比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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お化け屋敷

 

 

八幡side

 

 

シービー「グッドタイミングだったね。」

 

八幡「あぁ、食べ終わった頃にちょうどお前が帰って来たな。んで何してたんだ?」

 

シービー「障害物競走。マルゼンとチームの後輩の3人で走ったんだ。あたしは2着。やっぱマルゼンは速いね。【スーパーカー】は伊達じゃないよ。」

 

八幡「そうか。まぁ楽しめてるのなら何よりだ。」

 

シービー「それで八幡は次どっちに行くの?ライスのお化け屋敷?それともカフェの喫茶店?」

 

八幡「そうだな……お化け屋敷だな。提案書ではお化け喫茶と写真撮影は同時進行で行う話になったらしいから、最初にお化け屋敷行ってからカフェの喫茶店に行ってお化け屋敷に戻るって感じだな。」

 

シービー「八幡さ、胃袋大丈夫?あたし手伝わないからね?」

 

八幡「大丈夫だ、ファインには後の事もあるから量少なめにしてもらってたからまだ腹五分ってところだ。食後のコーヒー感覚ならいけるだろ。」

 

 

それに今向かってるのはお化け屋敷だからいきなり食べて飲むわけじゃない。しかし、あの4人のやるお化け屋敷って怖いのか?タマが大声出して脅かすならまだ驚きはあると思うが、他の3人って脅かす事出来るのか?

 

 

ーーーお化け屋敷ーーー

 

 

クリーク「こんにちは〜お化け屋敷へようこそ〜。」

 

八幡「……一応聞きたいんだが、それってミイラ?」

 

クリーク「ミイラじゃありません、マミーですよ〜♪包帯さんでグルグルですからね〜。」

 

八幡「(その違いって何なんだ?)そうか……一応入りたいんだが、クリークは受付か?」

 

クリーク「そうなんです〜……私も脅かしたかったんですけど、タマちゃんが『クリーク!アンタは受付担当やっ!!お前が脅かしにかかったら、大変な事になるっ!!』って言うんです〜。私、まだ10人くらいしか脅かしてないのに〜。」

 

シービー「その10人ってどうなったの?」

 

クリーク「私が脅かした後に『ママ……』と言っていましたね〜。確かに私はマミーですけど。」

 

八幡「うん、多分だが理解した。クリーク、お前の脅かしはきっと効いてはいるが間違った方向で効果が出てる。ソイツ等絶対驚いてないだろ。」

 

クリーク「言われてみれば、そうですね。」

 

 

だろうなぁ〜。驚いたにしても頭撫でながら謝ったりしてんだろうな。それでその人が幼児化してんだろ。言葉にはしないが、コイツの衣装は目のやり場に困る。そういうコンセプトだとしても、もう少し工夫はすべきだと思う。

 

 

八幡「まぁとりあえず、入ってもいいか?」

 

クリーク「いいですよ〜2名様ご案内で〜す。」

 

 

俺とシービーは教室内に入って通路に沿って進んだ。途中足を掴まれたり、頬を触られたりアホ毛を引っ張られたりした。最後のはなんかおかしい気もしたが、あの3人にしては中々凝らしたやり方をしているなとは思った。

 

だが肝心の3人の姿が見えない。もう中間地点なんだがイタズラのような脅かしばかりだ。

 

 

八幡「あまり言っちゃ何だが、この程度なのか?」

 

シービー「うん、それなりの脅かし方はするけど、あっと驚くような感じじゃないよね。」

 

八幡「あぁ。これならゴールまで楽に行けそうだ。」

 

ブルボン「そうだといいですね。」

 

シービー「うん、それがいいね。」

 

八幡「あぁ………んっ!?」クルッ

 

シービー「えっ!?」クルッ

 

ブルボン「どうも。」スン…

 

八幡「……いつから?」

 

ブルボン「5秒程前からです。」

 

シービー「な、成る程……ちょっと予想g「ぎゃあああああ!!!」うわっ!?」ビクッ!

 

八幡「お、おぉ……挟み撃ちか……にしてもよく考えたな。」

 

タマ「せやろ?ブルボンが静かに後ろから脅かしてウチが正面から大声で脅かす、正反対の脅かし方で新鮮やろ?」

 

八幡「こりゃさっきの言葉は撤回しないとな。普通に驚いたし。」

 

 

2人と別れてから再び歩き出してから少しすると、お化け屋敷も終盤だったらしく、ゴールの出口が見えた。

 

 

バァン!!

 

 

八・シ「っ!?」

 

ライス「ふっふっふ〜……ヴァ、ヴァンパイアだぞぉ〜!血を吸って仲間にしてやるぞ〜!」

 

八幡「………」

 

シービー「………」

 

ライス「ガ、ガオォ〜……ッ!」

 

八幡「………」

 

シービー「………」

 

ライス「ううぅ………」

 

八幡「ライス、俺の血を吸って仲間にしてくれ。」

 

ライス「ふぇ?」

 

シービー「八幡、何言ってるの?」

 

八幡「いやいや、だって吸血鬼って血を吸う事で自分の眷属を増やすって習性があるんだろ?だから俺も目の前に居る吸血鬼に血を吸ってもらって仲間にしてもらおうかなって。」

 

シービー「八幡、病院行こうか。目の前に居るのは吸血鬼じゃなくてウマ娘だから。吸血鬼のコスプレしたライスだから。」

 

八幡「何だそれ最高じゃねぇか。」

 

シービー「うんホントに病院行こうか。」

 

ライス「あ、あの………」

 

八幡「あぁ悪い……結構脅かし方に凝ってるんだな。随分考えたんじゃないか?」

 

ライス「う、うん!皆と色々話して決めたんだ。途中からクリークさんは受付になっちゃったんだけど、それでも上手く出来てるんだよ。」

 

八幡「そうか……あっ、後で喫茶店も行くから。」

 

ライス「ホント!?じゃあライスずっと待ってるからね!また後でねっ!」

 

八幡「おう、また後でな。」ナデナデ

 

ライス「えへへ〜……」

 

シービー「………」ムッスゥ∼…

 

八幡「……?どうした?」

 

シービー「やっぱ八幡ってライスに甘いよね。」

 

八幡「だってお兄様だから。」

 

シービー「理由になってないから。」

 

八幡「お前が俺に抱き着くのと同じだ。」

 

シービー「やりたいからやる的な?」

 

八幡「そうそうそんな感じ。」

 

 

だってそれ以外無くね?

 

 

 




やっぱライスの脅かし方は可愛い………
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