ここは何処かと聞かれれば魔法の世界のフィオーレ王国、人口1700万の永世中立国
魔法は売り買いされており、魔法を生業とする魔導士がいる……それがアニメの冒頭部分でナレーションが言っていた気もする。
この世界はFAIRY TAILと呼ばれる真島ヒロ先生が描いている漫画の世界に限りなく近い平行世界……オレはそんな世界に転生した。ある日突然死んだとかじゃなく神様の暇潰しによりFateにみたいにオレの本体からコピーを作られた。
お詫びというか報酬というか本体のオレはクソニートをやっても問題が無い程の大金とどストライクなドスケベボディの持ち主とラブラブ結婚が出来る様にしてあると教えられた。どうせならばそのままにしておいてくれとオレは思う。とにかく前世の事で後悔しない様にアフターケアをバッチリした上で転生した……転生なのかこれは。ともかく続編の100年クエスト編の知識まで入れられた上で転生させられた。
無論、異世界転生の定番である転生特典的なのは貰っている……貰っているには貰っているのだが、神の野郎が色々と細工を施している。
なんでこっちが暇潰しに付き合わなきゃいけねえんだという思いは多々あり、転生した当初は色々と悲しく虚しく泣いていたのはいい思い出だ。
「とう!」
FAIRY TAILの世界に転生した俺はと言うと修行の旅をしている……なんでんな事をしてるかって?逆に聞こう。転生特典があったとしてそれをいきなり使いこなすことが出来るか……無理である。そもそもでなんの訓練もしていない一般人を魔法とバトルのファンタジーな異世界に飛ばすんじゃねえよと思うのだがそこはそれ異世界転生をする上では言ってはいけないお約束だというもの。
「っぐぅ、人間の癖に」
「人間を舐めるなぁ!」
修行の旅をしていると襲ってくるFAIRY TAILの中では比較的にメジャーなモンスター、バルカン。
森に生息しているという事は山でなく森バルカンと呼ばれる種族だと思う。俺は三叉の槍もといゴーカイスピアで森バルカンを貫く。
「ふぅ……ったく、男だと分かると本当に容赦はないな」
スケベなモンスターとして有名なバルカン。森に生息しているので森バルカンと言うやつだろう。
山とか森とか色々と居るらしいが、スケベである事には変わりはなくオレを見た途端に男はいらないと言い、襲ってきたのでやり返す。ファンタジーな魔法の世界だけど命のやり取りをこんなところでもやっている……修行ってマジで大事である。
「こんなのが近くに住んでたらゆっくりと睡眠も出来ない……いや、知能のある生き物だから人の縄張りに入ってこないか」
バルカンについて色々と考えらされる。原作では明らかな雑魚敵扱いだが、意外としっかりと生息している。
女好きで接収の魔法を使うから危険な存在だと殲滅されてるんじゃないかと思ったが意外と生きている……う〜ん、謎だ。バルカンって危険な存在だと思うんだけどな。
「おいおい、こりゃどういうことだ?」
バルカンの山を築いているとちょっと年がいっているおっさんの声が響く。
声がする方向を振り向いてみるとそこには主人公達がいる魔導士ギルドこと妖精の尻尾で最強と謳われる魔導士、ギルダーツが立っていた。
「おじさん、なんか用事ですか?」
「用事かっつーか、依頼を受けてやって来たんだが……もしかして群れのボスも倒したのか?」
「ああ、群れのボスね」
ゴーカイスピアを使いバルカンの山の中から1番デカいバルカンを出す。
一番最初にぶっ倒したやつで、一番手応えがあった……多分群れのボスかなんかだと思っていたけど、その通りだったか。
「この数を1人でやり切るとは……若いのにやるじゃねえか」
「これぐらいなら何百体相手にしても問題ないよ」
「そうか……まいったな」
ポリポリと頭を掻いて困った素振りを見せるギルダーツ。
こんななにもないところにやって来たって事はなんとなく予想は出来る。というかさっき答えを言ってたし。
「オレはギルダーツ。森バルカンの群れを討伐してくれって依頼を受けたんだが、お前が先に倒しちまったか……これじゃあ
「……なんか、すんません」
「いや、いい。こいつ等を野放しにしてたら若い女を襲いかねないからな」
ギルダーツがこなそうとしていた依頼を奪ってしまった。申し訳ない事をしてしまった。
「お前、近くの村の人間じゃないな……何者だ?」
「オレは……銀杏鎧《いちょうがい》、鎧って呼んでください」
「鎧……名前からして東洋の出身だな」
ファンタジーな世界において東洋の出身ってすごく便利だよな。
本当は天涯孤独的な身なのだがギルダーツは勝手に勘違いをしてくれるのでそれ以上はなにも言わない。
「お前、見たところうちのギルドのガキ共と大して変わらないのに……なんでこんな事をしてるんだ?」
「自分の力を使いこなせる様になる為です」
「自分の力?」
「豪快チェンジ!」
『ゴーカイジャー!』
決まった……。ギルダーツの前で思いっきりカッコをつけて豪快チェンジを行う。
「お前……魔導士だったのか」
「まぁ、そんなとこで……おじさんもそうでしょう」
オレの貰った転生特典、それはスーパー戦隊の力で主に海賊戦隊ゴーカイジャーのゴーカイシルバーの力だ。
主に追加戦士のレンジャーキーを異空間に閉まっていてそれを取り出して豪快チェンジしており、今はギルダーツの前でゴーカイシルバーに豪快チェンジした。多分だけど、これ魔法の一種かなんかに変換されてる。
「この力を使いこなしたりする為に修行をしてるんです」
「ん?……変身してる時と体格が違くないか?」
ギルダーツはツッコミを入れてはいけないところにツッコミを入れるが、そこは本当に気にしていけない。
変身を解除して元の姿に戻るとギルダーツはまた困った顔をする。
「オレが依頼をこなしてないってのに、報酬を貰うわけにはいかないよな……」
今回この森バルカンを討伐する依頼を受けていたがオレが倒してしまった。
流石に依頼をちゃんとこなしていないのに報酬を貰うわけにはいかない。それだとイカサマとなんら変わりはない。
「オレ、金は要らないから貴方がもらっても別にいいですよ」
「そうはいかねえ。依頼をこなしてないのにやってって嘘をつくのは
ポンと貰ってくれればそれでいいのだが、それは無理だと断るギルダーツ。
メンツみたいなものがあるので下手にやってもいいと勧めてもダメだったら……。
「じゃあ、オレと戦ってくれないですか?」
「お前と?」
「あんた、魔道士ギルドかなにかの1人だろう。オレ、モンスターばっか相手していて人間を相手にしたこと無いんだよ」
山賊とか闇ギルドとか運がいいのか悪いのか、まともに遭遇していない。
目の前にいるのはこの作品でもトップレベルに強い魔導士、今の自分がどれだけやれるのかを試すのに丁度いい。
「なるほど、腕試しか……いいだろう」
「よし」
「但し条件がある」
「条件?」
ここに来ての条件の提示。なにか不備でもあるか?
「オレが勝ったらお前、うちのギルドに……妖精の尻尾に入れ!そんでもって今回の報酬はお前がもらえ」
「いや、オレはギルドの一員でもなんでもないから」
「今からなるんだよ……修行に明け暮れるのはいいが、1人でやったってあんま強くならない。仲間や守るべき家族が居るからこそ強くなれるっもんだ」
「……」
オレの求めている強さって、そういう感じの強さじゃないんだよな。
とはいえ、守るべきものがあるとか仲間の為とかの強さをオレは持っていない……何時かは魔導士ギルドとかに入ってみたいとは思ってみたけど、まさか向こうからの誘いがやってくるとは思いもしなかった。
「お前だけオレがどんな魔法を使うか知らないのは不公平だから、教えておいてやる」
適当な石を拾い粉々にするギルダーツ。
ギルダーツの魔法はクラッシュ、ありとあらゆる物を破壊する最上級魔法であり、無意識の内に使って周りを破壊するせいで街一つが破壊されないように改造をされるほどの恐ろしい魔法である。しかしなにが恐ろしいかって、そんなギルダーツをボコボコにする存在がいてギルダーツでも倒せないとか苦戦する存在がいる。インフレって本当に怖い
「何処からでもかかってきな」
「じゃ、遠慮なく……豪快チェンジ!」
『アーバレンジャー!』
「ときめきの白眉……アバレキラー!」
相手はこの上のない強者だ、使える手は使いまくらなきゃならない。
歴代の戦隊の追加戦士でもトップレベルに強いと言われるアバレンジャーのアバレキラーに豪快チェンジをした。さっきとは違う姿で面白いと笑みを浮かべるギルダーツ……やべえな。今まで相手にしていた奴が雑魚に思えるぐらいの覇気を感じる。
「ウィングペンタクト、ペンモード」
アバレキラーの専用装備であるウィングペンタクトを取り出し、ペンモードにし大量の矢を描く。
描いた矢は動き出してギルダーツに向かって飛んでいくのだがギルダーツは手をかざし、クラッシュの魔法で粉々に粉砕をする。
「どうしたこんなものか?」
「ウィングペンタクト、ブレードモード」
ジャキンとウィングペンタクトの刃を剥き出しにし、ギルダーツに向かって突撃する。
「ぬぅお!?」
アバレキラーの超速での移動による攻撃。
流石のギルダーツも完全に反応はしきれないようで攻撃をくらうのだが、若干動きについてくること出来ている。アバレンジャーですらまともに反応する事が出来なかった攻撃でオレも自信がある攻撃だってのにくらいついてくる。
「素早いな……ふぅ……」
「!」
呼吸を整えるギルダーツ。攻めに転じる隙を狙ってくるならば、そんな隙を与えないぐらいの攻めをすればいい。
さっきの素早い動きでギリギリ対応が出来るんだったら緩急をつけた動きならば捉えきれないと速度に強弱をつけてみるがギルダーツはビクとしない。
「まだまだだな!」
「っぎぃ!?」
動きに緩急をつけて攻撃をしてみたがギルダーツはオレの動きを見切った。
気持ちのいい右拳をオレに叩き込むと逃さないと連打を叩き込み最後に手を翳す。
「まずっ!」
「安心しろ、未来ある奴は殺さねえ」
ギルダーツが差し出した手から魔法が発動する。
オレの体に亀裂が走ると賽の目にバラされてしまい、最終的には小柄なオレが15人ができる。原作でもナツがくらっていた人を破壊じゃなく分解をする魔法だ……くっそ、どうする……いや、待てよ。
「どうだ?少しは堪えただろう」
「まさか、わざわざ頭数を増やしてくれた……これを生かさない手はな……」
オレは、オレ達はレンジャーキーを取り出してゴーカイセルラーに入れる。
「「「「「『豪快チェンジ』」」」」」
『ジュウーレンジャー!』
恐竜戦隊ジュウレンジャーのドラゴンレンジャー
『ダーイレンジャー!』
五星戦隊ダイレンジャーのキバレンジャー
『オーレンジャー!』
超力戦隊オーレンジャーのキングレンジャー
『メーガレンジャー』
電磁戦隊メガレンジャーのメガシルバー
『ターイムレンジャー!』
未来戦隊タイムレンジャーのタイムファイヤー
『ガーオレンジャー!』
百獣戦隊ガオレンジャーのガオシルバー
『シューリケンジャー!』
忍風戦隊ハリケンジャーの天空忍者シュリケンジャー
『アーバレンジャー』
爆竜戦隊アバレンジャーのアバレキラー
『デーカレンジャー』
特捜戦隊デカレンジャーのデカブレイク
『マージレンジャー』
魔法戦隊マジレンジャーのマジシャイン
『ボーウケンジャー』
轟轟戦隊ボウケンジャーのボウケンシルバー
『ゴーオンウィングス』
炎神戦隊ゴーオンジャーのゴーオンウィングスのゴーオンゴールド
『ゴーオンウィングス』
炎神戦隊ゴーオンジャーのゴーオンウィングスのゴーオンシルバー
『シーンケンジャー』
侍戦隊シンケンジャーのシンケンゴールド
『ゴーセイナイト』
天装戦隊ゴセイジャーのゴセイナイト
「「「「『我等、スーパー戦隊の追加戦士』」」」」」
「おーお、ここまで揃うと圧巻だな」
「滅多な事じゃ全員を使わないからな」
基本的にはゴーカイシルバーだけでどうにかなるから他のスーパー戦隊の追加戦士になることは中々に無くて、連続の豪快チェンジは無い。
ギルダーツは15戦士の姿を見て圧巻される。まさかオレもこんなところで15戦士に豪快チェンジするとは思いもしなかった。
「エンシェントプレイ!」
獣奏剣を吹いた後に光線を放つドラゴンレンジャー
「哮新星・乱れ山彦!」
白虎真剣から超音波攻撃を放つキバレンジャー
「キングビクトリーフラッシュ!」
キングステッキを開いて眩い光る弾を放つキングレンジャー
「ブレイザーインパクト!」
シルバーブレイザーのガンモードを連射しながら突進していき、最後にソードモードで袈裟懸け斬りを放つメガシルバー
「DVリフレイザー!」
DVディフェンダーをブレードモードに変化させて刀身を輝かせて斬りかかるタイムファイヤー
「銀狼満月切り!」
ガオハスラーロッドのサーベルモードで敵を袈裟斬りにするガオシルバー
「シュリケンソニック!」
ニンジャミセンを奏で、緑色の衝撃波を飛ばすシュリケンジャー
「ファイナルレター!」
Z字にウィングペンタクトで切り裂くアバレキラー
「光速拳ライトニングフィスト!」
ブレスロットルを回し超光速の拳で連打するデカブレイク
「ゴー・ゴル・ゴジカ!」
マジチケットとグリップフォンで、光の攻撃魔法を呪文放つマジシャイン
「サガスラッシュ!」
サガスナイパーのスピアモードで半月状の斬撃を飛ばすボウケンシルバー
「「ダブルブースター!」」
ロケットダガーをウイングトリガーにセットし、光線をぶっ放すゴーオンウィングス
「百枚おろし!」
サカナマルを逆手で持ち大量の斬撃を飛ばすシンケンゴールド
「ナイトダイナミック!」
レオンセルラーとそこから召喚されるバルカンヘッダーをヘッダージョイントと合体させて、紋章カードをセットしてバルカンヘッダーを撃つゴセイナイト
「ぐぅおおおお!!」
「はぁはあ……すっ飛ばしてやったぞ……」
追加戦士の15連撃は流石のギルダーツも受け切ることは出来なかった。
後退りどころかかなりの距離を飛ばされたギルダーツはイテテと痛みを感じながらも立ち上がる。
「おーイテテ……お前の一撃、中々に効いたぞ」
「普通は今のでぶっ倒れるでしょうが」
「これをくらったのがオレだったからな、他の奴だったらそのままぶっ倒れてた……うちのギルドにはお前と同い年がそれより若い奴等が結構居るが、お前はそいつ等よりも遥かに強い……が、まだだ」
「っ!」
これでもかと魔力を溢れさせてオレを威圧してくるギルダーツ。
手を振ると15人に分裂をしていたオレは元の1人の人間に戻ると強制的に変身は解除された……ああ……ダメだこりゃ。
「参りました……」
「ふっ……挑んでくる勇気だけじゃなく己の抜いた刃を納める事も出来たか」
「今はです」
今のオレじゃギルダーツには絶対に勝てない。
15戦士による連撃で倒すことが出来ないのなら後はもうアレしかないけど、残念な事にまだすることが出来ない。見た目の何倍も魔力使うみたいで今のオレには使いこなせない。ギルダーツに他の戦隊の力を使っても倒すことは出来ない。
「大人になるまでにはあんたを倒せる様になってやる」
「言うな……だったらお前が大人になるのを楽しみに待ってる……精進しろよ」
ポンとオレの頭に手を置いたギルダーツ。
「ギルドでな」
オレはこの日、ギルダーツに負けた。
負けたので約束通り森バルカンの討伐分の報酬を受け取り、ギルダーツに連れられて妖精の尻尾の酒場があるマグノリアへと向かった。
天帝vs童子切を連載化したいんだが
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連載見てみたい
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短編集にだけしとけ