハハ…」
「あたしも恋してみたいなぁ~成宮君とか狙っちゃおうかな」
「だ、だめ!」
「え?なんで?」
「えっと…な、成宮って人気高そうだし!狙っている子とかいるんじゃないの…」
「そうかなぁ?最近だと乱ちゃんとヴィシュヌがよく絡んでいる所をみているけどね」
「え?乱とヴィシュヌが?」
「うん。乱ちゃんは部屋一緒だしヴィシュヌは特訓とか付き合っているからね」
「はぁーーー!乱と一緒に住んでいるですって!!」
「ちょっと怖いよ鈴…」
「どうしてそんな事を今まで言わなかったのよ…亜希のやつ~!」
その事をティナから聞いてアタシは居ても立っても居られず部屋を出て行くのであった。その後ろから「成宮君…ご愁傷様です」とティナが言っていた様な気がするけどそんな事を気にしていられる余裕なんてなかった…
~鈴side out~
俺は鈴との電話を終えて部屋でシャワーを浴びていた。浴び終わって手持ち無沙汰になった俺は空き時間を利用してアイスでも作ろうかと考えていた。
偶々材料は揃っている。ついでに乱ちゃんの分も作っておこうかと思っていると突然自動ドアが勢いよく開いた。俺は料理中だったので、てっきり乱ちゃんかヴィシュヌが来たかと思ったんだが…
「お帰り乱ちゃん。早かったね」
「…乱じゃなくて悪かったわね」
「え?」
「何だか楽しそうな事しているわね。秋~」
「鈴か…どうしたんだ?」
「アンタが乱と一緒に住んでいるって聞いたからどんな感じか見に来たのよ」
「ああ、そうだったのか。もうそろそろ乱ちゃんも戻って来るから聞いてみるといいよ」
「そうなのね…それじゃあお邪魔するわよ」
そう言って、秋は
「こら、乱。ちゃんと乾かさないと駄目ですよ。一応亜希がいるんです」
「大丈夫だよ~ヴィシュヌも心配性だね~」
「…アンタ何やっているの?」
「え?ええええ!どうして鈴姉ちゃんがここに居るの!」
「ちょっと亜希に用があって来たのよ」
「ふぅ~ん」
「ほら、風邪ひくからさっさと乾かしてくる。亜希は…あれ?」
先程までそこに居た亜希が見当たらない事に気づいた鈴は辺りを探す。そんな時ヴィシュヌが亜希の居場所を教えていた。
「亜希なら、多分ベランダですね。乱の着替えが終わるまで外に出て待ってると思いますよ」
「そ、そうなのね…随分と亜希について詳しいのね」
「ええ、入学当初に色々とお世話になりましたからね」
「
「ええ、
「ぐぬぬぬ…そんなに大きいのがいいのか」
「なんの話し鈴姉ちゃん?」ポヨン
「さぁ、わかりませんね」ドタプーン
盛大に勘違いしている鈴はほっておくとして、そうこうしているうちに着替え終わった乱は亜希を呼びに
ベランダに向かうのであった。そして、追加で現れた鈴にもアイスを渡してその日はお開きとなった。
次の日。一夏は復活していた。何でも【白式】の保護機能が働き体力が回復したとのことであった。亜希はとりあえず鈴の仇は討てたとこの時は思っていた。
それからも一夏の特訓はセシリアと箒が中心になって行っていた。鈴は2組の子達や偶に亜希とやる時があった。
亜希も乱やヴィシュヌが相手になり、神楽やクラスメイト達がサポートに回っていた。それでも足りない場合は自主練習を重ねて、ついにクラス対抗戦が始まるのであった。
各クラスの代表者が集まる中電光掲示板には第一試合の組み合わせが表示されるのであった。
第一試合
1年1組 VS 1年2組
織斑一夏 VS 凰 鈴音
「やっぱりこの組み合わせになったか…鈴大丈夫か?」
「秋…うん、大丈夫」
そんなやり取りをしていると、一夏がこちらにやって来た。どうやら幼馴染の鈴と亜希のやり取りが気に入らなかったらしい。
「よう鈴!」
「一夏…何の用よ」
「いや…ただ見つけたから声かけただけだよ。それよりもお前!」
「…なんだ?織斑」
「気安く俺の幼馴染に話しかけんな!だいたい!あんな卑怯な模擬戦やっておいてお咎めなしとかおかしいだろう!どうせ千冬姉に泣いて媚を売ったんだろ!そうに違いない!」
「で?」
「え?」
「それが本当だったらどうする?どうせ、お前の事だ。俺を独房行きにする様に仕向けるだろう。だがなあの模擬戦は正当な手順を踏み、それにお前も了承した。不正なんて一切なかったはずだぞ」
「で、でも「でもじゃない」うう…」
「それに、あの時の一連のやり取りをしていたデータなら、既に織斑先生と山田先生に提出している。お前が何を言っても無駄になるからやめておいた方がいいかもしれないぞ」
「……」
「言いたいことはそれだけか?それじゃあ俺はアリーナの方に行っているからな」
「あ!オイ待てよ!」
「一夏!」
一夏が亜希を呼び戻そうとしていたらその前に鈴が立ちふさがる。それを見た一夏は一瞬たじろいでしまう。
「な、なんだよ鈴」
「一夏、この前の話し覚えている?」
「この前って…確か鈴が「大きくなったら酢豚を毎日奢ってやる」ってことか?」
「……そう、そういう言う認識なのね。もういいわ」
そう言うと、鈴は一夏を冷たい目で見てピットへと向かうのであった。セシリアは亜希同様にアリーナに向かって行き、箒は一夏について行くようにピットへと向かうのであった。
クラス対抗戦始まりましたね!今後どうなっていくのか私気になります!
(短くなって申し訳ないです…)
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