提督の憂鬱   作:sognathus

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再び遠征と演習を繰り返す日々の中でようやく利根姉妹が改二に改造できるレベルに達したようです。
待ちに待った最新の強化に心ときめく姉妹二人。
これでようやくサーモン沖の攻略が楽になると心の中で安堵の息を吐く提督。
気持ちは違えど気分が良いことには変わりがない3人ですが、彼らを待ち受けていたのは予想外の結果でした。


第10話 「改造」

提督「改造ができない?」

 

鳥海「はい。なんでも利根型の上位改造は極めて機密性の高い新鋭の技術を用いる為、本部が認める程度の戦果を挙げた者にしか改造許可は下りないそうです」

 

提督「それがこの勲章というわけか」

 

鳥海「そうです。大佐は残念ながら一隻改造する為に必要な勲章が一つだけ足りないみたいです」

 

提督「なるほどな。仮にもし改造できたとしても、今の所持数じゃ利根か筑摩のどちらか一隻だけだったというわけか」

 

鳥海「最近一時的に確認された海域を最深部まで制圧できていれば何とかなったかもしれませんが」

 

提督「それこそ無理だっただろう。今の俺たちの戦力ではあそこまでの制圧は不可能だった」

 

提督「どちらかというと我が艦隊は守りに向いているからな。無策な強行ほど怖いものはない」

 

鳥海「はい......」

 

提督「利根に筑摩もいいな? 気にするな」

 

利根「大佐、誠に申し訳ないのじゃ......」

 

筑摩「ぐす、大佐ごめんなさい......」

 

提督「だから気にするなと言っているだろう? それに原因を挙げるとしたら結局は俺が碌に出撃しないで勲章を軽視していた所為だ」

 

利根「そんな。大佐は......!」

 

筑摩「そうです。大佐は悪くありません!」

 

提督「分かった。分かったからもう泣くな。お互い様だ。いいな?」

 

利根・筑摩「「はい」」

 

提督「よし。今日2人は非番でいい。ゆっくり休んで英気を養え」

 

利根「了解。忝い......」

 

筑摩「ありがとうございます。失礼ます」

 

トボトボ

 

 

提督「ふぅ......」

 

鳥海「2人とも凄い落ち込み様でしたね」

 

提督「無理もないだろう。重巡の中で衣笠が先んじて改二になってから随分待たされていたからな。」

 

提督「俺だってこう見えて結構唖然としてる」

 

鳥海「そうですね」

 

提督「だが、遅かれ早かれ重巡も含めて全ての艦娘が改二に何れなる筈だ。鳥海もあまり気にせず待っていてくれ」

 

鳥海「え?わ、わたしは別に気にしてませんよ?」

 

提督「そうか? まぁそれならいい」

 

提督「さて、改造の予定がなくなったおかげでこちらの時間も余ってしまったな」

 

鳥海「ふふ。何処か気晴らしに行きますか?」

 

提督「そうだな。せっかくだから落ち込んでる利根達も誘ってみるか」

 

鳥海「いいと思います。それじゃぁ何処に――」

 

コンコン

 

提督「ん?」

 

Bis「大佐、居ますか?ビスマルクです」

 

提督「マルクか。入っていいぞ」

 

Bis「失礼します」

 

鳥海「あら?マルさんは今日は近代化改装の予定じゃなかったの?」

 

Bis「え、ええ。そうだったんだけど......」

 

提督「どうかしたのか?」

 

Bis「その、私の改装のことで話が」




前書きが長かった割に本文少ないですね。
全部収めようするとちょっと長くなりそうだったので切りました。
利根はお姉さんの割には妹と比べて子供っぽいのが良いですね。
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