無人島の猫百合姫 ~ハードコア孤島サバイバルが百合ハーレムになるまで~   作:Kkmn

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47. ハードコア寝床づくり / 犬とゾンビのたわむれ

「で…結局あの後ずっと斬ってたんだ…エルゥ」

 

「ウン!!コノオノ、スゴクタノシカッタ!!(キラキラ✨」

 

「そ…それはよかった…でもこんだけの量をよく一人で短時間で…。」

 

 

 

 

 

目の前に積まれているのはこれでもかと言わんばかりに山積みにされた木材…!

 

種類や形も長さもバラバラだが、どれもさっきまで自生してた木だけあって地面に転がっているモノとは大違いの質だ。

 

特に太さや頑丈さが素晴らしい。折れてるのだとどうしても腐ってたりスカスカになってるのとかも多いしね。

 

 

 

 

 

―――そして何より、一際目を引いたのが、エルゥの斬った木の中にあった、緑色の筒状の物体!!

 

 

 

 

 

「竹…!!竹、あったんだ…!!落ちてるのは全部流木かと思ったけど、島に生えてたなんて…!!」

 

 

 

 

 

そう、元の自分が住んでいた国でもかなりなじみ深い植物、竹だ。

 

そのしなやかで丈夫で、そのうえ加工性も大変良いその木材は古くから愛され様々な用途に使われてる。

 

建材はもちろんのこと、お箸や筒といった工作物まで何にでも加工できちゃう。

 

 

 

…やばい。これはちょっとテンションが上がってくる。

 

竹があれば、今じb…じゃない、わたしたちが困っているコトの半分くらいはきっと解決できるはず!!

 

 

 

 

 

「ソレ、ホカノクニデシカ、ミタコトナイ…。ソンナニ、イイキ、ナノ?」

 

「もっちろん!じゃあ折角だから、今日はこれを使って色々しよっか!!」

 

 

 

 

 

表面を軽く撫でてみると、瑞々しい爽やかな手触りと風情のある竹の香りが漂ってきて…あぁ…夢が広がる…。

 

 

 

 

 

「…あ、でもその前に、仮の寝床とか焚火とかをちょっと何とかしにゃきゃ」

 

「ン、ソウダネ。マタ、シェルター、ツクル!!」

 

「うーん、シェルターも良いけど…ちょっと手間がかかるし、今は簡単にゃモノにしとこうか。…ハンモックにしよ。」

 

「ワカッタ!ジャア、コノナワ、ツカッテ!!」

 

 

 

 

 

エルゥがずっと編んでくれていた植物の葉をゆい合わせた頑丈でしなやかな縄。

 

そして更にこれまたエルゥが斬って来てくれた大量の木材…ほんとエルゥしゅごい…わたしよりよっぽど順応してる気がする…。

 

 

 

 

 

 

 

「さて。じゃあ今回はちょっと簡単めにゃのにしよっか。…まずはそこそこの太さで長にゃがい木を2本、木の幹に巻き付けるの。」

 

 

 

 

 

 

 

――――みしっ、ぎゅむっぎゅむっ…!

 

 

 

高さは腰くらいで大丈夫。ただここは体重をかけることになるので、しっかりとキメツ…じゃない、キツメに縛りあげていく。

 

今回は縄の結び方も単純なオーバーハンドノットではなく、便利な結び方のクローブヒッチでやってみよう。

 

 

 

…単純に言えばもう一回交差させる堅結びみたいなモノだけど、簡単にできる割に強度も良いし張り調整もできるすごい結び方!

 

 

 

これでまずは木の幹を縄で結んで…その後に横方向に数回、続いて縦方向に数回、結ぶ木を巻き込む。

 

最後に木と木の間に縄を2、3回ぐるぐる回してきつく抑えながらもう一度最後にクロープピッチで留める。

 

 

 

これでしっかりと強く結ばれた骨組みの完成!体重を上からかけてみても全然ビクともしない。

 

 

 

 

 

 

 

「ノウン…キヨウ…。アトデソレ、ワタシニモオシエテ?」

 

「うん、いいよっ。結び方って色々知ってると便利だからね!んで…後は幹にくくってない側の先端を、突き出てる木の枝部分に繋げるの。」

 

 

 

 

 

 

 

ここでもエルゥが編んでくれたロープがまた役に立つ。

 

出来るだけ太く丈夫そうな枝を見つけ、そこに向けて縄をひっかける。

 

そうして垂れてきた縄を、幹にくくりつけていない側にしっかりと結び付けて、骨組みが地面と平行になるように長さを調節する。

 

 

 

よし、これで空中に浮いた木のフレームが出来上がった!

 

後はもう簡単、余った縄をみんな、靴紐みたいに上下左右交互にフレームの間にかけていって…。

 

 

 

 

 

…するとどうだろうか。まるでつり橋のように木の枝から吊り下げられたハンモックの出来上がり!!

 

 

 

 

 

「ワァッ…!!スゴイ!カイガンニ、アルノト、イッショ!!」

 

「んふふーでしょでしょ!しかもここだと茂った木の真下だから、雨だってちょっとにゃら凌げるの!」

 

「ソコマデ、カンガエテルンダ……。ネェ、ネテミテ、イイ?」

 

「うん、もちろんっ。」

 

 

 

 

 

――――ばふんっ、ふもんっふもんっ♪

 

 

 

おぉ…勢いよく飛び込んだエルゥの体重に若干しなりながらも、しっかりと支えてくれているみたい…!

 

ちょっと心配だった一番重みがかかるであろう木の幹との接合部も大丈夫そうだし、これはにゃんとか使えそうかな。

 

 

 

 

 

 

 

「デ。ノウン。コレ、モチロン、フタリデ、ネルンダヨネ?」

 

「……………え」

 

 

 

 

 

頬杖をつき、小悪魔…って言うかなんかお嬢様じゃなくて女王様のような笑みでわたしを見るエルゥ…。

 

 

 

 

 

「ダッテコレ、ドウミテモ、ヒトリダト、オオキスギルヨネェ?」

 

「……えっ、とぉ…///」

 

 

 

 

 

…やばい、なんか、すごい艶めかしい、妖しい感じのオンナノコのコエががががが……。

 

 

 

 

 

「ノウン?」

 

「…うん。ねれ、る…♡」

 

 

 

 

 

――――カァァァッ…///

 

 

 

 

 

あぁ…い、言っちゃった…。わたし、女の子と、一緒のベッドで寝るつもりだって…言っちゃったよぉ…///

 

はわわ…は、発情期の時はキスをねだるくらいまでしちゃってたのが信じられないくらい…恥ずかしいいぃぃ…///

 

 

 

 

 

「ハイ、ヨクイエマシタ♪エライエライ♪」

 

「はわ、はわわわわわわわぁ……♡」

 

 

 

 

 

――――なで、なでぇ…♡

 

 

 

あぁ…エルゥのなでなで…キモチイイにゃぁ…♡

 

猫耳の裏、くしくしってされると…どうしようもなく胸がきゅんきゅんして、尻尾ふりふりしちゃってぇ…///

 

お腹ごろんって…服従のポーズしたくなっちゃうぅぅ……♡

 

 

 

 

 

「…デモ、サキニ、ソノミドリノキデ、ナニカツクル?」

 

「ふぇにゃぁ…?

 

 あ!そうだった!ごめんにゃでにゃでは後でして!!」

 

 

 

 

 

あ、危ない危ない!!完全に脳内がピンク色に染まっちゃってたよ!

 

 

 

頭をブンブンとふったらちょっと長くなった蒼い自分の髪がぶわぁって頭を引っ張る感覚が…オンナノコ独特の感覚だなぁ。

 

それに何かぶわぁってなった髪からオンナノコの甘い香りが…ってもう!何考えてるの!!

 

 

 

 

 

「あーもう!!さっさと!!ただでさえ時間もったいにゃいのに早くしにゃきゃーっ!!

 

 …あ、エルゥは斧で疲れてるしそのまま休んで待っててね!!」

 

「ンン…ジャア、ソウスル…。チョット、ツカレタ…。」

 

 

 

 

 

ああ!!せっかく念願の竹を手に入れたんだから、あれもこれも、いっぱいやりたいことあるのにーっ!!

 

ええとじゃあまずは石のナイフで竹を節に合わせて切って…そんでもってええと…。

 

 

 

 

 

「……ノウンノ、オシリユレテルノ…カワイイ…♡」

 

「聞こえてるからね!?ってやめて!そんなコト言われたらにゃんかすごく恥ずかしくにゃってきたじゃん!!」

 

 

 

 

 

う、うそぉ…確かに胸と同じでお尻、大きいとは思ってたけど…何気ない作業してるだけで揺れるなんてぇ…///

 

 

 

…!!

 

しかもこれ…いま気づいたけど…これ、食い込んだ割れ目がちょっと…浮き上がってる……!?!??!

 

 

 

えっうそっ…!!わたし、お尻のカタチ…ずっと今まで…このぴっちりした水着の、上から、みんなに―――――////!??!

 

 

 

 

 

 

 

「…アッ、カクサナイデ。モット、カワイイ、オシリ、ミタイ♪」

 

「やーだーっ!!みにゃいでよぉぉ……///ふぇぇぇ……///えるぅのへんたぃ……!!」

 

「…ッ♡ノウンカラ、ソンナコトイワレルト、ドキドキスル…♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇◇◇◇

 

 

 

 

 

「んーっ…。まあニオイはしてくるし、火煙は上がってたし大丈夫だろうな…。」

 

 

 

 

 

アイツら二人が帰ってこない夜。

 

今日はアタシと猫耳スライムとゾンビ姫との3人だけでメシを食ってこれから寝床に就こうとしていた。

 

ちなみにメシは海でエビみてーなザリガニみてーな変な赤いヤツが採れたからソレだ。割かしガキどもも喜んで喰ってやがったな。

 

 

 

 

 

「…あれ。まだションベンから戻ってねーのか?」

 

 

 

 

 

お姫様に寝る前に用を足してくるよう伝えたはずだが、未だ戻ってきてないらしい。

 

まさか迷ったり何かに襲われたりしたりはしないハズだ。ノウンが居ない時はいつもお姫様の頭にあのスライムが載ってるからな。

 

アイツはまだマトモ…いや下手をすればこの島で一番常識が通用する相手かもしんねぇし…。

 

だからあのゾンビ姫が変なことしようと企んだ時は、ソレを止めてくれてるのを何回も見てる。

 

 

 

 

 

「……ひぐっ…えっぐ…」

 

 

 

「……あ?」

 

 

 

 

 

聞き耳を立てると、鋭敏な獣の耳が捉えたのは幼い泣き声だった。

 

声のする方に足を運んでみると、そこにいたのは…うずくまって嗚咽を漏らすあのガキ。

 

 

 

 

 

「…うぅ…ぐすっ…あ、ぽち……」

 

「だれがポチだよ…あーもう、どうしたどうした。」

 

 

 

 

 

隣に座り込み、その頭をわしゃわしゃと撫でつける。

 

 

 

 

 

「ぐすっ…ううん、なんでも、なくて…ヘーキだよっ☆」

 

 

 

 

 

……赤く腫れた目で、震えてる小さな声でんなコト言われてもな…。

 

 

 

 

 

「…はぁ。ガキが一人で悩むモンじゃねーよ。アイツらには黙っててやるから話してみな。」

 

 

 

「……………ホント?ずずっ…」

 

 

 

「おいアタシの服で鼻かむな……ホントだっての。ほら、言ってみな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

涙と鼻水で酷い有様になってたツラをぬぐい、ゾンビ姫は数秒ためらった後に口をゆっくり開いた。

 

 

 

 

 

 

 

「なんでママって…ママじゃないのに…わたしにやさしくしてくれるのかなーって…」

 

 

 

 

 

「……………。」

 

 

 

 

 

ヤッベェ…マジかよコイツ…いつから気づいてたんだ…。

 

 

 

 

 

「わたし、いまのママのこと…だいすき…でも、ほんとのママにも…あいたく、なってきて…それで…」

 

 

 

「………あぁ。」

 

 

 

「でも、でも…わたしって、もう…こんなんだし、みんな、どこにもいないし…だから。もう…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――だきっ。ぎゅむぅぅ…。

 

 

 

 

 

 

 

…震える声が限界を迎えそうになったとき、アタシは咄嗟にソイツを抱きしめてた…何やってんだよ…。

 

 

 

 

 

「今は、考えなくていいんだよ、んなこと。

 

 アンタはこうやって今こうしてココに生きてて、アンタを愛してるヤツがいる。それでいいのさ」

 

 

 

「…そう、かな…?」

 

 

 

 

 

………マジで何やってんだ。

 

アタシにとってコイツは、ただ学者様どもに売り払ってカネと名声を得る為の………。

 

 

 

なんでそんな奴を優しく抱きしめて、あまつさえ撫でて慰めてるんだよ…。

 

 

 

 

 

「…心配すんなって。アンタは十分に幸せだっての。泣く必要なんてどこにもねーよ。」

 

 

 

「ママが…みんなが、いなくても?」

 

 

 

「…ノウンは、そのママに負けないくらいお前を愛してるよ。それに愉快な仲間たちだっている。な?」

 

 

 

「………くすっ♪そうだねっ☆ありがと、ポチ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――ぎゅっ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…アタシに抱き着いてくるその手は思ってた以上に小さくて、柔らかくて……死んでる癖に、暖かった。

 

 

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