無人島の猫百合姫 ~ハードコア孤島サバイバルが百合ハーレムになるまで~   作:Kkmn

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12. 【速報】裸の猫耳少女、裸のお嬢さまに襲われる

まだ日も昇りきってない薄暗い頃、私達は既に起床していた。

 

 

 

 

 

「....それじゃあ行こうか、忘れ物にゃいかにゃ?」

 

「ウン!ダイジョウブ!」

 

「♪♪」

 

 

 

 

 

1日分のヘビの燻製、ビンに入れたお茶、松明、荷物を包んだネット。そして頭の上にアン。

 

そう、私達はこれから水場を探しに向かうのだ。

 

 

 

 

 

湧き水やバナナの樹木からの水、ココナッツで飲水はなんとか確保できてるが余裕はないし、いつ枯れるともわからない。

 

これから2人分の水分を確保し続けるとなると、やはり水場は必要だ。

 

それにあんなに巨大なヘビが生息しているのだ。間違いなく近くにあいつが水場にしていたところがあるはず。

 

 

 

 

 

「大丈夫?足元に気をつけてね」

 

「ウ、ウン。ノウンモ、キヲツケテ」

 

「私は夜でもよく見えるからにゃあ....

 

アンも照らしてくれてるし大丈夫だよ。ありがとう」

 

 

 

 

 

こんな視界の悪い明朝にでかけたのには理由がある。鳥を利用したいからだ。

 

鳥達の存在は近くに水場があるなによりの証拠になる。

 

彼らは朝と夕方に特に水をよく飲むので、その時間帯を狙ったのだ。

 

 

 

 

 

「.....あっち」

 

 

 

 

 

歩きながらも、慣れない猫の耳に神経を集中し必死に聴覚を研ぎ澄まし続ける。

 

 

 

 

 

「ミミ...ピコピコ....カワイイ...」

 

 

 

 

 

何かエルゥが小声で呟いた気がするが、鳥の声に集中していたため聞き逃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく密林を進んでいると、目を引くモノを見つけた。

 

ゾウゲヤシだ、6m程の高さの樹木の上にはトゲトゲの茶色の実がなっている。

 

運良く足で叩き蹴るだけで若い実を手に入れられ、槍を突き立てて中身を食べた。

 

 

 

 

 

「ドウ?タベレソウ?」

 

「うわぅ....めっちゃねばーってしてるけど....食べれるにゃ。はい」

 

「....。ネバネバ、シテル、ココナッツ?」

 

「ねー、そんにゃ感じの味だよね...」

 

 

 

 

 

食料は持ってきてるが、貴重なものをとっておくに越したことはない。

 

朝食を済ませてさらに足を進めていいると、とある問題に直面した。

 

 

 

 

 

「....~ッ.....」

 

「うーん、蚊がうっとおしいにゃぁ....水着だからにゃおさら....」

 

 

 

 

 

そう、ここは密林、世界で最も虫が多い環境だと言っても過言ではない。

 

そんな所をスクール水着一枚で歩いているのだ、裸よりは百倍マシだが....。

 

それに加え....

 

 

 

 

 

....やばい、自分、ちょっと野良猫みたいな匂いしてる.....。

 

 

 

 

 

猫の鋭い聴覚だから嗅ぎ分けられたが、きっともう数日間海水でしか身体を洗ってないからだだろう。

 

肌に付着した汗と塩分、垢を落とさないとずっと虫が寄ってくる....どうしよう。

 

 

 

 

 

「あっ?あれは.....」

 

 

 

 

 

視線の先にあったもの、それは木にへばり付いた茶色い塊...その上を小さな虫が這っている。

 

見たことがある、これはシロアリの巣だ!なんて都合がいいんだろうか。

 

 

 

 

 

「エルゥ、ちょっとこれ持ってて」

 

「ウ、ウン。」

 

「よしっ......ふぅぅん!!!」

 

 

 

 

 

べりべりべりっ

 

 

 

 

 

シロアリの巣を剥がし、欠片を松明の中に放り込むと、白い煙が舞い上がった。

 

すると私達にまとわりついていた虫達の勢いが明らかに弱まり、ほとんどの蚊やハエが散っていった。

 

 

 

 

 

虫を避ける効果がある、というのは聞いていたがすごい効くなぁ....。

 

 

 

 

 

「.....ソレ、オイシイ?」

 

「え....ピリ辛だけど普通に美味しい....!!エルゥも食べてみる?」

 

「~~~~~ッッ!!(ブンブン」

 

 

 

 

 

手に付着したシロアリをかじっている姿はちょっと刺激的だったらしく、エルゥに凄まじく首を振られた。

 

 

 

 

 

いっぺんあの空腹を体験してから虫に嫌悪感わかなくなっちゃったんだよなぁ...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

虫除けの煙に加え、おやつまで手に入れた私達は、密林のかなり奥深くまで来ていた。

 

もう大分明るくなってきたし、鳥たちの声も大分近づいているようだ。

 

 

 

 

 

「すぅっ.....」

 

 

 

 

 

もう一度猫耳を鋭く研ぎ澄ます。

 

 

 

 

 

――――さらさら....ぴちゃぴちゃ....

 

 

 

 

 

頭上の猫耳が、激しくぴくぴくと動くのを感じ、尻尾が自然とピンと張り詰める。

 

 

 

 

 

「ノ、ノウン?」

 

 

 

 

 

エルゥが心配そうに顔を覗き込んでくる、さぞかし輝いている笑顔をしていたことだろう。

 

 

 

 

 

「....こっち!!」

 

 

 

 

 

その手をぐいぐいと引っ張って音のする方へ無我夢中で駆けていき....

 

 

 

 

 

「ワァッ...!!」

 

「お、おぉぉー...すごい、楽園だー!!こんにゃところがあったにゃんて!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

密林のヤブを抜けた先、そこには大きく開けた川が広がっていた。

 

とても流れは穏やかで水も透き通っており、人の手が入った痕跡も見つからない。

 

ほとりには色鮮やかな様々な植物が生っており、中には役に立ちそうなものもある。

 

そして...鳥や魚、水を飲みに来た小動物まで....様々な生き物も居た。

 

 

 

 

 

「すごい...きれい...」

 

 

 

 

 

サバイバルのせいで久しく忘れていた、自然を綺麗だと思う感覚が蘇えるほど、その風景は絶景だった。

 

ほんの一瞬だけ、この孤島で生まれて良かったと思えるほどに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ざぷーんっ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ”あ”ーーーッッ!!!真水だー!!!」

 

 

 

 

 

腰ほどまでの深さがある川に水着姿のまま飛び込んだ。

 

ジャングルの鬱屈とした湿気から解放され、心地よい冷たさが素肌を撫でていく。

 

おなじくアンも浮き輪のようにぷかぷかと水面に浮いて心地よさそうだ。

 

 

 

 

 

「♪♪♪」

 

「あぁ...よく考えれば、まともに身体洗うのってこれが初めてじゃ....しあわせぇ....」

 

 

 

 

 

スル...ふぁさっ...ざぷっ...

 

 

 

 

 

「ヒャッ...ツメタイ...」

 

「あははh...。

 

!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

 

 

 

 

 

え、え、え。背後から聞こえてきた布の擦れる音。そして水に入る音。

 

 

 

 

 

冷たいという言葉...。

 

 

 

 

 

あぁ、すっかり忘れてしまっていた。今の自分の身体は少女、女なのだ。

 

 

 

 

 

だから...もちろん今はエルゥと一緒の性別で...きっと警戒心とかもなくて...

 

 

 

 

 

「ノウンモ、コレ、ヌイダラ?」

 

 

 

 

 

ほっそりとした繊細な手が、背後からにゅっと伸びてきて水着の中にするりと入り込み....。

 

肉感的でやわらかな2つの膨らみが背中に押し付けられて....。

 

 

 

 

 

「N"Y"A"A"A"A"A"A"A"A"A"A"!!!!?!?!?」

 

「???」

 

 

 

 

 

青い髪と猫耳、そして尻尾を裏返る程逆立て、口から声にならない奇声が溢れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何か変な所に触れてしまったのでしょうか。まさか傷口に触れてしまったのでは...。

 

 

 

 

 

「ダ、ダイジョウブ?」

 

「うん....ダイジョウブ、オチツイタ

 

ま、まぁ...今日は、ぬがにゃくてもいいかにゃあ...にゃんて....」

 

「ダメ!!チャントアラワナイト、ビョウキニ、ナル!!」

 

「ひ、ひぃぃぃ....うぅ....わかりました...」

 

 

 

 

 

ぺたんと猫耳が垂れ、しゅんと尻尾が垂れ下がります。

 

もしかすると普通の猫と同じように、獣人も身体を洗われたり洗うことがニガテなのかも知れません。

 

 

 

 

 

「う、うぅ....」

 

 

 

 

 

こちらをちらちらと見ながら、どこかぎこちない動作で不思議な衣装を脱いでいきました。

 

あの衣装の素材...こんなによく伸びて丈夫な素材は見たことがありません。

 

水棲魔物の皮に似たようなものはありますが....。

 

 

 

 

 

「....キレイ...」

 

 

 

 

 

衣服を脱いだノウンの肢体は、息を飲む程に美しく可憐でした。

 

 

 

 

 

肩まであるしっとりとした青い髪に、人形のように小さな顔。

 

その上には感情を素直にあらわす愛らしい猫の耳。

 

顔立ちはまるで、絵画から飛び出してきたような完成された美しさと可愛らしさ。

 

 

 

 

 

この島には強い日差しが降り注いでるにも関わらず、ノウンは雪のような白い肌をしていました。

 

そしてその美貌と同じく....いえ、それ以上に彼女の身体も魅力的で、同世代の人間の少女とは一線を画していました。

 

肉感的でありながら、引き締まった美しい身体つき。女性らしく肉の乗った二の腕と太もも。

 

その手はほっそりと繊細で、濡れた髪をすくしぐさにすら見とれてしまいました。

 

 

 

 

 

「エ、エルゥ....?その...ぇぇと....ぁの....」

 

 

 

 

 

頬を濃く桃色に染め、もじもじと身体を隠す姿はまるで小動物のようです。

 

さっきまでの力強く手を引いてくれていた姿からはとても想像できない様子に、なんだか彼女が可愛らしく見えてきました。

 

 

 

 

 

「フフッ...ノウン。」

 

「ひゃっ、ひゃぃ」

 

「アラウカラ、ジットシテテ?」

 

 

 

 

 

脱いだ衣服のポケットからそっとハンカチを取り出すと、ボアサーペントと対峙した時にすら見れなかった彼女の涙顔を見ることができました。

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