比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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実行と結果

 

 

シービーside

 

 

シービー「………」テクテク

 

 

よし、トレーナー室に八幡が居ても抱き着きたい衝動を抑えて静かにしてよう。そしてさり気な〜く八幡に『ねぇ八幡、何かあたしでも出来る事ってある?』って聞いてみて、あったらお手伝い!無かったら………とりあえずお茶くらいは出してみる?

 

 

シービー「よし、これで行こう!」

 

 

ーーートレーナー室前ーーー

 

 

コンコンコンッ

 

 

八幡『どうぞ。』

 

 

あっ、八幡居る♪

 

 

シービー「入るよ八幡、お疲れ〜。」

 

八幡「ん?シービーか……授業お疲れさん。やっぱ此処に来たのか。」

 

シービー「帰ってもする事無いからね、だったら少しでも暇つぶし出来る場所に行くよ。」

 

八幡「そうか。まっ、今のお前にそんな暇は無いと思うけどな。引っ張りだこなんじゃねぇの?」

 

シービー「ん〜そうでも無いよ。聞かれる事は多いけど、それだけだったし。」

 

八幡「そうか……まぁ俺も似たような感じだな。シービーならダービー獲れてもおかしくない……なんて言われてたが、靴のストラップ外れた時は少しヒヤッとしたし。」

 

シービー「けど、今となっては良い思い出だよね。」

 

八幡「まっ、そうだな。」

 

 

うんうん、ここまでは大丈夫。もうちょっとのんびりしてから八幡に聞いてみよっと。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

シービー「……ねぇ八幡、なんかあたしでも出来る事ってある?」

 

八幡「………何だ急に?」パチクリ…

 

シービー「ん?いや、このまま居るのもアレだと思ってさ。なんかする事無いかなって思っただけ。」

 

八幡「………急には思いつかないな。」

 

シービー「そう?」

 

八幡「あっ、ちょっと聞きたい。取材とかの依頼とかあるんだが、興味あるのと無いのとで分けてもらえるか?お前の判断でいいから。」

 

シービー「何であたしの判断?」

 

八幡「メインで撮影するのはお前だろ?だから判断を任せるんだよ。」

 

シービー「ん、オッケー。」

 

八幡「じゃあコレ、依頼の書類な。」

 

 

あたしは八幡から受け取った書類を見ながら選別を始めた……んだけど、どれもパッとしないなぁ。もっとこう……興味をグッとそそられるのは無いのかな?

 

 

シービー「八幡、どれもパス。気乗りしない。」

 

八幡「そうか、じゃあ今回は見送ろう。けど秋の菊花賞の終わりにはまた何かしらの依頼が来ると思うから、その時には受けような。」

 

シービー「うん、分かった。」

 

八幡「じゃあ断りの連絡は俺が入れておく。」

 

シービー「お願い。じゃあ他には?」

 

八幡「………うん?」

 

シービー「他に何かやる事ある?」

 

八幡「………どうした?なんか変だぞ?」

 

 

……真顔でそう言われるなんてね〜まぁ普段は絶対に聞かない事だし、八幡からそう思われてもおかしくないけどさ。

 

 

シービー「別にどうもしてないよ〜。ただ、ちょっとは八幡のお役に立ちたいって思っただけ〜。」

 

八幡「そうなのか………まぁやる事はあまり無いからゆっくりしてていいぞ。」

 

 

おっ?何だかいつもより少し優しいかも♪

 

 

シービー「じゃあそうするね♪あっ、八幡、お茶でも飲む?」

 

八幡「冷蔵庫の中に麦茶があるから、それを貰う。シービーも飲んでいいぞ。」

 

シービー「ありがとね〜。」

 

 

八幡まだ忙しいのかなぁ〜?それともあたしが見てない時ってこんな感じ?

 

 

八幡「………」カキカキ

 

 

へぇ……八幡って真剣な時ってあんな顔になるんだ。

 

 

八幡「……?おい、お茶大丈夫か?」

 

シービー「え?おっと危ない、溢れそうだった。」

 

八幡「気を付けろよ。」

 

 

それから少しして、八幡の仕事が終わった。八幡も寮に帰るみたいだからあたしも自分の家に帰る事にした。あっ、帰りにちょっと商店街に寄ってこっと。

 

 

ーーー商店街ーーー

 

 

シービー「今日はどうしよっかなぁ〜。やっぱりおばあちゃんのお惣菜にしようかなぁ……今日は八幡の料理食べられなかったからちょっと食欲余ってるんだよね〜。」

 

「おや、いつもの学生さんじゃないか!今日も良いのが揚がってるよ!どうだい!?」

 

シービー「じゃあ貰っちゃおっかな〜。」

 

「毎度っ!そうそう、昨日はダービー優勝おめでとう!って事で今日はタダにしとくよ!」

 

シービー「いいの?ありがとうおばあちゃん。」

 

「ウチのも持ってってくれよ!新鮮な魚だよ!」

 

「未来の3冠ウマ娘にゴマ擦ってるのか?」

 

「違ぇわい!ダービー優勝のお祝いだよっ!」

 

シービー「あはは、あたしはただ走っただけだから特別こんな事してもらう必要は無いんだけどね〜。」

 

「いやいや、いつも君のトレーナーさんには贔屓にしてもらってるからね。」

 

シービー「え、八幡この商店街に来てるんだ?」

 

「あぁ、毎週来てるぜ。それにいっつも違うのを幾つか買ってくから顔も覚えちまったよ。」

 

「そうなのかい?あたしの所は偶にしか来ないねぇ。きっと自炊してんだろうねぇ〜。」

 

シービー「あぁ、八幡なら料理もするよ。しかもすっごい美味しいから学園でも週に何回か食べてるんだ。」

 

「おや、じゃあ既に胃袋を掴まれてんのかい?なんだいトレーナーさんは手を出すのが早いねぇ〜!」

 

 

いや、違………くない?そういえばあたし、既に八幡に胃袋掴まれちゃってる?

 

 

 




結果、少しだけ優しくなる。
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