久しぶりの投稿となりまして申し訳ございません。これからは投稿スピードを早めるように努力しますので、何卒宜しくお願い致します。
それでは本編どうぞ!
亜希がアリーナに着いたと同時に鈴と一夏が所定の位置についていた。試合開始まで少しだけあり鈴が一夏に対して無茶な要求をしていた。
『最後に聞くけど本当に謝ることはないの!』
『そんなの知るわけないだろ…』
『あっそ…期待していたアタシがバカだったわ…』
『鈴?』
『お喋りはこれくらいにしましょう。そろそろ試合開始よ』
そう言った途端に試合開始のアナウンスが流れ始めた。
《これより第一試合1年1組 織斑一夏 VS 1年2組 凰 鈴音の試合を始めます。それでは試合…開始!》
「でりゃぁぁぁぁ!」
開始と同時に鈴が
「ぐっ!くそ~」
「今のはジャブだからね…まだまだ行くわよ!」
「っく!負けるか~!」
「遅い」
「がは!」
その様子を見ていた亜希とセシリアは冷静に分析していた。一夏の欠点である煽り耐性0を知っていたので、何となくこの後の展開が読めていた。
「一夏さん序盤から鈴さんにいいようにされていますね」
「ああ、猪武者は治ったが、相手は実力で代表候補生の座に就いた強者だ。そう簡単に織斑が勝てる訳がない」
「…随分と冷たい言葉を言うのですね。仮にもクラスメイトなのに」
「事実を言っただけだ。それに、織斑は君の指導を受けていたんだろ。その時はどうだったんだ?」
「何でも『俺にはこの最強の剣があるから心配ない。これで、みんなを守る』と仰っていましたよ」
「……そっか」
その言葉を聞いて亜希は納得した。一夏は【白式】と言う力に溺れている。あれだけボコボコにしたのにまだ懲りていなかった。
そんな事を思っていると、鈴の方に動きがあった。どうやら第三世代型の例のアレを使うらしい。正直俺も最初に受けた時は躱し切れず、何度も負けてしまった。
「だいぶ体が温まって来たわ。それじゃあ行くわよ~!」
ドン!
「な、何だ!」
戸惑っている一夏を他所に鈴は肩の
「あれが
「ええ、鈴さんの持ち味ですわね」
第三世代型 空間圧作用兵器・衝撃砲《
空間自体に圧力をかけて砲身を生成、余剰で生じる衝撃それ自体を砲弾化して撃ち出す。砲身も砲弾も眼に見えないのが特徴。その上、砲身斜角がほぼ制限なしで撃てる。
それにより一夏はどっから飛んでくるか分からない攻撃に怯えなければならい。だが、それも長くは続かなかった。
それは第三者の介入により中断されてしまったのだ…
「ん?…何か来る」
「亜希さんどうしたの…」
ドゴーーーン!!
「な、なに!」
「……来たか」
突如現れたのは全身フルスキャンの謎のISであった。両腕は通常のISの3倍はありそうなくらい太くレーザー砲がついていた。身体からはシューシューと水蒸気が出ていた。さしずめロボットと言った方がいいかもしれない。
そして、謎のISは両腕からビーム光線を乱射し始めるのであった。それによりアリーナ内は大パニックになっていた。
『緊急事態発生。緊急事態発生。クラス対抗戦は一時中断!生徒は近くのドアより各避難シェルターに来賓者は至急避難!繰り返します……』
生徒達が我先にとドアに向かうが…
「ちょっと何で開かないのよ!」
「助けてー!」
「死にたくないわー!」
なぜかドアが開かなくなっていた。どうも怪しくなって来た亜希はスコールから貰った電話を繋げると素早く状況を説明した。
「もしもし、スコール姉さん?」
『あら、秋どうしたの?』
「実は…『私がいった事が起きているのね?』そうだよ。どうすればいい?」
『ちょっと待って…ダメね。IS学園のシステムがハッキングされているわ』
「解除する方法は?」
『時間が欲しいわね。そうね…20分は欲しいわね』
「分かった。俺が時間を稼ぐ。それまでに解除をお願いします」
『秋…わかったわ。出来るだけ早めにするわね』
「頼んだ」
そう言って、亜希はスコールとの通信を終えた。その頃アリーナでは謎のISと一夏・鈴が対峙していた。
しかし、2人とも残りのSEが半分以下と不安な状況だった。亜希は嫌々だが織斑先生に相談する事にした。
「……もしもし、成宮です」
『成宮か。状況は?』
「かなりひどいです。生徒達はパニック状態でいつ怪我人が起きてもおかしくない状態です」
『そうか…こっちも3年生の精鋭達がクラックしているが中々進むことが出来ない』
「そうですか…」
『成宮。すまないが織斑達の加勢に行ってくれ。ドアの件はこちらで何とかする』
「生徒達の避難はどうするんですか!先に人命でしょうが!」
『だが、アリーナ内の一夏達はどうする!』
「あそこには鈴がいます。彼女なら代表候補生なので、冷静な判断が出来ます」
『それでも…』
「……すみません。俺は俺の仕事をします」
『オイ、なる』
そう言って、亜希は通信を切った。そして、セシリアとクラスメイト達に今後の動きについて相談していた。その時近くに謎のISのビーム光線が落ち、更にパニック状態が酷くなった。
ドコーーン!!
「キャー!」
「もうダメだぁ~!」
「助けて!お母さん!」
「マズイな…セシリアいるかい?」
「はい」
「被害が酷い。セシリアともう1人避難誘導を頼む。僕は時間を稼いで来る」
「では、私が行きます」
「四十院さん…大丈夫かい?君は専用機を持っていない。危険な場面にもなる可能性があるぞ」
「重々承知しております。けど、ここで、亜希さんのお役に立ちたいんです」
「四十院さん…」
「大丈夫です。私を信じてください」
「……分った。けど、危ないと判断した場合は逃げてくださいね」
「はい!では、セシリアさん行きましょう」
「分かりましたわ。亜希さんよろしくお願いいたしますね」
「ああ、頼んだ」
そう言って、亜希はアリーナ内に向かい、セシリアと神楽の2人を中心に避難誘導が始まった。
「皆さん!!落ち着いてください。私は1年1組イギリス代表候補生セシリア・オルコットと申します!」
「同じく四十院神楽です!」
「皆さんどうか落ち着いてください。慌てず、騒がず、押さないでください!」
しかし、セシリアの声が届かずますますパニックは広がって行くのであった。そんな中神楽が彼女からは考えにくい大声で叫んだ。
「皆さん!!落ち着いてください!!」
「!」
「四十院さん…」
「ハァハァ…大丈夫です!必ず…必ず!助けが来ます!それまで頑張りましょう!」
「ええ、そうよ!そうだわ!」
「私…頑張るわ」
そう言って、生徒達を鼓舞するのであった。しかし、あまり大声を出さなかった神楽は少しだけ肩で息をしていた。
「ハァハァ…」
「大丈夫ですか?四十院さん?」
「ええ、大丈夫です。それよりも私の事は神楽と呼んでください」
「なら、わたくしもセシリアと呼んでくださいな」
「ええ、セシリアさん」
「はい。神楽さん」
そんな2人の頑張りもあって、アリーナ内のドアが一斉に開き始めた。しかし、そこに生徒達が一斉になだれ込むのを防ぐためまたしても、セシリアと神楽で避難誘導を開始するのであった。
一方で亜希もアリーナ内に向かう途中であった。そんな中スコールからドアロックを解除したとの連絡が入った。
「もしもし?スコール姉さん?」
『秋ドアロックの解除に成功したわ。あとはアリーナ内にいる謎のISだけどね…』
「ああ、あのISがどうかしたのか?」
『あのISはね…無人機よ』
「なに?そんな事が…ああ、あの人いや、あの兎ならやりかねないな…」
『…心当たりがあるの?』
「ああ、兎に角俺はその無人ISを止めに行って来る。あわよくば…破壊する」
『分かったわ。それじゃあ…頑張りなさい』
「ああ!行ってくる!」
そう言って、IS【月】を纏って一夏と鈴がいるアリーナ内に向かうのであった。
行くよ
(承知!)
秋が月を纏うと、ロボットの様なゴツゴツとしているわけではなく、流線型なシャープな形をしていた。色はホワイトパールを基調とし、金色のラインが入っている。腰には2本の日本刀が差さっている。大きさは太刀が1振り、脇差が1振り。脚部に至っては、空気抵抗を極限まで減らす形になっていた。
「ちょっとマズイわね…」
「大丈夫だ鈴!俺を信じろ!」
「アンタバカ!?この状況でどう信じろって言うのよ…」
「そ、それは…」
一夏がいいどもっている時ピットから1機のISが飛び出してきた。そのISはアリーナ内に出てくるとすぐさま謎のISに向けて攻撃を開始するのであった。
しかし、攻撃が浅かったのかすぐにはじかれてしまった。
「ちっ!踏み込みが浅かったか…」
「亜希!何で来たんだよ!」
「…別にお前に言われる筋合いはない。それよりも早くここから逃げろ」
「な!お、俺だって戦える!」
「無理だな。鈴との試合でSEが0だろ。それに生半可な覚悟だと…死ぬぞ」
「!!」
その一言に動けなくなった一夏を尻目に秋は鈴に早く脱出するように勧めた。
「鈴。そこにいる奴を連れてさっさとピットに戻るんだ」
「でも「でもじゃない」うう…」
「…わかってくれ鈴。これ以上君を傷つけたくないんだ」
「…いや」
「え?」
「アタシは代表候補生よ!それに…秋の傍にいたいし」
「鈴…分った。なら、3分だけでいい時間を稼いでくれ。それと無理はするな」
「分かったわ!」
そう言って、亜希は太刀を構えて、鈴は双天牙月を構えた。そして、謎のISに向かって行くのであった。
『行くぞ/行くわよ!』
そこからは甲龍と月の乱舞が始まった。月が攻撃すれば鈴が龍砲でかばい、逆に鈴が攻撃する時は月がサポートする。そんな息ピッタリの攻撃でどんどん謎のISが押されて行くのであった。
「よし、鈴もう大丈夫だ。君は逃げるんだ」
「分かったわ!」
そう言って鈴が一夏を連れてピットに戻ろうとした時に悲劇が起きた。
「よし、いく『一夏―!』なに!?」
声の出どころは、誰もいないはずの放送室だった。そこには…
「どうしているんだよ…篠ノ之箒!?」
『男なら!男ならそんな相手勝たないでどうする!立て一夏―!』
それに気付いた無人機はゆっくりと箒の方に両腕を向けた。それを見た亜希は居ても立っても居られず無人機に向かって行った。
『やめろー!』
ユエ行くぞ!
(承知!)
聴くがよい。晩鐘は汝の名を指し示した。告死の羽―――首を断つか、『
瞬間無人機から大量のオイルが漏れだし爆風が発生した。その勢いは止まらず放送室にまで達した。
「きゃぁぁー!あれ?」
箒は怖くて目をつぶってしまったが、一向に痛みが来ない。それどころか熱さも感じていない。恐る恐る目を開けてみると…
「ど、どうして…」
「ぐああああああ!」
なんと、亜希が身を挺して箒を爆風から守っていたのだ。これには箒も驚くしかなかった。そして、爆風が収まる。
亜希はISの保護機能を使って何とか回復するが先程使った魔力不足の代償が大きく倒れ込むのであった。
「ハァハァ…うッ」
ドサリ
「お、おい!成宮!しっかりしろ!」
「ハァハァ…大丈夫だ。それよりも……篠ノ之さん…」
「な、なんだ?」
「…大丈夫か?」
「え!?あ、ああ大丈夫だ」
「…良かった」
そう言うと亜希は完全に気を失ってしまった。あとから来た教師陣達によって保健室へと運ばれて行くのであった。
薄暗い部屋の中でただ液晶画面に食いつきながら見ていた人物がいた。その人は不思議の国のアリス見たいな格好をしており、千冬にも負けないスタイルなのに顔だけは笑っていない。つまらなそうに画面を除いていた。
彼女の名前は篠ノ之束。かの大天災と言われた本人である。
「はぁ~あ…せっかくいっくんの為にごーちゃんを出したのにダメじゃん」
「てか、なにあの凡人。ごーちゃん倒すとか、それに箒ちゃんも助けるし、ますます気に食わない…」
そんな時、束の頭の中に最悪のシナリオが浮かんでしまったのである
「あ!そうだ!イイ事思いついちゃった~♡…
そこには、まるで新しい玩具を手に入れたくらい喜んでいる
ifルートはどれがいい?
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秋が死なずにそのままIS学園で生活
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秋が死なずに亡国企業でIS学園と退対立
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秋が死んでその後の話し
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秋が死んで何処かの世界に転生する