比企谷八幡、ウマ娘トレーナーになる!   作:生焼け肉

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失敗?

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

 

………俺は今、非常に困っている。どうしてこうなったんだと言いたくなってしまう程には、この状況を何とかしてもらいたい気持ちでいっぱいだ。その理由は………

 

 

シービー「八幡、次は次はっ!?早く~っ♪」

 

ブラスト「トレーナー、早く投げてほしいんだぞっ!!ブーもっとやりたいんだぞっ!!」

 

チヨノオー「トレーナーさん、もっとお願いしますっ!」

 

タイキ「トレーナーさん、まだまだやりたいデェ~スッ!!」

 

デュランダル「トレーナー殿、もう1度ご指導お願い致しますっ!!」

 

 

………勘違いしないでほしいんだが、俺はシービーと普通にトレーニングをしていた。トレセン学園にある何処で作ったのかも分からない大砲の中にボールを入れ、撃ったと同時にそのボールをキャッチするというトレーニングだ。それを見ていたウマ娘達が1人、また1人とやってきてこうなってしまったというわけだ。っていうか俺も投げてはいるものの、大砲みたいに遠くに飛ばない。それなのに全員が俺が投げたボールを取りに行くのだ……いや、他4人は分かるがシービー、お前は大砲のボールを取りに行け。

 

 

それと何故かは分からんが1人増えてるのはどうして?

 

 

八幡「もう疲れたから俺はもう投げない。っていうかシービー、お前は大砲のボールを取りに行けよ。お前までこっちに参加してどうすんだよ。」

 

シービー「いやぁ~あまりにも羨ましかったからつい~……」

 

チヨノオー「では後1回だけっ!1回だけお願いしますっ!」

 

八幡「……俺の勘だけどさ、君達ボールを拾いたいだけなんじゃねぇの?」

 

デュランダル「そのような事はありません!私はトレーニングとして「じゃあ投げるのは俺じゃなくてもいいよな?っていうか俺じゃない方がいいよな?」……トレーナー殿が投げたボールを拾う事に意義があるのですっ!」

 

ブラスト「ブーはトレーナーが投げたボールを取りたいからトレーナーが投げてほしいんだぞ~!」

 

 

はぁ、ダメだコイツ等……これは全く動きそうに無い。仕方ない………

 

 

八幡「いいか、これが最後だからな?コレ投げたらもう投げないからな。」

 

シ・ブ・チ・タ・デ「はいっ!!」

 

八幡「因みにシービー、お前だけは大砲だからな。」

 

シービー「分かってるよ~!」

 

 

何故だろう、今のシービーを全面的に信じる事が出来ない……

 

 

ーーー部室ーーー

 

 

八幡「……あのボールトレーニングは封印だな。」

 

シービー「えぇ~楽しかったのになぁ~。」

 

八幡「途中から変な連中が参入してトレーニングどころじゃなくなっただろ、あれじゃトレーニングにならない。はぁ……先輩に聞いたやり方だったのに、初手からこんな事になるとはな。」

 

シービー「まぁ確かにどうなるんだろうとは思ったかな。」

 

八幡「お前もお前で楽しんでんじゃねぇよ。途中からトレーニングそっちのけになってたじゃねぇか。」

 

シービー「しょうがないじゃん!八幡が投げたボールなんだから反応しちゃうんだもんっ!」

 

 

何がしょうがないだよ、取った瞬間『やった~!!』とか言って嬉しそうに戻って来やがったくせに……向こうに取り残されたボールが惨めに見えたんだぞ、俺は。

 

 

ーーートレーナー寮ーーー

 

 

八幡「はぁ………」

 

「おっ、比企谷。帰って来たか。」

 

八幡「あぁ、先輩。お疲れ様です。」

 

「おう、お疲れ。それで、どうだった?俺の教えたスピードトレーニング。」

 

八幡「その、なんていうか………失敗しました。」

 

「……え?」

 

 

俺はトレーナー寮の食堂で先輩と食事をすると同時に今日のトレーニングの事を話した。

 

 

「………済まん、どうしてそうなったのか俺には理解出来ないんだが。」

 

八幡「当の本人の俺でも理解出来てないんですから当然です。すみません、良い報告が出来なくて。」

 

「いや、それは構わないんだが……お前ってホントにすげぇのな、だってお前の所に来たウマ娘達って話した事はあってもそんなに交流の無いウマ娘なんだろ?それなのに……」

 

八幡「そのおかげで今日はずっとボール拾いをさせてましたよ。俺の腕、明日は使い物になりませんよきっと。」

 

「筋肉痛ヤバいだろうな……なら他のトレーニングも教えておこうか?一応スピード中心のトレーニングにはなるんだが。」

 

八幡「それって道具使います?」

 

「パラシュートを使う。」

 

 

………来そうだなぁ。

 

 

八幡「……すみません、またの機会にします。」

 

「まぁ、そうだよな。」

 

八幡「とりあえずあのトレーニングは封印しました。もしやってるところ見つかったらやらせろってうるさくなりそうなので。」

 

「その方が良いだろうな。ただでさえお前は注目浴びやすいし。」

 

 

その注目は不本意ですけどね。

 

 

「とりあえずもう1個聞かせてくれ。おかずの交換って受け付けてるか?」

 

八幡「……此処で生活してる人達って朝も晩も絶対聞きますよねそれ。まぁ別にいいですけど。」

 

「ここだけの話、お前の作る料理が美味過ぎて、一時期お前を除いた寮暮らしのトレーナー達で食費折半してお前におかずだけ作ってもらうって計画してたくらいだ。」

 

八幡「……一体何してるんですか?」

 

「あぁ、そう思って今は早い者勝ちでお前からおかず貰えるかどうかを交渉で頼むってのが流れになってる。」

 

八幡「俺の料理で寮のトレーナー達が動くってあまり聞きたくなかったんですけど……じゃあ俺が寮からどっかに引っ越すって言ったらどうするつもりだったんですか?」

 

「多分だが、お前の住所聞いてあやかりに行ってたかもな。」

 

 

ウマ娘に限らず、トレーナー達の行動も読めなくなってきてるんだが?

 

 

 




なんか1人、増えてましたね……
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