ドラゴンボール・Z ありえたかもしれないもう1つの未来   作:Humiya

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大変お待たせしました。(n回目) 自分は書き溜めせずその場で書いて行ってるのですがやっぱりモチベの上下が凄いですねw
今回は少し多めに書きましたのでお楽しみください!

では、どうぞ


第4話 超サイヤ人の先の先を目指して

ヤコンの爪をギリギリで躱していく。心無しかヤツのスピードが上がっている気がする。まだ力を隠していたということか…。

そうしている間にもヤコンの口が再び大きく開く。俺はガードのために右腕を前に気のバリアを張る。しかしヤツは息を吸い込みまたもや俺の気が吸われてしまう。

 

「お前の気はとっても美味いぞぉ!グァァァ!!」

 

ヤツの気が急激に増えた。そうか、ヤツは気を吸って自分のものに出来る能力を持っていたのか。これで気を吸わせ続けて自滅させる作戦が使えなくなってしまった。

 

「隙ありだぜぇ!!」

「ぐぅっ…!!」

 

動揺した好きにプイプイの拳をまともに受けてしまった。ヤツの方はヤコンよりも動きや力は弱いが人造人間達と同様、2人組の相手はそれだけで厄介だ。やはりプイプイの方から叩くのが戦況を左右する!

 

「魔閃光!!!」

 

油断しているヤコンに魔閃光を当てる。ヤツは俺の魔閃光によって大きく吹き飛んで行った。

 

「これで貴様と1対1だ」

「クソォ。バビディさまぁ!」

 

ヤツはバビディの名を呼ぶ。この近くにバビディがいると言うのだろうか。だが気を探ってもそれらしきものは感じられない。

 

「もぉ〜しょうがないなぁ。パッパラパー!」

 

どこかからバビディと思われる声がする。するとみるみるうちに辺りの景色が変わる。グンッと身体全体に重りがのしかかったような感覚がする。

 

「ケヘヘッ、ここは俺が育った星『惑星ズン』だ。ここは地球の重力の10倍はあるぞぉ」

 

そうか。どうりで身体が重く感じられるはずだ。だが『精神と時の部屋』や界王神界で修行した俺には関係ない!

 

「はぁぁぁ…だぁぁぁ!!」

 

超サイヤ人2となった俺を見てヤツは顔を引き攣る。こいつは一瞬で片をつける。またヤコンと合流されては面倒だ。

 

「へッ!何も変わってねぇじゃか!」

「だったら自分の身体で確かめてみるんだな!」

 

俺は加速し、背後に回った。ヤツの後頭部を狙い蹴りを放つ。確実に当たった感触はあったが既のところでガードされたらしい。それでもヤツは後方に大きく下がる。

 

「くそがぁ!」

 

叫びながら無数の気弾を放ってくるが、俺はそれを弾きそして躱しながらヤツの顔に一撃を入れる。吹き飛んだ先に高速移動し、右足で上空へと蹴り上げる。

 

「はぁぁぁあ!!」

 

上空へ打ち上げられたヤツの足を掴みそのまま地面に叩きつける。ヤツは苦しそうな声を叩きつけられた衝撃と共に発する。

舞った土煙の中から攻撃が飛んでくる。頭をずらし攻撃を躱す。

ヤツが俺の攻撃を躱そうと動いた先に遅れて掌底で顎を打ち上げる。

 

「ぐぅっ!?」

「終わりだ!はぁぁぁぁ!!」

 

怯んだ隙に蹴りを入れ、吹き飛んだヤツにエネルギー波を放つ。

眩しい光が晴れた後地面に大きなクレーターが出来た。ヤツはその真ん中で倒れていた。ヤツの気はもう感じない。上手くヤコンが戻ってくる前に仕留められたようだ。そして周りの風景も初めの場所に戻った。

 

「プイプイを倒すとは中々やるねぇ〜。でもヤコンはどうかなぁ?」

「バビディ!姿を見せろ!」

「やだよぉ〜だ」

 

やはりこのバビディの声は魔術というもので聞こえているのだろう。さっきの戦っている場所を変えるのも恐らくヤツの力。早くバビディを倒さなければならないが―。

 

「グゥアアアア!!」

「たァァ!!」

 

瞬時にヤコンの拳に合わせ俺も拳を放つ。周りに衝撃が走り地面を割る。さっきよりもパワーが上がってる…、どこかで光を吸収したようだな。手を引き高速移動移動でヤコンの頭上に移動した。

俺のことを探っているヤコンの脳天に膝を喰らわせる。立て続けに後頭部に蹴りを入れて体勢を崩す。

 

しかし手応えが先程よりも少ない。光を吸収することで体力も回復するようだ。俺はヤコンの力の分析をしながら胴体に次々と攻撃を入れる。

 

「激烈魔閃光!!」

 

零距離から通常よりも強力な魔閃光を放つ。だが、ヤツは口を大きく開き俺の魔閃光を丸呑みにした。クソ…、これじゃあ埒が明かない。

 

「もっと打ってきてもいいんだぞぉ」

「いいぞぉ〜ヤコン〜」

 

どうすればいい…。今のヤツを倒すにはかめはめ波ぐらいの威力で一撃で倒すしかない。しかし気功波を単に放つだけでは吸収されてしまう。

 

「悟飯さん!私に考えがあります!」

「界王神さま!?」

 

安全な場所にいたはずの界王神さまがこちらに近づいてくる。その後ろにはもちろんキビトさんも。

 

「界王神さま、考えとは?」

「はい。あの者は悟飯さんの攻撃を吸収する際に口を大きく開きます」

 

そこは何度も見た。厄介なのがヤツはその口から気功波を出せる事だ。俺は吸収か攻撃の選択を瞬時に見極める必要があるのだ。

 

「さらに吸収しようとした時…、ヤツは1度動きを止めてから吸収しています」

「そうだったんですね。気が付きませんでした…」

「そこで悟飯さんにはもう一度ヤツが吸収したがるような攻撃をしてもらいます。ヤツが止まった瞬間に私が隙を作ります」

「界王神さま!!」

 

後ろにいたキビトさんは界王神さまの身を案じるように声を出す。確かにどうやって界王神さまは隙を作るつもりなのだろう。しかし、

 

「分かりました。やってみましょう」

「ありがとうございます。悟飯さん」

「ならば界王神さまは私がお守りします」

 

俺はその言葉に頷く。今この状況を打破出来るならやれることをしなければ…!

俺は再びヤコンの方に向く。界王神さまとキビトさんも臨戦態勢だ。

 

「いくぞぉ!」

 

俺は声を出しヤコンの注意を俺に引きつける。さっきの魔閃光を吸収したことでパワーもスピードも初めとは比べ物にならないほど上がっている。俺もヤツの攻撃を完全に躱すことが出来なくなり、ヤツの鋭い爪が身体のあちこちにかする。超サイヤ人2でもここまで苦戦するなんて…。

 

「――ぐっ!?」

「グガァァ!!」

 

反応が少し遅れた隙にヤツの攻撃で吹き飛ばされる。どうにか足で地面をしっかり踏み衝撃を抑える。ヤツは俺に追撃を入れようと急接近してくる。今がチャンスだ。

 

「激烈―」

「そんなもの幾らでも吸収してやるぞぉ」

 

接近を止めヤツは口を大きく開き俺の攻撃を吸収する準備をする。あとは頼みましたよ、界王神さま…!

 

「魔閃光!!!」

「ガッハッハッ!!」

 

強烈な閃光と共に俺の魔閃光はヤツの口を目指し突き進む。そしてヤコンの口に入る瞬間…、

 

「はぁぁぁ!今です、悟飯さん!」

 

界王神さまの声と共にヤコンの動きが止まった。吸収だけでなくてヤツの時間そのものが止まったようだ。吸収されかけていた魔閃光は口の中で爆裂し、ヤツを大きく怯ませる。

 

「これで決める!かー、めー、はー、めー」

 

俺の全力を込めて右手にかめはめ波を溜める。どこからともなくバビディのヤコンに対する声がするがヤコンは既に瀕死だ。

 

「波ぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

かめはめ波の青い光がヤコンを取り込み数キロ先でその光を爆発させる。光が収まりヤコンの気を確かめる…、しっかりと倒せたようだ。流石にあの状態では吸収も出来なかったようだ。

 

界王神さまたちは後ろで喜んで話している。だがまだバビディが出て来て居ない。ヤツはなんの為に俺たちにその存在を気づかせヤコン達と戦わせたのだろうか…。

 

「悟飯さん、バビディはここにはいないようですから1度界王神界に戻りましょう」

「はい。まだゼットソードの修行が終わってませんからね」

 

俺は顔を緩めながらも思考を巡らせる。ゾワッと黒いものが背中を撫でる。以前夢でも感じた感触だ。俺は当たりを見渡し気を探るが何も感じない…。

 

「悟飯さん?どうかしましたか?」

 

界王神さまたちは気づいていない。けれども敵もこの場にいない?

であればもっと力をつけた方が先程の黒い気を持った敵にも適うだろう。

 

「いえ、なんでもないですよ」

 

そう。超サイヤ人を越えた更にその先―超サイヤ人3―を目指さなければ…!

 

こうして俺はバビディを刺客を倒し界王神界に帰った。その場にいたもう1人の強敵に気づかずに…

 

 

 

 

 

 

 

「ほぉ、孫悟飯…中々やるではないか。次に来た時にはこのダーブラさま自ら殺してやろう…!」

 

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