無人島の猫百合姫 ~ハードコア孤島サバイバルが百合ハーレムになるまで~   作:Kkmn

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6. 猫耳少女、スライムに裸でもごもごされる

私はこういう物体にぴったりの言葉を知っている。

 

 

 

それは....まさしくスライム!!!

 

 

 

うねうね....ぐにょぐにょ...

 

 

 

「ひっ、ひぃぃぃぃ....!!!」

 

 

 

紫色のドロドロ....スライムはさっきから自分の周りをぐるぐると動き回っている。

 

その動きはまるで飼い犬わんこが大好きな飼い主をハッハッと駆け回るような....ひぃぃ。

 

 

 

でも、この子はどちらかと言うと『コイツはなんだろう?』みたいな気持ちみたいらしい。触覚が尻尾のごとくぴょこぴょこと動いている。

 

それにこちらに対して警戒するような気持ちはないし、どちらかというと好意的な感じg....

 

 

 

「........えっ...にゃんでこの子の気持ち、わかるの....?」

 

 

 

猫の尻尾が勝手に?の形をとると、それを見た(?)スライムも触覚を?の形に曲げてみせた。

 

なんだこいつ.....かわいい.....。

 

 

 

恐る恐るしゃがんで手を差し出してみると、ずりずりとそれに這い寄ってきた。

 

 

 

指の先端がその表面に触れると、予想どおりのブニブニとした温かい感触....が指先から手首まで広がってきた!!!!

 

食べられてる!?!と思ったが、どうやら匂いとか味を調べているらしい。

 

 

 

ぐにょぐにょと咀嚼されてるみたいな感触が....なんか...気持ちいい....うへへ。

 

 

 

なんとも言えないむにむにがいつの間にか腕にまで達しており、すっぽりと片腕を飲み込まれてしまった。

 

なんか傍目から見れば今まさにスライムに捕食されてる人間(?)といった光景だ。

 

 

 

「.......???....???」

 

 

 

顔のすぐ隣まで達したスライムが疑問の感情を浮かべ首をかしげていた。首ないけど。

 

 

 

『なんでこんなすがたをしてるの?』『なんでひとつになれないの?』....?

 

 

 

頭の中にそんな言葉が浮かんできて、それが眼の前のこの子が考えていることだということが何故か理解できた。

 

 

 

「にゃんで...って言われても....」

 

 

 

私が聞きたい。なんで猫耳を生やした少女なのか。

 

普通の人間じゃダメだったのか。男じゃダメだったのか。

 

 

 

 

 

「ひとつになるって一体......あ”あ"っ!!!!!!」

 

 

 

 

 

そうだ....!このドロドロがスライムだったってことは....。

 

 

 

まさか、昨日飲んだあのドロドロはまさか.....!!!

 

 

 

「ぎにゃああああああああああ!?!?!吐き出せ吐き出せ吐き出せえええええええ!!!!」

 

 

 

「???」

 

 

 

もう片腕を小さな口に突っ込む猫の少女の奇行に、スライムは触覚をまた?の形にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当にごめんね...あにゃたのにゃかまを....その...食べちゃって....って聞いてにゃいか」

 

 

 

「......♪♪」

 

 

 

スライムはさっきから自分の身体中をずりずりと這い周り楽しんでる様子だった。

 

さすがに胸の双丘や、その.....股の.....間とかに来た時は尻尾を逆だてて跳ね跳んでしまったが....。

 

 

 

「う、うーん....害はにゃいけど....放っておいていいのかにゃ....」

 

 

 

気がつくとこの子と戯れている間にすっかり日は暮れてしまい、火がなければ今頃また寒さに凍えていただろう。

 

 

 

そういえばご飯も結局食べてないし、折角作ったヤドカリと貝の海水茹でも冷めてしまっていた。

 

温めなおしたいけど貝の皿はあんまり耐熱性がなさそうで、割れてしまいそうなので諦めた。

 

 

 

ぱくっ

 

 

 

うーん、塩味と貝の旨味が出てて美味しい.....身も歯ごたえがあって幸せ...。

 

久しぶりに歯を使ったなあ...ココナッツの白身?も美味しかったけど、あれは柔らかかったし。

 

 

 

まともな料理に感動しながら舌鼓を打っていると、頬の横からスライムがニョキッと顔を出してきた。

 

どうやらこの料理が気になっているらしい。顔?を伸ばして近づけまじまじと眺めている。

 

 

 

「うーん....で、できればあげたくにゃいんだけど....」

 

 

 

でも、考えてみれば自分はこの子の仲間を食べているのだ....そう思えば貝の一つくらい....。

 

 

 

貝は貴重な食料だ、明日もまた取れるとは限らないし、今あるのを全部食べたって一日に採るべきカロリーには到底達しないだろう。

 

それでも罪悪感から、大切な貝の身を一つつまみスライムに近づけていた。

 

 

 

「う、うぅ....食べていいよ.....」

 

 

 

その言葉を理解したのか定かではないけど、貝をつまんだ手をぶにょっと身体の中に取り込み、もごもごと咀嚼し始めた。

 

最初は?とした形をしていたが、しばらくすると嬉しそうな顔...顔ないわ。で貝の身だけをじょわぁと溶かし始めた。

 

 

 

尻尾がぴょこぴょこ跳ねる様はまるでわんこのようでとても可愛らしい....。

 

あぁ...やばい....この子めっちゃかわいい.....癒やされる....。

 

 

 

「へっ.....くしゅっ...」

 

 

 

夜風が吹いてきた。火が消されないように注意しないと....。

 

 

 

火があるおかげで寒さはもはや怖くないが、服も壁もないため直接肌から熱を奪う風は結構つらい。

 

はぁ、ユ○クロのなんか軽いカサカサしたジャケットが欲しい....。

 

 

 

そんな事を呆然と考えていると貝を食べて満足したスライムが相も変わらず身体を這っていた。

 

どうやらかなり薄く平べったくなることができるらしく、今は背中を覆うほどのっぺりとしていた。

 

って思ってると脇にまで侵食してきた....ん?

 

 

 

「あれ...これは....まさか...?」

 

 

 

よく見るとスライムの表面が少し固まっている。

 

少し触れてみるとその感触はカサカサとしてて、まるでそう、ユニ○ロのダウンジャケット...。

 

 

 

「お、おぉ...?」

 

 

 

まさかこの子、自分がこの子の思考がわかるようにこっちの思考もわかるのか?

 

それで思い浮かべた服に....擬態?しようとしているのか?

 

 

 

「も、もしかして服になってくれる...?」

 

 

 

この数日間、当たり前に来ていた服の大切さを嫌と言うほど身をもって実感していた。

 

寒いのは言うまでもないが、ちょっとしたモノでもケガするし何より....目を下にやると女の子の裸があるのは落ち着かない。

 

 

 

それに衛生的にもよくない。キズや陰部がむき出しだとそれだけで感染症や寄生虫のリスクが増す。

 

ましてやここには元の世界より危ない病気だってあるかも知れないのだから。

 

まぁ、一番辛いのはこの....大きな胸が揺れ弾むことなんだけど、服さえあればちょっとマシになってくれるのでは....。

 

 

 

もぞもぞ....ピタッ

 

 

 

スライムの動きが止まってしまった。見てみると両腕と背中あたりしか覆えず、どうもこの子自身の体積が足りないらしい。

 

 

 

それなら普通のTシャツならどうだ、と強くTシャツをイメージしてみると、もぞもぞと動き出した。

 

結果は....どうも上手いこといかないようだ。

 

 

 

どうもこの子はくっつく力は強いがカラダを支える力は弱いようで、袖の下側や裾のあたりからボトボトと体の一部が取れてしまった.....大丈夫なの?

 

そう心配したが取れた部位は意思を持ってるかのように動きだし、足を伝い登ってきて本体と難なく一つに戻った。

 

 

 

うーん普通の服は難しい...ならできるだけぴっちりしてるような服がいいのか?

 

しかしTシャツでも結構体積はギリギリみたいだし....せめて下半身と、できれば胸は隠したい。

 

 

 

となると上下一つに纏まってて、最小の体積で済む水着のような....あぁ、あるけど、あるけど......。

 

 

 

「あれを着るのは、男としてどうにゃ....って行動はやいにゃあキミ...」

 

 

 

ためらいまでは汲み取ってはくれず、スライムはもぞもぞと動き出す。

 

元の身体より敏感になった白い肌を、伸縮する布地にぴっちりと包まれる感触が上半身や腰のあたりに広がっていく。

 

 

 

あ、やばい....これ....さっきに増してなんかゾクゾクする....!!!

 

 

 

「ひぅ……っ にゃ、ぁぁぁ……......っ!?」

 

 

 

あまりの恥ずかしさに頬がかっと赤くなり、はっと口を両手で抑える。

 

 

 

なに!?なにこの甘い喘ぎ声!?自分の口から出てきてるの!?我慢しろ!我慢....!!あぅぅ....

 

 

 

しばらく堪えると、スライムの動きは止まった。恐る恐る自分の体を見下ろすと....そこには、紫色のスクール水着のフォルムが完成していた。

 

 

 

「わっ、うわぁぁぁ....は、はずかしぃぃぃぃ....わわわわわ.....」

 

 

 

スライム水着のサイズは微妙に自分の体型より小さく、その分伸縮する素材がまるで拘束するように、少女になったばかりの体を締め付けていた。

 

 

 

後ろを見るために少し身じろぎすると、布地が全身に擦れるせいで、目で見る以上に変わった自分の肉体のことを意識させられて....あわわわわ。

 

 

 

「で、でも、胸は本当に落ち着く....!ジャンプしても痛くにゃい!これにゃら動きやすい!

 

.....で、でも...あああああもうにゃんで女ににゃる必要があったんだよ!!!」

 

 

 

特に....布地が...股間を覆うと、男の象徴が消え失せた頼りなさと....代わりに繊細な、別の器官がそこにあることを強く意識せずにはいられなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ざぶん....ざぶん....

 

 

 

「あ.....う....」

 

 

 

ここは...?

 

ワタシは確か、お父様の代わりに商団の会合に出席し、帰りの船に乗って、そして....。

 

急に船体の揺れが激しくなって、それからの記憶がありません。

 

 

 

「け、ほっ」

 

 

 

船が難破した?どこかに打ち上げられた?ならここはどこ?他の人は?

 

立ち上がろうとしても、身体にまったく力が入らず、目を開けることさえできませんでした。

 

 

 

「だれ、か....」

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