八幡side
八幡「……父上、もう仕事ですよ?」
父親「う、うむ……しかしだな、クラウンのレースが「お気持ちは分かります、ですがもう時間です。」むぅ………」
八幡「ほら、仕事を始めますよ。新開発中のゲームがの進行、そんなに進んでないんでしょう?」
父親「それは……八幡達が優秀だからそんなにする事がなくてな、だから「嘘ですよね?」な、何でそう思う?」
八幡「だって父上がやってるの、ゲームセンターのUFOキャッチャーの最新型でしょう?ゲームじゃないでしょう……」
父親「さ、流石は私の息子だ……」
母親「まぁまぁ八幡、少し休憩にしなさいな。あなたも。」
八幡「母上……」
母親「それに、クラウンのレースはもうすぐなのでしょう?それまで休憩にしてもいいじゃない。」
八幡「はぁ……分かりました。」
その後、クラウンの出走したレース【東京スポーツジュニアS】はクラウンが優勝した。その事でクラウンは自身初の重賞初制覇だった。
ーーー自宅・ダイニングーーー
八幡「何、聖蹄祭?」
ダイヤ『はいっ!是非来ていただきたいと思いまして!』
八幡「ふむ、分かった……父上と母上にも話してみる。」
ダイヤ『はい、必ず説得してくださいね!』
必ず、と来たか……無理難題を押し付けてくれたものだ。まぁ話はしてみるか、幸いまだ時間はある事だしな。
こうして俺は父上と母上に聖蹄祭の事を伝え、どうにか参加出来ないかと相談してみた。そして数日後………
ーーートレセン学園・校門前ーーー
八幡「久しぶりですね、トレセン学園に来るのは……」
父親「うむ、今年の感謝祭には行けなかったからな。今日は楽しむ事にしよう。だがまずは学園長へのご挨拶だな。」
母親「じゃあ八幡は私と一緒にダイヤとクラウンの元に行きましょうか。」
八幡「はい。」
ーーー1-C組ーーー
ダイヤ「いらっしゃいませ~!あっ、お兄様にお母様!来てくださったんですね!」
八幡「よぉダイヤ、元気にやっているみたいだな。」
母親「あらダイヤ、メイド服似合っているわよ。」
ダイヤ「ありがとうございます、お母様!それではお席にご案内します!」
サトノ家のウマ娘の1人、サトノダイヤモンドはこの学園の生徒の1人で中等部1年の生徒だ。この前レースに出たのも同じくサトノ家のウマ娘でサトノクラウンという。ついこの間まで香港留学をしていて、トレセン学園に入学する為に日本に戻ってきた。
キタサン「お兄さん、おばさんもお久しぶりです!あたしの事、覚えてますかっ!?」
八幡「あぁ、覚えている。キタサンブラックだろ、お父さんは元気か?」
キタサン「はい、今も皆で元気いっぱいですよ!」
ダイヤ「キタちゃん、今日は私がお兄様達の相手をするんだからね!」
キタサン「分かってるってばダイヤちゃん!挨拶に来ただけだから。じゃあごゆっくり~!」
母親「キタちゃんとも仲良く出来ているみたいで良かったわ。」
それからダイヤのクラスで昼食を済ませた後にクラウンの教室に向かった。
ーーー1-A組ーーー
クラウン「あら、兄さんに母さん。お久しぶりね。
八幡「元気そうだな。それと、この前の重賞勝利、おめでとう。」
母親「凄かったわよ、来年のクラシックが楽しみね。」
クラウン「
母親「そうね、それじゃあそうしましょうか。お父さんも今は理事長の挨拶に行ってるからその内合流すると思うから。」
一応、父上と母上は学園に来てはいるが、ほんの少しの時間しか予定を空ける事が出来なかったから、1時間くらいもすれば職場に行く事になる。俺も職場に行くと言ったのだが、折角だから妹達と楽しみなさいという事だったから、俺は学園に残る事になっている。
ーーー数時間後ーーー
八幡「それで、お前達は自分の教室に戻らなくてもいいのか?」
ダイヤ「皆さんが気を使ってくださったんです、せっかくの兄妹水入らずだからと。」
クラウン「私のクラスでも同じような感じね。」
八幡「そうか。それで、これは?」
ダイヤ「お兄様と一緒に過ごす時間が短かったので、こうして食事を一緒にと思ったんです!」
クラウン「さぁ兄さん、食べましょう!食べたいのを言ってちょうだい、食べさせるわ!」
八幡「いや、それはちょっと……他の方々も居るんだから。非常識な事はするべきじゃない。」
ダイヤ「でしたらそのジンクス、打ち破ってみましょう!」
八幡「打ち破らなくていいから。クラウンもその手を引っ込めなさい。」
クラウン「イヤよ、兄さんとこうやって話す機会なんて年に何回も無いんだから。出来る内にやっておかないと損するだけだもの!」
ダイヤ「クラちゃんの言う通りです!お兄様、口を開けてください!」
八幡「………」
俺は妹達とは普通に接してきたつもりなんだが、どうしてこんな行動を取るようになったんだ?やはりこの学園の生徒達の影響か?
八幡「もう少し距離感を考えるべきだろうか……」
ダイヤ「お兄様、それはダメです!」
クラウン「兄さんがその気なら、私達はもっと攻めるわよ!」
八幡「……分かった、これまで通りにする。」