英雄のいない世界で生まれた俺は   作:夕映えの戦士

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13話

「あっぶね!」

 

俺は攻撃を予期し岩肌に隠れる。俺のいた場所にあった岩は切り刻まれている

 

「完全初見でよくメビウスは倒したな…」

 

宇宙斬鉄怪獣ディノゾール。硬い装甲と爆発性の高い融合ハイドロプロパルサーといった武器を持つ。そしてディノゾール最大の武器は断層スクープデイザーである。肉眼では目視することが出来ないほど細く長い舌を使い、あらゆるものを切り裂くことができる。本来はエネルギー源となる水素を効率的に取り込むための器官のようだが迷惑極まりない

 

「こいつが地球に行っちまったら大変なことになりそうだ」

 

こいつとの戦闘はどうやっても周りへ被害が出てしまう。何とか火星で食い止めなければならない。どうやって対処するか、考えていると俺の隠れた岩肌にディノゾールが融合ハイドロプロパルサーを放つ

 

「ギャラクトロン!お前の力使わせて貰うぞ!」

 

ギャラクトロンmk2の力を纏う。そしてディノゾールの周囲に無数の魔法陣を召喚し、そこからビームを放つ

 

「無傷かよ…」

 

ビームはディノゾールの硬い外骨格によって阻まれる。そしてディノゾールはスクープデイザーで攻撃してくる。俺は魔法陣バリアで何とかいなしながら接近し、ギャラクトロンクリンガーで攻撃する

 

「硬てえな」

 

何度も切りつけるが致命傷は与えられない。もたもたしているうちに2本の尻尾に捉えられ、締めへ叩きつけられる。さらに、ハイドロプロパルサーによる追い討ちをくらいかなりのダメージが与えられてしまった

 

「何とか早いとこ倒さねぇと…」

 

俺は魔法陣を召喚し、尻尾を攻撃して何とか脱出した

 

「外からの攻撃がダメなら内側から破壊してやるよ!」

 

俺はZライザーを取り出す

 

「ゴモラ、レッドキング!」

 

『gomora redking』

 

そしてデビルスプリンターを取り出し、胸に打ち込む

 

『belial』

 

「これでエンドマークだ!ってな」

 

『skullgomora』

 

「やっぱデビルスプリンターを使うと反動と破壊衝動がすげぇな…。とっとと倒さねぇと…」

 

俺はエネルギーを纏いディノゾールへ突進する。ディノゾールはハイドロプロパルサーで牽制するが、インフェルノマグマで相殺する

 

「スカル振動波ァ!」

 

ディノゾールの体に角を突き刺し、纏ったエネルギーを振動波として放出する。尻尾で叩きつけて抵抗してくるが振動波を放ち続ける。ディノゾールは力なく倒れた

 

「苦戦させやがって…」

 

俺はスカルゴモラの変身を解除し、ディノゾールの死体に手をかざす。死体は光の粒子へと変わり、体内へ吸収される

 

「ベリアル融合獣への変身の安定化を何とかしたいな。デビルスプリンターじゃ使い切りな上に反動がでかい」

 

濃度の高いベリアル因子は手に入れたが、メダルの製造方法と装置がない以上はどうしようもない。何とかしてセレブロからパクるか?

 

「それにしてもなんでディノゾールがこんなところに単体で現れたんだ?こいつは群れで行動するはず…。しかも本来なら比較的大人しい種族のはず」

 

あれこれと考えていると何かが地上へと降ってきた

 

「なんだ?」

 

恐る恐るクレーターへ近づくと、クレーターへと上空から光線が照射された。上を向くとそこには数体のキングジョーがいる。おそらく今落ちたものを攻撃したのだろう。再度クレーターを覗くと中央に半球形のバリアが張られ、その中に宇宙人がいた

 

「そんな攻撃じゃあ私は倒せないわよ」

 

「グリードか?」

 

「あらガイストくんじゃない。久しぶりね」

 

グリードは片腕でバリアを維持して攻撃を防ぎつつこちらにひらひらと手を振る

 

「今回は何やらかしたんだ?」

 

「ちょっとペダンにちょっかいかけただけよ〜」

 

「ちょっとってどのくらいだ?」

 

「機密情報の漏洩くらいかしら?」

 

「どこがちょっとだよ!」

 

「そうだ!このポンコツロボット倒すの手伝ってよ。1人だとちょっと面倒臭いからさ〜」

 

「貸ひとつな」

 

「従順な子は好きよ。じゃあさっさと片付けて一緒にデートでもしましょうか?」

 

「あんたに関わるとろくな目に遭わねぇからだよ…。とりあえずやるか」

 

俺は構えで戦闘体制に入る。敵は3体。一体はスカーレットで残り2体はカスタムのようだ

 

「カスタム2体は俺が何とかする」

 

「オッケ〜。お願いね〜」

 

グリードはスカーレットを蹴り飛ばし、カスタム2体から引き離す

 

「じゃあこっちも始めますか」

 

俺はゼットンの力を纏い、火球で攻撃する

 

「へぇ、やるじゃん」

 

2体はペダニウムランチャーから光弾を放ち、俺の火球攻撃を全て相殺した

 

「流石にキングジョーの改良型なだけはあるな。じゃあこいつはどうだ?」

 

俺は再度火球で攻撃する。また光弾で相殺されるが死角へと放った火球の軌道を変えて背後から攻撃する

 

「オラァ!」

 

怯んだ隙に亜空間からギャラクトロンベイルを取り出し、一体を切りつける。これによりペダニウムランチャーを切り落とした。もう一体がペダニウムランチャーで攻撃を仕掛けるが、キングジョーを盾にして防ぐ

 

「ガイスティウム光線!」

 

ペダニウムランチャーを破損している方を光線で破壊する。火球、ギャラクトロンベイル、ペダニウムランチャーの攻撃によりダメージを受けていたためいとも簡単に爆発四散した

 

「これで1体1だな。喰らえ!」

 

俺は火球の弾幕を生み出し、四方八方からキングジョーカスタムへと攻撃する。銃口がひとつしかないペダニウムランチャーでは火球を相殺しきれていない

 

「だがダメージは少なそうだな」

 

ペダニウム合金でできているだけあり流石に硬い

 

「やっぱさっきみたいに関節を狙うのが丸そうだな」

 

カスタムは火球の相殺を諦め、銃口をこちらに向ける。そして砲撃を仕掛けた

 

「そのエネルギー頂こう」

 

俺は左腕を突き出し光線を吸収する

 

「イッテ。流石に全部は吸収できないか…」

 

カスタムの攻撃は強力で全てを吸収できず、ダメージを受けてしまった

 

「だがかなりのエネルギーを吸収できた。喰らえゼットンファイナルビーム!」

 

カスタムに向かって波状光線を放つ。光線を吸収したことにより威力をました光線がカスタムにぶつかるかと思われたが分離により回避された

 

「まあそうなるよな。だが…」

 

地中から火球を発射し機体の接合部へと攻撃する

 

「弾幕を張った際に何発か隠しておいて正解だったな」

 

俺は更なる火球を生み出し、追撃する。弱点の接合部を攻撃され、さらにダメージを与えられたことにより機体は地面へと落下する

 

「ほう。まだ動けるのか。ペダンのロボットはよくできているな。ガイスティウム光線」

 

光線でとどめを刺す。そして残骸に手をかざし俺の体へと同化させた

 

「ふう、あっちはどうなったかな?」

 

グリードの方を見ると悲惨なことになっていた。スカーレットは手足がもがれ、強固なペダニウム合金の装甲にはいくつも穴が開き、胸部には右腕のペダニウムランサーが突き刺さっている

 

「遅かったわねぇ」

 

「なぁ俺必要だったか?」

 

「このポンコツ無駄に連携するじゃない?しかもデータとって増援送ってくるし」

 

「いや強化されたスカーレットあんなボコし方出来るやつが言うか?」

 

「まあ裏技的なの使ってるしあんなの誰でもできるわよ。ところでさ、君のところで匿ってくれないかしら?」

 

「どうせ断ったところで来るんだろ?」

 

「勿論」

 

「はあ。わかったよ。代わりに解析してほしいものがあるから頼む」

 

「うん、わかったわ。じゃあガイストくんのお家にレッツゴー!」

 

「先が思いやられる…」

 

俺たちは地球へと向かった

 

「大気圏に入る前に人間サイズになってくれ」

 

俺たちはサイズを縮小させて大気圏に突入する。そして地上へと降り立った

 

「あれは…」

 

そこには見たことの無いグルジオと倒れふすZ、そしてキングジョーストレイジカスタムの姿があった

 

「あら、あれサジタリちゃんじゃない。しばらく見ないと思ったらこんなところにいたのね」

 

「サジタリ?」

 

「ええ。惑星o-50でオーブの光に力を与えられたにも関わらず、光に見放され無理な肉体改造によって自我を失った可哀想な娘よ」

 

グルジオの力を与えられた例は美剣サキことグリージョが挙げられるがこんなことが起こっていたとは。やはりo-50はろくでもない星だ。グルジオは背中の主砲にエネルギーを溜めZにトドメをさそうとする。しかし、キングジョーが立ち塞がり、空中へと飛び上がりミサイルで牽制する。分離を駆使して光線をかわし体外に露出したコアへ銃口を当てる。そしてゼロ距離でのペダニウム粒子砲によって倒される

 

「救われないな…」

 

「この世の中には不幸な生命なんていくらでもいるわ。そんなのをいちいち構ってたらキリがないわよ」

 

「わかってるよ。行くぞ」

 

消滅するZの姿を見届け俺たちは帰路についた




メフィラス星人グリード:メフィラス星人の中でも高い知能を持つ科学者であるが、メフィラス星の科学はほぼ完成されており、自身の研究欲と好奇心を満たすために宇宙を放浪しては様々な星や文明にちょっかいをかけている。メフィラス星人特有の高い戦闘能力と知識を生かし、的確に急所を責める戦い方を得意としており格上の相手とも互角に渡り合うことができる。しかし、集団との戦いは苦手としている。ガイストとは旅のさなかに出会った。彼女はガイストのことをかなり気に入っているが、ガイストは会うたびに面倒ごとにまきこまれるため苦手意識を持っている。主な必殺技はグリップビームとペアハンド光線。人間態は銀髪ショートで黒いドレスを着ている(擬人化計画のメフィラス星人二代目と見た目は同じってことで)。


オリキャラです。おそらくキャラブレするかと思いますので温かい目で見ていただけると…。メフィラス星人は星人のなかでもトップクラスに出したかったというのと、単純にジャの道は蛇をガイスト君は知らないという設定であるため絡ませづらかったというのがこのような回になった大きな理由となっています。ライデンの死はハルキに大きな影響を与えるため、下手に介入させるのはちょっとと思いまして。ちゃんと設定を読んだ上でこの回を視聴するとかなり胸にきます。ここまで読んでくださりありがとうございました。感想やお気に入り登録、評価は執筆の励みになりますのでしていただけるとありがたいです。ありがとうございました
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