アルピ交通事務局のネタ倉庫   作:アルピ交通事務局

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お兄ちゃんは辛いよ 3 

「母さん、大事な話があるんだ」

 

 GWもあっという間に終わり本日はアルバイトは無い日なので夕飯を食べ終えて食器を片付けていると修がとある書類を片手にやってくる。

 

「改まってなんなの……もしかして貴方もアルバイトをはじめるとか言い出すんじゃないでしょうね」

 

 食器を一纏めにしながら流し目で私を見てくる母さん。

 中学生の頃からとあるところでアルバイトをしていた私にはあんまりいい顔をしていない。一応は一部上場の良いところに勤めてるんだけど、子供なんだからもっと青春を謳歌しなさいと言っている。高校生になってからはそんな事はなくなった。

 

「違う……ボーダーに入りたいんだ」

 

 机の上に置かれたのはボーダーの入隊試験を受ける為に必要な書類だった。

 流石は真面目な修、既に自分が書かなければならない欄には記入済みだった。

 

「いきなりなにを言い出すのかと思えば……ちょっと見せてみなさい」

 

 いきなり却下をしないのは意外だった。

 母さん、あんまりボーダーをよく思っていない節があったりするけども……これはイケるだろうか。

 

「ダメよ、こんな危ないところに行ったら」

 

 無理だったか。まぁ、当然と言えば当然だろう。

 ボーダーの隊員になると言うことは三門市の戦場に出ると言うこと。可愛い我が子を戦場に出すなんて旧日本軍の様な考えをうちの母はしない。

 

「大体、貴方はこういう事が向いてない。いいえ、仮に向いていたとしても私は勧めないわ」

 

「……それでも、僕は入りたい」

 

「それはボーダーじゃないと出来ない事なのかしら?」

 

 母さんはハッキリとダメだと言ってくるが引くつもりはない。そんな姿勢の修を見るのははじめてなので母さんはしっかりと耳を傾けている。

 

「日野さんの所や神堂くんのところじゃダメなの?」

 

「ボーダーじゃないとダメなんだ……危険なのは承知してる。けど、ボーダーになら手掛かりがあるかもしれない」

 

「手掛かり……麟児くんの事ね」

 

 ご近所付き合いなりなんなり色々とある故に雨取家の事もそこそこ把握している母さん。

 麟児さんが居なくなってしまった事はちゃんと熟知している。

 

「確かに近界民関係だとボーダーに入る事が1番かもしれない……けれど、ボーダーが正しいとは限らないわ。今回みたいな事が起きた以上、信頼が出来る組織とは言い難いし」

 

「それでも可能性があるなら……」

 

 修、受かる前提で言っているな……まぁ、なんだかんだで受かるんだろうが。

 それはさておき、母さん相手に一歩も引かないのは流石だぞ修。

 

「昴、貴方はどう思っているの?」

 

「ボーダーに麟児さんの手掛かりがあるかどうかは不明だけど、このままなにもしないという選択肢が修の中に無いのなら、やらせるべきだとは思う……ただ修は戦うって事には向いてないし才能があるわけでもないから苦労するのが目に見える」

 

「そう……貴方は入りたいなんて思っていないの?」

 

「アルバイトをしながらの両立はちょっと……それにボーダーが完全に信頼出来る組織って言えない以上は孤軍奮闘の身でいい……多分、その内何回かボカをやらかすし、いざと言う時に絶対の味方になれる立ち位置の方がいい」

 

 ボーダーに憧れを抱いているかと言われればあるが、権力争いだ内部抗争なんてのはごめんだ。

 私は基本的には平和を愛する人間であり、隠れブラコンでもある……弟の為に戦う事が出来るお兄ちゃんなんだ。

 

「貴方らしいわね……ついてきなさい」

 

 折れることのない修とそれに賛同をする私を見て母は若干だけど折れた。

 何時もならば直ぐに食器を洗うのだが今日は水に付けるだけに留めており、2階にある私の部屋の丸いタイプのドアノブを右に2回、左に3回回して開いた。

 

「おばさん?」

 

 部屋のドアを開くと何時もの私の部屋……ではなく、ちょっと何処かの家のリビングを思わせる部屋だった。

 そこの部屋の主こと幽霊のマリーがフワフワと浮きながら急にやって来た。マリーちゃん、相変わらず元気そうにしていてなによりだ。

 

「ごめんなさいねマリーちゃん……ちょっと思いっきり体を動かせる部屋ってあるかしら?」

 

「母さん、いったいなにをするつもりなの?」

 

「ボーダーに入りたければ私の屍を越えていきなさい」

 

「母さん!?」

 

 とんでもない事を言い出したよ、この母は。

 結構、いや、かなり急な事なのでマリーは首を傾げるのだが、一応は思う存分に暴れられる部屋はあるのでそこに案内する。

 

「修、掛かってきなさい」

 

 クイクイっと挑発をしてくる母さん。修はマジなのかと若干テンパっており冷や汗をかいている。

 

「安心しなさい魔法は使わないわ」

 

「実の息子を相手にそこまでやるか」

 

 と言うか使っちゃ駄目だろう魔法は。母さんも平穏に三門市で暮らせるとは思っていない節がある……なんだろうな。

 こう、転生者のお陰で原作キャラが通常より強化されると言う話は割と耳にする。テイルズオブゼスティリアに転生した先輩とかアリーシャを強化して病ませたりしてるのを地獄の養成所で見た……だが、なんで母なのだろうか。

 まぁ、持たざるメガネである修は強かったりすると色々とややこしかったりする。15年一緒に生きてはいるが修は体育会系の人間じゃないのは分かっている。私は賢い犬リリエンタールの時に痛い目に遭ったから自ら進んで死地に行くのはちょっと嫌なのだ。

 

「いくよ、母さん」

 

「来なさい」

 

「おばさんと修くん、喧嘩してるの?」

 

 親子がリアルファイトをしようとしている様を見守るだけの私だったがマリーが心配をしてくれる。

 

「あれは二人なりのコミュニケーションなんだよ」

 

 どうして原作主人公が強くならなくて、母が強くなるのだろうか。

 いや、確かに母さんならばと何処か許される風潮があるが断じてそんな物は無いのである。母は2歳年上の私が居ることにより原作よりも2歳歳を重ねている39、つまりは四十手前のおばんである。そして私は容姿が黒髪の沖矢昴だけどまだ17歳にすらなっていない高校生だ。

 

「せやっ!」

 

 やるからには真剣にやる修は母さんに向けて拳を振るうのだが遅い。

 元から遅いというのもあるのだろうが、母さんを殴らなければならないという罪悪感に否まれており、通常よりも遅い。

 

「なにをしているの!」

 

 バシッと修の拳を掴むと直ぐに関節を決めに行く母さん。

 動きに迷いがあることを直ぐに見抜くのは息子の事が分かっている。流石の母と見守りながらも取り敢えず手を上げる。

 

「一本!」

 

「ボーダーの訓練は普段から襲ってきてるロボットじゃなくて対人戦なのよ。例え身内でも躊躇ったらダメよ」

 

「そうは言われても……」

 

「四十手前の私でこんなんだったら、体育会系の若い子には負けるわ」

 

 言っている事には間違いはない……ただ言っている人が間違いな気がする。

 それはそうとしてこんなにドタバタして大丈夫なのかと心配をする……部屋がぶっ壊れる事はないのだが、騒いでいると下の階にまで響く。

 

「ちょ、ちょっとこれどう言うことよ!?」

 

 私達が今居る部屋の下の階の住人、それはつまり賢い犬リリエンタールの主要人物こと日野兄妹が騒ぎを聞きつけてやってくる。

 ツインテールが似合う意外と女子力が高かったりするカンフー少女こと日野てつこは部屋に入ってきた途端に母さんに攻撃をしている修を見て叫ぶ。修達もてつこがやって来た事を驚いて戦いを一旦やめる。

 

「てつこさん、お騒がせして申し訳ありません。少々込み入った事情がありまして母さんと修は戦っているんですよ」

 

「いや、どういうわけよ!」

 

「分かりやすく言えば母さんを倒さないとボーダーの試験を受けられないとの事です」

 

「はぁ!?あんたじゃなくて修がボーダーに!?」

 

 あまりにもいきなりの事に困惑しまくるてつこ。

 ゆっくりと落ち着いた声で事情を説明しているのだがなんでそうなったんだと呆れている。

 

「修、ボーダーに入るなんて止めなさいよ!あんた弱っちいんだから」

 

「てつこ……確かに僕は弱いよ。でも、それを理由になにもやらないのは違うんだ」

 

 こんな事は無意味だと主張をしに行くてつこだが、修は諦めない。

 野上良太郎の如く弱かろうが絶対に折れない芯を見せつけてくる……メンタルお化けだから諦めさせることはほぼ不可能だ。

 

「僕がすべき事だと思っているから僕はやっている……母さん、もう一回」

 

「修……」

 

「修を止める事を諦めなさい……引きこもってた時も裏切る事をせずにいた。その事を忘れたわけじゃないでしょう」

 

 弱っちいのにそれでも立ち上がる修、そんな修を見守るてつこ……全く、受験の年だって言うのに青春をしている。

 嘗て引きこもりだった自分の事を何度も心配して家まで訪れていたクラスメートでもなんでもない少年は弱いけど強いんだよ。

 

「なにやってるのよ、修!真正面からやったって運動音痴のあんたが勝てるわけないでしょう!」

 

 そして見事なまでのツンデレを発揮するてつこ。修に真正面から戦うなと遠回しにアドバイスをしている。

 

「修、真正面から挑んでも無駄なのは最初から分かりきっている事だ……コレは勝負であって品行方正を求める試合じゃない」

 

 ツンデレは近年では悪い文明扱いをされているので私も微力ながらサポートを入れる。

 多少の汚い手は使ってもいいと教えておく……修には真正面から以外の戦闘が向いている……王道的じゃないメガネだが、それが修のいいところ。

 

「真正面から挑んでも駄目……」

 

「ちょっ、なんで私ので分かんないのよ」

 

「てつこさん、もう少しオブラートに行きましょうよ……さて、どうするか」

 

 このままじゃダメなのは分かったので、考える修。

 これが本当の実戦だったら今頃は母さんにボコボコにされているのだろうが、考えている姿を見て満足気な表情を取っている。ただ満足はしているけれどそれだけじゃダメだとキッとなる。

 

「そっちから来ないなら行かせてもらうわ」

 

 修が攻めて来ないので逆に攻めに来る母さん。

 修に向かって発勁をくらわせに行こうとすると修は両腕を動かす。

 

「あれは……ねこだまし!」

 

 パシンと音を鳴らして手を叩く相撲でもある必殺技、ねこだまし。

 その動作と音に反応をしてしまった母さんは思わず目を瞑ってしまい大きな隙を作り修はその隙を逃さずに突き押しを決めた。

 

「……ふぅ、負けたわ」

 

 あっさりと負けを認めた母さん。

 結構ギリギリな勝負だったのでやっと勝てたことに修はホッと胸を撫で下ろす。

 

「ヒヤヒヤさせるんじゃないわよ!」

 

「てつこ……ごめん」

 

「な、なんで謝るのよ」

 

「僕が弱いから変に醜態を晒したみたいだし……兄さんや母さんみたいに色々と出来たらいいんだけど」

 

 友達に情けない姿を見せてしまったことを落ち込む修だが、てつこからすればカッコいい姿である。

 ツンデレというものを理解していない修は申し訳無さそうな顔をしている。そんな私達みたいに色々と出来たらって

 

「百歩神拳なんて覚えても人を殺しかねない技なんだから使い所が無いぞ」

 

「あんたは加減が出来てないだけで常にフルパワーで撃ってるからでしょう。死なない程度に撃てるでしょ普通は」

 

「てつこさん、貴女は普通じゃなくて天才に部類されてる事を忘れないでください」

 

 そもそもでリリエンタールの力を使ってるからって百歩神拳がポンポンと使えるわけがない。

 外気功も数ヶ月で習得するてつこは普通じゃなくて天才に部類される……私はギリギリ秀才、いや、光彦さんに梁山泊よろしく扱いて貰ったから凡才なんだろう。

 

「さて、第2ラウンドと行きましょう」

 

 え?

 

「昴、今度は貴方の番よ」

 

「待って、そんなの聞いていない」

 

「今思いついたのだもの」

 

 なにそれ、ありなの。

 しれっとした顔で言っているけれど心の準備もなにも出来ていない。出来ていたのならば、もうちょっとスムーズに行けている。

 まぁ、とはいえ相手は母さんだ。ライトニング光彦に鍛え上げられた私ならば余裕で勝つことが出来る。

 

「てつこちゃん、後は任せたわよ」

 

「え……分かりました」

 

 冗談抜きでアドリブにも程がある。

 突然指名されたてつこは一瞬だけ固まるが直ぐに受け入れて腕をバキバキと鳴らす。怖い。

 

「待ってください、てつこさん。これは不毛な争いです」

 

「そうは言うけどおばさんに頼まれたのだもの。きっちりこなさないと」

 

「もしかしてさっき私が修にサポートをしたの根に持っていますか?」

 

「……別に、そんなんじゃないわ」

 

 絶対に嘘だ。

 ちょこっとだけ不貞腐れた可愛らしい仕草を見せつけるてつこだが、何時でも戦闘が可能な準備に入っている。

 小学生にして素手で薪割りが出来るとんでも少女で中学に上がってからもさらなる高みを目指して天下一武道会でも目指しているんじゃないかの勢いだ……マジで総合格闘技団体にスカウトされないのが謎である。

 

「はっ!」

 

 私の意思は完全に無視される前提で話は進んでおり、てつこは拳を叩き込んでくる。

 その気になれば鉄筋コンクリートすら破壊出来る拳を真正面から受けては一溜まりもないので上手い具合に逸らす。しかしそれでも腕がジンジンとする。最近忙しくてマリーとか会いに行くことが出来なかったけれど相変わらずてつこ強え。

 

「こうなっては致し方ありません。錬成化氣」

 

 まともにやり合っても勝てそうに無いのは直ぐにわかった。

 一旦距離を置いて両手を合わせて詠唱をするのだが、てつこが縮地で一瞬にして距離を縮めてきて掌底をくらわせにくる。

 

「あんたにそれ使わせるとなにしてくるか分からないから使わせないわよ!」

 

「いや、てつこさんも使えるでしょう……」

 

「詠唱なんてしてたら狙ってくださいって言ってるものでしょう。もっと早く出来るようになりなさいよ」

 

 トリガーという未知の道具を使ってのバトル物の世界の筈なのに何処で道を間違えたのかリアルファイトをしなければならない。確かに生身ならばどの原作キャラと戦っても勝てる時点で充分な気がする……いや、ここで満足していたらダメなのかもしれない。

 修がピンチな時に何処ぞの実力派エリートを名乗るセクハラ魔の如く颯爽と駆け付ける基本的には見守っている一般人的な立場が良いんだ……痛い目に遭いたくないけど修が頑張ってる横で頑張ってるのになにもしないのは兄としての威厳というものがある。

 

「錬成化氣、散華天対」

 

 こうなれば動きながら力を溜めるしかない。両手を合わせて詠唱をするとポワァっと光を纏う。

 最近これをやってなかったから光を纏うまでに時間がかかっていて、光が前よりも弱い。

 

「あんた昔より確実に弱くなってるわね2年前の方がもっと強かったわ」

 

「私は貴女と違ってカンフーしてる暇は無いんです。アルバイトしたり特撮見たりするのに忙しかったりするんです」

 

 中学時代の方がもっとやれたと言ってくるが、この時点で岩を二重の極みの如く粉々にする戦闘力はある。

 

「特撮見る暇があるならあんたが特撮の俳優並みのアクションをしてみなさいよ」

 

 時間を掛けてポッと拳に光を纏った私と違い一瞬で纏ったてつこ。

 これが才能というものの差なのか……っく、食後の運動にしてはハード、あまりにもハードだ。女性に手を上げる事に関しては別に致し方無い事なのは理解している。

 

「ふっ!」

 

「八卦掌!」

 

 掌底を当てに来るてつこに合わせるかの様に掌底を入れる。

 てつこの方がパワーは上かもしれないが私の身長は188cmと日本人にしては高身長だ。パワーの押合いにおいて大きいと言うのは正義であり

 

「っちぃ!」

 

 力の押し合いでは私の方が勝つ。

 体格というものでは勝てないことが分かっていたのに勝負してしまったことにてつこは舌打ちをする。

 

「そこまでよ」

 

「ふぅ……よかった」

 

 てつこと一旦距離を取ると母さんが間に割って入ってきた。

 

「おばさん、今いいところなんだから邪魔しないで!」

 

「目的を間違えてるわよ……それにこれ以上やったら本当に流血沙汰になりかねないわ」

 

「それぐらい……っ……分かり、ました」

 

 母の眼力は本当に恐ろしい。ギャーギャー騒いでいたてつこもビビってしまう……なんなのうちの母親は。

 ともかくこのままいけば打透頸とか使わなきゃ勝てない……てつこは本当に強いんだよ。日野博士夫妻を狙う魔の手から自分を守る為に鍛え上げてレンガを指で穴を開けたりするのが出来るんだ。

 

「終わったの?」

 

「ええ、なんとか終わりました。騒がせてすみません、マリーちゃん」

 

 可愛く首を傾げるマリーちゃん。

 もう戦わないことをアピールすると何処かホッとしている……事情が事情故に致し方無いとはいえ知り合いが本気で殴り合ってるのを見るのは嫌なんだろう。

 

「ううん、怪我がなくてよかったよ……」

 

「にしてもボーダーね……そこに行くって決めてるなら止めるつもりは無いけれど、先に言っておくわ。あの組織、一枚岩じゃないわよ」

 

「おや、随分と詳しいですね」

 

「兄貴達が技術提供してるのよ……どうせなら私も入ってやろうかしら」

 

「やめておいた方がいいですよ……貴女の場合はどうしても日野がついてきてしまいます」

 

 修のことが心配なのは分かるが、あまり手を貸しすぎてしまうとそれは修の成長の妨げになってしまう。

 私も色々と言ってあげたいがそれを言えば修は本当の意味での成長が出来なくなる……本当はマンツーマンでコーチとかやってたいんだがな。

 

「ボーダーは組織です。組織に入ると色々とややこしい……組織とは関係に無い立場に居る人間は必要になります」

 

「それはあんたの仕事じゃない」

 

「私の仕事は他にある……修の友達であるてつこさんだから出来る事もある。人には人の役割や立ち位置の様なものがある……貴女が力を発揮するのも私が力を発揮するのもその時が来るまで隠しておかなければなりません」

 

 そしてその時は確実にやって来る。

 ボーダーが近界民の脅威から人々を守る為に刃を磨いているのならば、私も家族を守る為に刃を磨いている……ただ、その刃はあんまり見せない。過去に一度酷い目に遭っているのだから。かくして修のボーダーの試験を受ける事は許可が降りて今回の騒動に幕を引いた。

天帝vs童子切を連載化したいんだが

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