比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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おイヌ騒動

 

 

シービーside

 

 

八幡「おい、もう少し離れろ。」

 

ブラスト「遠慮する事無いんだぞ〜!あたしはすっごく嬉しいんだぞ〜♪」

 

八幡「いや、そういう問題じゃなくて………景色が見たいなら場所変わるぞ?」

 

ブラスト「んんぅ〜?確かに眺めは良いけど、あたしはトレーナーの場所が好きなんだぞ〜!」

 

シービー「………ねぇ。」

 

八幡「とりあえず理解した。だがパーソナルスペースは少しだけ何とかしてくれ。」

 

ブラスト「うん、分かったぞトレーナー!」ギュ∼!

 

八幡「だからそういうのだって……」

 

シービー「ね〜ぇ〜!」

 

ブラスト「なぁトレーナー、頭を撫でてほしいぞ〜!ワシャワシャしてほしいんだ〜♪」ギュ∼!

 

八幡「いや、君ね……さっきの俺の話聞いてた?」

 

ブラスト「でもブーはトレーナーが好きだからこうしてたいんだぞ〜♪」ギュ∼!

 

シービー「ねぇってば〜!!」

 

八幡「……ちょっと悪いブラスト。どうしたシービー?そんな大声出してよ。」

 

シービー「どうしたもこうしたも無いでしょ!?何で八幡の隣に既に誰かが座ってるのっ!?行きはライスに取られちゃったから帰りはあたしがって思ってたのに〜!」

 

八幡「あぁ〜……いや、俺も分からん。いや、お前だって分かってるだろ?俺は人数確認してからバスに乗り込んだ、俺も席に着いたところでブラストがやってきて今に至る……見てただから知ってるだろ?」

 

シービー「うん、知ってる……知ってるよ!だからこうなってるんだよっ!?先を越されたあたしの気持ちを少しは汲んでくれないっ!?」

 

八幡「まぁ少しは俺から距離を置けっていう神様からの思し召しじゃねぇの?」

 

シービー「そんな思し召し知らないもんっ!!」

 

ブラスト「ん?ひょっとしてシービーさんはトレーナーさんの隣がいいのか?それじゃあブーとトレーナーさんの席を交換してシービーさんが助手席に座れば一件落着だぞっ!」ギュ∼!

 

シービー「よし、すぐに実行しようっ!!」

 

 

夏合宿が終わって、今はバスに乗って学園まで帰ってる途中……なんだけどっ!!!帰りはあたしが八幡の隣に座ろうと思っていたのに、いつの間にかブラストとかいう何処かのワンちゃんが八幡の隣に居座ってたんだけどっ!!

 

 

※君も立派なワンちゃんですけど?

 

 

な・ん・だ・け・ど~。八幡とブラストの席を交換すれば解決するって提案してくれたんだよね~♪いやぁ~よく出来た子だねぇ~!

 

 

ブラスト「それじゃあトレーナー、席を交換するんだぞ~!」

 

八幡「……はいはい。」

 

 

八幡とブラストが席を交換し終えたところで、あたしは助手席を用意して八幡の隣に座った。

 

 

シービー「いやぁ~分かち合いって素晴らしいねぇ~♪こういうのが1番だよぉ~♪」ギュ∼!

 

ブラスト「うんうん、トレーナー!頭を撫でてほしいんだぞ~!」

 

シービー「八幡八幡、あたしも~♪」

 

八幡「君達ね……俺は便利屋じゃないんだからそういうのは受け付けてないの、友人に頼みなさい。」

 

ブラスト「えぇ~でもトレーナーは男だろ?ブーは父ちゃんから頭を撫でてもらった事はあるけど、他の人からは無いんだぞっ!だからトレーナーに撫でてもらいたいんだぞっ!」

 

シービー「あたしはいつも通り……じゃないけど、久しぶりにやってもらいたい~!」

 

八幡「やらない。」

 

ブラスト「トレーナーケチなんだぞ~!」

 

シービー「そうだ~やれやれ~っ!」

 

八幡「君達、此処はバスの中だから静かにしようか。寝てる奴も居るんだから。」

 

シービー「じゃあやって。」

 

 

だって天皇賞からずっとしてもらってないんだもんっ!もうこれはやってもらうしか無いもんっ!

 

 

ーーー学園ーーー

 

 

八幡「はい、それじゃあこれで解散!」

 

シービー「八幡はどうするの?」

 

八幡「俺はトレーナー室に行く。多分書類が溜まってると思うからそれの処理だな。」

 

シービー「じゃああたしも行くっ♪」

 

八幡「ついて来なくていい、面白くないぞ。」

 

 

そんな事言われてもついて行くも~ん。

 

 

ーーートレーナー室ーーー

 

 

八幡「はぁ……俺、この学園の教職員でもないのに何でコレが回ってくるんだか。」

 

シービー「何々?」

 

八幡「授業の臨時教官だってよ。同じ教職員間でやり取りをすればいいのに。」

 

シービー「やっぱりアレじゃない?八幡が頼りになるからっ!だからこんな風にお願いされるんだって~。」

 

八幡「……もっと頼りなくすればこんな事も無くなるか?」

 

シービー「いや、もう無理だと思うなぁ~あたしは。」

 

八幡「まっ、俺達はこれから秋のレースに向けて忙しくなるから無理だけどな。」

 

 

まぁだよね~。トレーナーのお仕事がどんなのかは見てるけど、デスクワークも忙しそうだしねぇ~。それなのに未担当の子達の授業を見る暇なんて無いよね~。

 

 

八幡「………」

 

シービー「八幡、面白いの何かあった?」

 

八幡「ん~取材とかテレビ出演とかの依頼はあるが、他は特に無いな。」

 

シービー「そっかぁ~……ねぇ、ボール遊びでもする?」

 

八幡「しないしない。これから雑務だから。これから仕事だから。」

 

シービー「面白くないなぁ~。」

 

八幡「だから言っただろ、面白くないって。」

 

 

うん、確かに言われたけどさ……こんなに何も無いとは思わなかったよ?八幡、お仕事終わったらボール遊びしようねっ♪

 

 

 

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