ドラゴンボール・Z ありえたかもしれないもう1つの未来   作:Humiya

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期間が空いてしまって申し訳ないです。モチベがなかったのですがドッカンが誕プレで未来悟飯をくれたのでモチベが復活しました。お詫びということで数日後ぐらいにもう1本あげれたらなと思ってます

では、どうぞ


第3話 魔術の刺客

「はっ!せい!」

 

ブゥンと風を切る音がする。俺はゼットソードの柄をしっかりと持ち左右に切る。ここに来てしばらく経つ。初めはとてつもなく重く感じたこのゼットソードも少しは扱えるようになってきた。とは言ってもやはり剣先は重く、構えた時に前の方に重心がいっているように感じられる。

 

「悟飯さん、1度休憩してはいかがでしょうか?」

 

界王神さまが声をかけてきた。確かに手の感覚も重たくなってきたところだ。一旦休憩することにしよう。

 

「はい。ありがとうございます。食事を頂いてもよろしいですか?」

「どうぞ。今用意しますね」

 

俺たちは少し移動してご飯を食べる。目の前に美味しそうなご飯が用意されては地球にもこんなに食料があったらなといつも思ってしまう。けれど俺がこんなに良くしてもらっているのは魔人ブウを倒すためだ。その期待に応えるためにもゼットソードを早く使いこなせるようにならなければ…。

 

 

いつも食事を終えた俺はこの界王神界に広がる緑の中で少し寝ることにしている。界王神さまに声をかけて近くにある1本の木の下で寝転がる。体を伸ばし目を閉じて光を遮断する。こうすることできちんと疲れを取ることが出来る。

 

どれくらい休憩しただろうか、俺は目を開けて瞳に光を入れようした―。しかし目の前に広がっていた景色は界王神界とはまるで違っていた。あちこちから煙が上がり世界は赤黒く染まっていた。俺はこの景色を知っている。

 

俺は立ち上がり辺りを歩く。だが足取りがとても重い。身体をよく見るとボロボロで血が出ていた。しかし失っていた左腕は戻っていた。さっきまでとは何もかもが違う様子からこれが夢だとわかるのに時間はかからなかった。ゾワリと何か得体の知れないものが背中をなぞる。

 

「――!!」

 

俺が後ろに振り向くと同時に1発の気弾が飛んでくる。俺はすんでのところで躱す。夢だとわかっていても身体が勝手に動く。心の奥底から逃げろと警告音がなる。俺はボロボロの身体をなんとか動かしながら謎の気配から逃げる。

 

「ぐっ!!」

 

背後に気を取られるすぎて俺は足元にある石に躓いて体制を崩し地面に身体を打ち付ける。感じるはずのない痛みに耐えながら手だけで身体を引きずる。

 

「今度の界王神の仲間はそんなものかぁ」

 

突如聞こえた声に背後に振り返る。そこに居たのは小柄ながらも異様な雰囲気を放つものと巨大な気を放つものだった。

 

「まぁいいや。実際に遭うのを楽しみにしているよ」

 

やつがそういうと巨大なやつが気弾を放つ。俺の視界は真っ白になり凄まじい衝撃が身体を襲った。

 

「うあぁぁぁぁ!!!」

「悟飯さん!!!」

 

俺は叫びながら呼び掛けに応えるように目を開け身体を起こす。視界には界王神さまとキビトさんが居た。とても心配な表情で俺のことを見ている。

 

「大丈夫ですか?悟飯さん。随分とうなされているようでしたが…」

 

片腕で汗を拭う。今のは一体なんだったのだうか…。あまりにも現実味を帯びた夢…、そして2体の得体の知れないもの達。

 

「界王神さま、何か良くない夢を見ました。地上は再び壊され2人組がそこにはいました。恐ろしい気配を放ちながら―」

 

俺が界王神さまに夢のことを話していると…

 

「界王神さま!バビディと思われるやつが現れました!!」

「なんですって!?」

 

キビトさんが界王神さまに大声で伝える。遂に界王神さまが言っていたバビディってやつが動き始めたのか。夢のことはとても気になる…、だが今はこっちが先決だ。

 

「界王神さま、行きましょう!」

「わかりました。ですが悟飯さん、やつの力は未知数です。無理せず引く時は引きましょう」

 

俺は界王神さまの言葉に力強く頷く。行きましょうと界王神さまは手を出してくる。そう言えば界王神さまは瞬間移動が出来ると言っていたな。俺はその手に触れ移動に備える。

 

「カイカイ!」

 

界王神さまがそう言うと視界が白くなり、1秒もしないうちに青い空が目に入ってくる。呼吸をすると界王神界とは違う空気がする。どうやら地球に帰ってきたようだ。

 

「――!!」

 

俺は気の接近を感じ界王神さまたちの前に立つ。すると2人の人物が降りて来た。

1人は人型で俺たちに似ているが気の感じが他とは違っている。もう1人は緑色の肌でおよそ人とは思えない骨格をしている。

 

「誰だ、お前たちは!」

 

俺は2人組に問いかける。奴らの白色やつがこちらを見てニヤリと口を歪ませる。

 

「お前がバビディさまの言っていたやつか!俺の名はプイプイ、そしてこいつはヤコン。随分勇ましいが俺たち2人に勝てるのかぁ!?」

 

バビディ!!やつが俺の夢に出てきたやつなのか。夢でのバビディと思われるやつの発言…、魔人ブウにはまだ敵わないかも知れない。だがヤツらには今の実力でも十分闘えるだろう。

 

「はぁ!!」

 

俺は1歩前に出て超サイヤ人となる。超サイヤ人2は今のところそこまで長く変身を維持することは出来ない。超サイヤ人でヤツらの実力を探りながら隙を見て超サイヤ人2になろう。

 

「界王神さま、キビトさん、下がっていてください」

「わかりました。悟飯さん、気をつけて!」

 

2人は少し後ろの岩まで下がってくれた。よし、行くか。

 

「いくぞぉぉ!!」

 

俺は地面を力ずよく蹴り、2人組のプイプイの方に向かっていく。ヤツらのも戦闘体制になる。まずは小手調べだ。

 

「たぁ!!」

 

高速移動し、背後に回る。そこから蹴り上げを繰り出すが振り向きながら頭を屈め避けられる。さらに俺は振り上げた足を利用し身体を一回転させ拳を放つ。放った拳はヤツの腕に防がれる。

 

「中々やるじゃねぇか!」

「お前もな。バビディはどこにいる!?」

「さぁな。よそ見なんてしていいのかぁ?」

 

ヤツの言葉と同時に背後に気配を感じた。咄嗟にしゃがんでヤコンの拳を避ける。そして右足で回転蹴りをヤコンの腹に当てる。俺は跳躍し2人から1度距離を取る。

 

「ゲベへ、全然効かんなぁ」

 

ヤツの持つ2つの鎌のような爪には気をつけなければ。俺は右手にエネルギーを貯める。ヤツが動き出した瞬間俺は気弾をヤツの前に放ち爆煙で視界を遮る。

 

「そこだァ!」

 

外から一気に仕掛ける。ヤツには俺の姿は見えていないはず!

しかし爆煙の中を突っ切っても当たった感触がない。どういうことだ…。確実に当たると思ったんだが。

 

「俺にはそんなもの効かんぞ。俺は暗闇が大好きなんだ!」

「なに!?」

 

ヤツは俺の横に現れ大きく口を開ける。

 

「グァァァ!!!」

 

するとものすごい勢いで周りの石が吸い込まれる。吸い込まれまいと地面に足をしっかりとつけその場で踏ん張る。でも何か違和感がある。

 

「―!?」

 

気がつくと超サイヤ人が解除されていた。何が起こったんだ!?

もう一度俺は距離を取りヤツのことを見る。ヤツは金色に身体を輝かせた後元の緑色に戻った。そうか、俺の超サイヤ人の気を吸ったのか。どうりで超サイヤ人が解除された訳だ。

 

「げふぅ。こんなに美味しい光のエネルギーを食べたのは初めてだ!出来ればまた食べさせて貰いたいがな」

 

そうか…なら、俺は再び超サイヤ人なり構える。

 

「いいだろう、沢山食わせてやる!」

 

ここからが勝負だ!

 

 

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