無人島の猫百合姫 ~ハードコア孤島サバイバルが百合ハーレムになるまで~ 作:Kkmn
「まったくもう...しんぱい、しすぎだって...。うれしいけど...。」
…うん、ちょっとだるいし、ぼーっとするし、熱っぽいけどそれだけだ。
元の世界でインフルエンザにかかった時に比べれば、全然たいしたことないや。
それに、エルゥやレイシアちゃんたちが朝からずっと介抱してくれてるし。
海水で濡らした布で身体を拭いてくれてるおかげか、寝起きよりはずっと楽になった。
...あぁ、でもやっぱり申し訳ないなぁ。
自分のせいでカミューちゃん一人にご飯探しも任せちゃってるし。
それにエルゥもそろそろ蛇の革が乾いてきたから、きっと革細工とかやりたいことあるだろうに。
「アッ、ミズ、クミニイカナイト、モウ...。」
ふと、介抱をしているエルゥがそんな事を小さく呟いたのが聞こえた。
見れば手にしてるビンは空っぽになってる。
そういえば最後に川に行ったのは三日前だし、そろそろ行かないと...しかけた魚の罠も見に行きたいし。
「そうにゃんだ...じゃあ、じぶん、いってくるよ。」
「エッ、エェッ...? ダイジョウブ、ナノ...?」
驚いた様子で振り向いたエルゥ。だからちょっと大げさだって...。
「うん、へいきへいき。ちょっとあついくらいだから、だいじょうぶ。...あっそうだ...洗濯ものも、もってきゃにゃきゃ。」
「...ホントニ、ホントニダイジョウブ、ナノ?」
「あはは、だいじょうぶだって...もう、みんにゃ心配性だにゃあ。
エルゥとレイシアちゃんのおかげですっごいラクににゃったから。もうへいき…。」
「ウ、ウン、ワカッタ...キヲツケテネ。」
まったくもう、皆心配性なんだから...。
それに...自分は男なんだから、女の子だけを働かせて自分だけ休むなんておかしいし....。
うん、そうだよ、ちょっとしんどいくらいがなんだ。
最初に飢え死にしそうだった時の方が、今よりはるかにしんどかったじゃないか。
頬をパンと叩き、不安そうな顔をするエルゥに微笑みかける。
「ありがとっ、もうだいじょうぶ!!ちょっといってくるだけだから、しんぱいしにゃいで!」
「……シンドクナッタッタラ、スグニ、カエッテキテネ?」
少しだけ虚勢を張って、彼女から空っぽのビンと洗濯物を受け取った。
うん、だいじょうぶ…。少しふらつくけど、全然あるけるから…。
自分は…女の子じゃない。自分は男なんだから、皆を守ってあげないとだから――――――。
◇◇◇◇◇
――――さらさら、コポコポ……。
…うん、ちょっとだけ、時間かかっちゃったけど、なんとか川まで辿り着いた。
やっぱり大丈夫だ、発情期なんて自分には関係ないんだから…。
ひんやりと、静かな川のせせらぎの冷たい風が熱の篭もった素肌を撫でていく。
「…んにゃ…、ちょっと、あせ、かいちゃった……。」
一時間以上ここまで歩き続けた結果、水着の布地の下は汗でかなりの汗で蒸れている。
仕掛けた魚の罠や洗濯もの、水汲みもしたいが、とりあえずまずは少し水浴びをしてからしよう…。
…ただ、その汗の量が明らかに異常すぎるほど多い事に、その時の自分は気づけてなかった。
――――ちゃぷん、ぴちゃ…♪
「……にゃっ……つめ、たい……」
首の下まで一気に水面下に潜らせると、汗や汚れが洗い流されスッキリと―――――。
…しない?どうして…?
不思議なことに、確かに素肌からは体温が冷まされて言っているはずなのに。
身体の芯はずっと熱をもったままで、一向に身体のほてりがおさまらない。
…水面に浮いてる乳房も張ったままだし、やっぱりちょっとだけは影響、あるのかも…。
でも大丈夫、こんなの平気。へっちゃら。
「あっそうだ...みんなのふく...あらわないと...。」
そうだ、ぼんやりしてる場合じゃない。
あんまりゆっくりしてたらカミューちゃんやエルゥに怒られるかも知れないし。
さっさと用事を済ませてシェルターに帰ろう。
―――――――そう思って、川辺に置いた皆の衣服を手に取った時、その異常は起こった。
「...あ、れ?
みんにゃのふく...こんなに、ニオイ、してたっけ...?」
その手に持ったエルゥのドレス、カミューちゃんの腰布、そしてレイシアちゃんのドレス。
きっと同じものを着続けてるし、海水でしか普段洗ってないから、多少のニオイは仕方ないはずだけど。
それにしたって…余りにも香ばしく、かぐわしく、それでいてうっとりとする…甘い、女の子のニオイ…♪
「う…ううん、にゃに、かんがえてるんだろ...わたし...はやく、あらわなきゃ...。」
頭を振り払って、頭の中に湧いてきたヘンな感情を取り除く。
おかしいよ…『皆の服に顔をうずめて思いっきりニオイを嗅ぎたい』なんて…そんなの…。
どうしちゃったんだろう…じぶん…。ちゃんと、洗わなきゃ…。
そ、そうだ、ちゃんと、みんなの服、手に取って…そして、かおに、ちかづけてぇ……///
「……くんくん、すん、すん。 あ、あれ...?」
あらうのって...どうすれば、いいんだっけ...?
あ、れ…?なんでじぶん…みんなのふくに、かおうずめて、くんくんして…?ふぁっ…♪
――――――もじもじ…///きゅんきゅん…♡
ちがう、なにしてるんだ、だめ、こんなことしちゃいけないのに…///
みんなのニオイぃ…かぐのぉやめられないよぉ…♪すん、すんっ…♡
「すーっ、すーっ...くんくんっ...にゃはぁっ...♪んんっ...♡」
気づけば…何故か、水とも汗とも違う液体でしっとりと湿った太ももを、切なげにすり合わせていて。
みんなのニオイで夢中で気づかなかったけど、信じられないくらい濃い『女の子』のニオイが、自分からは発せられていた。
「えへへぇ~... ♪みんにゃのふく、いいにおい、するう...♪」
エルゥの…甘く爽やかな、フルーツのような清涼感のある…おんなの子の香りが染み込んだドレス…///。
それを思い切りかおにおしつけてぇ…なんども、なんどもすーっ、てしてぇ…///
――――きゅぅん、きゅん、きゅん♡
はっ...ふぁっ♪えるう...えるうううう...ああぁああ///
せつないよぉ...さみしいよぉ...えるうつ、えるうっ...///
「ぎゅってしてぇ...だきしめてよぉ、なでなでしてほしいよぉ...えるうう...///えるぅぅぅぅぅっ……♡」
あたまが、まっしろに…いや、まっピンクになって…うわごとのように、エルゥの名前をつぶやいて…。
胸と…お腹の奥が、どうしようもなく切なく、寂しく…泣くようにきゅんきゅんとときめく。
「みゃふっ、カミューちゃんのぉ...カミューちゃんの、ふくっ...あまずっぱいニオイして... すんっすんっ...あんっ♪」
あはぁっ...♡
...この布...ぎゅって、からだにくくりつけたらあっ...みゃふああ...カミューちゃんの、つよくて、かたい、うでに...ぎゅーって...だきしめてられてるみたいぃぃ…///
カミューちゃん...かっこよくて、おっきくてぇ...胸に、ぎゅーってされたら…♪
かっこよくて、つよくて、とってもたよりになって…やさしいカミューちゃんにぃ…♡
ぎゅぅってされてぇ…あったかくて、おっきなてでなでなでなんかされちゃってぇ…きゃぁっ///
そ、そして…そのまま、らんぼうに、キスされて…おしたおされてぇ…いやがるわたしをぉ…むりやりぃ…にゃはぁっ♡
「――――――ん、にゃンッ…?♪」
そして…カミューちゃんの腰布のニオイに夢中になっていた時、それに気づいた。気づいてしまった。
――――濃く甘酸っぱく、ちょっとだけツンとする獣の女の子のニオイの中に…。
異様なほど、かぐわしく、うっとりとして、それでいて惹かれるニオイが混ざっていたのだ。
これ…なんだろ…?この、ステキなにおいぃ…♡あたま、とけちゃうぅぅ…ずっと、くんくんしてたいよぉ……♪
そしてそれは、情欲に溺れきった頭でも、数秒で理解することができた。
カミューちゃんだけにあって、自分やエルゥ、レイシアちゃんにもないもの。
……自分に本来あるべきはずの…硬く雄々しい、男の象徴……。
そう、この今顔に押し当ててる腰布は、きっとそこに、直接、ずっとあてがわれていた筈で―――――。
そして、それに気づいてしまったじぶん…わたし、はぁ―――――♡
「ふにゃぁぁぁぁぉぉぉぉぉん……♡うみゃぁ♡にーぅ♡なぉぉぉぉ…♪ゴロゴロ…///」
もう、わずかに残っていた理性すらもぐずぐずに溶け…ただその染みついたオスのニオイを。
カミューちゃんのニオイを、その幻想の男の象徴を狂ったように求めるしかできなくなり。
「はむぅっ!!じゅるるっ♡ハッハッ…にゃぅぅンッ♡みゃっ、みゃぉっぉぉぉぉぉん…///」
オスが、オスが欲しい。
この熱くどろどろに蕩けてしまったメスの肉体を、オスの象徴でぐちゃぐちゃに蹂躙してほしい…♡
オスのモノになりたい。オスに所有されたい…オスに支配されたい♪
ツガイが欲しい。あの自分よりはるかに強くたくましいオスの、あのオスの子をはらみたい――――――♡
「カミュー…ちゃんぅ……カミュー…ちゃ、ん……カミュー……さまぁ……♡」
狂い暴れる情欲に、メスとしての獣の本能に完全に支配された身体は。
眼の前のオスのニオイが染みついた布切れ一枚に完全にひれ伏し、媚びへつらっていた。
…気づけば、いつのまにか大量の汗でぬめった尻を突き出し、いないオスを誘うかのように必死にくねらせていた。
痛いほどに張った乳房は地面に押し付けられ、ぐにゃりと無様に変形している。
それでもそんなことを気にする余裕なんて今の自分には一切残っていない。
ただ荒れ狂うこの『メス』の身体の欲望を沈めてほしい。
強く大きなオスに、ぐちゃぐちゃにされてしまいたい。
――――涙や鼻水や汗を垂れ流し、オスを求め鳴き喚く猫耳の少女の姿をみて。
いったいだれが…自分が男だったなどと信じてくれるだろうか…。
「――――――ジュルルゥ…グポッ…」
「…………あ、にゃ……?」
情欲に溺れた頭で、その音に気付けたのは、奇跡と言っても良いかもしれなかった。
不意に背後から聞こえたその不思議な声は、先日どこかで聞いた覚えのある声で。
「―――――――ジュポォ……♪」
「………へっ…?にゃ……!?」
影が、川辺に座り込む彼女の小さな体に覆いかぶさる。
そこには――――先日、仕留めそこねた蠢くピンクの触手のモンスターが、粘液をヌメつかせ、何処か嬉しそうな声を上げていた。