短編だけだったので移しました。
時は戦国の世、悪鬼たる鬼舞辻無惨を鬼を断ち切る為に鬼殺隊は活動をしていた。
「これで終わりか」
鬼殺隊の一員である縁壱は鬼の首を狩っていた。目にも止まらぬ早さで鬼を退治し、鬼に襲われていた民に手を差し伸べる。
怪我はないか?怖くはなかったか?自分達が、鬼殺隊が来たからもう大丈夫だ。見る人が見れば縁壱はヒーローである。
「……お前は強い……」
そんな縁壱に嫉妬していたのは縁壱の兄である厳勝だ。
生まれて間もない頃は縁壱は自身よりも劣っている存在だと思い込んでいたが蓋を開けてみれば縁壱はこの世の誰よりも強かった。
ちゃんとした地位に居るのならば天下を取ることが出来る常軌を逸する才覚の持ち主であり、厳勝は嫉妬しており思わず声を零す。そしてその零した声を縁壱は聞いていた。
「兄上、私など大層な者ではないです。長い長い歴史のほんの一欠片に過ぎません。今こうしている内にも私をも上回る存在の産声を上げています」
なに言ってるんだ、こいつ?
厳勝はそう思った。戦国の世で覇道を目指すのでなく、鬼を退治していた厳勝は鬼が使う血鬼術と言う超常的な力の恐ろしさを知っている。
家族を故郷を捨ててまで鬼殺隊に入って鬼を倒す為の剣術を、呼吸を学んだ。鬼を片手間で倒せる実力者になったのだがそれでも縁壱の足元にすら及ばない。鬼の総大将である鬼舞辻無惨を人は化け物と言うのだが鬼舞辻無惨視点では縁壱こそが化け物である。人の身でありながら人ならざる者を容易く倒す彼は神に愛された存在だった。まるで鬼を倒す為に生まれた桃太郎の様な存在であった。
どうして自分ではないとどれだけ研鑽を積もうが縁壱に届かない厳勝は絶望した。
その後になんやかんやあって鬼殺隊を裏切って厳勝は鬼になった。なんやかんやの部分を知りたければ原作をネットカフェ辺りで読んでくれ。ここは二次創作なので、こんな未来もありえる……………そう
「っく、1人の隊員に下弦の月が全滅だと!?貴様等、何処まで無能であれば気が済む!!」
縁壱の言ってたこと…………割とマジだった。
鬼舞辻無惨は上弦の鬼を呼び出して物凄くキレる。十二人の優れた鬼の下位の面々である下弦の月がたった1人の平隊員によって全滅した。より強くなる為に生き血を啜っているのにも関わらず一瞬の内に死んでしまったのだ。
自身の血を多く分け与えた筈の鬼なのに、どうしてこうもあっさりと倒されるのか?無惨はかなり理不尽にキレていたが…………上弦の鬼達は全員思った。
「今や平の隊員ですら我々が人として生きていた頃に存命していた柱と同格の実力を持っている……」
「言い訳など聞きたくもない!!貴様等は青い彼岸花の捜索と鬼殺隊の全滅を命じた筈だ!!」
今の一般兵である平隊員が鬼殺隊の中でも最弱でも原作で言うところの煉獄杏寿郎クラスの実力を持っていた。
対する鬼は特にこれと言ってパワーアップをしていない。歳を取って世代交代をするという概念が無いので原作通りである。
「柱は最低でも縁壱と同じ実力を有している………………………本当だったのか、縁壱……」
縁壱、言ってたことマジだったよ。
この世界線では炭治郎は日の呼吸を波紋の呼吸に進化させ、善逸は光の速さで斬ってきます。
天帝vs童子切を連載化したいんだが
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連載見てみたい
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短編集にだけしとけ