英雄のいない世界で生まれた俺は   作:夕映えの戦士

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思った以上に見ていただけているようでうれしいです
よろしければ感想や意見などいただけると幸いです


2話

彗星は巨大な尾をひき地球へと接近していった

 

「そろそろかねぇ、ドラコ地球に降りるぞ」

 

俺がドラコの背中に飛び乗ると、昆虫のような美しい羽根を広げ、大気圏へと突入した

 

「文明レベルは俺の住んでいた場所とあまり変わっていないようだな…。暴れさせても被害の少なそうな場所はないものか…」

 

降りる場所を探していると奇妙な物体を発見した

 

「あれはセブンガー?」

 

なんとセブンガーと思しきロボットががれきの撤去作業を行っていた

 

「あれはウルトラの星の兵器のはず、なぜここでがれきの撤去作業なんかしているんだ?まあいい。あの状態ならば周囲への被害も少なそうだ。ドラコ、標的はあそこだ。俺が飛び降りたらあそこに向かって暴れてこい」

 

俺は同化したネロンガの力を起動し、透明化したのちにドラコから降りた

するとドラコはセブンガーに向かって急降下し、その鋭い鎌状の腕で攻撃を始めた

 

「さてと、ここからは高みの見物だな。あれがここの地球の兵器ならばこの戦いで力がある程度図れるだろう」

 

俺は近くのビルの頂上に降りると透明化を解除し、戦闘を見ることにした

 

セブンガーはドラコの不意打ちによって倒れたが、すぐに体制を起こし、独特な機械音とともにタックルを仕掛ける

その攻撃により倒されたドラコの上にセブンガーが乗り、その頑丈な鉄拳により攻撃を仕掛けた

ドラコはかなりのダメージを負ったようだ

 

「意外とやるねえ。でもドラコの武器は腕だけじゃない」

 

グロッキー状態になったかと思われたドラコは口から火炎弾を吐き、馬乗り状態から脱出

その後上空へと飛び上がると数発の火炎弾をセブンガーへと放ち、それによりセブンガーは動かなくなった

 

「この程度の力ってことは光の国の兵器ではなさそうだな。とりあえずドラコの回収にいくか」

 

俺が回収へ向かおうとしたとき、突然ドラコの目の前に光の巨人が現れた

 

「ウルトラマン…。この星にもいやがるのか…」

 

青と赤が主体の光の巨人。その頭部には宇宙ブーメランがついている

 

「ゼロに似ているな…。ライザーを使っているのか?」

 

ゼロに酷似したウルトラマンは宇宙拳法を駆使し、連続の回し蹴りでドラコを追い詰める

ドラコはその攻撃をさばくのに精一杯のようだ

 

「強力な攻撃だが動きが単調だな、他のウルトラマンの力で実力を補っているのか?」

 

しばらくウルトラマンのラッシュが続くとドラコはさばくのに慣れてきたようで隙をみて火炎弾反撃を開始した

連続の火炎弾による攻撃でウルトラマンはたじろぐ

ドラコは宇宙怪獣の中では強くはない

あの力を持ちながら苦戦をしているということはやはり新人なのだろうか

 

「様子をみて参戦するか?うまくいけば光の国のアイテムを奪うことができる」

 

暫くするとウルトラマンの体が光始め、全身赤色の姿に変わった

 

「タイプチェンジか。趣味の悪い姿だ」

 

その真っ赤な姿はレッド星出身の赤い通り魔を髣髴とさせる

ウルトラマンは雄たけびを上げるとドラコにドロップキックをかまし、掴みかかる

そして、羽に手をかけたかと思うとそれをむしり取った

 

「マジでレッドマンじゃねえか…。ドラコが不憫に思えてきたぞ…」

 

むしり取った羽を掲げたのちに投げ捨て、今度はタックルをしてくる

ドラコは完全にグロッキー状態になっていた

 

「しゃあない、助けてやるか。ガディバ、俺が奴を引き付けるからお前はドラコの本体と羽を取り込んで回収しろ」

 

手のひらから現れたガス状のヘビのような姿をしたガディバは俺の話を聞き頷いた

 

「じゃあ行くぞ」

 

全身の生命エネルギーを増幅させ巨大化

同化したエレキングの力を使い、戦いに臨む

 

「エレキングカッター‼」

 

三日月状の波状光線をウルトラマンに浴びせる

こちらに気が付いたウルトラマンは腕を十字にクロスして光線を放つ

バリアで攻撃を防ぎながらウルトラマンへ接近する

どんどん光線の勢いがなくなっていき、完全に止まった

するとウルトラマンの胸部の結晶が赤く点滅を始める

 

「満身創痍なようだなぁ、ここでプレゼントをくれてやるよ」

 

俺はウルトラマンの頭を掴み放電をした

暫くもがいていたがいずれ動きが止まり、放電をやめた

 

「さてと、そろそろ変身が解除されるころだろう。とどめだ」

 

俺はエネルギーを腕に集中させ、赤黒いオーラをまとわせた

 

「ガイスティウム光線‼」

 

光線を放とうとしたその時どこからともなく槍のようなものが現れ、肩にぶつかってきた

それにより照準がずれた光線は空へと放たれ不発に終わる

その後槍は何とか起き上がったウルトラマンの手のもとに収まり、先端部分に炎をまとった

そして空中にZの文字を描きこちらに飛ばしてきた

 

「やっべ」

 

とっさに球状のバリアを張ったが失敗だった

面積の広いバリアは耐久性が弱く、威力の高い炎の攻撃によって割れてしまった

バリアである程度緩和したとはいえかなりのダメージを食らってしまったがなんとか耐えた

その姿に驚いたしぐさを見せたウルトラマンは力なく光の粒子となって消えた




戦闘シーンを描くのは難しいですね
これを毎日投稿してる人マジですごい
感想、指摘、質問等あればお願いします


小ネタ解説

時系列:一応Z本編の5話と6話の間で、街の復旧作業をセブンガーが行っているという設定です。ウィンダムがいないのはぺギラによる損傷の修繕を行っているということで

赤い通り魔:文字通りレッドマン。調べたところドラコと幾度となく戦闘を広げているようだったのでベータスマッシュとの戦闘を描写しました

ドラコの羽:なんか映像作品で登場するたびにむしられてたので今回もむしっておきました♡。まともにむしられてないのってウルトラ銀河伝説くらいでは?(再生個体を除く)

ガディバ:初出はメビウス。ヤプールがメビウスとの戦闘データを集め、メビウスキラーを完成させるためにゴモラ、レッドキングと同化してメビウスと戦闘した。主人公の能力的に相性が良いと思われるため起用。一話で準備にひと月かかったのはこいつを一から作り出すため

ガイスティウム光線:主人公の基本技の一つ。スペシウム光線枠。由来は亡霊などを意味するガイストから(中二乙)

マスター:怪獣酒場を切り盛りするバルタン星人
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