ドラゴンボール・Z ありえたかもしれないもう1つの未来   作:Humiya

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今回も割と速く投稿することが出来ました。ドッカンバトルが全世界キャンペーン目前ということで執筆するモチベもあがっており書くことが出来ました。今回は少し長くなっているのでお楽しみください!

では、どうぞ!


第8話 暗黒の王とサイヤ人の進化

 

「界王神さま!」

 

鍛錬も一段落つき休憩をしていた際、キビトさんの大きな声が聞こえた。横にいた界王神さまもキビトさんの焦った様子から、ただ事じゃないことを感じたようだ。

 

「どうしました!?」

「やつが…、バビディ達が動き出しました!」

 

遂にこの時が来たか。前回バビディの手下が姿を現してからしばらく経った。俺も界王神界で修行を重ね前よりも遥かに力を付けることが出来た。

 

「界王神さま、行きましょう!俺はいつでも準備が出来ています」

「そうですね、参りましょう。バビディを倒すために」

 

そうして俺たちは下界に界王神さまの瞬間移動で向かった。

 

 

 

 

 

視界が開け下界の光景が目に入ってくる。前の時から随分と時間が経ち懐かしい想いが込み上げてくる。しかし今はそれどころではないようだ。

 

「フッフッフッ…、お前が孫悟飯か」

「何故俺の名前を知っている!お前は誰だ!」

 

下界に降りた時目の前にいた人物に返答する。容姿はピンク色の肌をしておりとても人間とは思えない。

 

「私の名はダーブラ。暗黒魔界の王だ!」

「なっ!ダーブラですって!?」

 

ヤツの名を聞いた途端、界王神さまはこれ以上ないほど驚いていた。

 

「界王神さま、暗黒魔界の王とは?」

「暗黒魔界とはこの宇宙の裏側にある世界のことです。我々界王神の目すら届かず全貌は明らかではありません。しかしながらその混沌とした世界を統べているのが目の前にいるダーブラです」

 

界王神さまの説明を聞いたダーブラはそれが事実であるかのように表情をニヤつかせる。正確なヤツの戦闘力は分からないが今感じる気だけでも世界の王と呼ばれていてもおかしくはない。

 

「その暗黒魔界の王が地球になんの用ですか!」

 

界王神さまがヤツに問う。俺たちは魔人ブウの元に急がなければならないんだ。

 

「孫悟飯、私はお前に用がある。バビディさまと魔人ブウはこの先だが、界王神以外は通すなとのご命令でな」

「俺に一体なんのようだ!」

「私は前回の貴様の戦いを見せてもらった。あれが貴様の全力ではないんだろう…?私は本気の貴様と戦い、そして殺す!」

 

ヤツの言葉と同時にヤツの気が膨れ上がった。しかし界王神さまは怯まず、

 

「貴方の言葉に素直に従うと思いますか!?私達は魔人ブウを倒さなければならないのです!」

「そうか、ならば…」

 

俺は瞬時に超サイヤ人2になり、高速移動でキビトさんの前に行く。

俺の出した右手に重い衝撃が走る。

 

「ほぅ…」

「2人に手出しはさせない!」

 

ヤツは界王神さまやキビトさんに追えない速度で急接近をしていた。俺が食い止めなければキビトさんは殺られていたかもしれない。

俺は受け止めたヤツの手を掴みそのまま前方に投げ飛ばす。

 

「助かったぞ孫悟飯」

「いえ、このくらいなら大丈夫です。それよりもここはヤツの言葉に従った方がいいでしょう」

 

界王神さまは俺の言葉に頷いてくれた。俺自身も2人を護りながら戦うのは流石に厳しいだろう。

俺の傍から界王神さま達は離れ、ヤツの方に向かっていく。

 

一応最新の注意を向けながらも界王神さま達の行方を見守る。その間ヤツは本当に手を出す気はないらしくこちらをずっと見ている。

 

 

「では、始めようか孫悟飯」

「あぁ、掛かってこい!」

 

俺はいつもの構えをし、ヤツの出方を伺う。次の瞬間…右側に注意を向ける。俺は腕で防御しヤツの蹴りを受け止める。先程もそうだがこの程度なら以前の俺でも大丈夫だったであろう。

 

俺は反撃に回し蹴りを放ちヤツの頭を狙う。しかし頭を少し逸らすだけで避けらた。俺は地を蹴り少し距離を取る。

そうして気弾を数発撃ちヤツの元で土煙が舞う。

 

「中々やるではないか。以前よりパワーアップしていると見える」

「そう言うお前もやるな。あれから随分と修行したが超サイヤ人2と互角なんてな」

「互角?クックックッ…では少しだけ本気を出してやるか」

 

いきなり視界がズレる。ヤツのパンチを喰らい顔が少し横を向いたようだ。顔を戻しヤツを正面に捉えようとするがその間に胴体に蹴りを入れられる。

 

俺は大きく後退し先程よりもヤツとの距離が空いたところで停止した。確かに拳も蹴りもどちらも鋭さを増していた。だが前よりも遥かに強くなった超サイヤ人2の俺には少量のダメージにしかならない。

 

まだまだ余力は残っているが界王神さま達の元に早く行くために、俺は気を大きく解放しダーブラの上空に高速移動した。

 

「かめはめ波ー!!」

「フンッ!!」

 

俺の放ったかめはめ波はヤツにいなされ遠くで着弾した。その隙に今度はヤツの懐に入り込み胴体を狙う。が、その場でしゃがまれ足元を払われる。

俺は体勢を崩したが右手を地面につき下から姿勢を戻したヤツの顎に蹴りを入れた。怯んだ隙に俺は体勢を立て直しヤツの腹部に手を当てる。

 

「はぁぁぁぁ!!」

「グォッ!?」

 

至近距離から気功波を撃ち込みヤツは吹っ飛んでいった。間髪入れずに俺は距離を詰める。ヤツが飛んだ場所から土煙があがっており俺は気を頼りに攻撃を仕掛ける。

 

「―ッ!?」

 

煙の中から外の光に反射した何かが見えた。咄嗟に身体をずらしそれを回避する。左腕がないため防御面では苦労するが躱す分にはありがたい。土煙から出てきたヤツは先程まで持っていなかったゼットソード程の剣を握っていた。

 

「よくぞ躱したな、思っていたよりもやるようだ。だがこの私には敵わない」

「なら、ここからは本気の勝負だ。はあぁぁぁ!!!」

 

俺は超サイヤ人2の全力を出す。流石のヤツも俺の気の大きさを感じ取ったようだ。ヤツ自身もその邪悪な気を膨れ上げさせ剣を構える。

 

「たあぁ!!」

 

俺から仕掛けた。ヤツは迎え撃つように口から小さな何かを吐き出した。俺は手に気を纏い弾き飛ばす。近づいてから力いっぱいに顔面を殴りヤツにダメージを与える。

吹き飛んだ先に高速移動し背中を蹴りあげる。

 

「だりゃぁぁ!!」

「ぐぁぁぁっ!!」

 

さらに追撃を仕掛け、打ち上がったヤツの身体を地面に叩きつける。

ヤツはギリギリの位置でなんとか着地したようだ。持っていた剣を俺に向けて投擲してきた。俺は躱しながら通りすぎた剣の柄を掴みそのまま突撃する。

 

俺はダーブラに斬りかかりヤツの服を掠める。ヤツは間合いを取り再び口から何かを吐き出す。それを俺は剣で弾いたが唐突に剣が重くなった。剣の方を見ると灰色になっておりまるで石のようになっていた。

 

「隙だらけだぞ!」

 

その隙を突かれ腹にパンチを入れられる。本気となったヤツの一撃は中々のダメージになってしまった。魔人ブウとの戦闘も控えている中あまりダメージは喰らえない。

 

「貴様はあまりモタモタしていられないんじゃないか?バビディさまと魔人ブウが界王神たちを殺してしまうぞ?」

「その前にお前を倒し魔人ブウも倒すだけだ!」

 

ヤツが手を前に突き出すと俺の目の前が爆発し土煙が舞い視界が奪われる。その中から気弾が飛び出し俺に直撃する。なんとか腕で防御は出来たものの、次は喰らわないように気を感知し気弾を避ける。

 

「はぁぁぁ!!」

「ぐっ、舐めるなぁ!」

 

俺は空中に飛び土煙を避けながら気を纏った渾身の拳を突き出す。ヤツも反応し拳同士がぶつかり合う。

激しい気のぶつかり合いにより俺たちは互いに吹き飛ばされた。俺は背中から地面に叩きつけられたがどうにか勢いを殺し体勢を立て直すことが出来た。

 

やはりヤツは俺の思っている以上に強い。魔人ブウと思わしき気をダーブラの背後から感じる。そこにいる界王神さまたち…そしてもう1人の戦士の気も。

みんなの気が徐々に減ってきておりとても危険な状態だ。

 

「これ以上お前に足止めを食らう訳にはいかないんだ!」

「ならさっさとこの私を倒してみるんだなぁ」

「あぁ、やってやるさ!」

 

体力の消耗を考えている場合じゃない。界王神界でゼットソードを使った修行の成果を見せてやる…!

 

「はあぁぁぁぁぁ!!!」

「なにぃ!?」

 

俺は全開に気を解放する。俺を纏う稲妻はさらに激しさを増し、俺の体力を徐々に奪っていく。だけどまだだ!俺は前回バビディの手下と闘い痛感した。超サイヤ人2にもいずれ限界が来るのだろう…と。

だから―

 

「はぁぁぁ!!!うぉぉぉあああ!!!」

 

だから俺は超サイヤ人2の限界を越えさらなる先を目指した。そして辿り着いた先、それが!

 

「これが超サイヤ人3だ。本当なら魔人ブウと戦う時に取って置きたかったんだがな。ダーブラ、貴様は俺が倒す!」

 

纏う気は超サイヤ人2を遥かに凌駕し、短髪だった俺の髪は腰当たりまで伸びている。超サイヤ人の究極の進化それが超サイヤ人3。

俺はヤツの驚きに満ちた瞳をしっかりと捉え突撃した

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