ドラゴンボール・Z ありえたかもしれないもう1つの未来   作:Humiya

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1週間であげるとか言ったのに2週間も空く男!!!
すみませんm(*_ _)m
これからはやっぱりこのぐらいのペースになりますかね。

では、どうぞ


第2話 抜け!ゼットソード!

「ゼットソード??」

 

名前からして剣であることは明白だろう。しかし抜いて欲しいということからして何か特別な事情があるのだろうか…。

 

「説明は実物を見て貰ってからにしましょう。付いてきてください」

 

界王神さまは俺とキビトさんに声を掛けながら飛び始めた。俺達も空を飛び界王神さまのあとを追っていく。少しすると水に囲まれた他の岩より細長い岩が見えてきた。その頂上には光を反射し輝く何かがあった。

 

「悟飯さん、これがゼットソードです」

 

界王神さまは俺の目の前に突き刺さった剣を指しながらゼットソードなるものを紹介する。あまり剣というのを見たことはない刀身を見ると自分の顔が映るぐらい綺麗だった。

 

「なんだか凄い力を感じますね。ですが何故俺にこれを抜いて欲しいのですか?」

「はい。それを説明する前に折角平和を掴んだ悟飯さんに言うのは心苦しいのですが…」

 

界王神さまの表情が曇る。多分また地球に危機が迫っているのだろう。だけど…

 

「界王神さま。俺は地球を守る為ならどんなに苦しいことでも辛いことでも乗り越えて来ました。だから大丈夫です!」

「そう…ですか。わかりました。悟飯さんもお察しの通り地球に再び悪の手が及ぼうとしています。」

 

やはりそうか。けど超サイヤ人2となった俺なら並大抵の相手ならば負けないだろう。今度も俺が地球を守ってみせる。

 

「その者の名は『魔導師・バビディ』。かつて宇宙を恐怖に陥れた『魔導師・ビビディ』の子供になります」

「『魔導師・バビディ』…」

「はい。彼は大昔『魔人ブウ』という恐ろしい怪物を呼び起こした者なのです。魔人ブウはとてつもない戦闘力を持ち、我々界王神達が束になっても太刀打ち出来ない相手でした。私が何とか封印することに成功はしましたが…」

 

界王神さまは他にもいたのか。けど今生きているのは俺の前にいる界王神さまだけなのだろう。界王神さま達の実力が細かく分からない今魔人ブウの正確な強さは測れない。けどその界王神さまが地球人の俺に頼るぐらいまずい相手だと言うことはわかった。

 

「その魔人ブウを倒す為に俺を連れてきたのですね?」

「いえ。まだ魔人ブウの封印は解かれてはいません。出来ればバビディを倒し魔人ブウの封印が解かれる事がないようにしたいのです」

 

確かに、バビディを倒せるのなら魔人ブウの封印が解かれるのを待つ必要はない。地球がホントの危機になる前に倒せるよう頑張って修行するだけだ。

 

「それで俺はこのゼットソードを抜けばいいんですか」

「はい。このゼットソードは引き抜いた者に凄まじいパワーを与えると言い伝えられています。ですが…」

 

界王神さまが言葉を詰まらせる。何かデメリットや良くないことがあるのだろうか。考えていると隣のキビトさんが―

 

「このゼットソードは幾人もの界王神さまが挑戦されたが引き抜くことが出来なかったのだ。それを地球人のこの者が抜くことが出来るとは思えませんがね」

 

むっ…。どうやらキビトさんは俺には抜けないと思っているらしい。ここまで正面から言われると中々悔しいものがある。

 

「キビト!悟飯さんになんてことを言うのです。悟飯さん―」

「気にしていないですよ。俺が抜いてしまえばいい話ですよね?」

 

俺はキビトさんの方を見ながら界王神さまに大丈夫だと言うことを伝える。キビトさんは表情を歪ませながら、

 

「ほぅ、ではやってみせるがいい」

「言われなくても…」

 

俺は剣の柄の部分を持ち足に力を込め上に引き抜いてみる。しかしビクともしない。驚いた…通常状態では動く気配すら感じない。なら…

 

「はぁぁぁ!!」

「―!!!」

 

俺は超サイヤ人となり金色のオーラを放つ。界王神さま達は少し驚いたようだが俺は気にせず抜くことに集中する。

 

「くぅぅ、はぁぁぁぁ!!!」

 

グググッと岩の中に埋まっている刃の部分が岩を抉りながら上がってきているのがわかった。だがあと少しというところで剣は再び上がらなくなった。なるほど、さっきのは関門と言ったところか。それなら…

 

「だぁぁぁ!!」

 

俺は気を上げて超サイヤ人2になる。界王神さま達に気を開放した影響が及んだと思うが気にせず俺はもう一度力を込めてゼットソードを引き抜く。

岩から足を放して宙に浮く。両手であればその場で踏ん張ることが出来たと思うが片手ではそうはいかない。

 

「もう…少し!うおぉぉぉ!!!」

 

気を全開にしてゼットソードを一気に持ち上げる。スポッという効果音が似合いそうなほどゼットソードは豪快に抜けた。その衝撃のせいか突き刺さっていた岩は抜けた地点を起点にバラバラに砕けていった。

 

「うわぁぁぁ!?」

「ぬぉ!?」

 

界王神さま達は驚いて地面に落ちてしまったようだ。申し訳ないことをしてしまった。けれどもそれを一旦置いておいて右手に掴んだゼットソードを見る。剣全体を見てもとても美しく凄まじいパワーを授けてくれたものにはあまり思えなかった。

 

「界王神さま!キビトさん!大丈夫ですか?」

 

俺は地面に降り立ちながら2人の安否を確認する。服に付いた砂埃を叩きながら大丈夫だと返事がある。

 

「これが、ゼットソードですか。悟飯さんは実際に剣を手にして見て変わったことはありますか?」

「あの…それより…」

 

界王神さまは何も無いように剣のことを聞いてくるが隣のキビトさんが気になってしょうがない。顔は驚きに溢れ信じられないと何度も呟いてる。

 

「キビトなら大丈夫です。彼は驚いてるようですが、私は悟飯さんなら抜いてくれると信じていましたよ!」

「ありがとうございます。剣の方はと言いますととても重いですね」

 

さっきから普通に喋ってはいるがこの剣、とんでもなく重いのだ。今は肩に担いで全身で支えているのでそこまでだが、常に下半身に力が加わっている。

 

「それにしても私が言うのもなんですが、とても悟飯さんの力が上がったようには見えませんね」

「ひょっとしたら、この剣を使って修行することで力が手に入るのではないでしょうか?」

 

界王神さまは少し考えたのち、

 

「魔人ブウ復活まではまだ時間はあります。バビディの動きに注意しながらここで修行をしてもらうことにしましょう」

「はい!」

 

こうして俺は魔人ブウとバビディに対抗するためにゼットソードを使った修行を始めていった。

 

 

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