比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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調整、初トレ、居候

 

 

八幡side

 

 

八幡「じゃ、トレーニングを始める前に新しいメンバーの紹介な。フジキセキだ、エアグルーヴと同じ栗東寮で寮長もしてる。メインはエアグルーヴと同じマイルから中距離になるが、もしかしたら長距離のレースにも参加するかもしれないが、それは追々だな。」

 

フジ「よろしくね、エアグルーヴ。」

 

エアグルーヴ「あぁ、よろしく頼む。」

 

八幡「早速本題に入るが、エアグルーヴは秋華賞に向けての調整に入るぞ。だからハードなトレーニングは先週で終了だが、パフォーマンスを落とさないようにするから、強度はそれなりのメニューを用意してある。なるべく自分でも秋華賞当日に最高のコンディションで臨めるようにしてくれ。」

 

エアグルーヴ「了解した。」

 

八幡「次にフジキセキ、今日はお前の走りを見る。まずはマイル、次に中距離と走ってもらう。レース感覚で走ってくれればそれで良い。」

 

フジ「分かったよ、トレーナーさん。因みに聞くけど、他にも何か要望はあるかい?」

 

八幡「いや、無い。今日は走りを見るだけだ。そこでお前の課題や長所短所を見極める。」

 

フジ「じゃあいつも通りに走るね。」

 

八幡「あぁ、そうしてくれ。俺からは以上だが、2人から何かあるか?」

 

エアグルーヴ「私は特に無い。」

 

フジ「私も問題は無いよ。」

 

八幡「よし、じゃあトレーニングに行くか。」

 

 

ーーーコース場ーーー

 

 

 

八幡「………」

 

エアグルーヴ「おい、お前が撒いた種なのだ。お前が何とかしろ。」

 

八幡「いや、俺撒いてないけど?何なら向こうが勝手に土足で埋まってたまであるよ?これ以上俺に何をしろと?」

 

フジ「えっと、一体どうしたんだろうね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シービー「八幡、何で?」

 

八幡「………何でというのは?」

 

シービー「何であたしを選んでくれなかったのさ〜!!」

 

 

あぁ………やっぱりこうなると思ったよ。

 

 

八幡「はぁ……めんどいから単純な理由でもいいか?」

 

シービー「うん。」

 

八幡「今の俺がエアグルーヴの次に育てたいと思ったのがフジだったからだ。」

 

シービー「あたしは?」

 

八幡「……ちゃんと考えた上で出した結論だ。シービーを育てたくないと言ったら嘘になるが、なんかいつも居るイメージが強いから、その内ホントに居候で来るかもしれないからいいかなって。」

 

シービー「酷いっ!あたしとは遊びの関係だったんだね!!八幡の浮気者!!」

 

八幡「それ言うんだったら、ちゃんと契約結ぼうね?俺の上限は今2人までだから無理だけど。」

 

エアグルーヴ「というよりも、私にはそこまでしてこのトレーナーの担当になりたい意味が分からないのですが?」

 

シービー「え?じゃあ担当代わってくれない?」ガチトーン

 

エアグルーヴ「………流石にそれは無理です。」

 

八幡「はぁ……んで結局どうすんの?トレーニング参加するのか?それともしない?」

 

シービー「する〜♪」

 

フジ「会長の言ってた通りだね。トレーナーさんの前では人が変わるようだね、シービーさんは。」

 

八幡「何でこんなになってしまったのか………」

 

シービー「それでそれで?今日は何するの?」

 

八幡「今日はエアグルーヴと一緒にトレーニングしろ。秋華賞に向けての調整だから、そんなに追い込んだメニューでないので良ければな。」

 

シービー「うん、分かった。」

 

八幡「フジはさっき言った通り、走りを見る。じっくり見させてもらうからな。」

 

フジ「任せたよ、トレーナーさん。」

 

 

こうして俺達3人(プラス1人)はトレーニングを始めた。エアグルーヴには俺が予め用意してたメニューを渡してあるので、それを見ながらのトレーニングだった。そしてフジの走りの評価だが、1年前と見た時と同じだった。マイルに関していえばエアグルーヴよりも良い走りをしている。中距離も走れそうだが、今は2,200mが限界ってところだ。GIのレースでは宝塚記念のみだ。今後のトレーニング次第でもあるが、やっぱり2,400mを走り切るスタミナは欲しいところだ。

 

 

フジ「はぁ……はぁ……」

 

八幡「疲れたか?」

 

フジ「ちょっとね……でも、これはまだまだお試し、何だよね?」

 

八幡「あぁ。けど走りを見るのに中距離では色んな距離を走って貰ったから少しやり過ぎたかもしれない。だが、おかげで大体分かった。」

 

フジ「それは良かったよ。」

 

八幡「さて、そろそろだな。」

 

フジ「?何がだい?」

 

エアグルーヴ「メニューは全て終わらせてきた。程良く身体を動かせたと思う。」

 

シービー「やっぱり良いね〜八幡のメニューは♪」

 

八幡「そりゃどうも。こっちも終わってるから3人はダウンに行ってこい。」

 

 

フジ(もしかして……エアグルーヴ達が終わるのを見計らってた?ウマ娘のトレーニングを全て見るのがトレーナーの役目と言ってもいいけど、今回は私に付きっきりだったのに………それでほぼ同時に?)

 

 

フジ「………」

 

八幡「……ん?どうした?」

 

フジ「……ううん、トレーナーさんはやっぱり凄い人だなぁって思っただけだよ。」

 

八幡「俺より凄い奴なんてまだまだ居るけどな。ほら、お前も行ってこい。置いてかれるぞ。」

 

フジ「おっと、じゃあ失礼するよ。」

 

 

まだ荒削りだが、これからが楽しみだな。

 

 

 

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