宇宙(ソラ)に輝く、星の守り手~Phantasy Star Online2外伝~   作:星野優季

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序章 戦いの果てにーGUARDIAN SAVED THE WORLDー
追憶


──────それは、いつのことだったか。

 

それは、かつて世界を救った《守護輝士(ガーディアン)》の物語。

 

 

「あと、少し……………とど、けぇ!」

 

 

 

長き戦いの果て、彼女は“地球”へと至った。

 

 

『クラリッサ!あの人を守って!』

何でもない、1人の少女として。

 

『天叢雲、あの人を助けて!』

力は持つ。されど使わず。

 

『この力、受け取ってください!守護輝士(ガーディアン)!』

平穏な日常は、いつまでも続くと、そう思っていた。

 

「これで…………とど、めぇっ!!!」

 

 

一撃が入る。

黒キ巨体が堕ちてゆく。

 

かくして。

 

原初の闇は打ち倒されたのである。

 

 

 

これは、とあるアークスと元一般人たちの繰り広げる、異世界での戦いである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーA.D 2016/6/14ー

 

 

その少女との出会いは、偶然だった。

雨の降る中、傘を忘れて学校から走って帰っていたときのことだった。

彼女は、道端に傷だらけで倒れていた。

着ている服もぼろ切れ同然で、全身冷え切っていた。

 

倒れていた場所が家の前で良かった。

私はすぐに家に行き、お母さんに救急車を呼んで貰った。

 

そして数ヶ月後。

 

彼女は退院し、わたしの家の養子となった。

 

side ユウキ

 

あの戦いからどれだけたっただろう。

 

『原初の闇』を倒し、宇宙を救い、シップへ戻った。

あれ?

そのあとの記憶が途切れている。

それよりも、ここはどこだ?

気になり、目を開いた。

 

「わあ、知らない天井だぁ」

 

どうしよ、これ。

目を覚ましたらなんか知らない場所で寝てた件について。

 

いつもお世話になっている(搬送されている)メディカルルームではない、よね?

だったら、ここは──────

 

「あら、目が覚めたのね」

 

右側から声が掛けられた。

看護婦さんのようだ。

 

「ぁ、あなた、は?」

「あなたは、道端に倒れていて、ソレでここに運ばれてきたのよ」

 

倒れていた?私が?なぜに?

声も出しにくい。一体何が─────────

 

「きゃあああああああああああああああああああああああああああっっ!!」

「え、ちょ、な!?」

 

何じゃこりゃあああ!!?

ち、縮んでる!?体が!

何で!?どうして!?

 

「何じゃこりゃあああああああああ!!!」

 

数分後、落ち着いた私は、頬を赤らめた。

 

なんやかんやあって、数ヶ月入院した後、助けてくれた人のところへ養子に入ることになった。

ちなみに、私は記憶喪失の小学1年生の女の子、ということになっているそうだ。

 

「わたし、本条楓だよ!よろしく、ユウキちゃん!」

 

いきなり知らない場所へ放り出された私だが、頑張っていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後に、ユウキはこう語った。

「彼女のあの時の笑顔は、一生忘れないだろう、と。」

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