宇宙世紀0096 人が宇宙へ上がったから既に100年に近い時が流れようとしていた。
「パパ!ママ!行ってきまーす!」
「気を付けていくんだぞ!」「お弁当ちゃんと食べなさいよー」
レニー・ハートマン(14) サイド3ジオン共和国に住む至って普通のスペースノイドの少年 父ガミエルは元ジオン公国軍人現バーの経営者 母カエラは運送会社に勤めるキャリアウーマンだ。
レニーは自らが通う国立電子技術学校へ向かっていた、母に作ってもらったお弁当を持ちながら走っていく。
「課題もちゃんとやったし今日は間に合いそうだぞ!よし!」レニーは足早に進んでいくが……。
「おーい!レニー……レニー!レニーってば……!」
「……げっ」
「おいスルーすんなよ薄情者!このエリートで美人なビスコお姉さんを無視する気か!」
「そうだぞ坊主!」「……」
レニーの目の前に三人の男女が立ち塞がる、金髪のツインテールの女性 ガタイのいい黒人 包帯で顔を覆った小柄な男 全員みすぼらしい服装をしてる
「やめてくれよビスコさんもう五日連続だよ飯たかるの。」
「いいじゃないか!こう見えてもビスコお姉さんは悪のスペースノイドジオン星人から、地球とサイド圏を守ったティターンズのNo.1エリ(以下略
彼女の名前はビスコ レニーに飯を集るホームレス三人組のリーダーだ、本人はあのティターンズの元トップエースなんて名乗ってる なお大柄な方はダニエル 小柄な方はカスガらしいが。
「はいはい分かったよ…容器は後で返してよね!」
「よーしよく話が分かってるね!なーに下校の時には綺麗にして返すよ。」
(僕もスペースノイドなんだけどなぁ。)
レニーは面倒事を避けようとビスコ達に弁当箱を渡し立ち去った、なおレニー本人はビスコの話は信じてない。
「ヤバいな…あの人達に付き合ってたせいで時間がもうないぞぉ!」
(裏道使うしかないかな…あそこけっこう怖いけど仕方ないよな…。)
レニーはさらに走りながら近道である路地裏を進もうとするが
「………あら」
「……え?」
思わず間の抜けた声を出すレニー、路地裏に入ろうとした矢先 目の前に見たこともない女性があらわれた。
灰色の髪 赤い瞳 まるで漫画かアニメから出てきたような美少女…というより美女という表現が正しいかもしれない。
「……貴方、名前は?」「え…あ?レニー…レニー・ハートマンです…」
素性も知らない女性に名前を打ち明けるなんて普段は絶対しないと思ったレニーだったが、不思議と彼女には話せてしまった。
(なんなんだこの人…。)
「そうレニーっていうのね、貴方にお願いがあるのだけれど。」
「お……お願い……?」
「私を馬車で連れてって?」
今日中に第二話も投稿予定です、感想などお待ちしてます。