シービーside
八幡「………最近、多いな。」
シービー「ん、何が?」
八幡「雨だよ雨。このところずっと雨続きだろ?まぁこのくらいでレースの中止はあり得ないとは思うが、この前の日曜日からこうも悪天候続きだと流石になぁ………」
シービー「確かにねぇ~それでどうする八幡?やっぱコースで走る?」
八幡「………走ると思うか?君、今週が何の日か分かってて言ってる?」
シービー「勿論!皐月賞だよね!」
八幡も変な事を聞くなぁ~この前の日曜日が桜花賞だったんだからそのくらい分かってるよ~。それにしてもやっと今週だよぉ~2ヵ月ってこんなに長かったっけ?
八幡「仕方ない、今日はトレーニングルームでトレーニングにするか。けど強度は低めにするしか無いみたいだな。空いてる場所でトレーニングするぞ。」
シービー「オッケー♪」
八幡「ん、じゃあ行くぞ。」
ーーートレーニングルームーーー
シービー「そういえばさ、この前エースから聞いたんだけどさ~八幡もトレーニングするんだって?」
八幡「まぁ……メニュー開発と趣味程度に、だけどな。この前はそれが偶々パーマー達と重なっただけだ。」
シービー「あたし達学生の中でも割と噂になってるよ、トレーナーがトレーニングしてるって。」
八幡「意外な事でも無いだろ、黒沼さんとかは今でもよく自分を追い込んだトレーニングしてるって聞いてるぞ。俺はさっきも言ったが、メニュー開発と趣味程度だからそこまでしない。」
シービー「へぇ~……あっ、じゃあさ!今日のトレーニングは筋トレの軽めなんだから八幡も一緒にやろうよっ♪」
八幡「……そこまで負荷は掛けないからな?」
シービー「うんっ♪」
八幡が着替えて戻って来てからあたし達は一緒にアップをして、トレーニングを開始した。一緒にトレーニングするのがウマ娘じゃなくて人だからちょっと変な感じだけど、意外と八幡って動けるんだよね~。
八幡「それじゃあ筋トレ初めて行くぞ……って、何かやけに人が多くなってないか?」
シービー「そう?まぁでも気にする必要は無いんじゃない?」
八幡「それもそうか、じゃあシービーからな。」
シービー「うん。じゃあ補助よろしくね。」
あたしと八幡は交互に筋トレを始めたんだけど、これもまた意外!八幡ってばベンチプレスを60kgも持ち上げてたんだよね。チラッと聞こえたんだけど、普通の成人男性が持ち上げるバーベルの重さって40kgらしくて、八幡はその平均以上を持ち上げちゃってるんだよね!バーベルスクワットでも80kgを背負ってたんだけど、これも平均越え!色々やってたんだけど、どれも平均超えてたからビックリ!八幡って意外とマッチョ?
八幡「ふぅ……よし、次だな。暑いから上ジャージ脱ぐわ。」
シービー「………おぉ~。」
八幡「……?どうした、間抜け面になってるぞ。」
シービー「酷いな八幡~!それよりもさ、八幡って筋肉凄くない?インナー越しでも分かる筋肉だよ。」
八幡「少しだけ筋肉が隆起してるだけだろ。このくらいだったら誰だって出来る。」
シービー「いやぁ~良い筋肉~。抱き心地が良かったのは筋肉があったからかぁ~!」
八幡「関係ねぇよ。」
シービー「いぃ~や関係あるっ!!」
八幡「……まぁどうでもいいけど。
シービー「………あのさ、抱き着い「却下だ。」てもって言い切ってないんだけど!?」
八幡「普通にダメに決まってんだろ、しかもトレーニング中で汗の匂いとか普通にするんだから嫌に決まってる。」
シービー「えぇ~あたしは全然いいんだけどなぁ~。」
八幡「………お前、まさかそんな趣味があるのか?」ヒキッ…
シービー「違うからっ!!あたしは別に匂いフェチでも汗フェチでも無いからっ!!八幡フェチなだけだからっ!!」
八幡「………ごめん、今日はこれ以上近付かないでくれ。」
シービー「何でっ!!?絶対ヤダッ!!」
八幡「大声で叫ぶんじゃねぇよ。嫌だったら変態みたいな事言うな。」
シービー「だって事実だもんっ!!」
八幡「………済まん、今日は本当にこれ以上近付かないでくれ。」
シービー「絶対にイ・ヤ・ダッ!!」
八幡「あぁ~もう分かったからこれ以上大きな声を出すな、他の奴の迷惑になるだろ。」
やり取りの後はトレーニングの続きをしたんだけど、やや八幡との距離があったのは気のせいかも?それで今はストレッチをしてるんだけど………
シービー「ねぇ八幡、あたしが悪かったから一緒にストレッチしようよ。だからそんな離れた位置でストレッチしないでよ。」
八幡「いや、うん……今日はこのくらいの距離感でいようと思う。」
シービー「別に何もしないから~!!いいじゃ~ん!!」
八幡「いや、うん、大丈夫。ただ、身の危険は感じなくても、さっきのやり取りでまだ鳥肌が立っているだけなので……だから今日はこの距離感でお願いしていただけませんか、ミスターシービーさん。」
シービー「いやぁ~!!八幡が遠い~!!」
ストレッチが終わった後も八幡はさっきの距離感が変わらないままだった……どうしよう、明日もこの調子だったら。
シービー「明日には普通になってるよね?」
八幡「あぁ~……どうだろう?」
シービー「そこは治ってるって言ってよ~!!」
シービー、初めて八幡に引かれてましたね。