ドラゴンボール・Z ありえたかもしれないもう1つの未来   作:Humiya

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遅くなってすみません。お気に入りや感想、誤字報告ありがとうございます。第6話、いつもより少し多めになっておりますのでお楽しみに

ではどうぞ


第6話 死闘

最後に人造人間達と戦ってから1年が経った。その間幸いなことに人造人間達の襲撃はなかった。ヤツらのことだ、どうせ飽きたとかいうくだらない理由だろう。許せない…。ヤツらの感情だけで世界がめちゃくちゃにされているんだ。

 

道着の帯を締め、家を出る。今日もタイムマシーンの材料を取ってきて欲しいとブルマさんから頼まれたのだ。トランクスと一緒に空に飛び立ち、西の都に近い街を目指す。

 

しばらくして街が見えてくる。まだ人造人間達に襲われてはいないようだ。ここなら目的のものも手に入るだろう。人造人間達はいつ現れるか分からない。速く目的のものを探した方がいいだろう。

 

 

結果的に目的の物は無事に見つかり今は街の近くの丘で休んでいる。今日はここで少し修行をしていこう。

 

「トランクス、ここで修行していくか?」

「していきます!」

 

そこから短時間の修行をした。

 

「ぐうう!!」

「怒れ!もっと怒るんだ!」

「はぁ…はぁ…。く、くそぉ!こうしてる間にもヤツらは…」

 

トランクスは地面を叩く。焦る気持ちは分かる。だが、

 

「もう少しだ、トランクス!俺だって随分苦労したさ。超サイヤ人になるのは怒りだ!俺はピッコロさんやクリリンさんやみんなが殺されて……。それを思い出しているうちにキレた…!そして超サイヤ人になれたんだ」

 

あの時のことは忘れもしない。みんなが殺されて行く中自分は何も出来なかったことが悔しくて、悔しくて、俺の中の怒りが爆発した。

 

「君にはベジータさんの血が流れているんだ!そのうち超サイヤ人になれるさ――絶対にな!」

 

トランクスは頷く。やっぱり超サイヤ人になれない自分に納得がいかないんだろう。大丈夫だ、その気持ちがあれば大丈夫――

 

突如爆発音が鳴り響いた。トランクスは都を指さし、

 

「み、都が…!!!」

 

俺もトランクスと同じように都の方を見る。人造人間達の仕業だろう。

 

「人造人間め!とうとうこの街まで!!!」

 

だが、またと無い機会だ。ここで破壊してやる!

 

「今度こそぉ!!ハァァァァア!!」

 

俺は超サイヤ人に変身し、都に向かおうとする。するとトランクスが、

 

「悟飯さん!その体じゃ!!」

 

確かに、いくら『精神と時の部屋』で修行したからと言ってヤツらの実力にどの程度近づけたのかも戦ってみないと分からない。それに片腕となって初めてヤツらと戦うのだ。そしてやはり、

 

「トランクス!君はここにいるんだ!いいな!」

「嫌だ!悟飯さんが行くなら僕も行く!もうずいぶん強くなったはずだ!」

「トランクス!人造人間達の力を甘くみるな!」

「もう足でまといにはなりません。僕、悟飯さんと一緒に戦いたいです!」

 

トランクス――。君の気持ちは伝わった。だからこそ俺がいなくなっても君が…。

 

「そうか…、わかった。トランクス行くか!」

「はい!」

 

前を向いたトランクスを気絶させる。君まで死んでしまったら地球を守る戦士はいなくなってしまう。すまない、トランクス。俺には君を守らなければならないんだ…。

俺はトランクスを安全な所に寝かせ、近くにブルマさんに頼まれた材料も置いていく。

 

「あとは、頼んだぞ」

 

俺は都の中へと急いだ――。

 

 

「それならゲームしようよ!車でひき殺すやつ」

「それもいいかも」

 

ヤツらを見つけ近くにいくとヤツらの会話が聞こえてきた。ゲームだって!?そんなことで人を殺すな!

 

「そんな事はさせないぞ」

 

俺は人造人間の目の前に降り、ヤツらと対峙する。17号は俺のことを見て、少し驚いたがやっぱりといった様子でこちらを見てくる。

 

「孫悟飯!やっぱり生きていたか…。前にやられたのは1年前ぐらいか?」

「今度はやられないように修行した」

「今度は逃がしはしないよ。こちらもフルパワーを出して殺す!!」

 

18号は俺の背後に跳躍した。あの時はやはりフルパワーではなかった。『精神と時の部屋』で修行をしておいて良かった。あのままでは確実にヤツらに殺されていた。

だが、今の実力でもヤツらに勝てるかは分からない。

 

「俺は死なない!たとえ…この肉体が滅んでも!」

 

ヤツらは戦闘態勢に入る。

 

「俺の意志を継ぐ者が必ず立ち上がり…、そしてお前達人造人間を倒す!!」

 

「「ハァァ!!」」

 

ヤツらは同時に攻めてくる。俺は気弾を地面に放ち砂煙を発生させ、そのうちに上空へと上がる。

ヤツらも素早く反応して来ており、左右から気弾を放ってくる。

 

「タァアア!!」

 

俺は気によるバリアを貼り、気弾を打ち消す。爆煙の外から18号が突撃しながら左拳を打ってくる。俺はそれを右手で掴みガードする。

 

「ダァ!」

「はぁ!」

「ぐぅぅぅ!?」

 

背中に衝撃が走る。17号が俺の背後から攻撃をし、怯んだ所に18号の攻撃を受けてしまった。地面に叩きつけられ、肺の空気が一気に吐き出される。ヤツらの攻撃はとても重い。『精神と時の部屋』で随分と修行したが、フルパワーとなったヤツらの攻撃はそれを上回っていた。

 

俺が分析をしているとヤツらの追撃がきた。俺はそれを身体を起こしながらバク宙でかわしていく。ヤツらはそのまま追い討ちをかけようとして来ている。今がチャンスだ…

 

「魔閃光!!!」

 

俺は切り返しに気功波を放つ。スキをついたと思ったが咄嗟に2人共気功波をぶつけてくる。流石は人造人間と言ったところだろう。

だが、そのまま押し切る!

 

「くぅ…、はぁぁぁぁ!!」

「がぁぁ…!」

「きゃぁぁ!!」

 

俺は力を振り出しヤツらの気功波ごとヤツらに魔閃光をくらわせることが出来た。俺の魔閃光が直撃し、建物ごと崩れてゆく。

ヤツらが吹き飛んだ瓦礫山の前に立つ。この程度でやられるヤツらではないだろう。

 

少しするとヤツらは瓦礫の中から出てきた。18号は耳に髪をかけながら俺のことを見つめてくる。クソ、まだ全然堪えてないか。

 

「はぁぁぁ…ああ!」

 

俺は気を解放し、次の戦闘に備える。いつもと違いヤツらは無言だ。本気で俺を殺しに来ているからだろうか。

 

「――!?」

 

ヤツらは素早い動きで重なると時間差攻撃を仕掛けてきた。18号の拳をかわし、蹴りを17号の顎に入れる。だが、18号の拳が俺の顔に直撃する。脳が揺れ視界が一瞬ボヤけるがすぐにそれを振り払う。

 

「ダァ、タァ、ダダダダ!!!」

 

2人の攻撃を片手と両足で凌ぎ、反撃を入れて行く。ヤツらの攻撃もいつもに増して激しい。ここは一旦距離を取ろう。俺はスピードを上げヤツらと距離を取るが、18号に先回りされてしまう。

 

「喰らえ!!」

 

俺は18号の攻撃をなんとかかわして18号に攻撃を入れる。俺は追撃に向かうがその隙を狙ってきた17号を受けながらも反撃し、吹き飛ばす。

 

「ハァァ!!!」

 

そして18号の足を掴み真下にある建物に思っいきり叩きつける。

その威力で建物は崩れて18号は瓦礫の下だろう。

瓦礫の下から出てきた18号はかなりボロボロだ。しかし俺も肩で息をし始めている。

 

「今度こそ終わりだよ」

 

18号はそう言って突っ込んでくる。それをかわそうとするが不意に17号により足元を掬われる。転倒しそうになるがどうにか飛び、そのままその場から離れるように飛んだ。ヤツらは後ろから俺の前に気弾を撃ってきた。

爆煙を防ぐ為に咄嗟にガードする。しかしまたもや背中に攻撃を受け、地面に叩きつけられる。く、くそ…体力がもうない。

 

「――くっ!?」

 

上を見上げるとヤツらの気弾がいくつも飛んできていた。かわすこともガードすることも叶わずいくつもの気弾をモロに受ける。身体全体に痛みが走る。息をすることさえ出来ず、痛みによって意識が遠のい……て…。俺は…、もう…………

 

 

 

 

 

トランクス後は君に託したぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前が白く染められていく…。

 

 

 

 

 

 

 

「悟飯……、甘ったれてんじゃねぇぞ!!!」

 

 

 

 

 

 

気がつくといないはずの父さんの声がした……

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