アルピ交通事務局のネタ倉庫   作:アルピ交通事務局

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人気が一気に出たぜ!と思ったけど、バクマン目当てなんだよな……中々に続きが浮かばない。


POWER RANGER TAIL 5 

 あの後、ナツ達は無事に本来の時間軸に戻ることは出来た。

 オレが余計な介入をしてナツの首筋の怪我が出来ないか心配していたが、ボコったナツは乗り物酔いでぶっ倒れてたのでオートスライダーから降りたナツは復活。逆にこの時代のグレイに負けてしまったこの時代のナツに叱咤激励を入れて例の傷がつけられた。未来に何かしらの影響があるとかそんなんじゃない割とどうでもいいことだけど、一応は気にはなってしまう。原作通りになってよかった……と思えばいいんだろうか。

 とりあえずは原作通りに行ってくれていてオレも貯金を増やしていって気付けば預金が150万Jを超えた……討伐系の依頼は報酬が良く、無趣味の男の一人暮らしなんて大して金が掛からないもの。一番掛かっている金が食費よりも家賃なのはなんとも皮肉なもんだ。

 

「諸君、今年もこの季節がやってきたぞ!」

 

 原作と言えばハッピーが生まれた。

 ナツがエルザやオレを倒す為の修行だと特訓をしていると空から卵が降ってきたらしく、マスターに頼み込んで孵化させてくれと頼み込み怒られていた。命あるものは思いの通りならないにが常であると普通にいいことを言っていたのはいい思い出だ。

 

「妖精の尻尾のS級昇格試験……近年は腕の立つ魔導士が揃わず候補者すら出なかったが、今年はちゃんとあるぞう!」

 

 それはさておき、ギルドに緊張感が走る。S級に昇格する試験がある……原作で知ってたけども、今がその時期……時期は普通に知らんかった。

 まだ将来的にギルドの看板を背負うナツ達が若すぎるからか、S級試験を受けるための資格を取るぞと物凄く依頼を受けに行ったりしていない。

 

「じっちゃん、今年はオレだよな!」

 

 S級試験の受験資格を持った受験者の発表をワクワクしているナツはテーブルに足を置く。

 

「今年のS級試験に出られるのは……ラクサス!」

 

「おおっ、やっぱりか!」

 

「最近、メキメキと腕を上げたからな」

 

 S級昇格試験の受験者を発表をするとワカバとマカオがざわめくとラクサスに視線が向く。

 ラクサスはやっと自分がS級の昇格試験の受験資格を手に入れたかと立ち上がり大きく笑う。

 

「やっと俺の時代がやってきたな」

 

 笑いながら電撃をバチバチさせるラクサス。原作知識的なメタい話をすればラクサスはこの年のS級に合格をする。

 アイツの時代が来るかどうかは別としておいて今年ラクサスは試験に合格するので頑張れとだけ応援をする。

 

「そして鎧!」

 

「ふぁっ!?」

 

 応援をしようと思っていたら、まさか呼ばれてしまった。

 S級クエストがどんなものなのか気にはなるが、そこまで行きたいものだとは思っていない。突然名前を呼ばれたので思わず変な声が出てしまった。

 

「以上の2名じゃ」

 

「ええ、おいおいおいおい」

 

 ミラとかエルザとか他にも強くて若い魔導士達は居る。それなのに選ばれたのはオレとラクサスだけってどうなってるんだ。

 突然の出来事の為にオレは変な風にテンパってしまう……本当にどうしてこうなったんだろう。

 

「鎧、お前とか……そういや、お前とまともに戦ったことはなかったな」

 

「まともに戦う理由が無かったからな」

 

 オレはナツと違って好戦的な性格じゃない。ラクサスみたいに強い奴とわざわざ戦う理由は無い。

 今回のS級試験はタイマンなのかもしれないと考えるとなんだか胃がキリキリとしてきた。

 

「やったな、鎧!S級試験、頑張って合格しろよ!」

 

 我が事の様に喜んでくれるミラ。

 最近おっぱいが大きくなってきて目に毒だったりするがそれを言えば普通にセクハラなので言わずにいる。眼福ですありがとうございます。

 そして相変わらず痛い。バシバシと背中を叩いてこないでほしい……ミラなりのコミュニケーションなんだろうが、一回ビシッと何処かで言ってやった方がいい……いや、なんか揉める未来が見えるな。

 

「S級試験の日程は追って伝える。それまで精進せい!」

 

 マスターはカッコよく決めると何処かに行った。S級試験か……受けるからには出来れば受かりたい。

 S級と言う1つの括りに纏められれば自分が成長しているのを実感出来るし……いけるか

 

「おい、鎧」

 

「ラクサス、なんだ?」

 

 S級についてあれこれ考えているとラクサスが声を掛けてきた。

 今まで特に絡みらしい絡みがなかったので思わず身構えてしまう。

 

「そう警戒するんじゃねえよ……ただ宣戦布告に来ただけだ」

 

「宣戦布告って、確かに試験を受ける間柄だけど」

 

「ミラ程度に勝ってイキってる奴には負けねえ……テメエをぶっ飛ばしてオレはS級に上がって、ギルダーツの野郎も超えてやる」

 

「それ結構難しいぞ……けどまぁ、頑張れよ」

 

 最強の称号に憧れるのは分からないわけでもない。この頃は仲間云々がなんなのかまだ分からずにラクサスは粋がってる。

 本当は仲間思いの良い奴なんだけども、マスターの孫で色眼鏡を掛けられているのがコンプレックスになっている。ベジータ的なツンデレだ。第2世代とは言え滅竜魔導士なので地獄耳なのは知っている。ツンデレめと言いたいが言ったら確実にぶっ飛ばされる。

 

「聞き捨てならねえな……あたし程度ってどういうことだ!」

 

「ミラ、落ち着け」

 

 自分を引き合いに出されたことで怒る。

 

「ミラは程度なんて言われるほどじゃない充分にスゴいんだ……ホントにスゴい奴がこの程度で動じてどうする?」

 

「お、おぅ……そうだよな。ラクサスの奴、ワザとあんな事を……私がこんな安い挑発に乗って喧嘩なんて買うかよ」

 

 喧嘩を買おうとしたじゃないかもといチョロい。

 頭に血が上っていたミラはオレの言葉で冷静になる……心做しか何処か上機嫌の様に見える。……やっぱりアレだろうか。

ミラとフラグ的なの建ってる……いやでも、仮に建ってたとしてそれは吊橋効果的な感じで立っているからダラしないオレを見て恋の熱が冷める的なのありえそうだから怖い……聞かないでおこう。鈍感系の主人公のフリでも……なんかやだな。

 

「……ん?どうした、カナ」

 

 ミラとの関係性についてあれこれ考えているとオレに凄く羨ましいとの視線を浴びせている少女ことカナ。

 妖精の尻尾の子供組の中でも最も古参のメンツであり、とある事情を抱えているのだがそれは今とは……関係あるかもしれないが、オレにその辺の事情に首を突っ込む権利は無い。

 

「鎧、スゴイね……ギルドに入ったばかりなのにもうS級試験を受けれるなんて」

 

 オレの事を言うカナだが何処か自虐的な雰囲気を見せる。

 

「オレなんてまだまだ……多分まだギルダーツに勝てないんだ」

 

 強くなるために依頼をこなしたりしているけど未だにアレが使えない。

 必死になっているけれどスーパー戦隊の力を全て使いこなせるわけじゃない……まだまだ未熟者なんだ。そう考えるとオレがS級の資格を取ろうなんてなんか烏滸がましいな……マスターに今からでも自分は未熟者だからS級になれませんって断ってこようかな。

 

「ギルダーツか……今頃なにをしてるんだろうね」

 

「あ、悪い」

 

「なんで謝るんだよ」

 

「余計な心配をかけてしまったなって……」

 

 本当はカナにギルダーツの事を考えさせてしまった事について謝る。

 

「なに言ってるんだ、やるからには頑張りなよ!」

 

 カナはカナなりの空元気を見せる。本当にどうしてうちのギルドの女子は美人なのに豪快なところがあるんだ。

 バシンとカナにも背中を叩かれた以上はやるしかないなとレンジャーキーを取り出して見つめる……。

 

「S級の試験って具体的にはなにをやるんだ?」

 

「さぁ?毎年やることは違うって聞いてるけど……ラクサスとぶつかる事は想定しておかないと」

 

「ラクサスとのバトルか」

 

 ナツは毎回挑んでくる。ミラとはギルドに入った頃にやって、エルザとも手合わせをしたことがある。ギルダーツとはギルドに入る前に一回やった。けど、ラクサスとはやったことがない。オレがギルドに入った日はたまたまラクサスが仕事に行っていて鉢合わせしてないし、勝負をする理由が無いのでしていない。

 ラクサスと言えば現時点でもギルダーツを除けば最強と言うに相応しい実力を兼ねていて様々な雷の魔法を使う……雷を扱うだけで強キャラ感を醸し出すってなんだろうな。

 

「強くなるつってもこれ以上なにをすればいいのかイマイチなんだよな」

 

 ゴーカイセルラーとレンジャーキーがあればスーパー戦隊への変身が可能だ。

 持っているレンジャーキーの戦士は仕事とかで使って戦ってる……今より強くなるにはアレになったりするぐらいだろうけども、今以上にどうやって強くなるのかが分からない。

 某メロンの兄貴の仮面ライダーみたいにライダーとしてのスペックより変身する中の人が強いから強いみたいに生身の状態でもバルカンを撃退出来るぐらいには鍛え上げている。

 

「だったら私と一緒に特訓しない?」

 

「カナと一緒に?」

 

「1人でやってても停滞してるんだったら、誰かとやればなにか変わるかもしれないだろう」

 

「1人じゃなくて2人でか」

 

 思えばずっと1人で戦っていた気がする。

 誰かと組むのがめんどくさいのもあるし、守らなきゃいけないとか色々と考えたりすることもあったせいで誰かと一緒になんてのはほぼ無い。

 

「じゃあ、一緒に特訓してみるか」

 

「え、ああ……」

 

「どうしたんだ?」

 

「いや……乗ってこないと思ってたから」

 

「オレをなんだと思ってるだ」

 

 基本的には1人で居ることが多いせいか冷たい人間に思われてたようだ。

 オレが乗ってきた事を意外そうにしているカナ。

 

「なんだなんだ、面白そうな事をしてるじゃねえか。あたしも混ぜろよ」

 

「ミラ……カナと一緒にやるから大丈夫だ」

 

 話を聞きつけて来たミラ。

 今回はカナと一緒にやるから今回は大丈夫だと言えばミラは固まる。

 

「……カナよりあたしの方がお前の力になれる!」 

 

「いや、先に誘ってくれたのはカナだからそれを無碍に断ってお前に乗り換えるわけにはいかない」

 

 効率だけの話をすればミラの方がいいのかもしれないが、先に誘ってくれたのはカナだ。

 ミラの方がいいと先に誘ってくれたカナを見捨てて乗り換えるわけにはいかない……あ、そうだ。

 

「ミラも手伝ってくれないか?」

 

 ここまで来たらなんかもうS級を目指してみようと思う。

 協力をしてくれるならそれに越した事はないとミラを誘うのだがプルプルと震えている。

 

「鎧の、バカヤロー!」

 

「ぐふぉう!?」

 

 ご丁寧に殴ってきた右手を悪魔の姿に摂取をしてきたミラ……やっちゃいけない事をしてしまった。

 

「いてててて……」

 

「あのさ、私が言うのもなんだけど今のはないんじゃないの」

 

「それだと誘ってくれたお前の方を断らないといけないんだけど……」

 

「……もうちょっといい感じの断り方を考えなよ」

 

 結構な理不尽。

 カナの機嫌もミラの期限も取らないといけない……丁寧な断り方ってなんだろう。オレ、口は上手い方じゃないから浮かばないな。

 

「豪快チェンジ!」

 

『ニーンニンジャー!』

 

 場所は移り変わり、町外れの森にやって来た。

 ゴーカイセルラーを取り出し何時もの様にスターニンジャーへとゴーカイチェンジをした。

 

「彩りの星、スター」

 

「甘いよ!」

 

「ちょ、待てよ!」

 

 変身後の口上を言う前に攻撃をしてきやがった。

 

「あんた何時もそれやってるでしょう!隙だらけだよ!」

 

「お約束ってものがあるんだよ!」

 

 ゴーカイジャーだから言わなくてもいいかもしれないけど言っておかないと調子が出ない。

 カードから炎だ氷だ飛ばしてくるカナ。こっちもやってやると手裏剣をスターソードガンにセットする。

 

『風マジック』

 

「手裏剣忍法・風の術!」

 

『ハリケーンジャー!』

 

「さぁ、パーリータイムだ!」

 

 風の術を使い竜巻を巻き起こし、カナに向かって突撃をする。

 竜巻の中にカナを閉じ込めると風に乗りながらスターソードガンのソードモードで斬る……と怪我をするので程よい威力で叩く。

 

「っ、あんた……」

 

「ほらほら、掛かってこいよ」

 

「……やめた」

 

「……え!?」

 

 やっと体が温まってきたってのに不貞腐れた顔をするカナ。

 カードをそそくさとしまおうとしている。

 

「なんだどうしたってんだ」

 

「……私とじゃ修行になんないでしょ。さっきの攻撃で私を倒すことが出来たでしょ!」

 

「そりゃ……倒せてたけど」

 

「だったら、これ以上はやれないよ……アレが私の限界なんだ」

 

 どうやらオレが思っていた以上にカナとの実力差があった。さっきの一撃で倒されたことを認めるカナは何処か悲しそうな顔をしている。

 オレが手を抜いたと思ったからじゃなく、オレとの間にある実力差に悲しんでいる。

 

「エルザとはまともにやってないけど、あのミラに圧勝したんだ。あたしなんかが修行の相手になる筈なんかないよね」

 

「何時になく自虐的だな……なにか悩みがあるなら相談に乗るぞ」

 

「別に……」

 

 不貞腐れてオレにそっぽを向くカナ。

 自虐的になってる理由は自分が弱いからと落ち込んでて……ギルダーツの事を考えてしまってるのか?オレはギルダーツにギルドに連れて来られて入った。そしてその年のS級試験を受ける。いい感じの出世街道を歩んでいる。

 対するカナはギルドの少年少女組の中でも最古参と言っていいぐらいに幼い頃からギルドにいて……ギルダーツが連れて来たポッと出てきた奴がS級試験を受けるとなれば……嫉妬するだろうな。

 

「ああもう、やめだやめだ……カナの言うとおりカナと戦っても相手はあのラクサスだ。大した修行にならない」

 

「!……そうだね」

 

「だから逆にするぞ。カナ、かかってこい」

 

「はぁ!?」

 

 オレは口下手だから、こういったことしか出来ない。

 ゴーオンゴールドとゴーオンシルバーのレンジャーキーを取り出してギュッと両手で握る。

 

「カナもその内S級試験を受けるんだろ。だったら、オレが鍛えてやるよ!」

 

「なにを言い出すかと思えば、私は今年資格を貰ってないんだよ」

 

「今年は無理でも来年から行けるようになるかもしれないだろう……とっておきを見せてやる」

 

 なんだか今ならばいける気がする。

 必要なのはイマジネーションとゴーオンゴールドとゴーオンシルバーをイメージするとレンジャーキーが変わっていくのを感じる。

 

「豪快チェンジ!」

 

『ゴーオンウィングス!』

 

「メット、オン」

 

「金と銀!?」

 

 豪快チェンジをしたオレにカナは驚く。それもそうだ。

 

「ブレイク限界超えていき、キラキラ金銀輝くゴーオンウィングス!」

 

 右がゴーオンゴールド、左がゴーオンシルバーの仮面ライダーWを彷彿とさせる見た目に豪快チェンジした。

 今までレンジャーキーを1つにすることが出来なかったが今ならいけると思い強くイメージした結果出来た。

 

「やるぞ、カナ!」

 

「……ああ、もう分かったわよ!こうなったらあんたを倒せるぐらいに強くなってやるよ!」

 

「その勢いだ!」

 

「だから、手加減なんてするんじゃないよ!」

 

「ああ……ロケットタガー二刀流!」

 

 今度は手加減をしない。ロケットタガーを取り出してジェット噴射で一気にカナとの間合いを詰める。

 

「カードマジック・激流(スプラッシュ)!」

 

 カードから水を出して巨大な津波へと変えるカナ。

 

「ロケットダガー、ミッション2、フリージングダガー!」

 

 オレは襲ってくる激流を冷気を纏わせた右手のロケットダガーを振って凍らせる。

 

「ミッション5、シューティングダガー!」

 

 もう片方のロケットダガーを操作し、真空の刃を放ち凍らせた激流を破壊してその後ろにいるカナを吹き飛ばす。

 

「豪快チェンジ!」

 

『ダーイレンジャー!』

 

「キバレンジャー、吼新星、コウからの乱れやまびこ!」

 

 追撃の手は緩めない。白虎真剣を引きずりその音を何倍にも増幅させて響かせると体制を立て直そうとしたカナは苦しむ。

 乱れやまびこを止めることなくカナとの間合いを一気に詰めていき白虎真剣をカナの首元に置いた。

 

「オレの勝ちだ」

 

「っ……また負け、か」

 

 完全に敗北を認めたカナはストンと腰を落とす。

 カード魔法を使っていて中距離での戦闘を得意としているカナは基本的に近距離での肉弾戦を主とするオレとの相性は最悪だ。ちょっとでも自分のリズムややり方を崩されただけでこれだ。

 

「本当に、鎧は強いね……さっさとS級になりなよ!」

 

「ここまで来たんだからなってやる……けど、カナも頑張ってS級の試験を受けれる様になるぐらいに強くなれよ」

 

「ああ、直ぐにあんたを追い抜いてやるよ」

 

 一応はカナに発破をかけておいた。

 これでカナのS級を目指そうとする思いはより一層に強くなる……けど、カナの実力が段違いにパワーアップしたわけじゃない……あれ、これダメじゃね?……なんとかなるか。

天帝vs童子切を連載化したいんだが

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