駄文なのは許して
チャリンチャリンという入店音が響く
この音を聴くと仕事が終わったと感じられて心地がいい
「マスター、ツインテールのフライとメトロンサンライズをお願い出来るか?」
「了解。今回はどこに行っていたんだい?」
そう言うと念力を使い、器用に酒を作り注文した酒をカウンターに置いた
「Y星付近のデビルスプリンター怪獣の駆除」
「本来の目的はなんだ?」
「デビルスプリンターの採取と宇宙ケシの密輸、あとは一部の宇宙人の暗殺」
「なるほどねぇ。そういえば僕から依頼があるんだけどいいかな?」
「仕事終わって早々依頼ですか…。」
「それに関しては本当に申し訳ないんだけどその分報酬は弾ませてもらうからさぁ」
マスターはいつの間にか作り終えられた料理をカウンターに置き、独特な形状の手を合わせお願いしてくる
「とりあえず話だけ聞きますよ」
「君には地球に行ってもらいたいんだ」
「地球…ですか…」
地球…俺の生まれ故郷であり、いい思い出があまりない土地だ
しかし、マスターが言っている地球というはおそらく俺の生まれた地球ではないのであろう
「おや?地球はお気に召さないのかな?かなりの侵略者が手に入れようとするほど環境の良い星なのに」
「あまりいい思い出がないだけですよ。話を続けてください」
「その地球にとある寄生生命体が侵入する可能性があってねぇ」
「寄生生命体…」
寄生生命体と言えば俺が最後に見たウルトラ作品にチュレーザとかいう懐古厨みたいなやつが出てきた記憶がある
この姿になって数百年経つ為記憶は少々不安だが一応あれの効果もあるし合ってはいるだろう
ということはルーブの宇宙に飛ばされるのだろうか?
「セレブロっていうやつなんだが、知的生命体の存在する惑星の対怪獣兵器のレベルを上げさせて、最終的に自らがその兵器を使って文明を破壊し、見かけ上その惑星の住人が自滅したかのように見せかけるっていう行為を繰り返しているらしい」
「胸糞悪いやつですね」
俺の記憶にそんなやつは存在していない
ついに俺の記憶にある原作より後の作品になってしまったか…
「いくつかの宇宙人連盟や組織なんかもこいつの始末に躍起になっている。しかし、住人に寄生しているため見つけづらい上に下手な手の出し方をすれば光の勢力に目を付けられる。そこで知的生命体の存在する惑星に雇った星人を監視させる手段をとることにした。勿論その惑星での戸籍や住居、金銭などについては用意してあるし、可能な限り必要なものも準備しよう。それに前に君が欲しがっていた巨大モルフォ蝶も生息している。行ってくれないか?」
「わかりました。ただし、いくつか用意してもらいたい怪獣と道具がありますのでよろしく」
「わかった用意しよう。ちなみに欲しい物資は何だい?できる限りは用意するが」
「宇宙同化獣ガディバ、縮小光線銃、宇宙植物ルグスの花粉あたりですかね。できれば光の国の固形の命とライザーも欲しいところですがそれは聞き流してもらって大丈夫です」
俺がそう言うとマスターは少し考えるような姿勢をとって言葉を紡いだ
「最近はデビルスプリンター騒動や謎の勢力からの襲撃で警備が手薄なようだから用意できなくはないと思うけどこちらもリスクは負いたくないものでねぇ。ルグスと縮小光線銃はすぐに用意できるんだが、ガディバは少々時間がかかりそうだ」
謎の勢力?またしても聞きなれないワードだ
「わかりました。用意できましたら連絡ください。ところで謎の勢力とやらは?」
「ウルトラの星近辺の惑星や外交先にかなり強力な怪獣が転送されてるらしい。しかも別宇宙から」
またしても知らない情報だ。原作の情報を知らない以上は警戒する必要がありそうだ
「犯人は判明しているんですか?」
「この件はまだ調査中でねぇ。しかも出てくる怪獣が軒並み強力で、なおかつ腕の立つ者はセレブロの件に向かってもらっているから情報が入りづらいんだよ」
これ以上は聞いても何も得られなさそうだ
「わかりました。警戒しておきます。今日は失礼します」
金貨をカウンターに置き店を後にする。
それからひと月ほどが経ち、物資を受け取って俺は地球に向かう
丁度いいことに地球にかなり接近すると思われる彗星を発見しそれに乗って地球に向かうことにした
「流石に氷でできているだけあって寒いな。ん?」
腕を擦りながら周囲を見渡すと氷塊の上に60㎝程の卵が置かれていた
「彗星に卵…。なるほどねぇ、地球の軍事力を図りつつセレブロをあぶりだすには丁度いい土産になりそうだ」
手をかざしてエネルギーを送ると、卵は光を放ち、点滅を始めた
「どうせ何もしなくてもそのうち孵化するんだ。誰も気づくまい」
生命エネルギーが一気に増幅した卵にはひびが入り、中からは光があふれ出し巨大な怪獣の姿を現した
「彗星怪獣ドラコ…。生で見るのは初めてだな。彗星が地球に接近するまであと数時間。そのタイミングで地球に降りるぞ」
俺がそう言うと返事をするように咆哮をあげた
主人公スペック
ウルトラマンも怪獣も出現しないいわゆるフューチャーアース出身(サーガのとは別宇宙)
いじめなどの影響を受け、性格がひん曲がっている時に赤い球(TDG映画に登場)と出会う
願いを叶える力を使い自身の体を強化、周囲の自分の記憶を消し、自身は別宇宙へと旅立つ
飛翔能力や光線、バリアなどのだれでも持ってそうな能力は初期装備
生物との同化能力:取り込んだ生物の能力を使うことが可能。ただし、自分の力を超える能力は使うことができない。そのため、能力による反動は最小限のものになっている。そして同化の際には対象の生物の体の約九割を取り込まなくてはならない。また、複数の怪獣の能力を同時に使うことはできない(例えばゴモラの超振動波を出しつつエレキングの電撃を放つことはできない)。
赤い球による記憶の補間:主人公が地球にいた時点での原作の記憶(Qからタイガ+その他の円谷作品)を赤い球によって補間している。本編では知っている原作を超えているために既出怪獣のスペックの理解程度にしか使うことができない。
赤い球:自身が操られたり、球を奪われたりすることを見越し、これ以上願いを叶えられない状態にした上に体内に封印されている。主人公の生命活動が停止し、しばらくたつと完全に消滅する。
怪人形態:赤い球への願いによって作られた。子供の頃に描いた絵をモチーフにしている。巨大化時は45m。人間サイズでもすべての能力を使用することが可能。ただし技の威力は低下する。怪人態の時間制限は特にないが、大きなダメージを受けたり、体力が限界を超えると解除される(ライフゲージ組に近い)