今回のキャラの崩壊は酷いかもしれません、注意です
ソランside
ハナヨと共に帰った次の日の昼、俺は大会の表彰式兼パーティーの正装であるスーツをリュックへと入れ他に必要な物や招待状を確認していた。
会場に付いてから着替えるので、何時もの刹那のファッションをしている
今回のゲーム大会には沢山の有名配信者もいるから、失礼な真似は出来ないからな。ちゃんとした格好をしなければならない。気分としては二期でティエリアがリボンズと接触するパーティーに変装して参加する感じだな。
さて、フェルトとはポアロの前で集合する約束している、それにしてもフェルトは余程ソレスタルビーイングの皆に会いたいんだな。
「お兄ちゃん♪お兄ちゃん♪可愛い可愛いハヤナを差し置いてどこぞの女の子とパーティーなんて酷いよね!」
おうふ、何処から聞いたのかな妹よ
「ハヤナの言う通りです。兄さん、私たち最近構って貰えていません。お出掛けを要求します」
「了解した……今度何処か遊びに連れていくと約束する。だから許してくれ」
「やったー♪」
「兄さん、出来るだけ早くお願いします」
そう言いながら楽しそうに部屋を出ていく妹達を見届け、俺は荷物を持って家を出た。
母さんと父さんには遅くなって帰ることも伝えた。夕暮れ、太陽がオレンジ色に照らされた町
を歩きポアロへと向かう。それにしても、妹達の反応は予想外だったな。
何処に行くかだけでも考えておかなければ、ここがコナンの世界ではあるが、水族館か遊園地ぐらいしか思い付かないな。
今時の女子はショッピングをするのが流行っていると聞くが……まぁ少しぐらいなら使えるが。
どうするものか、そう考えながらため息を付く
まぁ、それより今は表彰式だな。まぁ、賞状のような物を受け取るだけだからそこまで緊張はしていないが。
ふと見ると、恐らくは正装が入っていると思われるバッグを肩に下げて持つ回りから少し浮いているピンク色の髪をポニーテールに纏めた少女が見えた
「フェルト・グレイス。待たせたな」
「あ、刹な……じゃなくてソラン」
「別に、呼びずらいのであれば刹那で構わない」
「う、うん。じゃあ私も刹那って呼ぶね、それじゃ会場に行こう刹那」
「了解した」
そう言いながら並んで歩きだす、近くから視線を感じた気がしたが気のせいだろう。行きは歩きでも充分間に合うが、帰りはタクシーで送る事にしている。
流石にフェルトを一人で夜の道を返す訳には行かないし
「やっぱり、この世界に来てパーティーとか行くと………考えちゃうよね」
「殺人事件、か?」
「うん」
「確かにな。この世界は、事件が日常の1コマのように起こる。心配になるのは仕方ない」
「………うん、名探偵コナンの世界だもんね」
「だが、このパーティーには江戸川コナンは来ない、犯罪が起こる確率は低い。大丈夫だフェルト、俺ががお前を守る」
そう言いながら安心させるように笑って見せる
小さいときはこうして妹を宥めていたんだよな。それに、万が一でもフェルトに怪我でもさせたらフェルトの親だけじゃなく家の父さんと母さんに怒られるからな、怒らせないよう、しっかり守らないと。
突如として俯き立ち止まるフェルト。
まさか何か地雷を踏んでしまったのだろうか?だとしたら即座に謝らなければならない。
「ずるいよ………そんな事言われたら………」
「フェルト?すまない、何か気に障るような何かを言ってしまったか?」
「ううん、何でもないの。いこっか、刹那!」
「お、おい!?」
そう言いながら先程と同じように笑い、俺の手を引いてて歩くのを再開する
何なんだ?まぁ、気にすることではない、のか?
「それより刹那、今の私たちってさ?前世から見たらちょうど刹フェルしてるよね!?」
刹フェル、確か刹那×フェルトで描かれる絡みやイラストの事か?
「確かに、そうだな?」
「刹那ってさ、ガンダムのキャラなら誰と会ってみたい?私は刹那だから、もう叶っちゃってるけど」
ふむ、確かにガンダムのキャラで会ってみたい人か……あり得るならば
「ヒイロ・ユイだな」
「へぇ、キラ・ヤマトじゃないんだね?確か刹那が好きなガンダムってガンダム00、SEED、ビギニングGだったよね?」
「あぁ、キラなら大学の授業でたまに会うからな」
「へ?」
「確か、教授の手伝いのアルバイトでプログラミングをしているらしい。見つけたときは何故この世界に!?と、驚いたが普通の一般人だったな」
普通に俺の事を刹那と呼んでいた事から、SDガンダムGジェネレーションかスパロボ時空のキラ・ヤマトの可能性があるな
いや、本当に驚いた。まさか俺以外にもガンダムの転生者がいるのかと思ったが、彼は普通に一般人らしいし
「本当に“事実は小説より奇なり”だね……」
「あぁ、それには俺たちも当てはまりそうだがな」
そう話ながら俺達は会場へと入り、更衣室で正装に着替えた
俺はスーツでフェルトはドレス、お互いに変な所が無いか確認し会場へと入る
「わ、外人さんが沢山いる………」
「まぁ、日本で暮らしている外国人の配信者も多いからな。取り敢えずソレスタルビーイングに合流しよう」
「う、うん。皆に会うの緊張するなぁ……」
二人で歩いているとスーツ姿のロックオンとシンプルなドレスを着たティエリアが飲み物を片手に話をしているようだ。二人は一人で来たようだが……アレルヤは何処に?
「ロックオン、ティエリア」
そう呼び掛けると、二人が振り返り俺の隣にいるフェルトを見ると同時に顔を驚愕に染めた。
「フェルト………だよな………」
「まさか、私たち以外にもまだ転生者がいたのか………」
「うん、ロックオンにティエリア。初めまして、フェルト・グレイスです。」
「知っているとは思うがティエリア・アーデだ。好きに呼んでくれて構わない」
「俺はニール、ニール・ディランディだ。ロックオンでもニールでも好きに呼んでくれ」
「うん、よろしくねティエリア、ロックオン!」
そう言いながら笑い会い、次の瞬間にティエリアとロックオンが俺へと顔を向ける
「おいおい、聞いてないぞ刹那!?」
「そうだぞ刹那!私たち以外にも転生者がいるなど!?何故教えなかった!」
「聞かれていないからな」
「確かにそうだが、教えてくれてもいいだろ?」
「すまない」
その時だった
「あれ?みんな、何をしてるんだい?」
そう言いながら後ろから聞こえた声に振り向くとそこにはスーツのアレルヤが立っていた。流石にこの世界にマリー・パーファシーは居ない
「アレルヤ、紹介したいって言ってた人って……え!?」
「アレルヤ、お前もか!?」
「流石に予想外だった。昨日アレルヤから同族を見つけたと連絡を受けたが………」
「マリーさんだ………」
アレルヤの背後に隠れて見えなかったが、そこからマリー・パーファシーが現れ俺達の顔は驚き一色になった
「本当にソレスタルビーイングの転生者がいるのね………初めまして。マリー・パーファシーです、一応保育士をしています」
「ティエリア・アーデだ、IT企業に勤めている」
「ニール・ディランディ。ちょっと勤め先に関しては明かせないが、よろしくな。ロックオンでもニールでも好きに呼んでくれ」
「ソラン・イブラヒム、大学生だ。刹那でもソランでも好きに呼べ。よろしく頼む」
俺たちがそう自己紹介するなか、フェルトはアレルヤと自己紹介をしていた
「えっと、アレルヤさん初めまして。フェルトです、フェルト・グレイスです。大学生です」
「まさか、フェルトもこの世界にいるなんて驚いたよ。アレルヤ・ハプティズム、よろしくね」
「それにしても、ここまでソレスタルビーイングが揃うと、スメラギさんやラッセ達もいる気がしてくるな」
そう言いながら笑うロックオンに他の全員もつられて笑う、原作じゃ考えられないほどに平和だな
「確かにそうだね、ロックオンはライル達もいるの?」
「あぁ、転生者じゃねぇが俺の弟だな。妹達もちゃんと生きている」
「………良かった」
「なんか言ったかフェルト?」
「んーん、何でもないの。」
「そう言えば、敵側の人たちはいた?」
「それだと、一応ソーマ・ピーリスの私が当てはまるのだけど………」
「まぁ、二期では味方になるのだし。アレルヤの差す人物はリボンズや疑似太陽炉を持っていた彼らの事を差すのだろう。あとはハムやコーラだな」
「あぁ、刹那の追っかけか」
「プッ!た、確かにね……」
なんだ、今誰かに見られていた?なんだ?俺はこの場に来てから何もしていないが……
「確か表彰式はまだ先だったな、先に軽食でも食べた方が良いか……」
「そう言えば刹那の言う通りだね、そろそろ食べようか」
そう言いながら皆で軽食のある場所へと向かっていた、その時だった
「
そう言いながら俺の目の前にソイツが現れ、俺は目を見開いた。短く綺麗に切り揃えられた金髪、好戦的な視線
前世でネットでは何度でもネタにされ、刹那との会話が良く収録されている
劇場版での彼のとった行動はとてつもなく心を奪われる
「失礼、つい英語が出てしまった。改めて、会いたかったぞ少年!やはり私と君は、運命の赤い糸で結ばれているようだな!!」
そう暑苦しいほどに熱弁する男は俺へと手を差し出す
「お、お前は!?」
グラハム・エーカーが立っていた
「私は君のゲームの腕に、心を奪われた者だ!!……なんてな、改めて
「刹那・F・セイエイこと、ソラン・イブラヒムだ。よろしく頼む、お前も
そう言いながら差し出された手を掴み、握手する。グラハムは笑顔のまま口を開いた
「その通りだ、偶然とはいえ君とで会えたのは流石に刹那×グラハムの運命を感じる、まぁそんな同人誌のような物よりも友人の方が私としては嬉しいのだけどね」
そう言いながら微笑む彼に、全く原作とは違う喋り方だと違和感が凄いな。だが、この方が付き合い安くはあるな
「ソレスタルビーイングと聞き、まさかと思ったが本当に全員が彼らの容姿をしているとはな」
「あぁ、俺も驚いている。だが、彼ら以外にも沢山のガンダムの人物を確認しているが、ここは本当に名探偵コナンの世界なのか?」
「確かに、私もそれに関しては疑問に思うが居るのだから受け止めるしかあるまい。私とてゲーマーの集いでミリアルドと出会ったときは本当に驚いたよ」
ミリアルド……まさかウイングガンダムに登場してきたミリアルド・ピースクラフトまでもがこの世界に………
「まさか、ウイングのミリアルドまで存在しているとは……」
「全く、この世界の神は俺たちを楽しませてくれる。ガノタとしては嬉しい限りだ」
グラハムと話ながら料理を取って皿に乗せていく。あ、ローストビーフ美味しそう
「所で、お前の転生特典は?」
「私か?この容姿だが、ソランはなんだ?」
「この容姿、そしてエクシアだ」
そう言いながらサラダを取る
「なんと!?出来るなら今度にでも見せて頂きたい所だが……ソラン、もう少し野菜を増やした方が良い」
「そうか?」
「たまになら良いかもしれんが、肉に片寄った食生活は危険だからな。少し私の野菜を移そう」
そう言いながらサラダを取るグラハム、皿を見れば俺と同じような物ばかり並んでいる。もしかしたグラハムと俺は好きなものが似ているのかもしれないな
「感謝する、グラハム」
その後、ロックオン達と合流したらグラハム・エーカーの姿を見て酷く驚いていた。それにしても事件が起きないパーティーとはここまで平和なのか………映画のルパンVSコナンのように事件が起きなくて安心だな。
フェルトside
『優勝チーム、ソレスタルビーイング。栄誉を称え此に記します、大会優勝おめでとう』
そう言われ、優勝者に送られるトロフィーを受け取りみんなの元に戻る刹那。そして並んで写真に撮られる刹那達をマリーさんと眺める。
みんなと共に笑いながら、敵であったはずの人とも笑い会うみんなを眺めていると、目から涙が流れそうになる。
私は転生者だ、この世界
かつての私はただのオタクの高校生だった、ある日にトラックに跳ねられ気がついたらガンダム00のフェルト・グレイスへと憑依する形で転生していた。
ガンダム00も大好きだった私は、幼いフェルトへと転生しどうにか原作を変えようと動いた、ロックオンが死なない未来を、ルイスが怪我をしない未来を願って。
でも、私に変えられるはずなんて無くて
ロックオンは救えず、定まった結末で終わってしまった。結局は私は彼らを見守ることしか、想うことしか出来なかった。原作、いや劇場版だとフェルトはロックオンや刹那を想うだけ良いという結論に至る。
私もそうでありたかった、想うだけでいたかった。でも、刹那を好きになって……想うだけじゃ嫌で、それでも私は
でも、刹那の気持ちはマリナさんへと向いていると分かってるから、原作を見ているからこそ、この思いを胸の内に隠して静かに暮らした
だからこそ、私はまた転生すると聞かされたとき平和な世界で生きたいと願った。
戦争を経験して、仲の良かった人と死別を経験し、想い人とも別れた。そんな荒れた世界から、あの頃のような平和な世界で生きたいと思った。
でもそんな平和な世界は犯罪が常に発生する世界、名探偵コナンの世界で。今度の私もまた、原作の警察学校組の彼らを想うだけしか出来ないのかと、そう思いながらも暮らした。
でも、そんなある日に私はありえない光景を目にした。白い上着に黒いズボン、赤いマフラーを着た彼を、ソランを見付けた
私と同じ転生者と出会った、その日から私は彼と時折連絡をとるようになった。前世から、彼を刹那として認識しているのではなく、純粋に転生者としての彼と仲良くなっていった
そんなある日だ、彼がソレスタルビーイングと言うチームでFPSのゲームをしていると聞き彼の移った大会を見た
『右の建物に二人だ!ティエリア、グレネードを!』
『了解、目標を破壊する!ロックオン!』
『もう狙ってる、いつでも狙撃できるぜ!』
『ロックオンの背後は僕が警戒しているよ』
『助かるぜ、アレルヤ』
まるで、本物のみんなのように見えた。でもありえない、たまたま声が似ているだけ。
そう想っていた、でも目の前にいるみんなは本当に彼らの姿をしていた。
だからこそ、目の前で平和な日常を謳歌している彼らを見ているだけで、私は嬉しくなって泣いてしまう。
でも、私だけこんな幸せな場所にいて良いのかと考えてしまう
彼らは彼らの姿をもらっただけで、私は一度本物になり沢山の人を殺している。ソレスタルビーイングとして
だから、私は本当はこんな所にいちゃ
「………フェルトさん、少し私に付き合って下さい」
「マリーさん?分かりました」
マリーさんに付いて行くと、会場の外に出てベンチへと座った。もしかして休憩したかったのかな?あんな畏まった場所だし
隣を軽く叩いている、隣に座れば良いのだろうか?
隣に座ると、マリーさんは私を優しく抱き締め、背中を撫でる
「え!?あの、マリーさん?」
思わず見上げる形でマリーさんをみると、マリーさんは優しそうな顔をして微笑んでいた
「フェルトちゃん、私ね保育士をしてるから子供の表情を見てるので気付きましたけど、何か隠し事とか、悩んでる事ってありますか?悲しそうな、苦しそうな顔をしていましたよ」
思わず、目を見開く。
「いえ、そんな」
「どんな悩みか分からないけど、よかったら相談してみませんか?これでも口は固いですよ?」
そう言いながら優しく頭を撫でられる、思わず涙が流れ私は話した、話してしまった。私の今世が二度目で前は00ガンダムの世界に転生した事を
沢山の人を殺した事を、人の死を。戦争を経験したことを
「そっか、そうだったんですね」
「マリーさんは、どう想いますか」
「私は貴方にこの世界で楽しく、幸せに暮らして欲しいと思います。きっと、貴方の知る私やソラン達も、貴方の幸せを願ってくれていると思いますから」
そう言われ、私はまた泣いてしまった。そして重かった何かが消えた気がした
どうか、この世界での彼らは傷付かず平和に過ごせるよう、私は想った。
そして私自身も幸せに、平和に過ごせるよう願った
その後、少し落ち着いてから私達は会場に戻った。ソランやアレルヤさんが心配して何処にいたのか聞いてきたけどマリーさんが外で休憩していたと誤魔化してくれた
プチキャラ紹介
『グラハム・エーカー』
二十四歳の男性の転生者。アメリカのゲーマーチームに所属しているが《ソレスタルビーイング》の刹那の名前にまさかと思い、パーティーで彼の容姿を見て同士だと確信。定番の声掛けをした、実際は原作のようなノリはやってみたいが普通の友人として刹那と接したいと考えている。
『ハヤナ・イブラヒム』
ハナヨの双子の妹でコナン達と同じ小学校に通っている。姉と同じく頭に猫耳を付けている、理由は可愛いからと姉とお揃いが良いから。
刹那が連れていくと言う知り合いとどのような関係なのか気になっている
『マリー・パーファシー』
保育所で働いており、アレルヤとは偶然スーパーで出会った。またもや転生者であり、ソレスタルビーイングの皆と出会い更にビックリした。アレルヤ達が写真をとられている間にフェルトちゃんが見せた悲しそうな表情に心配になって話しかけた。
ご愛読ありがとうございます、沢山の感想に高評価もありがとうございます。
とてもモチベーションが上がり書いていましたがもうネタがありませんので、暫くは投稿しないかもです。
もしネタが出来たら書きます。
取り敢えず、前に宣伝していたウマ娘×コナンの方も書いて近々投稿する予定です
ご愛読ありがとうございました
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