比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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走れない日は……

 

 

八幡side

 

 

毎日王冠まで残り1ヶ月を切って、いよいよ俺達もレースに出る準備を始めている。追込も夏合宿で終わってるから、今は調子を整える事に専念している。最近ではよくエースTと話す事が多いのだが、向こうの調子も上向きらしい。今のところは同じ路線だから最大のライバルになりつつある。だからといって俺達は特にピリピリする事は無かった。普段通りに過ごしているし、偶に一緒にカフェテリアで食事を摂る時だってあるくらいだ……まぁ、飯を作ってくれと言われる事もある。

 

エースがあぁいう性格だから、こっちも正面から話しやすい。まぁこっちも小細工をするような事はしないしな。っていうかシービーがそういうの嫌いだし。

 

 

シービー「41…42…43…44…45…」

 

八幡「いいぞ、後5回………よし、OK。」

 

シービー「ふぅ……次って上体起こしだっけ?」

 

八幡「あぁ、50回な。」

 

シービー「オッケー!」

 

 

今日は雨だから室内で筋トレをしている。シービーが外に飛び出しそうにしていたが、トレーニングは中でやるって言ったら少し残念そうにして戻って来た。まぁずぶ濡れになった挙句に体調不良なってレース回避になるよりかはマシだからな。

 

 

八幡「3……2……1……0、はい終わり。」

 

シービー「ふぅ〜……ねぇ八幡、一緒にやろうよ。その方がモチベーション上がるしさ〜。」

 

八幡「そしたらお前を見る奴が居なくなるだろ。俺は身体を少し動かす程度で良いんだよ。」

 

シービー「えぇ〜一緒にやった方が楽しいのになぁ〜……少しだけでいいからやろうよ〜!」

 

八幡「却下。さっきも言ったが、お前を見る奴が居なくなるだろ。」

 

ジェンティル「あら、では私が立候補しても?」

 

八幡「っ!ジェンティル……」

 

ジェンティル「ご機嫌よう。話を戻すけれど、2人のトレーニングを私が見ますわ。今日のメニュー表を貸してくださるかしら?」

 

八幡「………ほい。」

 

ジェンティル「………さっき見ていたけれど、今は本メニューの2番目かしら?」

 

八幡「そうだ。んで今は1セット終わったから残り2セットだ。」

 

ジェンティル「では、少しメニューを変えますわ。種目はこのままで行きますけれど、正しいフォームで出来ていなければカウントしませんわ。それともし5回以上間違ったフォームでした場合、最初から振り出しにします。」

 

シービー「ハ、ハードだ………」

 

ジェンティル「その代わり回数は減らすし、スピードもゆっくりやりますわ。良いですわね?」

 

 

………あっ、もうやるのは決まってるんだ。

 

 

八幡「はぁ……分かったよ、付き合う。」

 

シービー「やったぁ〜♪」

 

八幡「その元気、2セット終わった後も残ってると良いな。っていうかジェンティル、自分のトレーニングは良いのかよ?」

 

ジェンティル「シービーさんは勿論ですけれど、貴方がどれだけ正確に出来るのか興味がありますの。」

 

八幡「本命俺なのかよ……けど今はシービーを見てくれよ。俺は少しでいいから。」

 

ジェンティル「いいえ、妥協は許しませんわ。」

 

八幡「そうかよ……」

 

ジェンティル「それじゃあ、始めますわっ!」

 

 

その後はジェンティル即席の筋トレが始まったんだが、思いの外キツかった。だが良かったのは5回連続の失敗は無かった。因みに1種目30回でやっていたんだが、俺は合計で5回くらいしかミスはしなかった。シービーはもっと多かったけど。

 

 

シービー「あああぁぁぁぁ〜………腕がプルップル〜!明日どうなるかなぁ〜?」

 

ジェンティル「ですがお2人共良い動きでしたわ。貴方はとても良い動きでしたわ……正しいやり方で行えていましたので、私もとても良い気持ちで見る事が出来ましたわ。」

 

八幡「そりゃどうも……はぁ、筋が痛ぇ……明日は筋肉痛確定だな。」

 

ジェンティル「今日はタンパク質と炭水化物を摂る事をオススメしますわ。」

 

八幡「だってよシービー、今晩の食事はタンパク質と炭水化物だからな?」

 

シービー「えぇ〜八幡作って〜。」

 

八幡「俺はトレーナーであって家政婦じゃない。自分で作りなさい。」

 

シービー「じゃあプロテインバーで良い?」

 

八幡「お前、晩飯それだけ?身体壊すぞ?」

 

 

ただでさえ週に2回俺がカフェテリアで飯作ってるのに、今でもこんな感じの食生活?ホント自由なんだなコイツ………縛られないってのはある意味良い事なんだろうが、管理する側からすれば結構困るな……

 

 

八幡「とりあえずコンディションの調整は頼むぞ?これは俺でもサポートするくらいしか出来ないんだから、お前自身で整えてくれよ?」

 

シービー「分かってるよ八幡、本番までにはちゃんと仕上げるから。」

 

八幡「ん、ならいい。」

 

ジェンティル「ところで貴方、私のトレーニングを見てくださる?」

 

八幡「……仕方ない、分かったよ。シービー、お前はダウンしてからストレッチに移れ。」

 

シービー「八幡、その子と2人だからって変な事しないでよ?」

 

八幡「するかアホ。仮にやろうとしても蹴り飛ばされて大怪我するのがオチに決まってんだろ。」

 

シービー「まっ、そりゃそうだよね〜。」

 

 

っていうかジェンティルって筋トレ以外のトレーニングってしてるのか?グラウンドで走ってる姿を見た事って1度も無いんだが?




ジェンティル即席の筋トレはキツかったでしょうね〜……
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