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「これでよし。ガイスト君とガディバちゃんの同化した怪獣すべてのメダル化に成功したわ。ついでに私のメダルも」
「ありがとよ。まあ同化してるやつのメダルはあんま使わねぇだろうけどな」
「あとおまけにこれ」
「これは?」
「ショートカット用のタイラントのメダルとジェロニモンのメダルよ」
「タイラントはわかるんだがジェロニモンのメダルは?」
「固形の命を再現しようとしてた時のサンプルのあまりもので作ったの。タイラントとの相性もばっちりだし」
「これはありがたいな。おそらくグリーザももうすぐ現れるだろうし、これは大きな戦力になる」
「でも、あなたと新米坊やが共闘したところで勝てるとは思えないわ」
「その点はジャグラーも介入するだろうし、あれだけ大きな時空の歪が現れたんだから、それを感知したジードあたりが来てもおかしくない」
「…この地球にジャグラーちゃんもいるの?」
「そういえば言ってなかったな。何かあるのか?」
「いやいや普通に言ってるけどあのジャグラーちゃんよ?いくつも星を滅ぼしたり、暗躍してる」
「あいつはこの星の防衛組織の隊長をやってる。セレブロのお遊びに便乗して最強のロボット兵器を作らせてそれを強奪する魂胆らしい」
「なるほどねぇ。それならあんまり表立って行動はできないだろうし私も地球のグルメも堪能できそうね」
「まあやつもライザー持ってるし、魔人態の存在はこの星では周知されてないから何とも言えんがな」
「とりあえずやりたいことやって、とっととここを去った方がよさそうね」
「そうしとけ」
「お出ましみたいよ」
グリードの端末の警報装置がけたたましく鳴る
「虚空怪獣グリーザ…」
「私はまだやることがあるし、面倒くさいから行かないわ。行ってらっしゃい」
「正直あんたも戦力に入れてたんだが…」
「だってあれには小細工なんて通用しないもの。あからさまな弱点が存在しない相手にメフィラス星人の中でちょっと強いくらいの私がかなうわけないじゃない」
「はあ…。仕方ない、行くぞガディバ」
俺は部屋を飛び出し、街へと向かう
「もう始まってたか」
そこで目にした景色は、圧倒的な力で街を蹂躙するグリーザとそれに翻弄されるZとジードの姿だった
「よう」
「ジャグラーか。こうなることは想像していただろう?何故ブルトンの撃破を止めなかった?」
「話はあとだ」
ジャグラーはダークZライザーを使い、インナースペースへと入っていった
「しょうがない、手伝ってやるか…。ガディバ、お前はゼットンで行け」
俺はガディバの体にゼットンメダルと強化パッチを埋め込む
「ベムスター‼」
俺はベムスターの力を纏い巨大化した
「行くぞ‼ガイスティウム光線‼」
俺とトライキング、ゼットンファルクスは一斉にグリーザへ攻撃を開始する
「あの怪獣たちは…手を貸してくれるのか?」
俺たちの光線技はすべてバリアで防がれ、近接戦へ移行する。俺は星斬丸を亜空間かあ取り出し、切りかかるが回避される。それに対しグリーザは光弾で応戦する。俺は左腕に装備したベムスターの腹部を再現した盾によってその攻撃を吸収し、何とか攻撃をさばく。ほかの四人もそれに続いて攻撃するがすべて回避される。Zの攻撃に至っては回避の必要すらないのかそのまま受け止められる
「ガディバ‼タイラントで行くぞ‼」
ゼットンファルクスは光の粒子に変化し俺の体に入り込む
『tyrant』
そしてタイラントへと変身した
「こっから反撃だ」
そう意気込んだ直後、グリーザは頭部から強力な音波攻撃であるグリーザアクオンを発生させる
「ク”ァ”ァ”ァ”ァ”」
鐘のような強力な音波攻撃は、イカルス星人の耳により増幅され俺に大きなダメージを与える
「クソがぁ‼ふざけんじゃねえ‼ゴモラさん‼ジェロニモンさん‼」
『gomora』
『geronimon』
「熱いやつ頼みます‼」
『EX tyrant』
「うっわ動きづれぇ。まあいいわ。これでも食らえ‼」
俺はモーニングスターを射出し、鎖でグリーザを捕らえる
「捕まえれたならこっちのもんだ。てめえを食って同化してやる‼」
俺は鎖を手繰り寄せて、ベムスターの腹部の口で捕食を開始する。それと同時に、トライキングはファイブキングへと変身し、ガンQの力でグリーザの吸引を試みる
「マジかよ…。エネルギーが膨大すぎる…」
一気にエネルギーを送り込まれたことで、強化されたはずのベムスターの力さえもパンクしてしまう。そして鎖が引きちぎられた
「しまった‼」
拘束を抜け出したグリーザは俺とファイブキングを投げ飛ばし、グリーザビームでとどめを刺そうとする
「ヤッベ‼アリゲラ‼」
俺はとっさにEXタイラントの変身を解除し、アリゲラの力を纏う。そして、何とか回避した
「ファイブキングは…、ダメか…」
ファイブキングを撃破したグリーザにジードとZが強襲する。しかし、効いているようには見えない
「ジードがなんかやる気だな?」
ジードはZライザーで胸部への攻撃を狙っているように見える
「しゃあない手伝うか」
俺は纏う力をゼットンに切り替え、テレポートでグリーザの背後を取り、羽生いじめをした
「早くしろ‼」
ジードはZライザーを藻掻くグリーザの胸にねじ込む
「よし‼成功d…」
グリーザはZライザーが胸に入り込むすんでのことろで背中から光線を放ち、俺の胸を貫いた
「しまった…その攻撃を失念していた…」
俺の変身が解除される
「はあ…はあ…。ガディバ…。とりあえず家までたのむ…」
俺は意識を失った
「痛っ…グリーザは⁉」
「今は活動を休止しているわ」
グリードが答える
「よかった…」
「それがそうでもないのよね」
「何?」
「あのジードちゃんだっけ?あの子が一時的にグリーザと融合することで活動を休止しているみたいなの。つまりあの子が完全に融合してしまえば…」
「そういう状態か」
「あなたは動けないし私が出るわ。まだろくにスイーツもラッキョウも味わってないのに壊されたら困るもの」
「大丈夫なのか?」
「まあいざとなったらテレポートでこの星を見捨てるから大丈夫よ。あなたも今のうちに逃げる準備をしておきなさい」
彼女はそう言い残し部屋を後にした
「ガディバ、このメダルを持ってグリードのもとに向かえ。俺はもう戦力にならん」
ガディバは彼女のあとを追い、部屋から出ていく
「さて、俺はどうするか…。そういえばジャグラーが何か策があるようなことを言っていたな。行ってみるか…」
俺は極限まで闘争本能を掻き立てる効能を抑えた宇宙けしの成分を麻酔代わりに体に注射する
「これで痛みは幾分かマシになったな…。あとはマンダリン草を…」
そしてマンダリン草の実をつぶし、傷に塗る
「これで応急処置は完了だな」
俺はストレイジ本部へ向かう
「ネロンガ」
俺はネロンガの力を纏い、透明化能力で基地に潜入する
「よう。お前さんも来たのか?」
「ジャグラー…」
「言いたいことはわかるがちょっとまて。こいつを見ろ」
「これはインナースペースへの扉?」
「俺の部下が今取り込み中でなぁ。これが終わったらセレブロのところに出向いてベリアルメダルを強奪しに行こうと思ってる」
「ベリアルメダルを?」
「ああ。あの化け物を倒すには理屈を超えた力が必要だ」
「なるほどな。それでベリアルメダルを…」
「そろそろ終わったっぽいな」
ハルキがインナースペースから出てくる
「うわあぁ‼お前はトゲトゲ‼あとガイスト‼」
「俺はついでかよ…」
「話は聞かせてもらったぞ」
「あの中の音って外に聞こえるもんなの?」
「あいにく地獄耳でなぁ。行くぞ」
ジャグラーは肩をハルキにぶつけながら外へ向かった
「イッテ、どどこに行くんだよ⁉」
俺とハルキはジャグラーのあとについていく
「駐車場?」
「お前はこいつを運転しろ」
「え?」
「いいからさっさとしろ」
「うす」
「お前も乗れ」
「わかった」
俺は助手席に、ジャグラーは後部座席に乗り込み、セレブロのもとへと向かう
「ああ、そこ右」
「うす」
ウルトラQ的なカオスな光景を見つつ車に揺られていると一つの建物にたどり着いた
「ここだ」
「いったい何をするんだ?」
ハルキがジャグラーに問いかける
「お前さんの欲しがってるべリアルメダルを手に入れるのさ。武装して乗り込むぞ」
「うす」
ゲームにいそしむセレブロのもとに閃光弾を投げ入れる。そしてハルキとセレブロの銃撃戦が始まった。両社一歩も譲らない勝負であるが…
「昨日はどうも」
俺とジャグラーが剣をセレブロの喉元に当てる
「ノックぐらいしろよ」
セレブロはそう言って抵抗をやめて椅子に座った
「驚いたよなぁセレブロ。お前のブルトンを倒したらあんなのが出てくるなんてよぉ。このままじゃ地球ごとあいつに消されてお前の遊びも終わっちまうぞ」
「アハハハハハッハ。遊びw?遊びw?」
「おい‼」
「何が言いたい?」
セレブロが問う
「ベリアルのメダルを渡せ」
セレブロが笑う
「早くしろ、このままじゃゲームオーバーだぞ」
セレブロは突然立ち上がり、ベリアルメダルを投げすてて消えた
「消えた…」
「ほらよベリアルメダルだ」
「おい、今のは誰だよ?セレブロって言ってたけど昨日の怪獣はあいつが⁉あんたらもグルなのか⁉」
「んなわけねぇだろ。いいから早く変身しろ」
「後でちゃんと説明してもらうからな」
ハルキはZライザーを構え、インナースペースへと入っていった。ジャグラーは変身を解く
「頼んだぞ」
「俺空気すぎないか?」
「んなことはどうでもいいだろ。俺は帰る」
ジャグラーは去っていった
「全く…。とりあえずグリードが心配だし行くか」
外に出るとグリーザが活動を再開している
「半分同化してるっぽいな」
グリーザは狂ったように街へとレッキングバーストを放つ、それを駆け付けたグリードがバリアで防いだ。グリードはグリップビームで応戦するが全く効果がない。グリーザは再度レッキングバーストを放つ、先ほどよりも威力を増したレッキングバーストがグリードに襲い掛かる
「まずい‼」
俺は変身してグリーザへ飛び蹴りをする。うまく軌道がずれたようでレッキングバーストは上空へと放たれた
「あなた何で⁉」
「話はあとだ。今は時間稼ぎをするぞ」
「はあ。わかったわ」
俺はギャラクトロンベイルを、グリードはZライザーをを取り出し、接近戦に持ち込む。しかし、二人の連携攻撃はいともたやすくよけられ、レッキングリッパーで攻撃反撃される
「大丈夫か?」
「ええ」
グリーザが再度レッキングバーストの構えに入る
「バリアじゃ受けきれん。光線で押し返すぞ」
「わかったわ」
「「ガイスティウム光線‼(グリップビーム‼)」」
放たれたレッキングバーストに二人の合体光線で迎え撃つ。しかし…
「だめだわ。威力が足りない…」
あちらの方が威力は高く押されている
「とにかく時間を稼ぐんだ。威力を上げるぞ」
俺たちは光線の威力をあげる。しかし、それでも歯が立たない
「仕方ない。せーので左右によけるぞ」
「わかったわ」
「「せーの」」
俺たちは光線を撃つのをやめ、左右にわかれてレッキングバーストを回避する
「キツイな…このダメージだと怪獣の力は使えないし…」
「ねぇ時間稼ぎって言ってたけどまだなの?」
グリーザがプラズマ光輪を放つ。俺とグリードはガイスティウム光線とペアハンド光線で相殺する
「もうすぐ来るはずだ」
その時だった。黄金の竜巻のような攻撃がグリーザに当たり、ジードと分離させる
「来た‼」
俺とグリードはジードのもとに向かう
「大丈夫か?」
「何とか…。黄金の嵐…」
ジードは先ほどの竜巻の方を見てそう言った。そこには、新たな姿のZがたたずんでいる
「とりあえず回復させた方がいいな」
俺はジードにエネルギーを与える。すると、心なしかタイマーのなる速度が遅くなった
「ありがとう」
「悪いな。今の状態じゃお前を完全に回復させることはできない」
「十分だよ。それにグリーザはZが何とかしてくれる」
Zの方を見るとかなり押していた。攻撃がちゃんと通っている。これがベリアルの力…
「Z‼さっき無の中で何かが生まれるのを感じた。今の君たちなら針を取り出せるはずだ」
ZはZライザーをグリーザの胸へ突き刺し、針を抜こうと試みる
「あれは…」
「ベリアル…?いや違う」
Zはグリーザからベリアルのような針を抜き取った
「あの無の世界に僕のベリアル因子が触れ、新しい宇宙の針が生まれたんだ」
「あれが宇宙の針…。エクスラッガーに似ているな…」
グリーザは胸部の修復に手一杯で動けていないしかし…
「なんかあの針地面に刺さったわね…」
針は地面へと刺さり、抜けないようだ
「何やってんだよ…」
「俺様を手にしてお前はなにをする?」
「剣が…」
「しゃべったわ…」
「俺様は切りたいときに切りたいものを切る」
Zとハルキが何やらあの剣に話しかける
「宇宙の穴か…。面白い、切ってみるか」
突然剣がすっぽりと地面から抜ける。それと同時にグリーザの修復が完了する
「こんなときに俺たちはいったい何を見せられてるんだろうな…」
「ええ…」
グリーザは光線をZに向けて放つ。しかし、剣がそれを吸収し、吐き出す。グリーザはそれを防ごうとするもの防ぎきれない。その後も剣の攻撃に押され、グリーザは切り倒された
「とりあえず倒したっぽいわね」
「そうだな」
「二人ともありがとうございました。お二人がグリーザと戦っていただけなければどうなっていたことか…」
「気にするな。お前にはギルバリスの時の借りがあるしな。グリード、帰るぞ」
俺とグリードは巨大化を解き、変身を解除する
「ようやく終わった。グリードもありがとな」
「どういたしまして。危うく死んじゃうところだったわ」
「すまんすまん。帰るぞ」
「まだよ」
「え?」
「だってここにはグリーザから四散したダークサンダーエナジーがあふれているんだもの。めったに手に入らない代物よ。サンプリングしないでどうするの?」
「はあ…やっぱすげぇよあんたは」
こうして俺たちは夜が明けるまでダークサンダーエナジー集めを行ったのだった