比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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貴重な時間

 

 

八幡side

 

 

合宿に着いてから日が暮れて今は施設内の食堂に居る。俺はウマ娘達と料理が取り合いにならないように自分で作った。その際、俺の担当とその他3人には迫られたが、知った事ではない。それよりもだ、空気が淀んでいる場所が混じってるんだよな……まぁ理由は俺みたいなものなんだが。

 

 

マックイーン「………」ズゥ∼ン…

 

ドーベル「マック、そろそろ機嫌戻しなさいよ。」

 

ライアン「そうだよ、この合宿所にだって美味しいスイーツは出るんだから。」

 

 

そう、あのメジロパックイーンの事だ。昼間の野球対決なんだが、俺は2球目でボールに当てる事に成功した事で俺の勝利になったからだ。俺は食材費が浮いてウハウハだが、向こうはそんな事よりもスイーツを獲得出来なかった事で絶賛沈没中ってわけだ。ライアンの言う通り、此処に出てくるスイーツだって美味いんだからそれにすれば良いのに……食った事無いから知らんけど。

 

 

シービー「八幡、あ~んっ♪」

 

八幡「しねぇっつの。俺知ってんだからな?もしそれを受け入れたらお前、俺にも同じ事させるつもりなんだろ?」

 

シービー「流石は八幡っ!あたしの事よぉく分かってるねぇ~!」

 

八幡「嫌でも分かるわそんな事。それによ、食べたいなら食べたいって言え、交換ならしてやるから。」

 

シービー「え、s『本当か(ですかっ)っ!!?』……すっごい反応。」

 

八幡「まぁ嘘は言ってない。交換ならいい、だからといってこっちが肉でそっちが野菜とかだったら許さないからな?」

 

オグリ「そんな事はしないぞ?」

 

八幡「お前に言ってねぇよ、お前は何でも食えるだろうが。」

 

 

ったく、ホントに現金な奴等だな……

 

 

八幡「これからは握り飯とかにするか。」

 

シービー「あたしはそれでも良いよ。」

 

オグリ「トレーナー、私の分も頼むっ!」

 

スぺ「私のもよろしくお願いしますっ!」

 

八幡「何でお前等の分まで俺が作らないといけねぇんだよ。そしてスぺ、お前は俺にじゃなくて沖野さんに頼め。」

 

スぺ「トレーナーさんの作る料理も美味しいんですけど、邪魔したら少し申しわけ無いので……」

 

八幡「それはアレか、俺が仕事してないって言いたいのか?暇人みたいに見えるか?」ジト∼…

 

スぺ「わああぁぁ!?ち、違いますよ!?そんな事思ってないですからねっ!?」

 

八幡「………で、本音は?」ジト∼…

 

スぺ「本音ですよ~っ!!だからそんな目で見ないでくださ~い!!」

 

 

はぁ、まぁいい。それは後で沖野さんに報告するとして、早く交換済ませよう。落ち着いて食う事も出来ない………

 

 

ブラスト「わぁぁぁぁぁ!!コレってトレーナーが作った料理なのかっ!?」

 

八幡「(またうるさいのが来た……)一応な。自分で食う為に作ったから適当だけどな。」

 

ブラスト「そうなのか?でもすっごく美味しそうだぞ!良いなぁ~ブーも食べたいなぁ~。」ジィ∼…

 

 

………

 

 

八幡「ん。」ヒョイ

 

ブラスト「っ!良いのかっ!?」キラキラ

 

八幡「一口な。」

 

ブラスト「ありがとうトレーナーッ!!」パクッ!

 

 

………何だろう、食べ物を食べさせたのは間違い無いんだが……俺の中では餌付けした感覚なんだよなぁ。

 

 

ブラスト「おぉ~美味しいぞトレーナー!!ありがとうな~!!」

 

八幡「おう、じゃあな……さて、飯の続き………何だよ?」

 

シービー「八幡、彼女に食べさせたっ!」

 

八幡「……あぁ、したな。」

 

シービー「あたしにもしてっ!!」

 

八幡「変なところで対抗心燃やすんじゃねぇよ……」

 

 

面倒になったから俺は早く食事を切り上げる事にした。え?交換に餌付け?適当にやった。

 

 

ーーー自室ーーー

 

 

八幡「はぁ~……トレーニングしてもいないのに疲れた。」

 

 

少しゆっくりしてから明日からのトレーニングを再確認するか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「なんか此処に居たらシービーが入ってきそうだし、外にでも行くか。」

 

 

ーーー砂浜ーーー

 

 

八幡「………」

 

 

この辺りに電気とか街灯とか無いせいか、星がやたらと見えるな。こうやって星を眺めるのって初めてだな……自分で言うのもアレだが風情を感じる。

 

 

アヤベ「……先客が居たのね。」

 

八幡「ん?もしかしてお前の特等席だったりするか?」

 

アヤベ「いえ、別にそんなのじゃないわ。」

 

八幡「そうか。」

 

アヤベ「………」

 

八幡「………」

 

アヤベ「………」

 

八幡「……使えよ。」

 

アヤベ「え?」

 

八幡「そのままだと少し冷えるだろ。俺は平気だからお前が使え。」

 

アヤベ「……ありがとう。」

 

 

それから2人で星を眺める時間が続いたのだが、ずっと無言のままだった。まぁでも俺はこういう時間は別に嫌いじゃない。だって誰も邪魔してないし自分だけの時間を使えてるって感じるから。

 

 

アヤベ「……貴方はよく来るの?」

 

八幡「いや、今日は偶々だな。部屋に居たら騒がしいのが来そうだから逃避行にも近いけどな。」

 

アヤベ「そう……私も少し似たような理由よ。」

 

八幡「……成る程、確かにお前の周りは何かと騒がしいのが集まっている気がするな。」

 

アヤベ「えぇ……そういうのは時々でいいわ。」

 

八幡「その気持ち、分かる。騒がしいのは少しで良いんだよなぁ~。いつも騒がしいとちょっとなぁ。」

 

アヤベ「えぇ本当に……だからこういう夜の静かな時間が唯一の癒しね。」

 

 

うん、それも分かる。寮に帰ったら何故か開放された気分になるんだよなぁ~。きっと腕にくっついてくる引っ付き虫のせいだと思う事にすれば心も痛まないだろう。

 

 

 




サポカストーリーで見たんですけど、ブラストは自分の事を「あたし」もしくは「ブー」って言うみたいです。

それとマックさん………残念だったね。
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