比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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さらば、アイルランド

 

 

八幡side

 

 

遂に合同トレーニングを終えて、俺達チーム・カペラは日本に帰る日となった。空港に行く際には再び国王陛下+護衛付きの豪華の一言では収まり切れない程の超VIP待遇での送りをさせていただきました。そして今は空港に着いてアイルランドに搭乗する前の手荷物検査の前に居るのだが………予想通りの展開になっている。

 

 

アップル「……クローネ、もう離してあげなさい。」

 

クローネ「………」ギュ∼!!

 

ライス「あ、あうぅ~……」

 

ファブル「カーネギー、君もだよ。」

 

カーネギー「うううぅぅぅぅぅ!!」ギュ∼!!

 

クラウ「今生のお別れでもねぇんだからもう離してやれよ……」

 

カーネギー「何さっ!!私は平気だみたいな顔してっ!!ホントは寂しいくせにっ!!」ギュ∼!!

 

クラウ「いや、まぁ確かに寂しいけどよ……お前達のやってる事って、お別れの挨拶を通り越して邪魔になってるぞ?」

 

ライス「カ、カーネギーさん、クローネさん、また来るから……ね?」

 

クローネ「今言いましたからね?一言一句聞き逃しませんでしたからね?今度この地に来る時は是非イギリスのアスコット学園に来てください。」ギュ∼!!

 

カーネギー「またフランスに来ても良いんだからねっ!!」ギュ∼!!

 

ライス「うん。」

 

 

長時間の説得(?)によってやっと2人が離れてくれた。っていうか国王と王妃が見てる前でよくそんな事が出来たもんだよ……

 

 

ファブル「では比企谷トレーナー、今日までの10日間は本当に有意義な時間だったよ。また会える時を楽しみにしているよ。」

 

オライエン「またヨーロッパに来てくれる事を楽しみにしている、我が友。」

 

アップル「1度だけでも、トレーニングを抜きにして朝まで飲み明かしたいね。」

 

八幡「……えぇ、こちらこそ長らくお世話になりました。」

 

国王「比企谷トレーナー。話をする時間は短かったが、君のような誇り高い日本人と会えた事は私にとってこの上無い宝だ。これからの活躍に期待している。」

 

王妃「娘の事もよろしくお願いしますね。」

 

八幡「はい、これからも精進します。」

 

 

最後の挨拶を交わしてから俺とライスは手荷物検査を終えて待合室へと向かった。ただ、俺はあの人達に嘘をついた。今の俺にトレーナーを続ける意思は無い……メンバー全員が学園から卒業したら、俺もトレーナー業から足を洗うつもりだからだ。だから……あの3人に会うのはこれが本当に最後の機会だと思っている。

 

 

ーーー機内ーーー

 

 

八幡「………」

 

ルドルフ「兄さん、さっきチームで帰ったら何をするかを話していてね。兄さんは何をするんだい?」

 

八幡「……そうだな、とりあえずは荷物の整理を後回しにしてベッドに寝転ぶだな。」

 

ルドルフ「ははは、君らしいな。だがそうなってくるとシービーが君について行きそうだ。」

 

八幡「だな……シービーの行動には要注意だ。」

 

シービー「あたしがどうしたの八幡?」

 

八幡「ん?シービーに家までついて来させないように気を付けなきゃって話してたんだよ。まぁ無駄に終わるけどな。」

 

シービー「うん、八幡の家知ってるから♪」

 

八幡「車で逃げたとしても、ウマ娘の脚だとすぐに追い越される可能性だってあるからな。」

 

ルドルフ「成る程、それは確かに努力が無駄になりそうだ。」

 

八幡「んで、お前達はどうするんだ?」

 

ルドルフ「私は生徒会室に行って軽く雑務をしようと思っている。エアグルーヴやブライアンに任せているとはいえ、会長にしか押印出来ない書類もあるだろうからね。」

 

シービー「あたしは家に帰って荷解きかな~……ラモーヌとアルダンはメジロ家に帰ってお土産を渡すみたい。」

 

 

お土産、結構買ってたもんな~。

 

 

シービー「八幡は?実家とかに帰らないの?」

 

八幡「長い事帰ってないな……電話も変えちまったから番号も覚えてねぇし、帰るのもアリか。」

 

ルドルフ「それは帰った方がいいだろう、ご家族を安心させる為にもな。それに君がトレーナーになっている事も知っていると思うぞ?」

 

 

まぁ、天皇賞であれだけの事をしちまったからな、俺の顔なんて全国的に知られちまっていてもおかしくはない。近所を通ったら指を刺されても不思議じゃないしな。

 

 

八幡「1度、帰ってみるか。」

 

シービー「あっ、じゃああたしも「ついて来なくていいんだからな?」えぇ~ご挨拶だってぇ~!」

 

ルドルフ「ふむ、それは失念だったね。兄さん、帰って余裕が出来たら兄さんの実家帰省について皆で話し合おうじゃないか。」

 

八幡「いや、別に「あら、とても興味深いお話ね。」っ……ラモーヌ。」

 

ラモーヌ「兄様には常日頃からお世話になっているのだから、ご挨拶に伺うのは当然よね?」

 

アルダン「姉様、手土産を考えなくてはいけませんね♪」

 

 

おい、何でそんなに楽しそうなんだ?

 

 

ラモーヌ「そうね……私は兄様ではなく、あなたと「やめろ、絶対にやめろ。そんな事したらパニックになるわ。」ふふふ……」

 

八幡「『ふふふ』じゃねぇよ……おいアルダン、お前ちょっと良いかもって思ってないか?」

 

アルダン「いいえ、そのような事は決して♪」

 

八幡「声色に嘘が混じってるぞ?」

 

ルドルフ「兄さん?今1度聞きたいのだが、ラモーヌとは本当にそのような関係では無いのだな?」ゴゴゴゴゴ…

 

シービー「あたしもその辺、もうちょっと詳しく聞きたいなぁ~!」ゴゴゴゴゴ…

 

八幡「お前達の早合点だって……あれ、そういえばライスは?」

 

アルダン「ライスさんでしたら、お休みになられていますよ。」

 

 

俺の癒しは夢の世界へ旅立っていたか……俺もそっちの世界に行きたいよぉ~。

 

 

 




お別れの時のあの2人は………

チーム・カペラが八幡のご両親に挨拶に言ったら、確かに大変な事になりそうですねww
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