ドラゴンボール・Z ありえたかもしれないもう1つの未来   作:Humiya

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間空きましてすみません。お気に入りもたくさんの方がしてくださって感無量です。第2章に行こうと思ったのですがその前にこの話を入れておきます

ではどうぞ


第EX話 悲しみのその先に

side

―trunks―

 

ピチョン――何かが僕の頬に当たる。その後も1回2回と間隔の幅が狭くなりつつ冷たい何かが僕の意識を呼び起こす。

身体を起こしながら辺りの様子を見る。最後の記憶にあるのは悟飯さんと人造人間を倒しに行こうとした光景。

 

「悟飯さん!?!?」

 

そうだ。悟飯さんはどこにいるんだと周りを見ても、気を探っても近くにはいない…。そこで僕は気づく。あの時悟飯さんは僕のことを気絶させここに運んでくれたのだろう。いくら僕が『精神と時の部屋』で強くなれたとは言え、ヤツらにはまだ敵わない。それを見越して悟飯さんは僕を置いて行って1人戦いに行ったのだろう。

 

先程まで俺の頬に当たっていた雨粒は勢いをまし、辺りが暗くなるほど分厚い雲で空を覆う。ドクンッ、と心臓が鳴る。嫌な予感がとてもした。僕は全速力で都の方へと飛んで行った。

 

 

 

都の中に入る頃には小雨から大雨に変わり遠くでは雷がなるまでに天候が悪くなっていた。空を飛び都を見渡す。

 

「おーい!!」

 

下の方から声がした。僕は地上に降り声の方角に向かう。すると服がボロボロになったお爺さんがいた。

 

「大丈夫ですか?人造人間達は!?」

「わしなら大丈夫だ。人造人間達は橙色の道着を着た兄ちゃんが戦ってたよ」

「悟飯さんを見たんですか!?」

 

悟飯さんの名前を聞いた瞬間、お爺さんに詰め寄っていた。お爺さんは驚きながらも丁寧に答えてくれた。

 

「その悟飯さん?はわしが気がついた時にはどこにもいなかったよ。でもその前に人造人間達とその兄ちゃんが大きな光同士をぶつけ合ってたんだ。わしはその時人造人間共にこの銃を1発お見舞いしてやったんだ」

 

お爺さんは横に置いてあった銃を指さしながら説明を続ける。

 

「そしてわしが銃を打ったあと兄ちゃんの方の光が奴らの光を飲み込むのが見えたんだ。わしはその後には意識を失ってしまっていて…。その後のことはわからんのよ、すまないね」

 

お爺さんは僕に説明をした後自分の家に帰ると歩いて行った。でもお爺さんの最後の説明などは全く頭に入って来なかった。悟飯さんが人造人間達に勝ったんだ!もうあの最悪を生む2人組はもういない。

ありがとう、悟飯さん…!

 

でもその悟飯さんは?

 

僕は悟飯さんを探すために今度は歩きで周辺を探索し始めた。1歩1歩歩く度に最悪の光景が脳裏をよぎる。大丈夫、悟飯さんは死んでない。

きっとここら辺で寝ているんだろう。僕が声をかけたら元気に僕の名前を呼んでくれるだろう。そう自分に言い聞かせた。

 

でもそんな淡い希望は叶うことはなかった

 

目の前に水溜まりがあった。そこに浮かんでいたのは橙色の道着の切れ端があった。中には血に濡れ赤色に染まっていた。

 

ドクンッ、ドクンッと心臓が大きく鼓動を打つ。

 

どうして…?どうして…?どうして…?

 

疑問だけが頭の中を巡る

 

どうして悟飯さんが死ななきゃいけないの?誰がいけなかったの?

相手が2人だったから?―違う。

悟飯さんが弱かったから?―違う。

 

 

 

僕が…僕が弱かったからだ…。

 

 

 

「悟飯さん…。嘘だ、嘘だぁぁぁ!!!」

 

 

もう何も考えられなかった。頭の中は真っ白で人造人間達や自分の弱さで怒りが湧いてただただ泣いていた。

 

 

「あぁぁぁ、うわぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

握っていた拳から血が流れてもそんなことはどうでも良かった。そんな痛みなんて悟飯さんを失ったことより痛いはずなかったのだから。

 

気がついたら僕は超サイヤ人となっていた。自分が自分じゃないような感じがして、奴らに復讐したい思いだけが募っていってだけどもそれよりも悲しみでいっぱいになって……。

 

 

 

 

 

再び目を覚ます。すると自分と同じ髪色が目に入って来た。僕はあの後家に帰りベットに潜り眠りに入った。そこから1日経ってしまっていたらしい。

 

「かあ…さん」

「トランクス!無事で良かったわ」

 

母さんは僕に抱きついてくる。別にどこか怪我をした訳じゃないのにここまで心配してくれるのは僕に何かあったのかを察してくれているのだろう。

 

「母さん、あのね―」

 

僕は昨日のことを母さんに話した。母さんも涙を流し悲しんでいた。けど同時に人造人間達がもういないことに喜んでいた。本当に悟飯さんには感謝しかない。

 

「トランクス、私からも報告があってね。タイムマシーンのエネルギーが集まる目処がたったのよ。折角悟飯くんが救ってくれた世界だけど、あなたは過去に行きたい?」

 

母さんからそんなことを言われた。本来人造人間達に世界が破壊される前に悟空さんを助けて人造人間を倒してもらう予定だった。しかし悟飯さんが人造人間達を倒してくれたお陰でこの世界は平和になった。でも…

 

「行きたいです。僕は殺されてしまった悟飯さんや父さん。そして世界中の人達を救うためにも過去に行き未来を変えます」

 

母さんは僕の意見にしっかりと頷き、そういうと思ったと頭を撫でてくれた。この手の温かさを守り取り戻すために……

 

僕は―俺は過去に行く…。

 

 

 

 




ここからの更新頻度ですが一週間事にやれればいいかと思っています。レジェンズやapexやりすぎて中々モチベが上がらなかったのですがこれから頑張って行きたいと思います
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