英雄のいない世界で生まれた俺は   作:夕映えの戦士

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投稿が遅れて申し訳ありません
学校が本格的に始まってしまいこれからは以前のような投稿頻度は難しくなるかもしれません
週1以上の投稿を続けられるように頑張っていきたいと思いますのでよろしければ評価や感想などをいただけると嬉しいです
では本編へどうぞ


4話

「アチいな」

 

鬱蒼と茂る草をかぎ分ける

ここは南米のアマゾン

湿度と気温がとにかく高く蒸し焼きになりそうだ

 

「どこだ?巨大モルフォ蝶は」

 

俺は巨大モルフォ蝶を探していた

巨大モルフォ蝶はウルトラQで登場した翼蝶が2mほどもある昆虫怪獣だ

その翼の鱗粉には生物を巨大化させる因子を含んでいる

 

「あれだけでかいんだからすぐに見つかると思ったんだがなぁ」

 

ジャングルの奥地に入って約5時間、いまだに蝶を見つけることはできていなかった

少し休憩をするかと考えていたその時、奥の方から悲鳴とパァンという銃声が響いた

 

「なんだ?」

 

ぬかるんだ土を踏みしめ、音のなった方へと向かう

すると少し開けたところに銃を握りしめた男性と巨大な黒猫が倒れていた

お互いに血を流していて、男はすでに息がなかった

 

恐る恐る巨大な黒猫へと近づき、体に触れるとビクンと黒猫の体が震えた

どうやらまだ息があるようだ

 

「この近くに巨大モルフォ蝶がいるようだな」

 

俺はリュックからミクロ化機を取り出し猫に照射する

すると見る見るうちに小さくなっていって元の大きさになった

 

「おとなしくしててくれよ」

 

俺は念力を使い、傷口が開かないように銃弾を取り出した

何か所も撃たれていたようで、とにかく慎重にすべての弾丸を摘出した

その後、自身の生命エネルギーを送り込み、治療をした

みるみるうちに傷口がふさがってゆく

 

「よし、終わったな」

 

治療が完了した

猫は自分を助けたのが俺だとわかっているようで足にすり寄ってきた

 

「かわいいもんだな。ちょっと頭をのぞかせてもらうぞ」

 

俺は猫の頭に手を置き記憶を読み取った

どうやらここよりもさらに奥に行くと、花畑があるようで、そこに巨大モルフォ蝶が生息しているようだ

 

「ありがとな」

 

俺が立ち上がり、花畑の方へと向かおうとすると猫が進行方向へと駆け出し、こちらへと振り向いた

ついてこいと言っているようだ

 

「じゃあ道案内頼むぞ」

 

猫に導かれて1時間ほど経っただろうか

花畑に到着した

そこには色とりどりの花々が咲き乱れており、その上空を無数の巨大モルフォ蝶が飛んでいた

 

「すげえな」

 

俺はその美しい光景に息をのんだ

その光景を少し楽しみ怪人態へと変身する

 

「悪いが採取させてもらう」

 

俺は土を蹴り、人知を超えるスピードで蝶へと飛びかかる

俺に気が付いた蝶は必死に逃げようとするが遅かった

ミクロ化機を取り出し動きを止め、縮小させ、カラス状の容器に入れた

 

「とりあえず目的は達成したな。帰るか」

 

来た道に戻ろうと振り返るとまだ猫がそこにいた

 

「どうした?帰らないのか?」

 

猫に問いかけるも、俺のもとから離れない

 

「しかたない」

 

俺は猫を抱き上げて言った

 

「いつ死ねかもわからない。それでもついてくるか?」

 

猫がうなづいた気がした

はたから見ればひどい一人芝居に見えるかもしれないが俺はそれを了承したと解釈し、連れて帰ることにした

 

「ちょっと狭いが我慢してくれよ」

 

俺はミクロ化機を使い、蝶と同じ要領でガラス容器へと猫を入れた

 

「あのアパート動物大丈夫だったかな…。まあ何とかなるか」

 

俺は再度怪人態へと変身して巨大化する

 

「とっとと帰りたいしあれを使うか」

 

かつて同化した怪獣の能力を体に反映させる

すると体は赤と青を基調とした色合いへと変化し、両肩にパルス孔ができた

 

「宇宙有翼怪獣アリゲラ、力を借りるぞ」

 

俺は空中へと飛び上がり、高速で日本へと向かった

 

「やっぱ速いな、アリゲラは」

 

アリゲラは戦闘機を凌駕するほどの飛行速度を誇り、耐久力こそないもののなかなかの戦闘能力を誇る

 

暫く飛び続けると日本列島が見えてきた

 

「そろそろ解除して見つからないように降りるか」

 

そう思っていた時、激しい振動をパルス孔がキャッチした

 

「なんだ?結構な衝撃破だったぞ」

 

アリゲラは超音波を感知する能力にたけている

こういった振動などを感知するにはもってこいの能力だ

 

「ここまでとなると結構レベルの高い怪獣の可能性もあり得るな。こないだのウルトラマンが戦闘しているのか?」

 

振動の中心点へと向かった

アリゲラのおかげで大して時間はかからない

 

「あれはギルバリス⁉ジードが倒したはずなのにどうして…」

 

そこには巨大人工頭脳ギルバリスとその強さに翻弄されるセブンガーとウィンダムの姿があった

 

「やべえな。俺も参戦してやるか」

 

その時セブンガーがギルバリスによりハッキングされ、テントの方へと腕を射出した

 

「あぶねぇ‼」

 

とっさにテントにシールドを張ることで事なきを得た

 

「ロボットだとあいつ相手には相当相性が悪いようだな。正直勝てる気はしないがやるしかねぇな」

 

「オラァ」

 

パルス孔から電磁気光線をギルバリスにお見舞いし、こちらに注意を向かせた

思ったよりも攻撃が通っていない

ギルバリスはこちらを向き、エネルギーを溜め、胸部から光線を放った

 

「やべぇ。ガイスティウム光線‼」

 

俺もすぐさま光線を放つ

光線はぶつかり合い、暫く拮抗したがギルバリスの方が押し勝っている

 

「完全に押し負けているな…まずい」

 

パルス孔からの攻撃もおこなって何とか相殺しようとするもかなわず、ギルバリスの光線により吹き飛ばされてしまった

再度エネルギーを溜め光線が放たれようとしたその時だった

上空から強い生命エネルギーを放たれ、紫色の光とともに青い吊り上がった目のウルトラマンが現れた

全身が鎧で纏われたような姿をしている

 

「ウルトラマン…ジード…」

 

ジードはギルバリスに向かって飛び掛かり攻撃を開始する

それに対してギルバリスは掴みかかり動きを封じようとした

しかし、すぐに振りほどかれる

ジードは腕にエネルギーを纏わせギルバリスを何度も切りつけた

するとギルバリスは全身の砲門から無数の砲撃を発射した

 

「シールド」

 

俺は力を振り絞り周囲への影響を抑えるためにシールドを張った

なんとかテントへの被害は防げたようだ

するとギルバリスとジードは互いにエネルギーを溜め、光線の打ち合いになった

ジードの光線はギルバリスの光線を上回り、ギルバリスを破壊することに成功した

 

「とんでもねえ強さだな」

 

煙が晴れるとギルバリスのコアが現れ、上空へと逃亡していく

コアを破壊しない限りギルバリスは復活する

ジードはそれを追いかけるために飛び上がっていく

 

「俺も追いかけるか」

 

少し体が癒え、動けるようになっていたため、飛び上がり俺はジードを追いかけた




Zの6話「帰ってきた男!」の始まりの部分を書きました
ギャラクシーライジングの造形はすごくカッコイイんですよね
ジードの形態で一番好きかも
そして、主人公の同化怪獣の一つであるアリゲラが判明しました
メビウス怪獣の中でもスタイリッシュな造形でかっこよく、高速での飛行や水中の移動が可能で、大怪獣バトルでの描写を見る感じだと割と宇宙でもよく見られ、個体数も多そうだったのでちょうどいいと思い採用させていただきました
そのうち同化した怪獣に関するお話も書きたいですね
これからも頑張って投稿していきたいと思いますので是非評価や感想などをお待ちしております
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