比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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スイーツと願い

 

 

八幡side

 

 

八幡「よし、完成。2人とマックイーンは……まだ食べてるか。なら俺だけ先に食べてるか。」

 

 

………うん、美味い。まぁパフェだから難しい工程なんて一切無いしな。盛り付けが上手いかどうかの違いってだけだ。とりあえず3人が食べ終わるのを待つか。

 

っそれよりもルドルフとエースの席がすげぇカオスになってやがる。やっぱ呼んだか………オグリ、お前はまず食べるのか涎を止めるかのどちらかにしろ。スペ、気持ちはもう分かったから泣くな。ブライアン、それ以上はがっつくな。あくまでもその肉は2人のなんだから。

 

 

八幡「………まっ、いいか。」

 

シービー「はちまぁ〜ん!」

 

八幡「……早速お呼びのようだな、今行く〜。」

 

 

……おっ、平らげたみたいだな。

 

 

八幡「呼んだか?綺麗に食べたな。」

 

ライス「うん!お兄様の作った料理、とっても美味しかったよ♪」

 

八幡「そうか……じゃあ食器は下げてもいいか?」

 

シービー「いいよ〜。」

 

八幡「じゃあそのまま席に着いて待っててくれ。まだ出す品はあるから。」

 

シービー「え?あたしこれ以上はもう入らないんだけど?もう無理だって〜。」

 

八幡「じゃあそれもライスにやればいいだろ。」

 

 

まっ、持ってきたらそんな事も言ってられないだろうけどな。デザートだし。もう1人も食べ終わってる上に、待ちきれない様子だしな。

 

 

マックイーン「………」ウズウズ…

 

 

俺はお盆に3つのパフェを乗せて三度シービー達の居る席へと向かった。

 

 

八幡「ほい、デザートのいちごパフェな。」

 

シービー「おぉ〜美味しそう〜♪」

 

ライス「ホントだ、可愛い……」

 

八幡「んじゃ、これで俺の出す料理は最後だから。あぁでもシービーはこれ以上食えないって言ってたから、コレもライスのかなぁ〜?」

 

シービー「い、いやぁ〜?あたしは一言もそんな事言った覚え無いけどなぁ〜?八幡、聞き間違いじゃない〜?それにさ、別腹って言うじゃん♪」

 

八幡「……そういう事にしておこう。さて、じゃあごゆっくり。」

 

マックイーン「………」ウズウズ…

 

八幡「(アイツ、少しは隠せよ……バレバレだぞ?)よし、最後の1個はお前だな。」

 

マックイーン「この時をずっと待っていましたわ、トレーナーさんっ!」

 

八幡「背中からヒシヒシと感じてたわ、お前の視線。後なんか『早くこちらへ来てくださいましっ!!』って声も聞こえた気がする。」

 

マックイーン「そ、そんな事は思っていませんわ!」

 

八幡「じゃあコレは俺が食っていい?」

 

マックイーン「不許可ですわっ!!」

 

八幡「はいはい分かってるから。じゃあいちごパフェな、食べ終わったら厨房に持って来てくれ。」

 

マックイーン「コ、コレが……あの………」キラキラ

 

 

現金な奴……現物が目の前に現れた瞬間にこれかよ。思えばマックイーンに何かをやるのは俺が中央に来てから1週間経った頃だったっけ?

 

 

ライアン「マックイーン、トレーナーさんにお願い出来たんだ!良かったね!」

 

ドーベル「……どうやったの?いつも断られるって言ってたのに。」

 

マックイーン「えぇ、あれは本当に苦しい戦いでしたわ………」

 

八幡「よく言う、最初に勝負に負けた奴がその後に頼み込んで来たくせによ。」

 

マックイーン「仕方ないではありませんのっ!トレーナーさんの作る料理もさる事ながら、お作りになるスイーツもとても魅力的なのですよ!?」

 

八幡「分かった、じゃあもう作らないから。」

 

マックイーン「いえ、そこまでしていただく必要はありませんわ。もし私が調整中でなければ、ご相伴に預かりたいとは思っていますけれど。」

 

八幡「………お前に作るのはこれが最後だ。」

 

マックイーン「そんな事言わないでくださいっ!!」

 

 

いやいやだってお前なら実家で作ってもらえるだろ。何で一介のトレーナーに過ぎない俺に頼み込んでくるんだよ。それに今回使った食材費はそっち持ちだった事忘れんなよ?ちゃんと請求するからな?

 

 

ーーー砂浜ーーー

 

 

アヤベ「今日は大変だったわね。」

 

八幡「あぁ、全くだ。まぁ自分から言った事だから仕方ない事だけどな。にしてもお前、いつも此処に居るな?理由でもあるのか?」

 

アヤベ「別に……星がよく見えるから、それだけ。」

 

八幡「……この前とは違う理由なんだな。てっきり今日も騒がしいのかと思ってたぞ。」

 

アヤベ「……それもあるわ。」

 

 

あぁ、やっぱりあるのか。

 

 

アヤベ「……貴方も、星が好きなの?」

 

八幡「ん?いや、特別好きって感情は無いな。単にこの場所が1番落ち着けるからってだけだ。まぁ眺めが良いってのもあるけどな。最初の日に話しただろ?」

 

アヤベ「そうだったわね……」

 

 

………ホント、全く会話しないけどこの時間って良いよなぁ。マジで落ち着ける。

 

 

八幡「………」

 

アヤベ「………」

 

八幡「………」

 

アヤベ「………」

 

八・ア「あっ。」

 

 

流れ星……

 

 

アヤベ「………」

 

八幡「……願い事を3回も言う暇なんて、無いよな。」

 

アヤベ「……そうね。1度目を言う前に流れ終わってしまっているものね。」

 

八幡「願い事にもよるが、叶えられる夢なら自分で掴み取るのが1番だよなぁ……」

 

アヤベ「………例えば勝ちたいレースに勝つとか、かしら?」

 

八幡「そうだな……まぁ神頼みってのも悪くはないとは思うが、そういうのが1番身を結ぶのって自分がどれだけ努力を重ねたかだろ?そりゃ報われない時ってのはあるだろうけどよ、実直にやってれば報われずとも裏切られる事は無いだろ。」

 

アヤベ「……えぇ、そうね。」

 

 

 




マックイーン、今年は泣かなかったかな?
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