比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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●摩天楼の元で

 

 

ーーーーーー

 

 

「カフェちゃん!もう一杯もらえるかい!?」

 

カフェ「○○さん、これで4杯目……ですよ?」

 

「だってよぉ〜カフェちゃんの淹れるコーヒーが美味くて何杯でも飲めちまうんだからしょうがねぇだろ?この店が開いて、最初はなんの気無しに入ってみたら……驚きの連続だぜ?コーヒーは美味いわ、料理も美味いわ、最高だぜ!それに、1番の驚きはなんと言ってもアレだろ。」

 

 

当店では見えないお客様も大歓迎です。お気軽にご入店ください。私達店員には見えていますのでご安心ください。
〜スタッフ一同より〜

 

 

「面白半分で来る連中も居るけどよ、もうこの店にちょっかいかけようなんて奴は居ねぇぜ?だってホントに居るんだからよ!おっ?」

 

よぉ○○さん!今日もコーヒー飲んでるねぇ〜!てかこれで何日連続?身体壊すぜ?

 

「この文字は○◎だな?今日で10日連続だ!もう立派な常連よ!仕事の休憩とか終わりには此処に寄るのが習慣になっててよ、もう前に行ってた店には戻れねぇな。」

 

成る程……こりゃ嫁さん作れないわけだ!アンタ家じゃポテチばっか食ってんだろ!?

 

「おいおいバカにすんなよな!朝にはサンドイッチくらい食べてるぜ!」

 

ポテチ否定しねぇのかよ!とっとと嫁さん探して安定しろっ!

 

「やなこって!結婚は人生の墓場って言うだろ?俺はまだ墓には入りたくねぇんだよ!」

 

カフェ「……では、私はもう墓場に入っている……という事でしょうか?」

 

いやいや、カフェさんは墓場じゃなくてこんなに良い箱に入ってくれたから良いんだって!

 

「そうだよ!それにめっちゃ良い旦那さん持ちじゃねぇか!カフェちゃんが墓場に入ったとか絶対にあり得ねぇって!」

 

カフェ「ありがとうございます……」

 

八幡「仲良く出来ているようで何よりですよ。はい、○○さんご注文の生姜焼きですよ。○◎さんにはおむすびです。中身は鮭ですよ。」

 

「あぁ〜コレコレ!この店で日本の米を食うようになってから、コイツが主食だよ!」

 

米、美味いよなぁ〜!!パンも良いけど、肉に合うのはやっぱ米だって〜!!

 

八幡「それは何よりですよ。」

 

 

カフェがトレセン学園から卒業、八幡がトレセン学園を退職して数年後……2人はアメリカのニューヨーク市はマンハッタンにある一角で喫茶店を営んでいる。トレセン学園を去った2人は次の職場に向けての準備を日本で始め、カフェが20歳になったタイミングで入籍した。準備が完了してからはアメリカへと旅立ち、すぐに喫茶店をオープンさせた。因みに内装に関してはマンノウォーが八幡と電話をしながら色々と進めていた為、困る事は少なかった。

 

アメリカに住むようになってから数年経った今では、すっかりアメリカの生活にも慣れている。そして2人で切り盛りしている喫茶店は既にニューヨークの中でも有名な喫茶店で有名になる程の知名度を誇っている。料理の味は勿論だが、最大の理由は………話せる筈のない幽霊と会話が出来るお店だからである。当初は疑心暗鬼で恐る恐るの利用が多かったが、日が経つにつれて人と霊のコミュニケーションが取れるようになる事が分かると、それが一気に人気を博した。

 

今では朝の営業が始まってからはコーヒーを飲む人や軽食を食べる人、それに加えてお客さんと一緒に会話を楽しむ霊達。昼になれば一気に人が来る。人も、霊もである。曜日で営業時間を変えているのだが、今日は日中の営業である。

 

 

ーーー営業後・自宅ーーー

 

 

カフェ「……今日も、終わりましたね。」

 

八幡「そうだな。にしても○○さん、よく来るよな。ホントに気に入ってくれたんだな。」

 

カフェ「毎朝来る◎◇さんも皆さんと仲良く話してくださるので、とても安心しています。あの空間だけでも和やかで過ごしてもらいたいので。」

 

八幡「そうだな。」

 

カフェ「それで、八幡さん……今年は日本から来るんでしょうか?」

 

八幡「この時期はBCだからな、何人かは参戦するって聞いてるぞ。まぁBCが開催するサンタアニタレース場と俺達の住んでるマンハッタンは真反対の位置だから時間が掛かり過ぎるんだよなぁ〜。」

 

カフェ「お店を休む事にもなりますからね……それに例年は喫茶店で見ていますからね。日本のウマ娘がBCを制するのはいつでしょうね?」

 

八幡「そうだな、いつかは勝ってもらいたいよな。」

 

カフェ「あっ、そういえばこの前……ジャスさんから連絡がありましたよ。BCの全日程が終了したら、またこの喫茶店に行きたいと。」

 

八幡「それは構わないが、夏に来たのにまた来るのか?来るなとは言わないが、トレーニング大丈夫か?」

 

カフェ「八幡さんにトレーニングをつけてもらいたい、とも言っていましたよ。」

 

八幡「俺はもうトレーナーじゃないってのに……」

 

 

ーーー寝室ーーー

 

 

八幡「外はまだ明るいな……」

 

カフェ「えぇ、またビルの上から街の景色を眺めたいですね。」

 

八幡「また見に行こうか。登山じゃないが、コーヒー器具でも持って行くか?」

 

カフェ「ふふふっ、雰囲気が壊れませんか?」

 

八幡「間違い無く壊れるな。」

 

カフェ「でも、それも良いかもしれませんね………あの、八幡さん。」

 

八幡「うん、どうした?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カフェ「好きです。」

 

八幡「……どうした急に?」

 

カフェ「いえ……言いたくなったので。」

 

八幡「……俺もだ。」ギュッ!

 

カフェ「はい。」ギュッ!

 

 

2人は手を繋ぎながら眠りについた。また明日の営業に向けて………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お友達『八幡……後は、頼んだ。』

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 




というわけで、【マンハッタンカフェ編 〜幻影を追いし者〜】完結でございます!!合計150話です!!それと同時に1000話達成しました!!

お次は何にしようかと思っているのが現状であります。正直に言うと、ウマ娘以外のインスピがあまり無くて………

とりあえずはこれまで通り閑話を挟んでいきたいと思います!

最後にマンハッタンカフェ編を読んでいただき、ありがとうございました!
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