比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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だからやめろっ!

 

 

八幡side

 

 

「………」

 

八幡「………」

 

シービー「………」

 

「大丈夫ですね、精密検査でも異常は見られませんでした。明日から通常のトレーニングに戻っていただいて構いませんよ。」

 

シービー「やったぁ〜♪明日から走れるぅ〜♪」

 

八幡「喜ぶのはまだ早いぞ?お前本来の走りを取り戻さなきゃならないんだからな。」

 

シービー「分かってるよ〜。明日からよろしくね、はっちまぁ〜ん♪」

 

 

見ただけで分かる、この喜びよう……やっと走れるって喜びをこれでもかってくらい表現してるな。

 

 

八幡「今から伝えておくが、明日は走るっていっても軽いメニューにするからな。ハードメニューは週明けからだ、いいな?」

 

シービー「はぁ〜い♪」

 

「お大事にしてください。」

 

八幡「はい、ありがとうございました。」

 

 

ーーー帰り道ーーー

 

 

八幡「良かったな、無事に完治して。」

 

シービー「うんっ♪いやぁ〜長かったよ1ヶ月。」

 

八幡「様子を見るって意味では妥当な期間だ。それに誕生したばかりの【3冠ウマ娘】が怪我ですぐに引退とかファンからすればどうなってんだと言われかねないしな。じゃあ明日からトレーニング再開だから今日は家に帰って休め。」

 

シービー「八幡は?」

 

八幡「俺は学園に戻って事務作業。多分また依頼関係の書類とかがデスクの上にあるだろうからそれの処理。」

 

シービー「他には?」

 

八幡「他?特に無いが……」

 

シービー「無いの?じゃああたしの家来ない?」

 

八幡「いや、行かないけど。」

 

シービー「えぇ〜何でぇ〜!?」

 

八幡「いや行くわけ無いでしょ。大体どうして俺がお前の家に行くって事になるんだよ。納得の出来る理由を説明してみろ。」

 

シービー「八幡って今日はあたしの病院の検査でさっき終わったじゃん。」

 

八幡「うん。」

 

シービー「それが終わったら学園に戻って書類の整理とか処理しようとしてたんでしょ?」

 

八幡「うん。」

 

シービー「それが終わったら特に何かをする予定は無かったんでしょ?」

 

八幡「うん。」

 

シービー「……ね♪」

 

八幡「何が『ね♪』なのか分からん。第一、君は女子学生だろ。そんな奴が男を気軽に連れ込むな。」

 

シービー「あたしそんな尻軽じゃないもん、八幡以外にはこんな事絶対に言わない。」

 

八幡「俺にも言うなアホ。どうして他の男はダメで俺は大丈夫なんだよ。」

 

シービー「八幡だから。」

 

 

理由になってねぇ………家に上げる相手は同じ学園の生徒か同姓だけにしておけよ。異性の俺を理由も無上がっちまったけどよ。

 

 

シービー「けどその書類の整理が終わったらどうせ暇なんでしょ?

 

八幡「それは否定しない。けどだからってお前の住んでいる家には行かないからな。後々になって噂されるのも面倒だ。」

 

シービー「けどもうょっと八幡と居たい!」

 

八幡「……なんていうか、あまり言いたくはないがお前はなんか犬みたいな奴だな。」

 

シービー「わんっ♪」

 

八幡「やめろ、それは前にもやっただろ。繰り返さなくていいから。」

 

シービー「だって八幡が大好きなんだわ〜ん♪」

 

八幡「だからやめなさい。」

 

 

ーーートレセン学園・トレーナー室ーーー

 

 

八幡「結局此処まで着いてきたのか……相手なんてしてやれないんだからな?」

 

シービー「邪魔しないから大丈夫だよ〜。」

 

八幡「どうだか………」

 

 

……まぁいい、とりあえず仕事始めるか。

 

 

八幡「………」

 

シービー「………」ノビィ∼…

 

八幡「………」

 

シービー「………」パタパタッ

 

八幡「………」

 

シービー「………」グタァ∼…

 

 

……する事無いなら帰れよ。何で此処までついて来たんだよ。

 

 

ーーー十数分後ーーー

 

 

八幡「よし、終わった……」

 

シービー「終わった?」

 

八幡「あぁ、そんなに量は多くなかったからすぐ終わった。つか何してんの?」

 

シービー「コレ?ただ八幡の上着着てるだけ。」

 

八幡「うん、今すぐやめようか。それ返して。」

 

シービー「もうちょっと〜♪」

 

 

コイツ完全に犬だわ………

 

 

八幡「ったく、良い子だから返してくれ。」ナデナデ

 

シービー「むふぅ〜……いいよっ♪」

 

 

何なんだこの生き物は?

 

 

シービー「それで、八幡はもう帰るの?」

 

八幡「あぁ、する事も済んだしな。」

 

シービー「……ねぇ、八幡の部屋に連れてって?」

 

八幡「うん、ダメ。」

 

シービー「だって帰っても暇なんだもぉ〜ん!それなら少しでも楽しい事した方が有意義に時間使えるじゃん!だからさ〜八幡?行こ?」

 

八幡「だからダメだ。何が有意義な時間を使えるだ、それはお前に限った話だろうが。」

 

シービー「だって今日は走れないんでしょう?明日からなんだからちょっとくらい奮発してくれても良いじゃん!」

 

八幡「そんなもん知らん。」

 

 

何を言うかと思えば………もしかしてアレか?『女の家がダメならその逆はアリかも?』って考えたのか?いや、流石にそれは無いか。どちらにせよアウトだ。

 

 

八幡「何が奮発だ、明日のトレーニングまで我慢しろ。はい、今日はもう解散っ!」

 

シービー「嫌だわんっ!もっとはちm……ご主人様と一緒に居たいわんっ!」

 

八幡「だからその『わん。』ってやめろ!」

 

 

学園内で変な噂だったらどうしてくれるんだ!

 

 

 




シービー、これは本格的に?
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