比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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アメリカからの情報

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

 

はぁ………まさかこんなに早く行動に移すなんてな。

 

 

同期2「比企谷、何読んで………お前、それ読めるのか?全部英語じゃん。」

 

八幡「ん?読めるぞ。アメリカの世話になった人から情報が入ってな。今年のジャパンCについてだ。」

 

同期2「ジャパンC?おいおいそんなのまだ先の話じゃねぇか、何で今その話になるんだよ。」

 

八幡「前年の覇者のハーフアイストがこのレースで引退する事を表明したらしい。だから今年も日本に来てジャパンCに出走する。」

 

同期2「マジかよ………なぁ比企谷、俺達日本のウマ娘ってホントにジャパンC勝てんのか?」

 

八幡「それは分からんな。世界から見れば日本のウマ娘のレベルはまだまだ低い、それは去年と一昨年のレースを見れば一目瞭然だからな。」

 

同期2「なんかよ……勝ちたいよなぁ。」

 

 

その気持ちは分かる。日本のレースで未だに日本のウマ娘が勝ってないこの状況は変えないといけないレベルだ。けど今、この日本に堂々と最強だと胸を張って言えるだけのウマ娘なんて存在しない。それこそ20年前のシンザン以来、誰1人も現れていないと思う。

 

 

八幡「………」

 

 

俺はそっと自分のスマホの電源を切って、自室に戻る事にした。

 

 

八幡「………」

 

 

去年はアメリカのハーフアイストがジャパンCを制覇した。だがその背景には他の招待された2人が辞退した事による追加招待という形での来日だった。アメリカで正式に招待されていたのは、ジョンヘンリー、ナスクラスプリーズ、マジェスティーズプリンスの3人。内ジョンヘンリーを除く2人が招待を辞退した事でハーフアイストが招待されたという事になっている。ダート主流のアメリカでは芝での活躍が厳しいという意見もあるから、それはそれで納得は出来る。それでいて日本のレースで勝ったのだから、ハーフアイストは間違い無く強いウマ娘だと言える。だが問題はそこじゃない………

 

 

八幡「流石、プロフェッサーから色々と仕込まれたウマ娘は一味違うよな………」

 

 

去年のレースを見たが、ゴール寸前で差したんだからな。相手が最も油断しやすい場面で力を発揮する……ウマ娘でいうゴール前だ、そこを突いたんだろう。インタビューでも言ってたしな……『日本に行く前にある人から色々と教えてもらった事を全て実践した結果がこの結果だ。』ってな。そんな事が出来るのはアメリカでも限られてくる。んで真っ先に思いついたのがプロフェッサーだ。

 

この前来た時にも聞いたが、『アドバイス程度はしてやった。』と何でもないような表情で淡々と言った。まぁでも、そのアドバイス程度で俺達日本は負けてしまったのだ。文句なんて何も言えない。

 

 

八幡「今年のジャパンCはどうなるかな……」

 

 

ーーー数時間後・食堂ーーー

 

 

確かに今後、菊花賞を走り終えたシービーがジャパンCに出る可能性は低くはない。でも今は目先の事を考えて1つ1つやっていくだけだ。

 

そう、目の前の事にな。

 

 

シービー「やっほ〜八幡!おっ、今日は料理してるんだ〜合宿所で料理するのなんて初めてじゃない?」

 

八幡「まぁな。とりあえず座っとけ、今お前のも作ってるから。」

 

シービー「え、あたしのも?ありがとう八幡♪席確保して待ってるからね〜!」

 

八幡「はいはい。あぁ待てシービー、ご飯の量は?」

 

シービー「大盛り〜!」

 

 

………聞くまでも無かったか。

 

 

エース「おっ、シービーのトレーナーさんじゃねぇか!へぇ〜料理するんだなっ!」

 

八幡「まぁそれなりにはな。」

 

エース「それなり?出来上がった料理を見てると、それなりの出来には見えないけどな。かなりの腕があると見たぜ。」

 

八幡「まさか。気になるならお前も食べるか?」

 

エース「いいのかっ!?是非頼むぜっ!いやぁ〜楽しみだぜっ!」

 

八幡「シービーの所に行け、そこで待ってる筈だ。何故か俺も行く事になってる。」

 

 

その後はライスにも料理を振る舞う事になって、シービーとエースとライスと俺の4人で夕食を囲む事になった。ライスは結構食べるから量作っておいて良かった……トレーニング付き合ってくれるからこのくらいはしないとな。

 

 

ライス「わぁ〜美味しそう……っ!」

 

エース「だな。少し見ちまったけど、こうやって全部が揃うと更に美味そうに見えるよなっ!」

 

シービー「うんうん、流石八幡。」

 

エース「何でお前が得意気なんだよ……まぁいいや、そんじゃあお手を合わせて……いただきますっ!」

 

『いただきます!』

 

 

エース「あむっ!ん〜……んんぅ!!美味っ!!何だこれっ!?ただの煮物じゃねぇ!!どうやったらこんなに美味くなるんだっ!!?」

 

シービー「八幡の料理って美味しいよね〜。いやぁ〜あたしも週に何回かカフェテリアで八幡に料理作ってもらってるんだけどさ、これがもう美味しくてさ〜!もう楽しみの1つになってるんだよね〜。」

 

エース「んっ……んっ……んぐっ。何だよそれ、羨ましいじゃねぇか!」

 

八幡「理由としては、コイツの食生活が不安だったからだ。ほら、コイツ一人暮らしだろ?」

 

エース「あぁ〜……分かるわぁ〜その気持ち。」

 

シービー「ちょっと〜あたしだって最近は気を付けてるんだからそこまで言わないでよ〜。」

 

八幡「それならもう俺の出番は「いやぁ〜最近茶色ばっか食べてるから緑色摂ってないかもっ!!まだ八幡が必要だね!」緑だけにしてやろうか?」

 

シービー「八幡だったらそれでもOK!!」

 

 

ほう……生野菜だけにしてやろうか?

 

 

 




ハーフアイスト…実はマンノウォーの子孫。

そして3人と一緒にお夕食。
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