八幡side
シービー「はぁ……はぁ……はああぁぁぁ〜!またダメかぁ〜……あぁ〜ライス強い〜速い〜!」
ライス「え、えへへ……///」
八幡「……しかし、最初の頃に比べるとかなりタイムは良くなってるぞ。最後の脚だって長く使えるようになってきてるし。先月なんてバテバテだったのに比べると、今は充分過ぎるくらいの成果だ。」
シービー「けどさ〜やるからには追い抜きたいじゃん〜。なのにライスすっごいんだよ?」
八幡「当たり前だろ。ライスだぞ?まぁ真面目に言うと、ライスは生粋のステイヤータイプだ。そんじょそこらの長距離得意なだけのウマ娘じゃ勝てねぇよ、その中には勿論お前も含まれてるけどな。そうだな……アンバーシャダイとかモンテプリンスとかと良い勝負するんじゃね?」
ライス「お、お兄様!そんな凄い人と走ってもライス勝てないよ〜!」
いやいや分からないぞ?確かに実績だけ見れば勝てないと思うかもしれないが、ライスの長距離の素養はかなりのもんだと俺は思う。この夏合宿で既に3,000mを走り切れるだけのスタミナを身に付けたシービーが追い抜けないんだ、スタミナ量はクラシッククラスのシービーを余裕で超えている。だってこの山中ランニングでもケロッとしてるし。
八幡「まぁこの話はこのくらいにしておくとして、シービーのスタミナに関しては目標は達成している。だが残りの期間も同じようにランニングをしていくつもりだから、少しずつタイム縮めていこうか。」
シービー「分かった!あっ、そしたらさ!もしあたしがこのトレーニングでライスを追い抜けたらご褒美ちょうだいよ!そのくらいならいいでしょ?」
八幡「そうだな、ライスを追い抜く難しさは充分理解してるだろうから許可する。一応聞くが、お前の言うご褒美の内容って何?」
シービー「ん〜……何が良いんだろう?やっぱり八幡とデートとか?」
八幡「何で俺と?じゃあ達成出来なかったらライスに超美味い料理作る事にする。」
シービー「それならまぁ「因みにシービーは学食で、目の前で食べてもらうから。」何その罰ゲームッ!?あたし目標達成出来なかったら目の前でライスが八幡の超美味しい手作り料理を食べるのを学食食べながら見せられるって事!?」
八幡「そうそうそういう事。」
シービー「これは負けられないね……ライスッ!」
ライス「ひゃ、ひゃい!!」
シービー「あたし絶対に勝つからね?この夏合宿中にライスの事絶対に追い抜くからね!」
八幡「ライス、遠慮なんてしなくていいからな?遠慮しちまったら自分も美味い料理が食べられないから。全力で走って良いからな。」
ライス「で、でもいいの?そんな事したらお兄様が大変にならない?」
八幡「どの道OKにしたからな、問題無い。ライスが勝てば超豪華料理、シービーが勝てば何故か俺とお出かけ、それだけだ。」
シービー「ねぇ、何でライスには罰ゲーム無いの?」
八幡「いやいや、だってライスは担当じゃねえし。未担当の子に罰ゲームとかダメだろ。」
シービー「でもそれって不公平じゃん!ライスにも何かしらの罰ゲームを課すべきだっ!」
八幡「………じゃあ俺と出かける。」
シービー「八幡!!それ罰ゲームじゃないっ!!」
八幡「え………いや、俺と出かけるのって罰ゲームだと思うんだけど?」
シービー「それだとあたし自分から罰ゲームやろうとしてる人みたいになるじゃん!!八幡とのデートは罰ゲームじゃなくてご褒美だからっ!!ね、そうだよねライスッ!?」クワッ!!
ライス「は、はい………」
八幡「こらシービー、そうやって無理矢理「で、でも!」……ん?」
ライス「ライスもお兄様とお出かけするのはきっと楽しいと思うから、罰ゲームじゃないと思ってるよ?」
八幡「………今日の晩飯、豪華にしてやるからな。」
ライス「ふぇ?で、でも……「いいのいいの。それにトレーニングに付き合ってくれてるんだ、このくらいはさせてくれ。」
シービー「八幡〜あたしには〜?」
八幡「はいはいお前にも作るよ、普通のを。」
シービー「八幡が作ってくれるのは全部美味しいから普通のでも大歓迎っ♪」
八幡「じゃあ生野菜でどうだ?」
シービー「せめて何か作って!」
今日の晩飯を豪華にするのは決定になり、俺達は山を下った。因みに山中ランニングが今日最後のトレーニングで、ゴール地点でストレッチを行なってから下山をしているから問題は無い。
ーーー食堂ーーー
八幡「んで、お前は何で此処に居るんだ?夕食の時間はまだまだ先だぞ?」
オグリ「その………トレーナーの料理を見てからずっと食べてみたいと思っていたんだ。学園でもこの合宿所でもミスターシービーはとても美味しそうに食べているのを見てずっと我慢していたんだ。」
八幡「成る程……それで此処に来たと。1食分作るのは別に大した事じゃないが、お前の場合はそこじゃないからな。かなり食うじゃん?」
オグリ「1食分だけで構わない!それで構わないから作ってほしい!」
八幡「分かった、取り敢えずは了解した。じゃあ今日作ってやるからシービーの所に行ってろ。」
オグリ「っ!ありがとうトレーナー!」
また1人、増えちまったが大丈夫だよな?これが何度も来るようだったら問題になってくるが、エースもライスも何度も飯をねだるような性格じゃないし大丈夫だと思いたい。
さぁ、シービーは目標を達成出来るのか!?
そして来ました、3銃士の1人!