比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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奇跡の始まり

 

 

シービーside

 

 

なんか、八幡と契約してからあっという間に時が過ぎるんだよね〜。何でかな、毎日が楽しいから?これまでのあたしだったら、誰かに対して執着する事なんて無かったのに、今では完全に八幡と一緒に居るのが当たり前になってるんだよね〜。朝の校門で挨拶するなんて当たり前だし、お昼一緒に食べるのも当たり前だし、トレーナー寮まで一緒に帰るのも当たり前………『何かあたし、自由見失ってる?』って思ってたりもしたんだけど、あたしがやりたくてやってるからすぐにその気持ちは無くなったし、何でそう思ったのかも今じゃ分かんない。

 

んん〜………何でだろ?なぁんか変な感じ。あたしは自分のやりたいように自由にするのが好きだったのに、八幡と一緒の時はその自由は無くなっちゃうみたい……変なの。

 

 

八幡「何考えてんのかは知らんが、少しくらい集中してくれるか?分かってる?今日君の大事なデビュー戦なんだけど?」

 

シービー「ごめんごめん、ちょっとこれまでの行動を振り返ってたんだよね。」

 

八幡「こんな時によくそんな事が出来るな……逆に関心だ。」

 

シービー「八幡も知ってると思うけどさ、あたしって自由が好きなんだよね。」

 

八幡「あぁ、最初の頃からそう言ってたしな。」

 

シービー「なのに八幡絡みになるとその自由が無くなってる気がするんだよね。」

 

八幡「いや、俺相手に好き放題やってるだろ。朝に学園の校門で会ったと思えば腕に抱き着いたり、カフェテリアで一緒に飯食うと思ったら突然『あ〜ん♪』なんて言って食べさせようとするし、トレーニング中の水分補給でお前飲んだドリンクを『飲む?』って俺に差し出してくるし、帰りも一緒だと思ったら朝と同じように抱き着いて寮までついて来るし……普通に自由し放題だろ。」

 

シービー「でも、あたし自由に………あれ?ひょっとして思ってた以上に自由してる?」

 

八幡「してるしてる。普通じゃあり得ないくらい自由してる、思春期真っ只中の女子学生が10歳歳上の成人男性の腕に平気で抱き着いてる時点で大いにな。それよりも、もうすぐレースなんだから集中しろ。」

 

 

そっか、これもあたしの自由なんだ………

 

 

シービー「じゃあさ八幡!今日のレースあたしが勝ったらさ、頭撫でてよ!」

 

八幡「はぁ?何で「いいじゃ〜ん減るものじゃ無いんだし〜!ね?ね?」はぁ………勝ったらな。」

 

シービー「言質取ったからね!」

 

 

よぉ〜し!今日のレースは勝ったも同然だね!

 

 

ーーーコース場ーーー

 

 

実況『東京3レース、芝1,600mのメイクデビューが発走されます!1番人気はミスターシービー、圧倒的な人気を誇っています!2番人気はハマノリボー、3番人気はハッピートウメイとなっております。このデビュー戦を制して次のステップに行くのは果たして、どのウマ娘でしょうか!?やはり注目はミスターシービーでしょうか?』

 

解説『パドックでは落ち着いていたんですが、今は何だか少しだけテンションが高いですね……これが吉と出るか凶と出るかが注目です。』

 

 

確かに今のあたしは結構テンション高いかもっ♪だってこのレースに勝てばぁ〜……八幡が頭撫でてくれるしねっ♪

 

 

実況『さぁ最後に大外11番、ミスターシービーがゲートに入りました!さぁ準備が整いました!』

 

 

ガッコン!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シービー「♪〜♪〜」ルンルンッ!

 

 

勝ったぁ〜勝ったぁ〜♪掲示板見たけど、2着の子との差は5バ身だって!いやぁ〜これは良いんじゃない?

 

 

シービー「あっ♪」

 

八幡「よう、お疲れさん。問題なく獲ってきたみたいだな、1着。」

 

シービー「約束だしね。さぁ八幡、約束約束!」

 

八幡「分かってるって。ただ此処では目立つから控え室に行こうな。俺は自分から目立ちに行くような趣味は持ち合わせてないんでな。」

 

 

ーーー控え室ーーー

 

 

シービー「んぅ〜♪」

 

八幡「………」ナデナデ

 

 

八幡(結果はもう分かり切ってるが、シービーの1着で2着との差は5バ身。しかも直線だけでごぼう抜きというインパクトの強い内容だった。しかも上がり3ハロンが33.2秒だったから、それを加味してもこの世代の中でもトップの脚を持っているのは間違い無いだろう。)

 

 

シービー「良いねぇ〜コレ………」

 

八幡「そりゃ良かったな。それと後もうちょいしたらインタビューあるから、この時間ももうおしまいな。」

 

シービー「……まぁ、いっか。それじゃあインタビュー終わらせて早く学園に戻ろっ!」

 

八幡「はいはい、反省会も部室でな。」

 

 

インタビューではありきたりな事しか聞かれなかったから適当にそれっぽいのを答えてたらあっという間に終わっちゃった。まぁデビュー戦の注目なんてそんなに高くないしね。まぁあたしにはどうでもいい事だけどね。

 

 

ーーー部室ーーー

 

 

八幡「さて、今日の反省会といこうか……と言っても今日の内容だと言う事なんてほぼ何も無い。道中の展開も最後のスパートも指示通りだったからな。こうなると次をどうするかが悩むところだな。シービー、お前はどんなレースに出たい?」

 

シービー「あたしは八幡が決めたレースなら何でもいいよ。それと来年は3冠路線に行きたいんだけどさ、その方が今後の予定組みやすい?」

 

八幡「おっ、それなら助かる。じゃあ3冠路線を考慮しながらレース組むから。」

 

シービー「うん、よろしく〜♪」

 

 

次のレースも頑張ろっと♪

 

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

 




シービー、だから言われるんだよ?大型犬って。
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