比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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もし、八幡が学園の生徒だったら? 9

 

 

八幡side

 

 

「いやぁ~助かったよ比企谷君!整備科だけじゃこの量は流石に処理し切れなくてさ~。」

 

八幡「いや、気にすんな。お前達あってのウマ娘達のトレーニングが成り立ってんだから、このくらいはさせてくれ。」

 

「そう言ってくれるのは比企谷君だけだよ。この学園ってやっぱりレース科とトレーナー科が多くなるでしょ?だから整備科って軽視されやすいんだよねぇ……」

 

八幡「……俺も聞いた事ある、胸糞悪い話だよな。」

 

「うん、まぁ1番規模の小さい科だから文句も言えないんだけどね。」

 

 

誰から始まったのかは分からないが、何故かこの学園には科目以上に派閥みたいなのができている。大きさで言うならレース科>トレーナー科>整備科の順だ。俺は特に気にした事は無かったが、人数の少ない整備科は必要なのかと疑問を抱いている生徒が多いみたいだ。

 

 

「じゃあね比企谷君、またよろしくね!」

 

八幡「おう。」

 

 

ーーー昼休み・カフェテリアーーー

 

 

八幡「………」モグモグ

 

 

整備科の存在意義、か……俺は必要だと思うけどなぁ~。だってそうじゃなかったら、誰が蹄鉄やシューズを作ったりするんだって話になるからな。専門職にはなるが、人間用のシューズとではワケが違う……そこんところを理解してくれればなぁ……

 

 

???「あれ、比企谷君。どうかしたの?浮かない顔をしてるけど。」

 

八幡「ん?あぁ、ローレルか。」

 

ローレル「うん、隣いいかな?」

 

八幡「あぁ。」

 

 

彼女はサクラローレル。俺と同じ高等部2年でレース科に在籍しているウマ娘だ。彼女は脚部不安を抱えているから整備科にもよく顔を出していて、シュ-ズや蹄鉄の事とかでよく話をする機会が多いと本人からも聞いた事がる。

 

 

ローレル「それで、どうしたの?悩み事?」

 

八幡「俺が悩んでも仕方ないっちゃ仕方ない事なんだけどな。ローレルは知ってるだろ、整備科が軽視されている事について。」

 

ローレル「……うん、確かに聞いた事はある。悲しいよね、私達レース科にとってのシューズや蹄鉄は自分の脚を預ける命綱みたいなものに。」

 

八幡「ローレルはそういう考えなんだな。少し安心した……」

 

ローレル「当たり前だよ!この学園に入学してからは、その気持ちがもっと強くなったんだよ!私が通っていたヴィクトリー倶楽部でも、自分の使っている道具の手入れは入念に行うようにって毎日のように言われてきたんだから!」

 

 

だよなぁ……脚部不安を抱えたウマ娘からすれば、シュ-ズや蹄鉄の選び方はそのくらい重要だ。

 

 

チヨノオー「あっ、ローレルさんに比企谷先輩!こんにちは!」

 

バクシンオー「お疲れ様ですっ!!」

 

ローレル「チヨちゃんにバクちゃんもお疲れ様!ねぇ、2人に少し相談があるんだけど……」

 

 

ローレルは今、俺と話していた事を2人にも話した。すると2人もローレルに同調するように返事をした。

 

 

チヨノオー「私もこの学園に入った時から思っていました。他の生徒達はどうして、自分の靴の手入れをあまりしないのかって……」

 

ローレル「そうだよね、これじゃあ整備科の皆がかわいそうだよね……」

 

バクシンオー「困りましたね~……」

 

八幡「………」

 

エアグルーヴ「そういう事ならまっすぐ生徒会に足を運べ。」

 

八幡「っ!エアグルーヴ……いつからっていうか盗み聞きか?」

 

エアグルーヴ「貴様が珍しく神妙な顔をしながらローレルと相談をしていたから気になって聞き耳を立てていただけだ。」

 

八幡「……やっぱそれってぬすm「それよりも、整備科の存在意義の事だったな。私から会長に掛け合おう、正直私もその事には憂いていたからな。」……悪いな、エアグルーヴ。」

 

エアグルーヴ「……感謝など不要だ。」ブンブンッ!!

 

バクシンオー「ですが尻尾はとても嬉しそうですねっ!!」

 

エアグルーヴ「ほう……どうやら補習だけでは物足りんようだな?」

 

バクシンオー「ちょわっ!!?」

 

 

副会長のエアグルーヴがルドルフに掛け合ってくれるのなら、ルドルフも流石に無視は出来ないだろう。

 

 

ローレル「あっ、そうそう!ねぇ比企谷君、今日の放課後って空いてる?」

 

八幡「放課後?時間なら空いてるが……何かあったのか?」

 

ローレル「えっと、私じゃないんだけど……ジェンティルさんがまた比企谷君を呼ぼうとしてたから、気を付けた方がいいよって私からのメッセージ。」

 

八幡「アイツか……ちょうど良い相手を見つければいいものを。」

 

エアグルーヴ「おい、ジェンティルドンナと何かしているのか?」

 

八幡「どう表現していいのか分からんが、簡単に言うとパワー制御の練習……みたいな?」

 

エアグルーヴ「……何だそれは?」

 

八幡「これ以上はプライバシーもあるから本人に聞いてくれ。」

 

 

さて、今日はどの学年だろうなぁ~……お願いだから高等部3年の先輩達にはなりませんように。

 

 

ローレル「優しいよね、比企谷君って。」

 

チヨノオー「はい、とっても!この前なんて私達のお勉強を見てくれたんですよ!」

 

バクシンオー「あの時ですか!確かに比企谷さんのおかげで補習を免れました!!」

 

ローレル「バクちゃんはもうちょっと、お勉強頑張ろうね?」

 

バクシンオー「はいっ!!」

 

 

 




ヴィクトリー倶楽部との絡みでした!
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