比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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ゲーム

 

 

八幡side

 

 

上半期のレースが全て終了して、これからサマーシリーズが開催される。っと言ってもシービーはスプリントは適性外な上に出させるつもりは無いから、今年も去年同様に合宿参加だ。だが今年は去年とは大きく異なり、スピードメインのトレーニングになる。秋初戦が毎日王冠って理由もあるが、シービーと話した末に秋のシニア3冠に出走するからだ。まだ登録はしていないが、これはほぼほぼ確定だと言って過言じゃない。だから3冠初戦の天皇賞・秋と2戦目のジャパンCは中距離でしかも東京だから、スピードが無いとまず追い抜けないだろう。それにライバルのエースと2冠を達成したルドルフがどのタイミングで出てくるか分からないからな、準備はしておいても損は無いだろう。

 

 

シービー「………」ムッスゥ∼…

 

八幡「おいおい、何不景気そうな顔してんだよ?」

 

シービー「そんなの八幡の隣の座席の子を見れば分かる事じゃん。」

 

ライス「ふぇ?」

 

八幡「お前まだ根に持ってんのかよ、仕方ないだろ?これも運だと思って納得しろ。」

 

シービー「分かってるよ?あたしがじゃんけんに負けた結果だっていうのは分かってるよ。でもさ、もう1つ手段あるよね?補助席を使うっていう手段があるよね?なのにどうして~!?八幡が遠い~っ!!」

 

八幡「うるさいなぁ……たかが移動時間くらい我慢しろよ。それにお前だって天皇賞までのトレーニングで世話になったんだからこのくらいは許せ。」

 

ライス「で、でもそれはお兄様からいっぱい貰ったよ?」

 

八幡「シービーからは貰ってないだろ?ならこれでいいだろ、何なら帰りもこれで良いし。」

 

シービー「絶対ダメッ!!!

 

 

学園からのバスで合宿所に向かっている最中なのだが、向かう前に席の取り合いみたいな事が起きたからじゃんけん1回勝負で決めてもらったのだが、見事にシービーが負けて拗ねている。見事に勝ったライスは俺の隣に居る。

 

 

「やっぱりシービーさんってトレーナーさんの前ではあんな感じなんだね。」

 

「うん、普段はなんか飄々とした感じなのにちょっと新鮮……」

 

「それにトレーナーさんとのやり取りもちょっと面白いしねww」

 

 

ーーー合宿所ーーー

 

 

八幡「はい、じゃあ各自行動開始~。トレーナーから指示受けている生徒はその指示に従うように。ふぅ~………とりあえず離れない?」

 

シービー「絶対ヤダ。」ギュ∼!!

 

八幡「暑苦しいの。ただでさえ日差しが強い上に気温も高いのに抱き着かれたら蒸し暑いのがプラスされて地獄なんだわ……」

 

シービー「あたしは気にしないから。」ギュ∼!!

 

八幡「話聞いてた?俺が嫌なんだけど?後、お前も早く荷物置いてこい。今日は自由行動にしてんだから今の内に羽でも伸ばしておけ、明日になっても休みにはしねぇぞ。」

 

シービー「今はこれが良い。」

 

 

コイツ、梃子でも離れないつもりみたいだな。はぁ~……皆の前で見せる奔放っぷりは何処にやったんだよ?

 

 

八幡「俺も荷物置きに行くからな。」

 

シービー「あたしもその部屋に「そしたら即部屋から追い出す。」ケチッ!!」

 

 

ケチで結構、大いに結構。暑苦しくならないのであればケチで構わん。

 

 

ーーー数十分後・砂浜ーーー

 

 

マックイーン「行きますわよ、トレーナーさんっ!」

 

ゴルシ「うっしゃ来いマックイーン!トレーナーの頭を取る勢いで投げろっ!」

 

八幡「何でこうなった……それと取りに来るなよ?」

 

 

俺は今、砂浜でマックイーンとゴルシの3人で野球をする事になった。確かあれは………そうそう、こんな感じだった。

 

 

ーーー回想・数十分前ーーー

 

 

マックイーン「トレーナーさん、今日はお願いがあって参りました。」

 

八幡「何だ、スイーツ作る以外なら聞くぞ。」

 

マックイーン「はい。最終的にはそこに行きつくのですが、それを賭けた勝負をして欲しいのです。」

 

八幡「勝負?」

 

マックイーン「はい。野球の3回勝負で私がピッチャーでトレーナーさんがバッターですわ。もしトレーナーさんが1度でも打つ事が出来たらスイーツは作らない。もし3回全て打てなければ今年はスイーツを作ってください。」

 

八幡「真面目な顔して何を言うかと思えば……俺にメリットが無いんだが?ギブアンドテイクのテイクが無いぞ。」

 

マックイーン「今年も何かしらの形でディナーを作るのではありませんか?」

 

八幡「……まぁそのつもりだが。」

 

マックイーン「でしたらその食材費をこちらで賄いますわ。それと私が勝った場合のスイーツに使う代金もこちらが持ちますわ。」

 

八幡「……まぁそれならいいか。」

 

マックイーン「交渉成立ですわね!」

 

 

ーーー回想終了ーーー

 

 

こんなやり取りだったなぁ……まぁ8月の晩飯代が浮くって考えたら良い提案だったのも事実だしな。それに、マックイーンは今の提案が出来たとしても、あの3人じゃこんな提案は出来ないしな。金持ちってわけでもなさそうだし。

 

 

マックイーン「それでは行きますわよっ!」

 

八幡「あぁその前に1つ確認だ。ズルしない為のな。」

 

マックイーン「何ですの?」

 

八幡「さっきの説明だと、俺が打てなかったらって勝利条件だったが、そのボールは確実にゴルシの所まで飛んでくるんだよな?もし飛んで来なかったらルールの裏をかいた意図的なイカサマって事になる……当然、しないよな?」

 

マックイーン「そんな事するわけ無いではありませんのっ!スポ-ツは正々堂々と行うのがマナーですわっ!!」

 

八幡「そうか……なら構わない。」

 

マックイーン「では………参りますっ!!」

 

 

 




何気に今作で何かを賭けたスポ-ツを書くのって初めてかも?
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