比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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抱擁と次走

 

 

シービーside

 

 

シービー「はぁ……はぁ……ふぅ~!」

 

 

スリルあったぁ~!いやぁ~途中で思いついたにしては妙案だとは思ったけど、コーナーで前が開かなかったらどうしようかと思っちゃったよ~!けど作戦がハマって何よりだねっ!けど、あんなに分かりやすく皆外に行くんだからどうしようかと思ったよ……今回ばかりはあたしの対応力の正解だよね、八幡っ♪

 

 

実況『現役最強は決まりも同然だと言わんばかりの走りでした!菊花賞で見せたロングスパートを封じられたにも関わらずあの走りっ!素晴らしかったですね~!』

 

解説『他のウマ娘がずっと外に壁を作っていましたからね、彼女もきっとどうするべきなのか悩んでいたとは思いますけど、内が空いてたからラッキーでしたね。それも無かったら外に回っていたと思いますけど、今日の走りをされてしまったら認めざるを得ないと思いますよ。』

 

実況『仕掛けたタイミングは菊花賞の時と同じく3コーナー辺りからでしたが、他のウマ娘を驚かせる中を突いての強襲には恐れ入りましたね~!そして今、ミスタシービーが引き上げてきました。ミスタシービーは今日の天皇賞・春の勝利でGⅠ4勝目です!最多勝利記録を持つシンザンの5勝まで残り後1勝にまで迫りましたっ!』

 

 

記録とか偉業とかそういうのには興味無いけど、やっぱり良いね。こうやって気持ち良く走れるのは……あっ、八幡見っけ~♪

 

 

シービー「はっちまぁ~んっ!!」

 

八幡「おう、お疲れさん。良い走りに良い対応だった。」

 

シービー「でしょでしょ~もっと褒めてっ♪」

 

八幡「褒めるのは構わないが、此処は人の目に着くから後でな。」

 

シービー「嫌だっ!!とうっ!!」

 

八幡「うおっ!?」

 

シービー「今褒めろ~!あたしは今が良いの~!」

 

八幡「ちょ、離せこのイヌ娘!人前だっつってんだろっ!!」

 

シービー「そんなの関係無いもぉ~ん!」

 

 

その後八幡はあたしの頭を撫でながらレースの事を褒めてくれたっ!因みにあたしは抱き着きながら控え室まで運ばれた。

 

 

「すげぇな、あの2人。アレって担当トレーナーだよな?」

 

「その筈。聞いた話だけど、ミスターシービーってあまり人には靡かない性格だって聞いたけど、デマか?」

 

「トレーナーとはめっちゃ仲良さそうっていうか心許してる感が凄かったよな。」

 

 

ーーー控え室ーーー

 

 

シービー「あぁ~スッキリ~♪」

 

八幡「お前なぁ……パドックの時といいさっきのウィナーズサークルの時といいやり過ぎだ。」

 

シービー「だってしょうがないじゃん!どうしてもやりたくなっちゃうんだもん!」

 

八幡「抑えろ、何が何でも。」

 

シービー「そしたらウィナーズサークルで爆発しちゃう。」

 

八幡「どちらにしても未来は変わらないのか………」

 

 

まぁまぁ八幡、慣れだって慣れ。慣れちゃえばこのくらい何ともなくなるから大丈夫だよ~。

 

 

コンコンコンッ

 

 

八幡「ん?どうぞ。」

 

ルドルフ「失礼するよ。おめでとうシービー、流石の走りだったよ。」

 

シービー「ありがとうルドルフ。それで、あたしの走りはどうだった?菊花賞に向けての参考になった?」

 

ルドルフ「ははは、少々だけどね。流石に全てを参考には出来ないな……だが、今日は京都に来て良かったよ。」

 

シービー「そっか。」

 

八幡「何の話かは知らないが、シービーはインタビューまでに準備は済ませておけよ。」

 

 

それから数分後に八幡と一緒にインタビューを受けて、残すはウイニングライブだけになった。

 

 

シービー「レース終わっちゃったね~。」

 

八幡「そうだな。後はウイニングライブだけだな。」

 

シービー「……ねぇ八幡、八幡はあたしの天皇賞・春の後の次走を天皇賞・秋にしてたでしょ?」

 

八幡「あぁ、それがどうかしたか?不満ならお前が決めても良いぞ。」

 

シービー「ううん、不満とかそういうのじゃないんだ。たださ……その前に1つレースに出たいんだよね。」

 

八幡「……なんのレースだ?」

 

シービー「毎日王冠。東京の1,800mのマイルレース。」

 

八幡「毎日王冠?何でそのレースなんだ?それにマイルって去年の共同通信杯以来のレースだろ、わざわざマイルに出る意味があるのか?」

 

シービー「天皇賞・秋に出るならそれかなって思ったんだよね~。それにさ、あのレースに出るウマ娘ってマイルから中距離のウマ娘じゃん?だからちょっとでもスピードを乗せた走りをしたいって思ったんだよね。それに今日のレースでも分かったんだ、あたしって長い脚は使えるけどそんなに切れ味無いでしょ?」

 

八幡「ほう……自分でそこまで分析したのか。」

 

シービー「うん、だからちょっとでも速くはしれるようにマイルを選んだんだけど……出来る?」

 

八幡「……お前にしては珍しくレースでのわがままを言ってきたからな。分かった、次は毎日王冠で行く。」

 

シービー「うん、ありがとう八幡。」

 

八幡「じゃあ、春はこれでおしまいでいいんだな?」

 

シービー「うん。次は秋まで力を蓄える。」

 

八幡「分かった。」

 

 

また半年後までレースはお預けになっちゃうけど、その分強くなる予定だし、文句は言わせないからね。

 

 

 




春は天春のみで終了!次はGⅡの毎日王冠っ!

そして皆さん、良いお年をっ!!
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