シービーside
皐月賞を1着で走り終えたあたしは、2冠目の日本ダービーに向けてトレーニング……ではなく、今日は皐月賞の翌日だから今日のトレーニングはお休みなんだ~。でも何でか分からないんだけど学園が騒がしいんだよね、ホントに何でだろ?
シービー「ねぇルドルフ、何でこんなに今日の学園は騒がしいか知ってる?」
ルドルフ「君らしいな……この騒ぎの中心に居るのは君と比企谷君だというのに。」
シービー「へ、何でそうなるの?」
ルドルフ「先日の皐月賞優勝は色々と常識外れの事ばかりが起きたからね。君はそれを把握してないのかい?」
シービー「不良バ場であたしが4コーナーで内ラチ沿いから追い出した事?」
ルドルフ「それもある、だがそれが全てじゃない。今君が述べたにが1つとして、君のローテーションで皐月賞を勝ったウマ娘は過去に存在しない事、僅か2戦で皐月賞を制した事、これが君の噂だ。次に比企谷君だが、トレーナー活動をして1年未満で重賞、そして活動を始めて1年が立った2年目のすぐにGⅠ、それもクラシックを制した事が騒がれているのさ。」
シービー「へぇ~……なんか色々あったんだね。」
ルドルフ「これから忙しくなるというのに、君は変わらないな……因みに比企谷君は史上最速でのGⅠ制覇の記録も打ち立てたみたいだよ。」
成る程、だから騒がれてたんだ。ちょっと八幡にも色々と聞いてみよっと、八幡の料理食べながらっ♪
ーーーカフェテリアーーー
今日は八幡に1回も会えてないから此処で会わないとね~。何処かには居ると思うんだけどなぁ~……でも何でか見当たらないんだよなぁ~……
シービー「ねぇねぇ、あたしのトレーナー料理してなかった?」
「さぁ、今日は来てないねぇ~。」
シービー「えぇ~……食べられると思って楽しみにしてたのに~。LANEで聞いてみよっと。」
とりあえず何か頼もっと。お腹減っちゃったし。
♪~
シービー「ん、早速かな……はぁっ!!?」
シービー
12:14
八幡
12:16
シービー「今日居ないのぉ~!?言ってよ!!」
八幡
12:19
シービー「………」ムスゥ∼…
シービー
12:19
八幡
12:19
シービー
12:19
八幡
12:20
絶対に時間作るから!!
あ~ぁ~………今日はつまんない1日になっちゃったなぁ~。
シービーsideout
八幡side
八幡「すみません、ちょっと担当からLANEがあったもので。」
タリアト「構わない。昨日の彼女を見ていたが、余程好かれているみたいだな。」
八幡「何でかは分からないんですけどね……突然ですよ、腕に抱き着くようになったのも名前呼びになったのも。」
タリアト「しかし、あんな走りをするとは予想外だったな。お前も驚いていたしな。」
八幡「だって自ら状態の悪いバ場を選ぶんですから驚きもしますよ、控え室で聞いた内容とは少し違ってましたし。ダービーでは普通である事を願いたいです。もしまた雨が降ろうものなら、天候を呪いますよ。」
タリアト「こうしてお前と2人で食事をするのも久しい……少し前まで私の研究室で勉強していた頃が懐かしいな。」
俺は今、都内の喫茶店で先生と一緒に居る。先生が俺と久しぶりに話がしたいとの事だったからだ。今日のトレーニングは休みにしていたし、ちょうど良い暇潰しにもなると思って引き受けた。話といっても今みたいに他愛の無い話をしているだけなんだけどな。
八幡「懐かしいですね。入学した時の俺なんて、将来自分がトレーナーになってるなんて思いもしませんよ。」
タリアト「だがお前が私の研究室に来るようになってからは、私もお前に付きっ切りになっていたな。またすぐにやめるものだとばかり思っていたが、思いの外粘っていたのも印象に残っているぞ。」
八幡「俺もいつからか、先生の研究室に行くのが当たり前になってましたよね。一時期はバイトもしてましたけど、追いつかなくなって1年くらいで辞めましたよ。」
タリアト「将来有望な子を育てるのは楽しいからな。それにあれだけ長続きしたのはお前が初めてだった、熱が入っていたのも事実だ。」
八幡「その熱のおかげで今の俺が居るので、感謝していますよ。おかげでGⅠを獲る事も出来ましたし。」
タリアト「まるで引退するかのような言い方だな……」
八幡「トレーナーになってまだ2年ですよ?まだ引退しませんよ……せめて担当がトゥインクルシリ-ズを引退するまでは辞めませんよ。」
トレーナーになって2年だが、辞めるビジョンが今のところは全く浮かばない。
タリアト「まぁ、辞めるつもりが無いのならそれで良い。八幡、次のダービーも期待しているぞ。ミスターシービーにも同じように伝えておいてくれ。」
八幡「分かりました。明日はその担当のケアもしなくちゃなので……」
シービーは八幡が居ないとダメになっちゃった?
そして八幡は先生と雑談。