比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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皆様、1週間ぶりの挨拶になります!生焼け肉です!

この1週間、取り敢えずお休みを頂いておりましたが、不思議と長く感じました。少しだけ書いてみようかなぁ〜とか思っていました。(そう思ってるのなら書け!って思いますよね………)

さて、前回作である【俺、実は彼女がいるんだ………】の後書きと活動報告に記載した通り、ウマ娘プリティーダービーの連載をスタートさせます!!

以前アンケートを出してもらい、58名のユーザー様からのアンケート回答の結果、【やはり俺の青春ラブコメは間違っている】の比企谷八幡をトレーナーとして出す事に致しました。

アンケートに答えて下さった、LCRCL(エルマル)様、六道駁様、花摩訶様、ゼフィランサスより様、のむら様、fumo666様、霧闇煌炎様、はっちゃけ王子様、パワコン様、高雄様、リョウ・スカーレット様、ヒロアキ141様、ジェリオール様、ラミアキッド様、Kuraun1610様、妖怪狐様、Rayland様、ぱぷお様、siramo様、黒薔薇の堕天使様、せふぃ様、つばさ隼様、ハクエモン様、compact様、MAXCoffeeLove様、ryusei495様、サクラサク様、lost life様、1213様、雪尾様、GADWG様、studioego様、ミチェ丸様、猛者必死様、バンドリーマー様、magister様、八雲千様、異次元の若林源三様、雷狼輝牙様、dragonヤマダ様、ブラッド様、taiga@夕立様、逆廻椛たん様、ガム【s32099】様、真剣 波切様、霧雨セラ様、葛葉様、鶴田和彦様、黒猫うたまる様、リンゴチョップ様、はらお様、sakai様、D51型245号機様、炎の剣士様、マサムネ18様、千本桜×リムル様、DARC様、taka-yuki様、

アンケートへのご回答ありがとうございました!!

それでは第1話スタートです、どうぞ!!


プロローグ
新人トレーナー、比企谷八幡!


八幡side

 

 

長かった………本当に長かった。試験、本当に色々あったが、漸くこれで俺もトレーナーだ。本当ならなる気なんてなかったが、あの人のおかげで今の俺があるんだし、少しは聞いてやらないとダメだよな。だが不安もある。こんな見た目の俺を受け入れてくれるようなウマ娘はいるのかどうか、とかな。

 

っと思ってる内に着いたな、此処が【トレセン学園】か……… 正式名称【日本ウマ娘トレーニングセンター学園】か。全国津々浦々にあるトレーニング施設の中でも最新鋭かつ最大規模の施設であり中高一貫の教育機関だ。しかし、資料でも一通り全国にあるトレセン学園は見たが、この東京都府中市は段違いだ。施設もさる事ながらこの広さもそうだ。ウマ娘にはもってこいの環境だろうな。

 

 

八幡「っと、俺もこうしちゃいられないな。俺も自分の担当ウマ娘を探さないとな。確かコース場はこっちだったよな。」

 

 

ーーーコース場ーーー

 

 

いる……かなりの数のウマ娘が。成る程な、此処でトレーニングするウマ娘もいれば、学内のトレーニングルームで鍛えてるウマ娘もいるって訳だ。だが、良いウマ娘を探すのにはかなりの目、相マ眼が必要だ。折角の機会だし、既に所属しているウマ娘でも良いからタイムでも計測してみるか。

 

 

八幡「………やっぱトレーナーがいると質も上がってくるもんなんだな。」

 

???「失礼、もしかすると君は新人トレーナーの者かな?」

 

八幡「え?あぁ、そうですけど……」

 

???「そうか。見慣れない顔だった者でな、声を掛けさせてもらった。それと、私はシンボリルドルフ。このトレセン学園の生徒会長をしている者だ。分からない事があれば、気軽に聞いてくれると嬉しい。」

 

八幡「俺……いや、比企谷八幡です。よろしくお願いします。」

 

ルドルフ「ふむ、比企谷トレーナーだな。これからよろしく頼む。それと私に敬語は不要だ。それと質問なのだが、君は今タイムを測っていたようだが、その理由を聞いてもいいかな?」

 

八幡「単なる好奇心だ、育っているウマ娘はどんなものなのかと思ってタイムを測っていただけだ。」

 

ルドルフ「そうか……だがそれを良しと思わないトレーナーもいる。これからはそういうのは控えた方が良いだろう。」

 

 

おぉ、これは良い事を聞いた。無闇にストップウォッチを出すのは良くないかもしれないな。今度から気を付けよう。

 

 

ルドルフ「君も知っているとは思うが、この学園は互いに切磋琢磨し合い、試行錯誤を繰り返し、獅子奮迅が如く頂点を目指す者達が集まっている。君も自分に見合うウマ娘に出会える事を祈っているよ。」

 

八幡「……それは、お前をスカウトしたいって言っても受けてくれるのか?」

 

ルドルフ「っ!………くっ、はははは!いや、済まない。決して君を笑ったわけではない。ただ、そんな風にいきなり言うとは思わなかったものでね。ふむ……そうだね、私をスカウトするのに見合う理由を述べ、私を納得させる事が出来れば、君のスカウトに応じよう。」

 

 

要するにテストみたいなものか………だが今の時点ではコイツの美点が分からない。今スカウトしても無駄だな。

 

 

八幡「まぁ、今の時点では情報が少な過ぎる。お前をスカウトするのは無理そうだし、やめておこう。第一、俺自身お前の事何も知らないし。」

 

ルドルフ「成る程、君は慎重な性格なのだね。何も考えずに猪突猛進するトレーナーよりは好感を持てそうだ。担当にならずとも、君とは上手くやっていけそうな気がする。」

 

八幡「一応、褒め言葉と受け取っておく。」

 

ルドルフ「素直ではないのだな、これでも私なりに褒めたつもりなのだが。」

 

???「会長、こちらにおいででしたか………そちらの方は?」

 

ルドルフ「今日からこの学園で新人トレーナーをする事になった、比企谷トレーナーだ。比企谷トレーナー、彼女はエアグルーヴ。生徒会副会長にして、私の右腕だ。」

 

八幡「エアグルーヴ……分かった、よろしくお願いします。比企谷八幡です。」

 

エアグルーヴ「ほう……初対面の相手に敬語を使う辺り、その辺のトレーナーよりは多少なりとも教養があるようだ。改めて名乗ろう、私はエアグルーヴだ。言っておくが、よろしくするつもりはないぞ。それと、その言葉遣いも不要だ。お前の普段通りの口調で構わない。」

 

 

おぉ……性格少しキツめなんだな。やっぱ色んな性格のウマ娘が居るんだろうな。

 

 

八幡「そうさせてもらう。それとお前、シンボリルドルフを探していたんじゃなかったのか?」

 

エアグルーヴ「っ!そうでした。会長、まだ担当の決まっていないウマ娘達の模擬レースの事なのですが、日時は明日でよろしかったでしょうか?都合が悪ければ、日を改めますが………」

 

ルドルフ「いや、その必要はない。それにだ、目の前にそれを目的で来るトレーナーも居るのだ。日時を改めるわけにはいかないだろう?」

 

 

まぁ確かにそうだな。実際に走りを見てみない限りには、スカウト出来ないからな。ちゃんと走りを見る必要がある。

 

 

ルドルフ「と言うわけだ。明日、担当の決まっていないウマ娘の模擬レースが行われるんだ。君も是非来るといい、君の目に叶うウマ娘が現れるかもしれないぞ。」

 

八幡「そうする。明日は瞬きする事も許されなさそうだしな。」

 

エアグルーヴ「精々、目を凝らしながら目利きをする事だな。」

 

八幡「もし、お前をスカウトするって言ったらどうする?」

 

エアグルーヴ「お前が私に相応しいかを見定めてやるまでだ。まぁ、私がお前を選ぶ理由は今の所無いに等しいがな。」

 

八幡「実績や為人にトレーニング法、自身の掲げる目標を叶えてくれる事やら何から何まで何も知らないから、か?」

 

 

すると2人は驚いたような顔をしていた。俺、何か変な事を言ったか?このくらい当然だし誰でも分かる。何せ初対面だ、それで分かる方が気持ち悪い。

 

 

ルドルフ「……君は今の自分に正当な評価を下せているようだね。いや、この言い方は君に失礼か。済まない。」

 

八幡「いや、別にいい。無名のトレーナーなんてそんなもんだろ。」

 

ルドルフ「ふふふっ。エアグルーヴ、これは私達の方が1本取られてしまったようだ。このトレーナーは我々が思っているよりも、遥かに良いトレーナーかもしれないぞ。」

 

エアグルーヴ「………まぁ、今の自分を理解出来ている所や過信し過ぎない所は高く評価しましょう。」

 

ルドルフ「君も素直ではないな……では比企谷トレーナー、私達はこれで失礼する。明日の模擬レース、君にとって有意義な時間になる事を祈っている。」

 

八幡「あぁ、ありがとな。」

 

 

そう言ってシンボリルドルフとエアグルーヴは去って行った。今日、ここから始まるんだよな。俺のトレーナー生活が。

 

 

八幡「よし、その為にも先ずは明日の模擬レースだな。」

 

 

 

 

 

 

 




はい、1話目はこんな感じになりました。

一応、30話まではプロローグとして進めていきたいと考えています。

新たに始まりました、【比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!】をよろしくお願いします!

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