比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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必死のお願い!

 

 

八幡side

 

 

夏合宿1週間が経過して、ある程度だが俺の中で過ごし方がルーティーンみたいになってきた。まず朝起きてランニングしてから軽く汗を流してから朝食、それからシービーのトレーニングを昼頃まで行ってから昼食をしてからは自由になる。その間は俺もやりたい事をやり、夕飯を食べてから砂浜に出て星を眺める。程良い時間になったら部屋に戻って寝る……みたいな流れが出来ている。かなり落ち着いた生活が出来ているとは思う。去年はシービーがずっと部屋に居るもんだから俺の自由な時間があまり無かった……まぁでも今年はその時間も見つけられたから良かった。

 

んで話は変わるが、シービーの次に走る毎日王冠にはエースも参戦する事になった。他にも地方のサンオーイも参戦するから割と豪華な面子になった。秋初戦から気の抜けなくなったのは嬉しい事だ。そんなライバルのエースもかなり燃えているようだった。春の大阪杯と宝塚記念では見事な勝利を決めて、今流れに乗っているウマ娘だ。シービーは天皇賞だけだったから、今年のエースと比べると少しだけ物足りないだろうが、秋で全部取り返さないとな。

 

 

八幡「シービー、まだまだ維持だからな!まだスピード落とすなよ〜!」

 

シービー「はっ…はっ…はっ…はっ…っ!」

 

八幡「……3……2……1……終わりっ!」

 

シービー「あぁぁぁぁ〜………っ!」

 

八幡「よし、最後まで維持成功だ。良くやったな。」

 

シービー「はぁ……はぁ……最後の最後で、1番キツいのを持ってくる八幡って……はぁ〜鬼畜っ!」

 

八幡「その分お前の力になるんだから文句言うな。ほら、疲れ果てて寝転がる気持ちは理解できなくもないが、ダウンするぞ。後1分後な。」

 

シービー「はぁ……はぁ……はぁ〜い。」

 

 

シービーもかなり長くしぶとい脚が使えるようになってきたな。これなら東京の長くて坂のある直線でも良い脚が使えるだろう。後はこの脚でエースに追い付けるかどうかだが、シービーの実力ならそれも不可能ではない。けど去年のトライアルでは捉えきれなかったから少し心配でもある。

 

 

ーーー合宿所ーーー

 

 

八幡「それで、今度は一体何の真似だ?」

 

マックイーン「今度は勝負ではなくお願いに来ました。どうか聞いてくださいましっ!」

 

八幡「ふむ……まぁ食費を持つって言ってくれたし聞くだけ聞こう。」

 

マックイーン「ありがとうございます……どうか今年は私にもスイーツを作ってくださいましっ!!」

 

八幡「全く隠す事無く単刀直入に言ってきたな。この前の野球対決で決まったと思っていたんだが?」

 

マックイーン「……確かにそうですわ。けれどトレーナーさんのお作りになるスイーツの事を考えると、食事もあまり喉を通らないのですわっ!」

 

八幡「普通に食事出来てんのならいいんじゃね?」

 

マックイーン「出てくるスイーツもあまり美味しくいただけなくなってしまったんですのよ!」

 

八幡「いや、それはお前の問題じゃね?」

 

マックイーン「私にとっては大問題ですのっ!!差し出がましいお願いをしているのは承知の上で言いますわ、私にスイーツを作ってくださいましっ!!」

 

八幡「2度目のお願いだ………おまえもう私利私欲に塗れてんじゃん。完全にスイーツ食べたいが為だけのお願いじゃねぇか。」

 

マックイーン「そうですわっ!もうこの際ですから開き直りますわっ!どうしても食べたいんですのっ!」

 

 

わぁ………シービー以来2人目だな〜こんなに清々しいくらいにド直球なお願い言ってきたの。なんかかえって気持ち良いくらいだな。

 

 

八幡「………因みに言っておく、今のところはいちごパフェの予定だ。」

 

マックイーン「まぁ、それはとても美味しそうですわっ♪トレーナーさん、お願いしますわっ!」

 

八幡「まだ引き受けてもいないが、そうだな………よし、決めた。」

 

マックイーン「?」

 

八幡「マックイーン……表か裏か、どっちか選べ。」

 

マックイーン「えっ!?」

 

八幡「ほら、もうトスするぞ〜。」キィ∼ン!

 

マックイーン「で、では裏っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

八幡「おぉ、裏だな。じゃあ作ってやる。」

 

マックイーン「っ!!?ほ、本当に……?」

 

八幡「嘘は言わない。それにこの前はお前から勝負を持ち掛けたんだ、今度は俺から持ち掛けたってだけだ。この前は俺が勝ったが、今日はお前が勝った……それだけだろ。」

 

マックイーン「………あ、ありがとうございます!」

 

八幡「あぁ。作るのは8月1日だ、忘れるなよ。スマホのメモ帳にでもメモっておけ。」

 

 

向こうが最初から勝負を仕掛けてきたんだ、ならこっちからも仕掛けて構わないと思っただけだ。

 

 

八幡「さて、これで少しは食指が動くようになったんじゃないか?」

 

マックイーン「はい!今日の食事はとても美味しくいただけそうですわっ!」

 

八幡「食い過ぎるなよ、太るからな。」

 

マックイーン「今日くらいはたくさん食べても大丈夫ですわっ!では、失礼いたしますわ!」

 

 

………さて、いちごを使う量を少し増やさないとな。まぁでも大丈夫だろう、きっと1杯食べたら満足すると思うし。流石に2杯3杯はキツいけど。

 

 

 




マックイーン、必死でしたねww
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